一方そのころインドネシア…クロス街では!
「ヘスティア様?」
商店街の一角
「ヴェルフ君!会いたかったよ!」
「一体ここは?」
「ここはな…」
「そんな世界なんですね、そういやベルは?」
「ベル君は遺跡に行ってるって」
「大丈夫かなぁ。」
そこへ一人の男がやってくる
「あのぉ、、この地図に書かれた宿ってどこに…」
「あぁそこなら…ってえぇ!?」
男の後ろには巨大な狼?とスライムと小っちゃいドラゴンがいた。
「あぁ大丈夫です、彼らは私の従魔ですので…」
「じゅうま?」
「まぁ私のペットです」
狼が怒る
「おいペットとは何だ」
「そういや名前を聞いてなかった。私はヘスティア、神さ!」
「ムコーダです。狼がフェル、このちっちゃいドラゴンがドラちゃん、このスライムがスイです!」
「俺はヴェルフだ。よろしく頼むぜ。」
「それでこの地図の場所って…」
「あぁ任せてよ」
ヘスティアがヴェルフを連れてムコーダを案内する
(突然イルって人にここに召喚されて、、神様に遭遇か…)
念話「おい、宿についたら飯だ、飯を出せ」
フェルはお腹がすいていた…
ーーーーー
遺跡
「火葬砲の焼け跡で登れるのはここまでか…」
「ここからはまた探索しないとだナ。」
ザラストナンバーとの対戦からレグの火葬砲の焼け跡をうまく利用し、数百メートルも登り詰めたキリトたち、たどってきた火葬砲は未だに所々燃えていた。
火葬砲の焼け跡から外れて、セーフティーポイントに見えるような場所へやってきた。
そこで軽く休憩を取る。
「いざという時のためにフォーメーションを考えましょう。」
提案をするベル。
ベルの提案では、キリトとレグを前線、リコ、アルゴ、ナナチが中衛、サンラク、エムル、そしてベル自身を後衛に置いた。
「流石出身世界に大規模ダンジョンがあるってだけあるな」
ベルを褒めるサンラク
「いえいえ、これはうちのパーティの子から教えてもらったもので…」
「とりあえず先に進もう、レグは目覚めたら前線に置くよ。」
「その間はオレっちが前線だナ、一応戦闘はできるからヨ。」
「頼みました。」
こうして改めて遺跡の攻略を再開していくのである。
遺跡ー大穴の入口
「ここからが本番ね、」
「はやくキリト君を助けなきゃ。」
「早く行きましょう!」
気合を入れているアスナ、シノン、レンの背中姿を見て猫背になっているカズマ
「んー…彼女らが非常に強くて出番がなかった」
独り言をブツブツ呟くカズマをみて
「そういやカズマだっけ?貴方はどんなスタイルで攻撃するの?」
「俺は最弱職の盗賊だよ、まぁ魔法が少々」
「魔法!?見てみたい!」
魔法に興味津々のレン
彼女を見てカズマは汗水たらす。
そこでシノンが手を挙げる
「そうね、私に使ってみてちょうだい、盗賊なら盗みとかの魔法でしょ?」
「ほ、ほんとにいいんですか?」
「えぇ構わないわよ、返してくれればいいだけよ」
「二言はありませんね?」
頷くシノン
「えぇい!」
カズマはもうどうにでもなれと思い魔法を発動する。
「スティール!!!」
一瞬あたりは光に包まれる。
光が消え、シノンを見るが目立ったものは見つからない。
冷や汗垂らして「オワッタ」と顔をしたカズマ、いえ、クズマ。
「シノンさん、なにか盗まれ、、シノンさん?」
赤面のシノン。
「こ、これ、、」
カズマが右手を広げるとそこにはシノンの黒パンがあった
「お返ししm」
カズマは銃に撃たれ、
レイピアで刺されまくった。
天界?
そこにはカズマにとっては見慣れた風景とイルがいた。
「あら、、」
「うぅぅ…」
涙目のカズマ
「元の世界でも大変だったようだね、駄女神にいろいろ言われて。。。」
必死でカズマを慰めるイル。
クズマになることもちょくちょくあるが思春期ヒキニート高校生なのでそこは目をつぶりたい。
「じゃぁ、生き返らせるから、頑張って…」
遺跡ー大穴入り口
「あ、、反動で殺しちゃった…」
「どうしよう」
カズマの死体を眺めるシノンたち
「すみませんでしたぁぁぁぁ」
突然カズマが起き上がりスライディング土下座
「この魔法ランダムなもの奪ってくるんですよ!」
必死に言い訳をするカズマ
「こちらこそごめんなさいね、突然撃っちゃって、だからこれでおあいこ…」
カズマは彼女たちは途轍もなく怖いと心に刻まれた。
ーーー
同時刻ー大穴。
レグが起きて、慎重に攻略をしているとき。
「んなぁ?なんの音だ?」
音に気づいたナナチ。
「何か聞こえましたか?」
「ベルさん、確かにわたしも聞こえたのですわ」
「僕も聞こえた。」
エムルとレグも聞こえたようだ。一同耳を済ませる。
。
。。
。。。
「銃声だぜこりゃ」
確信したサンラク。
「へカートⅡだ…」
証拠はないが銃声を聞いた時、微かにシノンの気配を感じたキリト
「もう一人いるナ。ライフル銃カ?」
このメンツで銃を知っているのは、アルゴ、キリト、サンラクしかいない。
「俺の知り合いで銃ゲー中心の奴は見たことねぇな…」
「となるとまた別の世界かもしれねぇな。」
「とりあえず急ぎましょう。」
音がなったほうへ走る。
耳の良いナナチと一応セットにしておきたいアルゴを先に行かせる。
走っているうちにたちまち大穴の出口からちょっと遠い場所にある開けた場所にやってきた。
「なんだあいつは、、」
開けた場所に待ち構えていたのは真っ白な将軍だった。
ーー冬将軍
カズマたちの世界で最強クラスのモンスター
将軍はすでに刀を抜いていた。
「危ない!」
その刀はアルゴとナナチのほうへ向かっていた。
ベルがギリギリで攻撃をナイフで受け止めるが衝撃が強い
「レグ、白笛いく「だめダ!」」
リコが白笛を吹こうとするがアルゴが止める。
「標的がリコになってしまう!」
アルゴの読みを理解したナナチは説明した。
ここはキリト、サンラク、ベルの三人に任せるしかない。
相手は相当強い。
「はぁぁぁ!」
キリトが前に出る。
そしてー二刀流の片方その名は「夜空の剣」に意識を集中させる
「ーーリリース・リコレクションーー」
夜空の剣は刀身を伸ばし、冬将軍へ攻撃する
これくらいではまだ冬将軍は倒れない。
ただ冬将軍のヘイトはキリトへ切り替わった。
これだけではまだ終わりじゃない。
「行くよ、ユージオ」
もう片方の剣「青薔薇の剣」を地面に突き刺す
「ーーリリース・リコレクション!!ーー」
今度は冬将軍が雪由来なのに凍る。
そして身動きが取れなくなる。
それを確認したキリトは「夜空の剣」だけで冬将軍へ攻撃を開始する。
身動きが取れない冬将軍へたくさんダメージを与える。
「これで、、どうだっ!」
その途端、キリトのとどめの一撃は冬将軍の刀の攻撃によって弾かれた
「キリトさん!」
ベルはキリトを助けに行きたいがもしリコたちにヘイトが回ったらとそっちが心配で動けない。
今度は冬将軍がキリトへとどめを刺そうとする。
瞬間ーー
バンッ!
大きな銃声音と共に冬将軍はバランスを崩す。
「大丈夫?キr「キリト君!!」」
アスナがキリトへ抱きつく。
やれやれとした表情で見守るシノン
「カズマさん!」
「よ、ベル。ってあれ冬将軍じゃねぇか」
カズマは冬将軍の姿を似て驚く
「あとは私とキリト君に任せて!!立てる?キリト君」
「大丈夫だっくっ。。」
キリトは地面に刺さった青薔薇の剣を抜き取り再び構える。
「行くぞアスナ。」
「うん!」
今度はキリトとアスナの二人、、いや、そしてユージオの三人で冬将軍へ攻撃する。
「アスナ!スイッチ!」
その連携はとてもすさまじかった。その光景を見たベルは「すごい」と思わず声が漏れてしまった。
「君がベルかしら、ほんとにウサギみたいなかわいい子ね…」
そこへシノンがよってくる
「すごいでしょ、キリト君は私たちの世界じゃぁ「英雄」って呼ばれてたりするのよ」
「英雄…」
キリトの姿を改めて見るベル。
「スイッチ!」
「はぁぁ!今度こそ!」
アスナと交換して冬将軍にスパートをかける。
その技は「スターバーストストリーム」
二刀流の16連撃技。
一撃一撃がすさまじく、強敵であるはずの冬将軍を圧倒した。
しかしまだ足りない。
冬将軍は彼らの攻撃を受けてもなお、まだ立っている。
「うそでしょ、まだ立っていられるの?」
シノンやレンの銃は効かない。
(僕なら…!)
回復を終えたベルが戦線に戻る。
「キリトさん!サンラクさん!時間を稼いでください!一気にいきます!」
「わかった」
「了解!」
ベルは意識を集中させる。
鐘の音が徐々に大きく響く。
その音はキリトの持つ二本の剣の記憶を揺さぶった。
ベルの右手が光りだすにつれ、同じようにキリトの剣も少しだが光る。
それを感じたキリトは大きく深呼吸する。
チャージは最大に到達する。
「キリト君!スイッチ!!」
アスナが一撃を与えさがる。
そして冬将軍はベルの方を向く。
「キリトさん。行きます!」
「おう!」
「聖火の英斬(アルゴ・ウェスタ)!!!!! 」
ベルの巨大な一撃が冬将軍に当たる。同時に巨大な爆発が起こる。
「ベル!スイッ、、チェンジだ!」
「はい!」
ベルがさがると続けてキリトが冬将軍にとどめをさす。
27連撃技ー
SAOで二刀流最上技と言われたその名を
ジ・イクリプス
ベルとキリトの最大限の技を受けた
冬将軍は消滅した。
「おいおいマジかよ、、」
驚くサンラク。同じVRMMOプレイヤー。もし自身の世界にいたらどれだけ名が広まっていたか。
「サンラクさんも援護ありがとうございます。あれだけ攻撃受けていたのに傷一つも…」
心配と感謝をするベル。
「隠れMVPはサンラクだナ」
「よかったぁー。私生きてるー。」
リコたちにとって異次元すぎるこの戦い。
腰が抜けていた。
「なんか俺いらなそうだから先帰るわ。」
「いやいや待ってくださいよ。」
帰ろうとするカズマ
「あら、死んでなかったのね。」
塩対応なシノンさん。
「あの…この人は」
「サトウカズマです。」
「変なこと聞くが日本人か?」
真っ先に質問するサンラク。
「はいそうです」
戦闘とかで、驚きすぎてサンラクの鳥頭では驚かなくなってしまったカズマさん。
一行は軽い自己紹介の後、出口へ向かう。
遺跡出口
「ついt「ベル君ーーー!!」」
カズマを飛ばしてベルに抱き着くヘスティア様
「よう!ベル。」
「ヴェルフ!、、その方は?」
ヴェルフの後ろにいたのはピンク髪の女性。
「あぁ、こいつは」
「よ!キリト」
「リズ!?いつの間に」
「なんか気づいたらヴェルフが使ってる工房の入り口の前にいてさ?」
「ヴェルフ君。いつの間にか鍛冶屋持ってたのかい?」
「あぁ、それがですね。」
ーーー
時は数時間前ー。
「あぁごめんヴェルフ君」
ヴェルフがここに召喚された数十分後のこと
「どうしました?イル様」
神様かどうかわからないけど一応様付けするヴェルフ君
「君”たち”鍛冶師のために工房があるんだ。」
案内されてきたのは大きな工房。近くに大きな家がある。
工房内はとてもきれいに整備された工房であり。
とても新品だった。
「君以外にも使う人はいるからきれいに使ってね。じゃ★」
「なにがなんだかわからないが。まぁいいか。」
ーーーー
遺跡の出入り口で各々解散した脱出組。
アルゴとナナチ、リコ、レグはベルとヘスティア様にう連れられて町探検を。
キリト、アスナ、シノン、レンはいつの間にかポケットに入っていた宿への地図を頼りにカズマの案内の元宿へ。
サンラクは…もう一度遺跡に潜った。
「そうだベル。ナイフ手入れしておくよ。」
「ありがとうヴェルフ」
「キリト!アスナ!せっかくだしこの人と一緒に工房行くから剣の耐久値回復させておくよ」
「ありがとうリズ」
ヴェルフとリズベットは工房へ行く。
「お前さんも鍛冶師なんだな」
「まぁねー」
ーーー
工房ー。
ヴェルフとリズベットは武器の修繕を行なっている。
しかし、ここはゲームではない。
「あれー。そういやゲームじゃないんだった。」
「どうした?」
「私のいた世界での鍛冶とはちょっとやり方が違くて…」
「あぁじゃぁ教えようか?」
「お願いするわ」
そこへ一人の男性。。。ムコーダがやって来る。
「あのぉ。。」
「おう、どうした?」
「料理用の包丁を作ってほしいのですが」
(包丁を無くして、ミスリルのやつだと切れ味良すぎてまな板が切れちゃうんだよな。)
「うーん、わかった今夜また来てくれ。」
「ありがとうございます!自己紹介が遅れました。ムコーダって言います。」
「俺はヴェルフだ。」
「リズベットよ。変なこと聞くけど、あなたって日本人?」
「はいそうですk…」
思考停止するムコーダ。
「あ、改めて今夜きますねー。」
逃げるムコーダ。
「なぁ。日本人ってなんだ?」
「あぁー。話すと長いよ?」
「そうか、じゃぁまた今度聞くよ。」
「了解」
ーーー
工房近くの大きな家。
(この世界に日本人が?まぁ、イルって人が別の世界から人来てるっていうし、あり得るのかもしれないけど…)
家へ向かって歩くムコーダ。そこへ疲れ果てたカズマがすれ違う。
何かを感じたのか。双方足が止まる。
「ねぇ、君ってもしかして僕と出身同じ?」
「多分同じだな。」
沈黙の間が流れる。
「こ、これも何かの縁ですし、家で何か食べませんか?」
「そ、それじゃぁお言葉に甘えて」
ムコーダの家に上がる。
玄関では、フェルやドラちゃんたちが待っていた。
その光景を見たカズマは硬直していた。
「あぁ安心して、これは僕の従魔だから」
「は、はい…」
「僕の名前はムコーダです。」
「さ、サトウカズマです。一応冒険者です」
後ろにいるフェルたちの圧に震えるカズマ
「おい、飯はまだか」
「はいはい、、今日は包丁がないからこれで許してね」
「そ、そのパンはもしや」
カズマが立ち上がる。フェルたちに出された晩御飯はカズマにとってとても懐かしい感じがした。
「よかったら食べますか?」
「いいんですか?」
カズマはムコーダに出されたパンを食べる。
「このパンはもしや、アンパン!これを手作りで?」
「いいぇ…」
一瞬ムコーダは口を止める。ネットスーパーのことを言ってもいいのか。
けどここは別世界。いつかは元の世界に戻れるしその間だけの付き合いだ。
「僕のスキル。「ネットスーパー」で買ったものなんだ。」
言葉が出ないカズマ。
「も、もしかしてハンバーグとか。」
「もちろんありますよ。けどせっかくなら明日作りますのでまた来てください」
「ムコーダさん…!」
カズマはムコーダがとてもすごいと感じ尊敬することにした。
夜
「ほれ、どうだ。」
工房。約束通り包丁をとりにきた。
「はい!とてもいい出来です!ありがとうございます!」
ムコーダはヴェルフから包丁をもらい、代金を支払う。
ムコーダからヴェルフに金がわたる時。貨幣がムコーダの世界のものから、ヴェルフの世界のものへと変わった。しかし価値は変わらない。
「あれ!?貨幣が変わった?」
「…けど価値は変わってないな。ちょうど、もらったぜ?」
「あ。ありがとうございます」
(そういやここまた別の異世界だった。)
苦笑するムコーダであった。
帰り道、
道端で一匹のスライムを見つけたムコーダ
「スイ?」
声に反応してスライムはこっちを見る。
すると、姿が変わり、女性のような姿になる。
「悪い、人違い、、いやスライム違いだ」
次回「時にはほのぼのしたい」