目が覚めるとそこは「ホワイトルーム」という空間にいること。そこに人などいない。
しかし、彼は高校二年生までの、そしてクロスオーバーされた街へ転移したところまでの記憶を持つ。
あたりを見回すと中央に木製のボロボロなテーブル。そして昔のパソコンが置かれていた。
その映像には昔のCMが流れている。
愉快な遊園地の紹介、おいしいカップラーメンの紹介
高度育成高等学校の紹介。
高度育成高等学校とは綾小路 清隆が通っている実力至上主義の学校である。
ここで日々一般をたやすく超越する者たちによる頭脳戦が行われていたりしている、らしい。
綾小路がそのパソコンに触るとたちまち部屋全体にノイズがかかり、
彼が見る
答えは簡単、彼の心の底など描きようがないから。
ただ虚無の空間を落ち続ける。
その目には何が見えているのだろうか…
「何も見えない」を人間が見ることはできない。
背景や幻覚など、何かしらを映している。
ホワイトルームから崩れ落ち、何も見えないを落ち続ける。
やがて綾小路はとある空間へと到着した
ーーー
クロス街
「権限剥奪!?何やってるんだ私のオリジナルは!」
モノガタリは別次元空間へと飛び出していった。
梓川がオリジナルと遭遇した途端に権限が剥奪された
オリジナルである彼女が剥奪する力を持っているのか。それとも、モノガタリがそれを望んだのか。
<告:個体名「ミツグ」が消滅しました。>
「消滅?突然どういうことだ?」
ミツグは殺された。その死体がずっと奈落へと落ち続けていた。
あるとすれば落ち続けた末燃えつきたか。リムルはその報告を聞きいろいろ考えてみている。
最悪の事態も考えなければならない。
と、そこへイルがやってくる。
「やぁリムル、シドカゲノーの救助を頼んでくれるかい?」
「わかったよ」
最悪の事態への備えの前にまずは全員救助が最優先だろう。
ーーー
「昨夜未明、ナツキスバルさんが行方不明になった事件について、警察は捜査を取りやめたという情報が入ってきました」
「たくさんの死者を出したSAO事件から今年で一年が経ちました」
「今日未明、運転中に自販機とともに落下してしまった…」
「熱中症による幻覚でトラックと勘違いして女子高校生を押してはショック死してしまったサトウカズマ…」
キーンコーンカーンコーン
「はい!席についてくださいねー、今日はあの有名な高度育成高等学校さんから見学生がやってきております!」
「「は?」」
教卓の隣に突っ立っている綾小路と窓側の席に座る梓川。
ふと気づくとそこにいることを認識した。
誰もいない教室、変な幻聴がところどころ聞こえる
「どうせなら可愛い女の子と閉じ込められたかったな」
「なんか…すまん」
幻覚幻聴があまりにもひどい
『めぐみん!いっけー!』
『アイアムアトミック』
「ここは、俺の精神世界ってやつかな…けどどうして」
「状況を説明してくれないか?」
梓川は綾小路に今までの出来事を簡潔にまとめる。
「なるほど…」
「モノガタリかイルの手を借りる方法でしか脱出はできない」
ただこの教室で待つしか方法はないけれども、幻聴で精神がごっそり削られるように感じる梓川君
「綾小路は平気なのか?」
「?」
どうやら彼には聞こえていないらしい
状況整理をしよう
まず綾小路視点
・彼はオールインダストの後、Voidに落ち続けていた。何も見えないを彼はずっと見ていた。
つぎに梓川視点
・ムコーダを助けたのちに不思議な少女と遭遇、なぜかスバルの精神世界にいることを認識しては今度はオリジナルキャラクターであるアヤミと遭遇してノイズが体に乗っ取られ気づいたらここにいる
「偶然ってことかな」
綾小路と梓川はただ待つしかなかったのである
ーーー
クロス街
「あぁもう!オリジナルの私はいったい何をやってるんだ!」
突如別の空間へと去っていったモノガタリ、それを隣で見ていた桜島さんは梓川のことが心配になっていた。
とそこへカゲノーを救出したリムルが帰ってくる
「よし、じゃぁまた困ったら呼んでくれイル」
「サンキュー」
「あれ、僕の視点は?」
「メタ発言やめんさい」
実際、カゲノー自身が落下しているという答えを導き出し自身の精神世界を操っていた。
もう好き勝手し放題でリムルさんとっても苦労したんだとか。
ーーー
「はいここでストップ、この世界の私よ、この話を見てどう思うかい?」
図書館、そのとある席に二人のモノガタリが話し合っていた。
「わけわかんないと思うけど」
「ですよね!ギャグっていうより深夜テンションで書く小説なはずなのになんですか、Backroomsとかドリームコア持ち込んだらギャグどころじゃなくなるじゃないですか」
「Ifの私の言われても…」
「そりゃオリジナルの私に言われたって」
結局…
「「よし、イルのせいにしよう」」
という結論に至り権限復元してはIfのモノガタリは元の世界へと戻っていった
結句おく権限がはく奪されるエラーは何だったのだろうか
ーーー
「ただいまー」
「た、たすけ…てモノガタリさん」
半殺しになってるイルがいますね…
モノガタリは簡単に無視することはできます。
「おーい、梓川、いまどこにいる…っていうか誰かとともにいる?」
『今綾小路さんと一緒にいますけど…』
「桜島さんが梓川のことを心から思えば復帰はできる、綾小路は…」
すこし考え込んでしまうモノガタリ。綾小路と共に召喚させた人はいないし。
彼は精神世界を見ていないため救助がかなりめんどくさい
「私が行くか…じゃ、桜島さんは梓川のことよろしくな、あと綾小路指定の座標に行ってくれ、ナツキスバルの世界へ行けるからよ」
「わかった」
モノガタリは地面に穴をあけそこへダイブする
「分割思考系魔法及びスキルを十三個同時展開してルートを確認っと、爆轟ちゃんの個性を再現するかのようにっとってか私手汗かかないしな…」
「いいや」と風魔法を重ね掛けし思いっきり吹き飛ぶ。
「空気抵抗を無効化するスキルは…どのお話に出てたっけなぁ…」
そういっているうちに目的地へとたどり着いた。ナツキスバルの精神世界。
目の前にはオリジナルキャラクターでありコスプレイヤーでもある女性「アヤミ」が綾小路に向けて人差し指を向けていた
「オリキャラかぁ、、」
無理に近づくことができないモノガタリ。綾小路はその人差し指をじっと見つめている
「私は貴方の頭脳がほし・・・・」
アヤミがしゃべりだした途端に綾小路は危険を悟って彼女を転ばせた
「…?」
いや綾小路がやったのではない
「ごめん、乗っ取り系スキル使った」
「理由を教えてくれませんか?」
「…彼女は敵だからね」
「いたたたたーなーにするのひどいよぉオオカミ耳の美人さん…ケモ耳いいね!SNSで万バズ取れそう」
「まんばず…?」
「そこでつまずくのか綾小路…とりあえず逃げるぞ」
モノガタリは綾小路を拘束してはなるべく遠くへ逃げた
次回「矢で駒を射貫く…なんてかっこいいタイトル付けといて実際は空白と葛葉を救出するだけなんですけれどもね」