英雄者、異世界を駆ける改   作:カオスサイン

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EPⅥ「資格と邪PARTⅢ」

Sideサーシャ

「ぎゃああああー!?」

「ッ!…」

「さあ、次は君の番だよサーシャ」

「ら、ライト…」

ライトとその仲間が復讐する為に襲撃を仕掛けてきた。

私の婚約者であるミカエルですら彼等には手も足も出ず挙句に私を盾に自分だけ助かろうとしたが彼が見逃してくれる筈がなかった。

「おっと、そこまでにしてもらえるかい」

「…誰だ?」

そこに青と緑の不思議な恰好をした謎の人物達が現れる。

「ライト様!ここはお下がり下さいませ!」

ライトの傍に仕えていたメイドが謎の人物達に仕掛ける。

「無駄」

「私の動きが全部読まれている!?…そんな馬鹿な事が!?…」

「す、凄い!…」

メイドの攻撃を全ていなす謎の人物達に私は驚愕する。

「どうやら間に合ったようだね」

「?…!?」

其処に又別の攻撃が飛んで来てメイドは慌てて回避した。

同じ姿をした赤い謎の人物の二人がメイドの前に立ち塞がる。

「新手!…しかしこの魔力の感じは…」

メイドの言葉に謎の赤人物達は無言のまま真の姿を露わにした。

「アイスヒート!?何故此方に攻撃を!?」

その内の銀の手形の様な剣を持った人物にメイドは驚いていた。

「己の為すべき事に気付き縛られていた運命の鎖から解き放たれただけの事さ」

もう一方の青年がそう答えた。

 

Side錬牙

「敵になったというのなら例え元仲間であろうと容赦致しません!」

「作られたシステムという名の鎖に未だに縛られ続けている奴の言葉なんて響かねえよ…」

ン・マの依代となってこの世界に復活していたダゴンらを倒しエルフ領へと戻るとイキリカスがサーシャに攻撃しようとしていたのでユニバースマジレッドに選定されたアイスヒートちゃんが仲間になってくれた事で俺もマジレンジャーの力が解放されマジレッドに変身、ダブルレッドファイヤーで躍り出た。

「スフィンクス神、トール神!彼女の相手を頼む」

「いいでしょう」

「分かった」

二人に忠犬メイドの相手を任せて俺はイキリカスの前に立ち塞がる。

「お前人族だよね?僕の邪魔をする気かい?」

「テメエが人間代表?英雄?ちゃんちゃら可笑しいね!

本物の絆というものを育むこともしてこずに力を振るい続けるだけの愚か者が!」

俺はイキリカスにそう言い放ちVSチェンジャーを取り出す。

『010 マスカレイド!』

「怪盗チェンジ!」

『ルパンレンジャー~!』

「はっ!」

ルパンレッドに変身した俺は即座にVSチェンジャーの弾丸をイキリカスに向けて撃ち放つ。

「そう…どうしても邪魔したいみたいだね」

対するイキリカスは馬鹿正直に魔法攻撃を繰り出してくる。

「なっ!?…」

VSチェンジャーの弾丸は奴の魔法攻撃をものともせずに奴の肩へと直撃する。

「隙だらけだぞ!」

「はっ!?…」

隙だらけの奴にダイヤルファイターをVSチェンジャーから素早く取り外し奴の目の前に翳す。

『09090909999090990…』

「よっと!」

「このっ!…!?魔法が出ない!?…何をしたああー!?」

「自分で見てみろよ」

「!?」

奴は魔法が出せなかったことに疑問を感じステータスを覗いた。

「ど、どうしてステータスが白紙になっているんだ!?」

「コレ何だと思う?」

奴が自身のステを見て驚愕した所で俺は種明かししてやる。

「それは真逆!?…」

「そうだ、こいつはテメエの力の根源そのものさ!」

簒奪した奴の力の根源をこれみよがしに見せつける。

「か、返せえー!」

「返せ?テメエなんかに元々こんな大層な力扱う資格なんざねえんだよ!

己の一方的な我儘ばかりを振り翳して押し付けてくるだけの何の重みもありゃあしねえ!」

「何を意味の分からない事を!…」

「理解しようともしねえか…テメエは力の有る無しに関わらず自ら誰かの特別になろうと動こうともしなかった…だから誰からも心の底から想われる事無く切り捨てられただけの事…デンジスパーク!」

俺はそれだけ言い一度変身を解き、今度はデンジレッドに変身する。

「デンジナックル!ほわったあー!」

「ぐげぼぼほ!?…」

デンジナックルの連撃を繰り出しイキリカスをブン殴りつけまくる。

「テメエは結局他種族らと己で手を取り合えたであろう道を切り開こうともせずに他人任せにしていただけに過ぎん!

抱いた恨みも見当違いもはなただしい戯言に過ぎない!」

「おがが…」

俺は打撃連打を浴びせたイキリカスを放り投げた。

「うぐ…ら、ライトさ…」

一方、スフィンクス神達を相手取っていたメイドは冥府神達の圧倒的な力の差に敗れた事と仕主が完膚無きまでに叩きのめされた事で心が折れたのかカードの状態に戻ったかと思うと消えた。

 

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