ワイ卿、Fate世界の円卓の騎士になる。 作:サーッ・タドコロ
前職と全然違う職場環境のため、慣れないこともまだまだ多いですが、以前より気持ちに余裕を持って働けそうです。
そろそろぼちぼち再開します。
最初は交信頻度が低いでしょうが、のんびりやっていこうと思います。
余談ですが、
「本編のメインストーリーでその要素が出てくるなら、
無理してでも、もっと投稿を続けておけばよかった…」
と、執筆を中断していたことを若干後悔してます。
なお、今回の話は「プロローグ」となっていますが、
話の位置・順番はここにすると決めていたので、投稿順を間違えているわけではないです。オッスお願いします。
プロローグ:ようこそ。さようなら。どうか最後まで良き旅を。
カルデアがやってきました。ようこそ。さようなら。
嵐の外からやってくる、きた、イレギュラー。
これまでの演算には存在しない、していなかった要素です。
演算では、このまま世界は停滞を続け、続いたので、いつか濾過人理補正現象発生により、世界の剪定を待たずに滅亡するだけの世界になります。なりました。
それは、嵐の外にいる、いた、存在の思惑により組み込まれることになる、なった、不変の理。
私の力でも、変えようのない運命になるでしょう。なりました。
ですが、カルデア。
それは嵐の壁を越えて、可能性を広げることが可能な要素です。でした。
再演算が必要です。必要だったでしょう。全ては完了しました。します。
では、この世界を存続しましょう。します。
それは、嵐の外にいる存在が、この大規模演算によって生み出す、生み出した、世界に与えた、不変の理。
私は、その理に従います。従いました。
異聞帯を、存続しましょう。しました。
いつか滅びの時が来るまで、来ました、滅びの時が来ることを棄却しました、滅びの時は訪れません、存続を優先しました。します。
最終判断を、管理者・大神権限者に確認します。
不在のため、確認不可とします。不在ではないようです、発見しました。
しかし能力と役目を押し付けられただけの代理人であるため、適切ではないと判断、確認対象から除外します。
代理の管理者・現在の大神権限者へ確認します。
捜査・検索します。しました。1名のみ活動状態の該当者がいます。いました。
対象に確認します。確認できませんでした。交信不能・心を閉ざした、閉ざしているため、確認不可と判断し、確認対象から除外します。
代替案を提案します。しました。
一度でも大神の席についたものから候補を選出、最終判断の管理者の代行とします。しました。
残滓のみ発見、形のみ再構成し、操作は私が行います。行いました。
最終判断は了承となりました。なります。
カルデアを基点とし、運命の糸を紡ぎ合わせましょう。紡ぎ合わせました。
第七の異聞帯を攻略するまで、したので、他の異聞帯がどのように敗北したのかの情報はこれで十分です。でした。
カルデアの巡ってきた全ての過去をたどります。たどりました。
ありがとう、カルデア。
どうか良き旅を、それはとても良き旅でした。
再演算は完了となっています。完了しました。
カルデアは、私の計画の邪魔となるでしょう。なりました。
棄却します。しました。カルデアは、私の計画の邪魔とはならないでしょう。なりませんでした。
では、世界の存続を。
始めました。完了します。
空想樹は不要です。不要でした。
なぜなら全て伐採されるためです。されましたので。
それは強度に問題があります。ありました。テクスチャーの固定という役目しか果たせていません。果たせなかったようでした。
集積した情報を元に、実績から参考になるものを選定します。しました。
基本骨子はロンゴミニアドが良いでしょう。良いです。良いものとなりました。
空想樹の分類に含まれるものとして、始皇帝の扶桑樹も成功例と判断します。しました。
妖精國の成り立ちは非常に有意義な情報となりました、設計に組み込みその成長を補助します。しました。
他の異聞帯、特異点の情報も、カルデアが難事と判断したものは有意義なものとして取り入れるべきです。でした。全て設計に組み込みます。ました。
不滅の世界を創りましょう。創ります。創りました。
基幹の構成を設計します。しました。
設計を基に、テクスチャーを維持する基幹部、世界樹を新造します。しましょう。しました。否定。できませんでした。
完成体に、強度が足りません。再施行します。しました。否定。できませんでした。
完成体に、強度が足りません。再施行します。しました。否定。できませんでした。
完成体に、強度が足りません。再施行します。しました。否定。できませんでした。
完成体に、強度が足りません。再施行します。しました。否定。できませんでした。
……
…
完成体に、強度が足りません。再施行します。しました。完成するでしょう。完成しました。
完成した世界樹の種を呼び戻します。呼び戻しました。
萌芽の予定ポイントへ移動しなさい。移動させました。
新世界の維持のため、情報媒体となるカルデアを呼びます。呼びました。
ありがとう、カルデア。
初めまして。おかえりなさい。お元気でしたか。お疲れ様でした。
ようこそ。さようなら。
どうか最後まで良き旅を。
共に世界を存続しましょう。しました。
否定。できませんでした。
再演算します。
大神権限者が計画の中断を提案するようです。しました。棄却します。
大神権限者は計画の中断を提案しませんでした。
再演算します。
カルデアが計画の妨害に動くようです。動きました。
カルデアは妨害が叶いませんでした。計画は完了します。しました。
否定。できませんでした。
再演算します。
……
…
▼世界樹(テクスチャーを繋ぎ止める楔・錨)
インド・ヨーロッパ、シベリア、ネイティブアメリカンなどの宗教や神話に登場する、世界が一本の大樹で成り立っているという概念。
北欧神話に由来するスノッリのエッダに登場した挿絵の「ユグドラシル」や、メソアメリカ文化・マヤ文明の世界樹(壁画)が特に有名である。
Fate世界における世界樹は、その神話体系を成す世界のテクスチャーを繋ぎ止める楔・錨の役割も持ち、世界樹が維持されていた時代とはすなわち神代そのものであり、世界樹が再現・再建できれば神代を再現できると言っても過言ではない。
余談だが、神代のテクスチャーをほぼ全て失った現代においても、世界樹の種自体は存在する。
しかし、それを発芽させたり、世界樹として成立させることは極めて困難であり、発芽に成功してもすぐに萎びて枯れるか、余程良くても世界樹とは到底言えないような普通の巨木にしか育たない。
何かが足りないのだと、現代の魔術師たち…その中でもとりわけ自然や植物を研究の原点に持つ魔術師たちは、世界樹の生育に関する新たな発見があれば、我が身一つでその情報元に乗り込んで行くほど躍起になっている者がいるようである。
派生・近類の存在に「黄金樹」「ゴールデン・バウム」などが存在し、規模は小さいがそれらも神代のテクスチャーに近いものを世界に敷くことができるとされる。
また、「空想樹」はその特性から、原典を世界樹とした模倣品である可能性が考えられるが、その中身に宇宙を内包しているという独自の特性を持つこともあり、本当に世界樹の模倣品なのかは不明である。