翌日。学校に登校したアゼスが最初に会ったのは、生塩ノアだった。
「…アゼス君。ちょっといいですか?」
「…ん?なんだ、生塩」
いつもは貼り付けたような笑みを浮かべている生塩だったが、今日は引きつったような笑みを浮かべていた。
「…なぜ…シャーレに所属することになったのですか?学校を辞めてしまうのですか…?」
(…笑顔で詰めてくんなよ…惚れちゃうだろ…」
内心でそう考えつつ、アゼスは返答を少し考え、生塩に向けて話した。
「あ〜…シャーレに所属することになった理由は、先生が心配だったからだな。あの人は一発銃弾食らったらアウトだが、なぜか前線に出たがる。あと、学校を辞めるわけじゃない。たまには来れると思うぞ…って、どうした、そんな顔をして」
生塩はなぜか満面の笑みを浮かべながら、顔を赤くしていた…何なんだ、一体…
「…そうですか。それなら、許してあげます…」
「…そうか…」
俺生塩に何もしてなくね…?
その後教室に入り、うつぶせになっていると、いつもより多くの視線を受けた…皆シャーレって場所が何なのか気になっているみたいだ…
「ねえ、アゼス!」
「…ん?」
次に話しかけてきた奴は、才羽モモイ…だったはずだ。確か、ゲーム開発部って奴に所属してたはず…
基本的に俺には誰も話しかけてこないが、なぜかめちゃくちゃ話しかけてくる奴だ…
正直めんどくさいが、まあ、話し相手がいるのは嬉しいことである。
何故か今日は少し涙目だが。
「ユウカ…から聞いたんだけど、ミレニアムやめちゃうの!?」
この質問を才羽がした瞬間、教室は静かになった…
「いや、やめねえよ。たまには顔を出す。そんときには、またお前と会えるかもな。」
アゼスがその返答をした瞬間、教室には歓喜の悲鳴が訪れた。
(…てかこの学校、というか、このクラス顔面偏差値高くね?コイツらを筆頭に」
気まぐれのアゼスの発言が、教室を悲鳴一色に染めた…
もちろん歓喜の悲鳴である。
…ええ…なんなんだ…急に悲鳴を上げて…
「むふふ…そっかあ…」
「…なんだ…?」
「へへへ…何でもない〜」
…ま、満足そうならいいか。
その後、俺は他の先輩と後輩、例えば黒崎コユキ達や、その他方々から詰められた。ぶっちゃけ面倒くさかった。
授業が終わったのでシャーレに向かう。もう2カ月は来れないと伝えておいたので、大丈夫だろう。
…通知がスマホから鳴りまくっているので、モモトークを見てみる…200件…?
よし。見るのやめた。
ヤンキーに絡まれないように裏道から行く。
今日は絡まれなかった。最高の日だな
「こんにちはー」
そう言ってシャーレの部室の中に入ると、大量の書類に追われて顔が死んでいる先生がいた。
「…やあ。アゼス。早速で悪いけど、この書類手伝ってくれない…?」
…相当追い詰められているようだな。書類の量がとんでとない。山のように積み上げられている…
まあ、手伝う以外に選択肢はないのだが。
「もちろんだ」
…よし、ヨグ。手伝ってくれ。
(了解した。我が主よ)
ヨグと一緒に書類を終わらせることにする。
5時間ほど経ち、書類が終了した。あまりに多すぎる書類に思わず苦笑が漏れる…
…終わったと思っていたが、最後の1枚が残っていた…
めんどくせ…
なんだこれは…アビドスからの救援要請…?先生が見たほうが良さそうだな…
「…先生。これ、先生に向けて、じゃないか?」
「…え?」
そうして先生は俺の差し出した手紙を読み始める。すると先生の書類が終わって少し緩んでいた顔が、手紙を読んでいるうちにだんだんと変化していき、手紙を読み終わったときには頼もしい表情になっていた。
「アゼス。私、ちょっと行ってくる。」
「…水は大量に持っていけよ。死ぬぞ。あと、俺も2時間後くらいには行くからな。」
「うん、分かった。ありがとう。じゃあ、行ってくる!」
…元気があるのはいいことだ…
飛び出した先生を、俺は見守っていた。
…水とか食料とかあんまり持ってなさそうだったが…
…ブルアカの設定分からない。適当に書いてるので…すいません