夜風が、廃ビルの屋上を抜けた。
白銀の髪を揺らし、ルーラーは静かに夜景を見下ろす。 その立ち姿は、武人というより、祈る者に近い。
「ルーラー……真名は?」
玲司の問いに、サーヴァントは迷いなく答えた。
「上杉謙信。毘沙門天の化身と謳われた者だ」
玲司の喉の奥で、低く笑いが漏れた。
(やはり、土地の因果か) 地図を俯瞰すれば一目瞭然だった。
川が中央を貫き、両岸に陣地となり得る高台。 霊的な配置は、まるで――
第四次川中島合戦
その再現。
「つまり、対岸にはいるな」
玲司の視線が、遠くの河川敷へ向く。
ルーラー・謙信は目を細めた。
「いる。強い気配だ。騎乗兵を率いる敵軍の気配」
その瞬間、風向きが変わる。
遠方から、馬の嘶きにも似た魔力のうねり。
「サーヴァント、クラスはライダー」
謙信の声は確信に満ちていた。
「名は――武田信玄」
玲司は息を吐いた。
「最悪のカードを引いたな。これは」
川中島を再現する聖杯戦争。 そして、互いに召喚された英霊。
もはや偶然ではない。 この戦争は、両者を戦わせるために組まれている。
一体何処の誰が仕組んだんだか、、、
更に不利な状況なことに、あちらさんはもう軍と将軍(サーヴァント)率いて準備万端のようだ
まぁ、とりあえずは
「よし、逃げるか」
「はい?」
戦略的撤退である!
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「殿、向こう岸の敵逃げておりますが」
「構わん、放っておけ」
どっちにしろ、向こうはこっちを無視できるはずがない。何故なら最悪日本の歴史が変わるのだからな。あの上杉謙信がそれを良しとするわけがない。
「まぁ、同盟相手さんに連絡だけはしてやるか」
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「マスター敵です」
「そのようだな」
ガチャガチャガチャ
あーね
大体理解した
「戦いつつ逃げるぞ、こんな数相手してられん」
「そうですね、宝具は使わず突破します」
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「ふぅ、とりあえず落ち着けるか」
魔術的な結界も張ったしこれで大丈夫だろ
「とりあえず現状を整理するぞ」
「はい、お願いします」
1.武田信玄くんの軍勢多すぎ〜マジむりぽ
2.なんか、率いているの人間じゃなくて草
3.あれ、謙信さんの味方は何処〜?
4.結局、誰が仕組んで何がしたいの?
こんな感じか、、、
「いや、ふざけてますか」
「はい、ふざけてます」
「まぁ、4は武田信玄を倒したらわかるだろ」
「そうですね、晴信がその黒幕と関わっているのは間違いないと思います」
「んじゃあ、魔術的なことでいうと信玄が率いてきた軍は人間じゃなかった、多分亜種聖杯かなんかを使って呼び出しだと思う。」
「なるほどです、確かにあれだけの軍勢とサーヴァントを呼ぶには聖杯の力が不可欠ですね」
「そうだ、そして多分だけど今回亜種聖杯は1つじゃないと思う」
これは感覚的な話だ、今までの亜種聖杯戦争とは明らかに聖杯の出力がおかしい。それに、裏にいる黒幕さんがわざわざ武田信玄にとても大事で貴重な亜種聖杯を渡すか、、、?あの裏切り大好きな武田信玄だぞ?おそらく亜種聖杯は最低でも2つはある、、、なるほどな、だから亜種聖杯を持っている俺がマスターなのか、、、
「マスター?」
「ん、あぁいやなんでもない」
まぁ、こっちの方針は1つだよな
「相手が軍勢なら、こっちも軍勢を率いるしかないよな」
幸い軍勢は亜種聖杯で賄える
「問題はサーヴァントだけど、、、」
まぁ、野良のサーヴァントがいるだろうな
あれ、これってFGOだっけ、、、?
唯の亜種聖杯戦争のはずなんだけどな、、、
「よし、方針は決まった!まずは仲間探しだ‼︎」
「はい、これからお願いしますマスター」
はい、というわけで
「揃いました」
「いや、どういうわけですか」