ソードアート・オンライン:夜空の果てに灯る火 作:なぎさんの暇つぶし
誤字や性格が違ったり呼び方がおかしいなどあるかもしれませんがよろしくお願い致します
初投稿初SSですよろしくお願い致します
前提としてキリアスではありません
ユイはキリト1人で保護したことになっていますk
第一章:銀色の風と、不穏な茶会
1. ダイシー・カフェの穏やかな午後
上野の御徒町にある「ダイシー・カフェ」。平日の放課後、店内にはアスナ、リズベット、シリカの三人が集まっていた。 話題はもっぱら、最近連絡が途絶えがちな「黒の剣士」について。
「もう、キリトのやつ……。GGOの調査だかなんだか知らないけど、メールの返信くらいすぐすればいいのに」 リズベットが不満げにカップを置く。アスナは苦笑しながらも、視線はどこか遠くを向いていた。
アインクラッド第一層、攻略が始まったばかりのあの場所で、彼は「生き残るために」と言ってアスナとのコンビを解消した。以来、アスナは彼を追いかけ続け、今では最強のギルドの副団長と呼ばれるまでになったが、二人の間には常に「あの日の決別」が影を落としている。 「……キリト君は、きっと一人で何かを背負いすぎちゃうのよ」 アスナの呟きは、誰に届くこともなく消えた。
2. 予期せぬ「タンデム」での登場
その時、店の外から重厚なエンジン音が響く。窓際の席にいたシリカが声を上げた。 「あ、キリトさんです! ……えっ? 後ろに誰か乗せてる……?」
一同が窓の外へ目を向けると、キリトの黒いバイクが停車するところだった。 和人がヘルメットを脱ぎ、後ろに乗っていた人物に手を貸す。降りてきたのは、和人と同じくらいの年齢の、眼鏡をかけた華奢な少女――朝田詩乃だった。
「……女の子、だよね? キリトが自分のバイクに乗せるなんて……」 リズベットの言葉に、アスナの胸がチクリと痛む。自分ですら、彼のバイクの後ろに乗せてもらったことは数えるほどしかない。
3. シノンの紹介と、取り調べ
店内に入ってきた和人と詩乃。和人は三人の顔を見るなり「げっ」と声を漏らすが、逃げ場はない。
「ええと……みんな、紹介するよ。彼女は朝田詩乃さん。あっちの世界では『シノン』って名前だ」 和人は気まずそうに、けれど詩乃を守るように彼女の前に立った。 「例の『死銃(デス・ガン)』事件の取り調べがようやく終わってね。エギルに会わせる約束と、あと……これからはALOに誘おうと思って連れてきたんだ」
「朝田、詩乃です。よろしく」 詩乃は少し緊張した面持ちで会釈する。和人の背中に隠れるように立ちつつも、その瞳はしっかりと三人を見つめていた。
4. シノンの直感
「ちょっとキリト、説明しなさいよ! 事件の調査って、こんな可愛い子と二人っきりでやってたわけ?」 リズベットの猛攻が始まる。和人はタジタジになりながら「そんなんじゃないって!」と弁明するが、アスナだけは静かに詩乃を見つめていた。
「朝田さん。キリト君と一緒に戦ってくれて、ありがとう」 アスナの言葉は優しかったが、その奥には言葉にできない複雑な感情が渦巻いているのを、詩乃は見逃さなかった。
(……ああ、そうか) 詩乃は直感する。この目の前の美しい少女――アスナも、そして隣で騒いでいる少女たちも。 みんな、この不器用で、自分一人で傷を背負おうとする「黒い剣士」に、自分と同じような特別な感情を抱いているのだと。
5. ライバルの自覚と、新しい「居場所」
「……キリト。あんた、本当に心配されてるのね」 詩乃はわざと呆れたように溜息をつき、和人の袖を軽く引いた。 「でも、安心して。この人の無茶を止めるのは、私の役目だと思ってるから」
その宣言は、アスナたちへの挑戦状のようにも、あるいは同じ人を大切に思う者としての共感のようにも聞こえた。
アスナは一瞬目を見開いたが、やがて柔らかく微笑んだ。 「……ふふ。心強い味方ができたみたいね。ねえ朝田さん、よかったら私たちともお友達になってくれないかしら?」
共通の想いを抱く「ライバル」であり、同時に理解し合える「友達」。 和人を巡る新しい日常が、ここから静かに動き出そうとしていた。
とりあえずなんとか書き上げました
目標は結婚後子供の話も書く予定です文字数は少ないですが何話になるかわかりませんがお付き合い下さい