「氷の剣をもったヴィジランテ、知ってる?」
「もちろん!イケメンだよねぇ海外の子かな」
「あの個性どんな個性なんだろう。」
「氷の剣の子と一緒にいる少年少女も強いって噂らしいよ」
ーーー
ビルの屋上
「ねぇユージオ、ヴィジランテってどんな意味?」
「僕もわからないんだよね。」
ここへやってきて二日目。精神世界のためお腹はすかない。
けれど、緑谷出久を見つけることはできていない。
情報を探ろうにも変な噂のせいで無理に動けない。
「なぁマカ、あのでっけぇ建物んとこは行かないのか?」
ソウルが指さしたのは山の上?にある高校。
雄英高校である。
「そういや行ってなかったね。行ってみようよ」
行ってみることにした。
ーー
雄英高校校門前
「ついたね…けど普通に通って大丈夫なのかな?」
「ごめんくださーい!…って聞こえないよね」
そんな時一人の男が出てきた。
「巷で噂のヴィジランテさんがなんの用だ?」
イレイザーヘッド、みんな大好き相澤先生だった。
「緑谷出久って人を探しているのですが」
「お引き取り願います」
話を聞かない相澤先生、、いや話を聞いたとても同じことを言うだろう。
「デク君がこの前この高校に通っていたと言っていました、相澤先生。」
「・・・通っていた?それに俺の名前…」
マカのセリフに引っかかって転んだ相澤先生。
まるで未来から来たような発言をしている。
「未来の人物と話せたりする個性か?」
「この世界に存在する「個性」っていうのを僕たちは持っていないよ」
「・・・どういうことだ?」
理解が追い付かない相澤先生。
その結論は
「単なる厨二病か、お引き取り願います」
「はやく会わせろ」
「ちょっとソウル!」
待つのを飽きたソウルは校門を通ってしまった。
雄英高校には、雄英バリアというものが存在している。
それが見事に作動してはあらまぁ大惨事。
「ハァ…とりあえず捕縛しておくか」
「ソウル!」
「ッチ…」
相澤先生が戦闘状態に入ってはユージオは剣を、マカはソウルを鎌にし構える。
「武器化の個性か、だが」
「すみません相澤先生、
ユージオが剣を地面に突き刺し氷を出現させては相澤先生の動きを封じる。
相澤先生の個性は「抹消」相手の個性を抹消する。だがしかし、ユージオのそれは「個性」ではない。
そしてここは精神世界なために、クロスオーバー仕様の「抹消」は使えない
見事に相澤先生は動けなくなった。
「個性が抹消できないだと…」
「個性ではありません、この神器の力です。」
あらまぁ相澤先生が負けちゃったから高校からわちゃわちゃとプロヒーローが出てきてしまったではないですか。
「僕たちはただデクさんと面会したいだけです。攻撃はしません!」
と言っても通じるわけがない。
しかしここは精神世界、緑谷出久視点に移ってみましょう。
ーーー
最近噂になっている氷の剣を使うヴィジランテ。
そのひとが雄英高校校門前で相澤先生の攻撃を完全に封じた。
相澤先生の個性は抹消。しかしヴィジランテはそれを貫通してきた、つまり絶対発動する個性か、個性ではないなにかか。
「デク君、なんかあの子たちに見覚えがあるんだけど、気のせいかな」
校舎内から外の様子を見ていた出久の隣にやってきたお茶子。
言われてみればどこかで会ったような、今すぐ会いに行く必要があるような気がする。
無意識に足が動く
「デク君!?」
出久は校舎を飛び出してはユージオたちのところへ向かった。
「デクさん!」
「僕の個性が…ワンフォーオールが君たちとともに行けといっている気がする」
「ありがとう」
ユージオはデクの頭を触ってはモノガタリへ繋ぐ
「Call」
そして、精神世界は消えた。
「すべて思い出したよ、ありがとう」
デクは三人に感謝した。しかし、安心するのはまだ早い。
『繋がった。今からとある物語の「迷宮」を通ることになる。脱出方法はしゃべる箱と出会うこと。し…か』
モノガタリからの通信が繋がったが重要なところできれてしまった。物語あるあるだ。
「迷宮…みんなは大丈夫?」
「うん」
そして場面は迷宮へと移る。
ーーー
迷宮ー・清流の湖階層・ー
迷宮だと言われて緊張していたが、予想から大きく外れた。
青空が見える。そして村がある。
森があっては川がある
「本当にここは迷宮の中?」
「そういえばヒーロースーツ持ってないや…」
制服のままきてしまった緑谷出久、ちなみに中身は雄英教師となった大人の出久である。
「そういえばこれをモノガタリから預かってるよ」
ユージオが出久に渡したのはよくわからないアイテム。としか言いようがない。
説明が書かれた紙には腕に装着するものらしい。いざとなると役に立つ。とまでしか書かれていない。説明不足の説明書である。
その時、
ドッカーン
と音がなってはあら大変、魔物が大量大量。
「あの魔物、村へ向かってる」
「急いで加勢に行こう」
いざという時なので出久の目の前にアイテムが登場した。
まさかまさかの変身アイテム。
「これ、スバルさんが使っていたやつ」
そう、仮面ライダー555、ファイズの変身アイテムに似ていた。
けれどカラーが緑と赤だった。ガラケーは普通であるけれど。
『いざという時がきたのですが、そのガラケーじゃないほうをまず腕に装着したやつに装着してね』
出久の脳内に突如聞こえてきたモノガタリの声
『あと痛みに耐えてね』
カチッと装備したとたんとても言葉には言い表せない激痛がデクに襲いかかった。
そして、平気と変身していたスバルが凄いと思えた
「大丈夫!?」
マカ達は突如倒れ込んだデクを心配する
「大丈夫…だよ」
『変身コードは555、入力したらエンターキーを押して腕に装着したやつにセットそして手前に回転!』
言われた通りに操作する。
ピロリ×3
ーSTANDING BYー
『合言葉はこうねー・・・』
待機音が鳴る中、デクは大きく深呼吸をし
「変身!」
ーCOMPLETEー
スバルの時のように完全ファイズ、、となることはなく、出久は通常のヒーロースーツへと変わった。
「おおー!」
変わったことがあるとすれば赤いラインが追加されていたこと。かな。
「よし、行こう!」
次回「いらっしゃいません」