黒閃が死ぬほど撃てる天与呪縛の女の子   作:リアオットー

17 / 51
幕間【直哉の暗躍】

「アイツは高専に行かせたぞ、直哉」

 

「バツカラスもついてったんやろな?」

 

「もちろんだ、コレでお前は毎日毎日ぶん殴られずに済む。」

 

よし、アイツがおると渡愛に情報が行く、俺がそれを嫌って寄せ付けないのも分かっとるけど、なんとなくアレからは違う意思も感じる、道化を演じた甲斐はあるなぁ。

 

「よし、ええでパパ」

 

「それで?お前は何をするつもりだ?」

 

「決まってるやろ、五条悟の強さを引き出すんよ」

 

元服の時、俺の方見とったからなアイツ、多分あん中で1番強かったことに気づいとる。

 

取り敢えず手を出すべきは何処や、呪術界を率いてる総監部が乗っ取られてんのはここ数年見てほぼ確実、大半はただのアホ、残りの何人かが傀儡、もしくは実行役やな。

 

禪院から出した奴も5人中2人狩られとる、あと一人は秒読みやから言うて情報だけさっき渡して反応が消えとる。

 

パパも違和感持ってるみたいやけどパパは現場主義かつ実力主義メイン、パパには出来へん考え方が要る、露骨過ぎて怪しすぎる奴は弾いてええ、相手も多分こっちが気付いてる事に気付いとるやろ。

 

加茂家、総監部の大元、他の家はほぼ考えんでええ、一般の出が総監部に行けることはほぼない、あっても閑職か生贄役、コレも弾いてええ。

 

やっぱり加茂家?いや違うな、それが出来るレベルはこの前の五条悟の元服で居らんのは確認済み、他も五十歩百歩、五条家も違う、六眼があればまだ何とかなるけど本人はどうせけえへんやろ。

 

どう足掻いてもデコイ兼見せ札として五条悟の強化は必要、相手の潜伏と判断が早すぎる。

 

俺と違って経験を感じる、まだ手を出すのは早い、変に見せたら狩られるのがわかる、相手はそれを牽制として出して本命の糸張り巡らせとんねん、こっちはちゃんとみなアカン。

 

相手の目標が分からん、手腕だけ見れば老獪、かと思えば直情的、刹那的な手も何回か使っとった。

 

まるで暗躍には骨の髄まで慣れてる雰囲気、加茂家の汚点の加茂憲倫みたいな・・・

 

待て、今何が引っかかった?なんで加茂家の汚点に意識が向いた?今のは無視できん、何や?

 

「直哉」

 

チッ、今だけは喋らんといて欲しかったわ、クソ・・・

 

加茂家の汚点、覚えとくか。

 

思考放棄、思考再設定開始。

 

「分かっとる、なんで五条くんの力を引き出すかやろ?」

 

「お前のことだ、渡愛の事に関係するのは分かっている」

 

「あいつは、加茂家の連中は隠してたけど自縄自縛の天与呪縛を持っとる」

 

「ああ」

 

「パパもおかしいと思わへんか?あいつは自縄自縛や、他縄自縛やない」

 

パパは初めてここで気がついたかという様な顔をした。

 

「そう言えばそうだな」

 

「今の渡愛かは分からん、でも間違いなく今までの渡愛を作り上げた奴がおる、そいつがどう頑張っても表に出てこん、多分呪詛師」

 

パパは手を生え始めた髭に当て思案に入る、さっきもそうしてくれたらよかったんやけどなぁ・・・。

 

「加茂家の人間である可能性は?」

 

「無い、主要な人物は五条悟の元服時に全部確認したけど完全シロや」

 

「他に怪しい人物は?」

 

「探らせたうちの半分が消えた、おそらく釣り針やから撤退させるわ」

 

「待て、そいつ等2人は見せ札として置いておけ、代わりに他の見せ札に賄賂を渡して情報を取れ」

 

「俺アイツラ苦手なんやけど」

 

「やれ」

 

禪院家当主としての試験代わりかいな・・・性格わっるぅ。

 

舌打ちで返事してそう言えばと少し前に通達が来た連絡について話す。

 

「そう言えば星漿体の護衛はそろそろやから呪霊刈りしろって通達来とったよな?」

 

「そうだな、使うか?」

 

「使う、タイミングが分かっとる舞台に俺も上がるで」

 

「渡愛はどうする?」

 

「どうせアイツは短期間でやらかしまくるやろ、この前ゲーム機破壊しまくって女中にボロクソに怒鳴られてべそかいてたのパパも知っとるやろ」

 

「ククッアレは愉快な様相であったな」

 

ええやん、パパはそっちの笑顔のほうが調子ええわ。

 

「呪霊刈りもやるけど任務外の祓いもいくつかこなすで、俺も手札を増やす、とりあえずの目標としては拡張術式のみの戦闘やな」

 

「ならば窓から任務にしない程度のいくつかの任務を見繕ってやる、こなせよ」

 

「もち、とりあえず非術師の・・・あー、なんとか教とか言う方でチョロっとやってくるわ。」

 

「盤星教か、何故だ?」

 

「あそこは金払いがええ、天元様の代替わりを嫌うならまずあそこ、呪術界のルールで手が出せんあそこは金さえ出せば頭数だけは問題無いんや、仕掛けるならあそこの可能性があるやろ」

 

パパは意外そうな顔で俺を見る、何や急に。

 

「お前、まともに応対されるのか?」

 

「上は無理やろな、でも一般人相手でもカルトやってんねんからやることはやっとるんやろあそこ、幾らでも埃が出るんならやれる事は幾らでも変えれるわ。」

 

俺はそのまま襖を跨いで縁側に出る。

 

まだ誰かは分からんけど、俺の女に手ぇ出しとるんやろ?

 

屁理屈も理不尽も全部踏み倒したるわ、ゴミのように死んでけやカス




ここの直哉くんは黒閃乱打のおかげで思考能力が冴え渡ってます。

あと炳も何人か直哉の指示で強化訓練やってるから原作の時間軸だと原作より強化されてると思われる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。