帝国の皇   作:白峰蓮

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ようやくかけました。仕事+プライベートあるの全然進まない。
毎日上げてる人すごいと言わざるおえない


サッカーバカとの出会い

「雷門中、伝説のイナズマイレブンね」

 

 皇は雷門中サッカー部について情報を集め始めていた。

 当初帝国学園サッカー部資料庫にて資料を探していたが

 あらゆるチームの詳細データが保管されている資料庫だが

 雷門中のデータは存在しなかった。

 インターネットから情報を収集し1つの記事を見つけた。

 40年前中学サッカー界で無類の強さを誇った雷門イレブン

 彼らを「イナズマイレブン」と呼んだと。

 

「決勝にも進んでいたようだが結果の内容までは乗ってないようだな。

 帝国が勝ちはしたのだろうが」

 

 皇はなんとも言えない情報の少なさに悶々とするなか、

 イナズマイレブンに興味がわき始めていた。

 

「(資料庫にもネット上にもここまでないとなると現地に行くしかないんだが

 流石に雷門中で調査するのもな。となると)」

 

 インターネットで雷門中の場所を調べる。

 

「稲妻町、民営の図書館であれば何か情報があるかもしれん。行ってみるか」

 

 

 ~~~~~~~稲妻町~~~~~~~~

 

 電車に揺られ十数分目的地である稲妻町最寄り駅に到着

 

「さて図書館まではここから徒歩10分ほどか」

 

 携帯端末で図書館までのルートを検索し歩き始める。

 見慣れない街の景色を眺めながら歩いて10分ほど目的地

 である民営図書館に到着する。

 

「(ついたのはいいがさすがにこの中から資料を探すのは骨が折れるな、となれば)

 すいません、40年前の雷門中サッカー部についての資料はありますか?」

 

 こういうことは職員に聞くのが一番である。

 受付にいた20代半ほどの職員に尋ねる。

 

「少々お待ちください。申し訳ありません。

 お調べしましたが、雷門中サッカー部までの詳細までは確認できず.

 40年前のサッカー関連の資料はスポーツ区画の3番目の棚にございます」

 

「わかりました。ありがとうございます。

(ある程度絞り込めたなら十分か)」

 

 教えてもらったスポーツ区画に向かう。

 

「中学生世代の資料はこのあたり。

 大分あるが、しらみつぶしでさがすしかない」

 

 ~3時間後~

 

「.ない。ここまで見つからないとは思っていなかったな」

 

 大分資料を探したが目当ての情報はなかなか見つからず

 苦戦を強いられてい所だった。

 

「あら、珍しいもの調べてるわね君」

 

「えっ?」

 

 突然の問いかけに横を振り向くと40代いや50代ほどの女性が声をかけてきた。

 

「サッカー関係の資料を見に来る子はいるけど~」

 

 物珍しそうな顔で見られているが急に声を掛けられ

 見知らぬ人に顔を覗き込まれるのもいい気分ではない。

 

「あの、どなたでしょうか」

 

 シンプルな疑問と少し嫌悪感を交えた問いをかける。

 

「あっごめんなさいね。40年前の資料見てる子なんてなかなかいなくて、

 私はここの職員なの。かれこれ務めて30年近くになるわ」

 

「(.職員だったのか)えっと」

 

「それにしても懐かしいわね。私がまだ学生の頃の資料もあるわ~

 当時は中学生だったけど、好きだった男の子がサッカー部でね。

 ここにきてルールなりなんなり話の話題のために勉強したのよ~」

 

「(俺は今一体何を聞かされているんだ)」

 

 職員のおばさんのトークは止まらずうんざりし始めたところだったが。

 

「うちの中学は当時強くてねぇ。確か決勝まで行ったんじゃなかったかしら

 確かナントカイレブンって呼ばれてたと思うんだけど」

 

「それはイナズマイレブンのことですか!!」

 

「あっそうそう! イナズマイレブンよ。

 当時はかなり有名だったけどもう噂も聞かないわねぇ」

 

「(.イナズマイレブンを知っていてここの職員聞かない手はない)

 俺はそのイナズマイレブンについて調べに来たんですが、

 なかなか見つからなくて、どこかに資料ってありませんか」

 

「あらそうだったの。ここは雑誌やルールとかの本のコーナーだから

 そうねぇ。古い新聞に特集とか組まれていたと思うからその当たりかしらねぇ。

 よかったら探してくるからまっていて」

 

「すいません、お手数をおかけします」

 

「いいのよ。これが仕事だもの。

 その間にその山のような資料は戻しておいてね!」

 

「.はい」

 

 指摘された資料の山。3時間かけて読み漁った本の山だ。

 大分たまっている。これを戻すのは一苦労しそうだ。

 

 

 ~~30分後~~~

 

「お待たせ、ざっとこのあたりね。

 読み終わったら受付に持ってきてくれればいいわ」

 

「ありがとうございます」

 

 資料の山も片づけ終わり職員のおばさんから目当ての資料をもらい

 早速目を通す。

 

 ###################新聞記事#####################

 [元日本代表GK 円堂大介監督が率いる雷門中。

 その攻撃力はまさにイナズマ、今大会の台風の目のとなるだろう]

 ###################新聞記事#####################

 

「(集めてもらった資料を見るに相当数記事としてとりあげられている。

 実力としては本物だったということだろう。

 目的としては職員のおばさんも言っていたが決勝の結果だ)次の資料は.これは!」

 

 ふと手に取った一枚の記事。そこに書かれているものは求めていた情報ではあったが

 想定したものとは打って変わったものだった。

 

 ~~~~~~~鉄塔広場~~~~~~~~

 

 確認したかった情報も手に入れ帰宅しようとした皇子だったが

 資料返却時に職員のおばさんからせっかく稲妻町に来たならシンボルの鉄塔でも

 見ていくといいと言われ特に興味はなかったが当時のイナズマイレブンもよく

 行っていたとのことだったので時間もあるし立ち寄ることにした。

 

「遠目からでも大きかったが近くで見ると大分でかいな」

 

 シンボルと言うだけあってなかなかの迫力に感嘆の声が出る。

 ドーン ドンッ ドーン ドンッ

 鉄塔に近づく度に大きくなる音。

 

「なんだ? 工事でもしているのか? 特に工事中の看板もなかったが」

 

 興味本意で音源の元に向けて歩き出す。

 そこには常人では考えられない木にぶら下げたタイヤを投げ出し受け止めるを繰り返すバカだった

「たぁっ〜『おい! 危ないぞ!』へっ? (ドォーン)へぶっ」

 

 咄嗟に注意した皇子だったが集中を見出したのか

 タイヤが激突し大きく吹き飛ばされた少年に駆け寄る皇子

 

「大丈夫か! すまん邪魔をしたようだ.怪我してないか」

 

「イテテテ.あぁ! 大丈夫だいつものことだからな!」

 

「いつもって、こんな物毎日やってるのか?」

 

「もちろんさ! どんなシュートも止められるように特訓してるんだ! 

 そうだ! 俺、円堂 守。雷門中サッカー部キャプテンだ! 君は?」

 

「(こいつが雷門の)皇子、皇 皇子だ」

 

「皇か! もしかして皇もサッカーするのか! その靴サッカーのだろ?」

 

「まあな、「じゃあ練習付き合ってくれないか!」」

 食い気味で誘われた皇子、そろそろ帰らなければいけない時間だったが

 特訓の邪魔した手前、断るのも気が引け単純に円堂に興味もあったため

 受けることにした。

 

「わかった。帰る時間もある30分ほどで構わないか?」

 

「本当か! ありがとう! じゃあ俺にシュート打ってくれ!」

 

「いいが、ここにはゴールがないぞ?」

 

「あっ。じゃあこの木からこっちの木までの間くらいがちょうどいいかな

 」

 ゴールがないことを失念していた円堂木と木の間をゴールと見たてることに大体ゴールの大きさと一緒であることを皇子も確認していざ特訓開始

 

「いくぞ! 円堂『こいっ!』おおぉぉっ」ズドッ

 

 最初は5割程度の威力でシュートを放つDFと言っても全ての

 パラメータが高い皇子その辺のFWよりも強力なシュート

 円堂は一瞬驚きと共に反応が遅れたが懸命に横っ飛びし

 腕を伸ばす

 

「はぁぁぁっ!」ビシッ バァァン! 

 

 辛うじて指先で弾きゴールポスト代わりの木に当たりなんとかセーブする

 

「(あれを止めるか中々やるようだ)よく止めたな円堂」

 

「すっっげぇぇ! すごいシュートだな皇!! ジャンジャンこい!」

 

「いいだろう、いくぞ!」 ズトォォッ

 

 次は7割程の力で放ったシュート先程とは逆のコーナーギリギリに

 放たれたボールに懸命に手を伸ばす円堂

 

「おおぉぉぉ! くっ」チッ ダァァァン! 

 

 懸命に手伸ばした円堂だったが先程より鋭いシュートに

 触りはしたものの弾くことはできず後ろの柵に当たり

 ゴールを許す。

 

「クッッソぉ! もーちょっとだったのに! まだまだもっとこい! 

 次は止める!」

 

「(これにも触るか)おもしろい。いくぞ!」 ズドォォッ

 

 先程と同じく7割程の力で放たれたシュート

 円堂はボールにくらいつく

 

「はぁぁ!」バシッ! 

 

 今度はガッシリ両手でシュートをキャッチした円堂は喜びを露わにする

 

「よぉぉぉし! 止めたぞ! 見たか皇!」

 

「(弾かれるならまだしもキャッチされるとはな)

 やるな円堂、止められるとは思ってなかったぞ」

 

「へへへっ! 次だ! もっと打ってこい!」

 

 双方が決める止めるを繰り返し2人のボルテージも上がってきたところだったが終わりの時間が近づいてくる

 

「ハァハァハァ.次だ! こい皇!」

 全力でシュートを止め続け息も絶え絶えな円堂

 

「円堂、そろそろ時間だ。次でラストだ」

 円堂とは違いまだまだ余裕を見せる皇子

 タイムリミットだと告げラスト1本の宣告をする。

 

「もうそんな時間か、よしラスト1本全力でこい皇!」

 

「(全力か)いいだろう! 止めて見せろ円堂! 

 おおぉぉぉっ!」ズドォォォォォォン

 

 これまでに放ったシュートより格段に鋭さを増したシュートが

 円堂目掛けて飛んでいく

 円堂は両手を前に突き出しボールを押さえ込もうとする

 

「たぁぁぁぁ! ぐっ.負けるもんかぁ!」

「(あれは.!?)」

 

 円堂の両手からオレンジ色のパワーが生み出され徐々に

 ボールの勢いがなくなるのを見て驚愕する皇子

 シュートと拮抗していた円堂だったが

 

「ぐわっ! 」ズザァァァァ〜.

 シュートに弾き飛ばされた円堂だったがボールは上に打ち上げられ

 皇子の足元に転がっていく

 

「テテテっ.ボールは? ボールはどこだ?!」

「お前の勝ちだ円堂」

「止めた? 止めた! 止めたぞ! それにしてもすげぇシュートだったぞ皇!」

 

 皇子の足元にあるボールを見て喜びを露わにする円堂

 

「それにしても最後凄まじいパワーを感じだがあれは?」

「そうだよ! なんかこうガッと踏ん張ったらグォォォって力がわいてきて体が熱くなったんだよ!」

「.そっそうなのか」

 

 凄まじいパワーについて聞いた皇子だったが円堂の擬音マシマシの

 説明にたじろぐ

 

「これならじいちゃんのノートに書いてあった技もマスターできるかも知れない!」

「じいちゃん?」

「あぁ! 俺じいちゃんのノートをみてサッカー初めてさ! 

 そこにキーパーの極意とか必殺技とか書いてあってさ! 

 見てくれよここ! 『ゴッドハンド』ってかいてあるんだ!」

 

 自身のカバンからボロボロになったノートを取り出して

『ゴッドハンド』のページを開いて見せてくる円堂だが

 

「(これは)すまん円堂.全くよめん」

「あれ? まぁとにかくじいちゃんが書いた特訓ノートなんだ! 

『ゴッドハンド』もう少しでできそうなんだけどなぁ」

 

 あまりにも雑に書かれた内容で解読不能だったが

 円堂から大切なものであることは伝わった皇子

 

「その『ゴッドハンド』完成するといいな」

「おう! 絶対完成させてやる!」

「じゃあ俺はこの辺で失礼するぞ」

「あぁ! 今日はありがとう! いい練習になったぜ!」

 

 時間も時間なので円堂に帰宅する旨を伝えて

 ゴッドハンド完成に向けての激励をしてその場を後にしようとする

 

「皇!! また一緒にサッカーやろうぜ!!」

 

 円堂の呼びかけに振り返らず手だけで返す皇子

 これが宇宙一のサッカーバカと皇の出会いだった。

 円堂との出会いが今後のサッカー人生を大きく左右する

 ことを皇子は未だ知る由もなかった。

 




てなわけでサッカーバカとの出会いでした。
次回は雷門戦かけたらなぁと思います。
ハイパー遅いですがちょびちょび進めていきます。
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