幼少期にヘルンと出会うのは間違っているだろうか 作:借金滞納ニート
ヘルンは最悪のタイミングでオラリオに来て闇派閥に両親を殺されてしまった
途方もなく歩いていると美の女神フレイヤに声をかけられた
「あなた素敵な色をしているわね
これからあなたを助けようと思うのだけれど何か欲しいものはある?」
ヘルンの頭の中は絶望で埋め尽くされていた
「私のお母さんとお父さんを返して欲しいです…」
フレイヤは困った
そんな都合のいいことなど出来ないのだから
「そうね、貴女の求めている両親は難しいわ
でも貴女のお母さんの役割は果たしてあげられるかも知れないわ」
フレイヤは妖艶な笑みをヘルンに見せ
ヘルンはフレイヤに毒されていく
ヘルンはフレイヤと一緒にいられるならと思いフレイヤファミリアに入った
それからヘルンはlv2になり変神魔法を覚えた
それは女神になりたいと強く思い
フレイヤはただの娘になりたいと強く思って出た
奇跡の魔法だった
フレイヤは面白い玩具を見つけた表情でヘルンに提案をした
「ヘルン貴女が私になっている間私も町娘になって下界を楽しむのはどうかしら?
ただ貴女と入れ替わっているのがバレたら面倒だわ
貴女も魔法を使ってない時は私が演じる町娘を演じなさい」
ヘルンは断れなかった
何より狂信的になりつつあるヘルンはそもそも断る選択が出てこなかった
そんな約束をしてから一ヶ月が経過したある日
オラリオに希望が満ちた
その日はあのアルフィアとザルドがオラリオに帰ってきたからである
勿論その傍にはベルもいる
フレイヤは町娘になった状態でベルを見つけてしまった
つまりフレイヤにロックオンされてしまったのだ
しかしそう簡単に手を出せない
ベルの側には最強の護衛がいるからである
「貴様ら五月蝿いぞ」
その言葉を聞いた瞬間にアルフィアを知っている者たちは黙った
「何を期待しているがわからんが私達は何もしない」
民衆はその言葉を聞いた瞬間に野次を飛ばす
「じゃあなんで帰ってきたんだ、お前らがいれば皆傷付かなくて済んだのに」
など心無い言葉をかけた勿論石を投げる者もいた
その石がベルに当たりそうになった瞬間にザルドとアルフィアはブチギレた
「貴様ら覚悟は出来ているな」
「石を投げる相手を間違えたな」
間一髪ベルが2人を抑えた
石を投げた者や野次を飛ばした者は2人の殺気で気絶をしていた
勿論周りにいた冒険者も少なからず震えていた
ベルは笑って和ませようとしたけれどアルゴノゥトみたいには笑えなかった
「お義母さん、叔父さん、僕のために怒ってくれてありがとう。でも皆の怒りを僕が受け止めないといけない気がするだから止めなくて良いよ
何より僕が我儘を言って2人とも引き留めてたんだから」
「「ベル」」
2人はベルの成長に感じるものがあった
そして心の中ではベルが止めていなければ更に大惨事になっていたであろうとも思っていた
パトロール中だったガネーシャファミリアの青髪をした女とアストレアファミリアの金髪妖精が急いでこちらに走ってきた
「皆騒いでどうしたの?また闇派閥が出た?」
陽気な青髪の女は目を見開いた
アルフィアとザルドの間に幼い子供がいるのだから
「えぇ!!!2人ともそういう仲だったの!??」
「アーディ貴女はもう少し周りを見た方がいい明らかにそんな雰囲気ではない」
「でもリオンあの有名人2人が子供連れてきたんだよ誰でも驚くよ」
そんなやりとりをしていると
「五月蝿いぞ小娘たちゴスペル」
アーディとリオンは突然のことに気を失いかけた
「そこのエルフ早くアストレアファミリアのホームに案内しろ」
「何故案内しないといけないのですか?」
強気に出たリオンはすぐに気を失う
「誰が口答えして良いと言った?
そこの青髪早くアストレアファミリアのホームに案内しろ」
「わかったけど騒ぎを起こさないでね」
(アストレア様アリーゼ達ごめん私では勝てないよ)
気を失ったリオンを抱えてアーディはアストレアファミリアのホームに案内した
ホームから出てきたのは小人族の女だった
「アーディ何があった何故リオンが気を失っている
まさか闇派閥か?」
「五月蝿いぞ小娘とっととアストレアの元に案内しろ」
「ってオメェらあの静寂と暴食じゃねぇか何しにきやがった」
「喜べ小娘私達3人アストレアファミリアに入りにきてやったぞ」
「そうかいそうかいってマジで言ってんのか?」
「生憎私は冗談が好かん」
「マジかよ…」
アストレアの元に案内した小人族の女
「あんたらが仲間になるならアタシも自己紹介くらいはしねーとなアタシはライラよろしくな」
「アルフィアだ」
「ザルドだ」
「ベル・クラネルですよろしくお願いします」
アルフィアとザルドは一言で済まし
ベルは緊張しながら自己紹介をした
「私はアストレアファミリアの主神アストレアよ
よろしくね3人ともまず聞いていることがあるんだけど
貴方たちの正義とは何?」
「「ベル」」
「アルゴノゥトみたいに皆を笑わせてあげれる英雄です」
「わかったわ3人とも合格よじゃあ順番に恩恵を刻んでいくわね」
ザルドとアルフィアはステータスを見て驚いた
ザルドは治らないはずの毒が完治していた処か状態異常が完全に効かなくなってレベルアップ可能
アルフィアは不治の病が完全に消えステータスが上昇してレベルアップまで可能なのだ
「アルフィアとザルドレベルアップ可能だけどどうする?」
「するに決まっている
ここで立ち止まっている訳にはいかないからな」
「ベルを守れる力があるに越したことはない」
2人はレベルアップをした
こうしてアルフィアとザルドはlv8になった
ベルのステータスは一見普通に見えたが英雄願望と憧憬
一途というぶっ壊れスキルが生えていたのだ
スキル
英雄願望
自身が思い描いている英雄の技を使える
チャージ分だけ威力上昇
自身が英雄だと思った人物の状態異常や病を完全無効化
情景一途
早熟する
思いの丈により効果変動
魅了完全無効化
ベルには聞こえないように3人で話し合う
「ベルには見せるなよ」
「安心してステータスの写しには細工をして何もない様にしてるわ」
「このくらいでないと英雄は目指せん」
ベルは3人が何を話しているのか気になるがどんなステータスなのかワクワクして緊張していた
ベルは恩恵が刻まれた事を確認してダンジョンに行きたいと言う
「ベルまずは冒険者登録をしないといけない一緒に行くぞ」
「うん!」
少しばかり幼いベルは元気よく返事をしてアルフィアお義母さんとザルド叔父さんの手を繋いで浮かれ気分でギルドに向かった
「貴様ら何故ここいる!」
ギルドに着くといきなり小太りのエルフの人が怒鳴ってきた
ベルは突然の事に驚いていると
すぐさま他のギルド職員達が謝りに来た
ギルド職員の言葉を少しだけ聞いたアルフィア
「ロイマン貴様はヘラファミリアとゼウスファミリアの追放をしただけだ何を勘違いしている
それとその職員に感謝するんだなその職員が謝りに来ていなかったら貴様なぞとうに地面の中にいる」
ギルド職員は事を荒立てないためにすぐに謝りに来たがアルフィアの言葉を聞いて
ロイマンが土の中に埋められてから謝りに行けば良かったと後悔していた
「アルフィア俺らは喧嘩しに来たんじゃない
ベルの冒険者登録と俺らの改宗登録をしに来たんだ」
その言葉を聞いたギルド職員達は大慌てで準備をする
周りに居た冒険者はその言葉を聞いた瞬間にまさかあの2人出来たのかと呟いてしまった
その呟きを聞き逃すはずもなく何処からともなく飛んで来た見えない攻撃により冒険者の意識を刈り取った
そこに大慌てで来たハーフエルフのギルド職員が駆け寄って来た
「すいませんお待たせしました準備が出来ましたのでこちらへお越しください」
「ベル行くぞ」
「うんお義母さん」
ザルドは今の言葉の掛け合いで更に冒険者達が勘違いを起こしかねないと思い冒険者達に忠告した
「俺らはそういう仲ではない
間違ってもそんな事を示唆する言葉を言ってみろ
俺が切りに行くか、俺にも止められない人物が報復に行く事になるぞ」
とんとん拍子で冒険者登録が終わった
冒険者登録をしたハーフエルフの受付嬢エイナがベルのアドバイザーとして任命された
勿論他のギルド職員は厄介事をエイナに押し付けたのである
「改めましてエイナ・チュールです
今日からベル君のアドバイザーとしてダンジョンの事など教えていくから覚悟しておいてね」
「お、お手柔らかにお願いします」
ベルがエイナの説明を受けている間アルフィアとザルドは金髪幼女に絡まれていた
「…ねぇなんで2人はそんなに強いの?」
「私に聞くなそこにいる男に聞け」
「強くなりたければ喰らえ、それだけだ」
「…くらう?」
「強い敵を撃ち倒して自分の糧にするという事だ」
「?んーと敵を倒せばいいの?」
「強い敵だ
そこらの雑魚を狩ったところで強くはなれん」
そんなやりとりをしていたら保護者が来た
「こらアイズ勝手にいなくなるな」
ごちん
金髪幼女はやって来たハイエルフの女性によってゲンコツを落とされた
「リヴェリアいたい」
「勝手にいなくなるからだ」
「これだから行き遅れは困る、五月蝿くて敵わん」
「騒いでしまったのは謝罪するが些か言葉選びを間違えていないか?」
静かにキレるリヴェリア
それを見てアイズの身体は少し強張る
「事実だろ?」
「こちらが下手に出ていれば、喧嘩なら買うぞ
何処の誰かは知らんがな」
リヴェリアは言葉を発していた主を見ると驚愕と更なる怒りが湧き上がって来た
「貴様はアルフィア!!
毎回毎回会う度に喧嘩を売ってくるとは
貴様こそ嫁の貰い手がいないのではないかアルフィア」
その言葉を言った後にエイナの説明を聞き終わったベルが出て来た
「お義母さん何してるの?」
その言葉にリヴェリアは耳がおかしくなったと疑った
しかしその疑いもすぐに壊される
「ベルもう終わったのか?」
「うん!
お義母さんと叔父さんから結構教わってたからすぐ説明が終わったよ」
そのやりとりを見たリヴェリアは言葉をなんとか捻り出そうとしたが出なかった
「どうしたんだ遂に痴呆症にでもなったか?ご愁傷様だな」
リヴェリアに勝ち誇った顔で喋るアルフィア
リヴェリアの脳内はパンクしていた
(何故結婚出来ないであろう冒険者ランキングで常に上位を取っていたアルフィアが…いやそもそも相手はどんな酔狂な人物なんだ?
何故私にはその様な相手は居ないのにアルフィアの元には現れたのだ?
もしかして誰かを無理矢理襲ったのか?)
など意味のない思考に支配されていた
その思考から導き出された答えは…
「アルフィア…貴様まさか子供を誘拐して洗脳したのか?」
「これだから年増の考えは理解できん
何故いきなり誘拐や洗脳など出てくるのか
モテなさすぎて日頃の妄想でも口にしているのか?」
白熱する口撃
そこに2人のストップがかかった
「お義母さん喧嘩はやめてよ、周りのエルフの人達の目が怖いよ」
「リヴェリアそろそろじゃが丸くん食べに行きたい」
こうして2人の口撃は収まり各々目的地に向かった
ベルはザルド叔父さんとアルフィアお義母さんと一緒にダンジョンに向かった
アイズはリヴェリアと一緒にじゃが丸君の出店に向かった
後日その場にいた冒険者達は結婚相手をちゃんと選ばなければ地獄を見る事を再認識した