色々大きい方の空崎 作:今更BLEACHにハマった
ということで本編です。
感想で、イオリの口調が違うとご指摘いただいたので修正します。
まじで、指摘ありがとう
side:ヒナ
私には、今年からゲヘナ学園に入学する妹がいる。
彼女...アキは気付いた時には、私の日常にいた。
私の腕の中で、泣いていて、
小さくて、あたたかくて、
「守らなきゃ」って思うより先に、体が動いていた。
それが、アキ。
私の妹、らしい。
正直、最初はよくわからなかった。
妹って何をすればいいのか、どう接すればいいのか。
でも――
泣き声を聞くと胸がぎゅっとして、
誰かが近づくだけで嫌な気持ちになって、
この子が笑うと、理由もなく安心した。
ああ、これが「お姉ちゃん」なんだって。
そう思った。
少し大きくなって、
アキが私の後ろをちょこちょこついてくるようになった頃。
「ねえね」「ねえね」って呼ばれるたび、
なぜか背筋が伸びた。
かっこ悪いところを見せちゃいけない。
弱音なんて、吐いちゃいけない。
この子の前では、
ちゃんと“強いお姉ちゃん”でいなきゃって。
……なのに。
私が落ち込んでいるときほど、
アキは変なことを言って、笑わせてきた。反則だと思う。
そして、その時間が大好きな私も変だなと、同時に思った。
小学生の頃のアキは、まだ小っちゃくて、ランドセルを重そうに背中にしょっていた。
それでも、成長したんだなと思い、なんとも言えない気持ちになった。
自分の考えを持ち始めて、私から少し離れていったのが寂しかったけど...
ある日、下の学年に用事があり、ついでにアキに会おうと思い教室に向かうと、
アキが友達らしき子に「ねえねは、強くて可愛くてすごいんだよ!」と
私はそれがたまらなく嬉しかった。
その場で抱きしめに行かなかった私を、誰か褒めてほしい。
そのあと、私はなんだか恥ずかしくなり踵を返し、足早に去ろうとした。
「あっ!ねえね!」
声をかけられてしまったので、振り返るとそこには、
「なにしてたの? ねえね」
少し息を切らして、私を見上げている。
その目は、迷いも不安もなくて、ただまっすぐだった。
「……ちょっと、用事」
そう答えると、アキは首を傾げてから、ふふっと笑った。
「そっか。じゃあ、終わったら一緒に帰ろ!」
「ええ、もちろん」
私は、アキに歩幅を合わせながら歩く。
もう私とほとんど変わらなくなった頭の位置に手を伸ばし、なでる。
「なあに?ねえね」
「何でもないわ」
ええ、本当に。
この、何でもない日常が大好きなだけ。
高校に入って、
風紀委員会に入って、
委員長になって、
いろんな人に、頼られてきた。
それでも私が、頼るのはあなただけよ、アキ
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
はいっ、ということで始まりました。15歳になった僕の、ゲヘナ学園入学式でーす!
今は、ヒナと一緒に校門にいまーす!
みんな拍手ー パチパチパチ
はあ、一人で何やってんだろ...
それはさておき、僕の身長は、いつの間にか、188cmにもなってしまいましたね。
まあ、元男だった僕的には、高身長には憧れがあったからシンプルに嬉しいね。
それに、比例するようにパイ乙もでかくなったけど、所詮自分のだから、揉んでも何も思わなかったし、肩は
でも、ヒナから抱き着いて来た時には、僕の胸に顔をうずめてくれるてさらに、自分から抱き着いてるのに、赤面するのが最高に美味しいので、やっぱあってよかったわ。*1
さてさて。
そんなわけで、ゲヘナ学園の校門前。
立っているだけで威圧感がすごい風紀委員長と、
その横にいるやたらデカい新入生という、
どう考えても近寄りがたいツーショットが完成していた。
ヒナがちらりとこちらを見る。
上目遣い可愛いね!結婚しない?*2
「何か私たちすごい見られてない?」
「ねえねが、かっこいいからだと思うよ。
……委員長になってから、さらに」
ヒナはそうかしらとだけ、
その時少しだけ胸を張ったのを僕は、見逃さなかった。
恐ろしく速い動作、僕じゃなきゃ見逃しちゃうね。
「じゃあ、私は、風紀委員に戻るわ。またね」
「うん、またね!」
そんなこんなで、つつがなく入学式も終わり次は、部活決めですか...
まあ、僕は、ヒナと一緒の風紀委員会に入るって、前々から決めてたけどね。
でも、まだ入学当初だから、風紀委員会にチナツがいないんよなあ。*3
いつ入ってくるんだろ?
ということで、風紀委員会室前です。
手には勿論、入部届。
中等部のころから、ヒナの書類仕事を手伝っていたから、今更感あるけどね。
「お邪魔しまーす」
「あら来たのね、アキ。これからもよろしく。」
「うんよろしくね!委員長!」
「別に、普段通りねえねって呼んでもいいのに...」
「いや、いいよ。こっちの方が、高校生になったって感じするし」
あと、ねえねって風紀委員でも呼んだら、どこかの犬が、嫉妬で荒れ狂いそうだから...*4
「そう。アキが、言いたいように言えば良いわ」
「じゃあ、まずこの書類終わらせるね!」
「ありがとう。アキ」
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
今日は、イオリ先輩と初任務です。いえーい。
あの褐色が僕を狂わせる。
任務内容は、市街地で暴れるスケバンの制圧です
まあ、
「なあ、アキ。 一度、戦ってみたらどうだ?」
「イオリ先輩が、言うなら...でも、僕全然戦闘できないですからね!本当に!」
しょうがないと、思いながら腰にいつも携帯してある、リボルバーを取り出し、
スケバンに銃口を向け、撃鉄をおろし引き金を引く。
ポンッと気の抜けた音がする。
銃口から出てきたのは、銃弾ではなく、
「……え。今の、どういうことだ?」
「いやあ昔から僕は、こういう体質なんですよ。試しに、そのスナイパー貸してください。」
「ま…まあいいけど」
イオリ先輩のスナイパーを貸してもらい、撃ってみると。
今度は、鳩が飛び出てきた。
「こんな感じで、僕は、銃を使うと、謎のものが出てくるんですよ。でも、肉弾戦はある程度できるので、スケバン三人ぐらいなら、なんとかできますけど。」
「そ…そうか、大変なんだな。」
「そうなんですよー。大変なんですよね。」
マジで、大変。キヴォトス人って硬いから、結構な数殴らないと制圧できないんだよね。
この悩みに、共感してくれるイオリ先輩まじ天使だわ。ゲヘナだけど。
結局、スケバンの制圧はイオリ先輩が秒で終わらせて部室に戻った。
僕? 立ってただけです。存在感、徳島県レベル。*5
「はあ……やっぱり僕、戦闘向いてないなあ」
そう呟いた瞬間、背後から抱き寄せられた。
「向いてなくてもいいわ」
ヒナの声と一緒に、柔らかい感触が背中に当たる。
小っちゃくても女の子なんだねえ。*6
「アキは、無事でいてくれればいいの」
ひえっ、声が良すぎて耳が!
僕愛されすぎて困っちゃうじゃんね☆*7
今日も今日とて思う。
ああ、ヒナの妹で本当によかった。
できれば来世も、このポジションでお願いします。
俺の小学校の校帽の色、緑だったんだけど、ダッサ。みんなって何色なん?