英雄者、異世界を駆ける改   作:カオスサイン

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EPⅢ「登場、青き獅子と深緑の鷲を受け継ぎし者」

Side?

「実に久し振りねこうやって私達が集まるのは」

「はあはあ…」

私はサーシャ、エルフの王族よ。

今日は[種族の集い]による会合が開かれたのだが…。

「ガルー?本当にどうしたんだ?…」

会合を進める中で狼人族の現長となっていたガルーの様子がどこか可笑しかった。

「今回皆様方に集まって頂いたのはガルーのアニキの様子についてなんです…アニキの話によるとどうやら…」

「「!」」

ガルーの側近の者が代わりに話した内容に私達は驚愕した。

彼によると私達がそれぞれの国に重要任務として監視と見極めを任されていて結局力となりえないとの判断を下され騙し討ちし切り捨てた人族の少年ライトが最難関ダンジョンである筈の奈落で生還しており更にどういう訳なのかLV9999になっておりガルーと取り巻き達は手酷くやられたらしい。

「LV9999だと!?歴史史上でも到達出来得た人物など確認されていないぞ!?」

「でもガルーが嘘吐くメリットって皆無だし…」

ガルーの話が到底信じられないもののため他の者達は判断に困っていた。

「…真逆アイツのギフトの真価って!…」

「?何か分かったのかシオン?」

そこでダークエルフ族のシオンが何かに気が付く。

「恐らくライトがギフトの真価を発揮出来得たのは魔力の高さ…」

「魔力?あの餓鬼にそこまでの力は無かった筈だが…」

「いや違う決して本人の資質ではない…可能性が有るとすれば空気中に漂う魔力濃度だろう」

「「!?」」

シオンの推察に私達は驚いた。

「す、すると真逆アイツを奈落に同行させた事自体がギフト覚醒の鍵だったと!?…」

「そうとしか考えられないかな」

「「…」」

シオンの返答に私達は顔を見合わせた。

「私らはアイツにかなりの猶予を与えてしまった事になる…地上なんて瞬く間に制圧可能な戦力なんて粗方揃えてしまっている頃合いなのはまず間違い無いだろうね…最初から敗北が決まっている賭けなんかに乗る気なんて更々ないよ…最も向こうからやって来るのは最早時間の問題で避けようがない訳だが…」

「私は気高き竜人の皇…たかが家畜に下に見られるなど!…」

「ワシもだ…いくらLV9999といえどもワシの制作した傑作武具で対抗しもう一度叩き落としてくれようぞ!」

「オイラもさ!」

どうやらプライドが人一倍高い竜人族のドラゴとドワーフ族のナーノ、ケンタウロス族のサントルは抗戦を選んだようだ。

「…」

「むう…」

一方、私と鬼人族のオボロは迷っていた。

「次にあ奴に狙われるのは間違い無くお主であろうな…」

「う…」

確かに私達の中でライトに一番恨みを買ってしまっているのは他でもない自分だろう…でも…

「あれは仕方無かった事なのよ!…他の皆だってそうでしょう!?

今更どうすれば良いっていうのよ…」

そもそもあの子には一方的に想われていただけで私は彼に告白なんてされていない。

手酷い苦痛の言葉を浴びせてしまい傷付けて見捨てたのは覆せない事実ではあるのだが…

「オボロはどうする気なの?…」

「強者と戦り合いたいのは山々ではあるがなにも死合をしたい訳ではないからな…というか我自身はあ奴に何かした覚えはないぞ…見殺しにはしてしまったが…」

「…そういえばディアブロは?…」

「む?そういえば先程から姿をみかけていないな…」

「ま、真逆!?…早まった事なんかしないわよ…ね?」

魔人族の皇子であるディアブロの姿が何時の間にか見えない事に私達は緊張する。

けれどライトの詳しい現状が不明なままな以上やれる事はあまりないだろうと解散となった。

 

数時間後、Side錬冴

『錬冴、候補が決まった者が居る』

「何!それは本当か?!」

『ああ、合流するとしようか』

テガソードからゴジュウシャー候補が決まった枠の人物が来たとの話を聞き示された合流地点へと向かったのだが…そこで予想外な事が起きた。

「え!?き、君は!?…」

「どうも、元アイドルグループユニット「星♡羅」の星乃可和 桐南だよ!☆

今はゴジュウレオンやってるよ!」

な、なんで!?…俺が命を張って守り抜いた筈の最推しの星乃可和桐南ちゃんが目の前に居た。

「ど、どういう事だテガソード!説明してくれよ!」

『お、落ち着け錬冴…私から説明するよりも彼女達から聞いた方が早い』

嘘みたいな状況に混乱してテガソードに詰め寄るもそう言われ落ち着く。

「あっと、こっちはあたしの弟の星乃可和 音衣也 ゴジュウイーグルだよ☆」

「よろしく…」

桐南ちゃんって弟が居たのか!ってそれよりも…

「あ、あたしとねー君が此処に居る理由だったね…それはねもうホント色々あってね…実はね…」

「ええ…ま、マジなのかよ…そんな事って…」

桐南ちゃんから事情を聞かされた俺はおもわず頭宇宙猫になりそうだった…てかなった。

どうやら俺が彼女達をイカレストーカー野郎から守ってから数日後、休日オフを過ごしていたら別のストーカー野郎が現れて刺されてしまったらしい。

襲撃事件が発生してから弟が影ながら警護していたみたいだがそっちは彼と付き合っていると盛大な妄想に陥った顔見知りでもなかったヤンデレ女生徒に刺されたらしい。

それで二人共あえなくお亡くなりになったがテガソード、別次元の女神様に呼び寄せられて今に至るらしい。

「あ、そうだった。

はい、君にもコレ!」

「ええ!?コレって!?…」

桐南ちゃん達から話を聞き終えると彼女からある筈のない驚くべき物を手渡された。

「デンジスパークリングにVSチャンジャー、ドロンチェンジャー!?それにトッキュウブレスとライブブレスまであるじゃないか!な、なんで!?」

「私達を転生させてくれた女神様からの特典、ねー君が気を利かせて望んだみたい!」

「…姉さんの言う通り…女神様曰く第一次ユニバース大戦でスーパー戦隊のロボ達が墓場で眠っていた影響もあって戦隊本来の力を扱う事が不可能に陥っていた…だけど吠さんが争奪戦に勝ち残ってセンタイリングの力が解放された事によってロボも完全に蘇り又本来の力を開放出来るようになった…異世界だと本来の力を削がれているリングじゃ対応出来ない事も起こりえる…」

「成程!…」

そうか、そういえば歴代ロボ達も復活してても何ら可笑しくないものな。

「だから今僕等が所持しているリングの戦隊の力を扱えるようにしてもらった」

「ちなみにあたしがトッキュウジャー、ねー君がライブマンリングを所持してるよ」

「そういう事だったか」

『だがその力はリング争奪戦では例外の事態を除いて使えないように私の権限で封印処置を施してあるから注意するんだ』

気の利く奴じゃねえかと思っていたらテガソードがそう口を挟んでくる。

ま、それもそっかフェアじゃなくなるしな。

「ところでこの異世界はどんな世界なんだ?

僕はあんまアニメとかは観ていなくてさ…」

「一応異世界ファンタジーではあるのだけど主人公が人生舐めくさきっているただのイキリカス野郎なんだよなあ…誰がユニバース戦士なのか未だに分かっていないし」

「そんなになの?…」

「ああ…そもそもそのカス主人公が追放されたのもほとんど最低限の事以外何もやってこなかったから簡単に切り捨てられただけっていうものだし…それを棚上げして逆恨みと我儘を繰り返してるだけの糞ガキなんだよ」

音衣也君が質問してきたので俺は答える。

「兎に角ユニバース戦士を探しながらその主人公(笑)くんに狙われている人達を守れば良いって事か?」

「ああ、それには意識改革も行っていかないとな…エルフ族の現女王派は差別主義者ばっかだし。

という事であそこの城へとまずは向かうとしますかね」

「OK~!☆」

「了解した」

俺達は方針を決めエルフの城へと向かうのだった。

 

 

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