黒閃が死ぬほど撃てる天与呪縛の女の子   作:リアオットー

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縛り内容
・加茂渡愛を好きになること
・加茂渡愛と結婚すること
・他人から感謝されること
・浮気をしないこと
・他人を虐めないこと

躯倶留隊
・渡愛と試合して負けたら呪力を使わず筋肉痛になるまで訓練

禪院蘭太
・渡愛と試合をして負けたら3日間呪式無しで訓練参加

禪院扇
・双子との接触を禁止、禁止には話す事、手の長さと同じ範囲の空間に入れること、また同じ部屋に居ることを含む


星漿体の護衛

天内理子の住んでいるマンションの前に直哉は居た、術式を使い全力で走っていたことで汗だくになってはいるが戦闘に影響は無い、呪力で強化した脚力を使い、ベランダに直接乗り込んだ直哉はカーテンが閉められた窓を叩く。

 

「えろうすんません、呪術高専の者です、今中にいらっしゃるやろか」

 

補助監督からの連絡で天内理子がまだ部屋から出ていない事は把握している、五条悟と夏油傑は到着まであと5分はかかる。

 

「まあ反応無いわなぁ・・・さて、どないしましょ」

 

最悪窓ガラスを叩き割る事も選択肢に入れつつ五条悟に電話を入れる。

 

「あーもしもし五条くん?一応護衛対象の家に着いたで」

 

「はっや!?いくらなんでも早すぎるだろ」

 

「あっはっは、術式使われへん悟くんには言われたくないわ」

 

あえて大きな声で直哉がそう言うと部屋の中から爆風が流れてきた。

 

「お、やっぱり護衛対象はもう襲われとるやん、手柄奪われん様に頑張りやー」

 

「はぁ!?お前何やっーーー」

 

電話をぶつ切りにし、ご丁寧に爆発を起こしてくれた下手人の顔を見る。

 

「お前、何者だ?」

 

「言うたやろが、呪術高専のものですってなぁ」

 

どこぞの電撃戦やりまくった国の軍人みたいな格好をした奴が女の子の首にナイフを向けてこちらを見ていた。

 

投射呪法の重ねがけ、パパは速度を上げる為に使っとる、1秒間に24回、自分の視界を画角として作り出し、上手く作れると作った動きをトレースする。

 

俺はこの仕組みはすぐに理解出来た、自分のつこうとる術式やし、パパって見本もある。

 

だから使い方を変えてみた。

 

重ね掛けするのは変わらない、加速度も変わらない、でも俺がやるのは現実を侵食するグリッチみたいなもん。

 

同じ工程を、順転と反転で重ねてみた。

 

すると面白いことが起きたんや、順転で加速し、反転で減速する、厳密には多分ちゃうけどなぁ

 

重ねることで、加速が高まった状態で飛び出せる。

 

「なぁ自分、ケツワープって知っとる?」

 

「は?何言って」

 

解放された動きが通常の投射呪法による加速の数百倍の速さで開始される、それは瞬きすら遅い速さで天内理子を男から離し、飛び蹴りによってマンションの外まで壁を砕きながら蹴り飛ばした。

 

男は反応すらできず、呪力による防御の上からその身体をバッキバキに折り畳む。

 

「ごめんちゃい、どっちかって言えばヌケボーなんよ」

 

まだギリギリ死んどらんか、運ええやん。

 

反転術式はかけられんから最低限の治療だけして捕縛やなぁ。

 

「速さ×加速度≒重さ、重さは火力の高さやろ?」

 

弱過ぎるわ。

 

携帯から着信音、画面には五条の文字。

 

「お前マジで何やったんだよ!?」

 

「バイエルやったで、そっちはどうや?」

 

「護衛対象は無事、だけど家がボロボロ、お前隠蔽しろよ・・・」

 

帳下ろしたら非術師巻き込むしなぁ、まぁ大きめの爆発くらいで済ませたし行けるいける。

 

「とりあえずそっちに戻るわ」

 

このヌケボー移動タメに結構な時間がかかるうえにちゃんと制御せんと普通にフリーズするから難易度高いんよねぇ。

 

「五条悟は最強なんやろ?術式だよりやない証拠くらい見せんとアカンで?」

 

返事も聞かず電話を切る。

 

俺が異端なだけやけど、五条悟は腹芸できんね。

 

さて、闇サイトに懸賞金は・・・かけられとるね、縛りは予定通りにされとるか。

 

「出来ればここで裏の戦力溜めたいくらいやけど、雑魚しかおらんな」

 

既に懸賞金目当ての呪詛師達はこちらへと連絡を飛ばしている、そっちの対応は任せてあるから連絡だけやな。

 

バイエルは見込み違い、領域展開しようともせず会話ばっかり、多分夏油くんと同じ物量頼みの呪術師特化、弱くは無いけど群を抜いて強くもない。

 

他が2級とどっこいどっこいな事を考えるとコイツはまぁギリギリ準一級ってとこやろ。

 

非術師ばっか相手にしとったからやろなぁ。

 

コイツの得意は銃弾ばら撒く方式のほうがまだ強いわ。

 

「ゲホッ」

 

「お、まだ生きとるんか、丈夫やね。」

 

「お・・・前は・・・?」

 

「禪院直哉、禪院家の次期当主にして、一級術師や」

 

腕は粉砕してる、足も片方ちぎれかけとる、胴体にも何発かぶち込んだし肋骨は折れとるやろ。

 

「取引でもしよか?命助けるかわりに俺の言う事聞くねん」

 

「誰が・・・するか」

 

まぁ、そうやろなぁ。

 

こいつらの目的は現呪術界の転覆、その方法は色々あったが結局のところこいつらの言いたいことは大まかにコレや。

 

自分達の待遇の改善。

 

元々呪術界においての地位すら持っとらん分際がアホなこと抜かしとるけど、言いたいことはわかるわ。

 

「君等、方法自体間違っとるんよ、非術師に力を見せつけたい位なら手品師程度の規模で我慢しとけばええのに、変に活躍できる機会があったから無駄に肥大化しとるやん」

 

こいつらには承認欲求が強い奴しかおらん、そういう奴が力を持てば、迷惑をかけてでも力を誇示するのは当たり前や、総監部の腐れ共と同じように。

 

「君等せめて呪術高専辺りにコンタクト取れば多少は今よりかは満足できたんちゃう?」

 

うちはまだまだ腐卵臭漂うゴミ溜めやし、掃除が足らんからこいつらを受け入れる訳にはいかん。

 

「要するに、君等まとも過ぎんねん。」

 

親からちゃんと教育受け取ったけど、自分の他とは違う力を自覚して振り回した結果、心に穴が空いた中二病患者、Qを端的に言えばこうなる集団。

 

「反抗するには良心が育ちすぎとる、従順になるには倫理観が足りすぎとる、かといって自立するには、力が足らん。」

 

結果として、呪い合う環境では弱すぎる。

 

「このまま組織毎死にたくないんやったらこの住所まで全員連れて這ってでも来いや、天内理子の家以外に被害出さんように動いてたおかげでお前らの罪状は他には軽いもんしか無い」

 

俺はある場所の住所を書いて置いていく、俺の前に医療箱を抱えた四級くらいの雑魚が慌ててバイエルを介抱しようと手を伸ばす。

 

「安心せぇ、俺は肥えてるやつは嫌いやけど努力して絞っとるやつは嫌いやない、呪詛師から手を洗う言うんなら、金くらいなら貸したるわ」

 

バイエルは何も言わない、気絶でもしたのかもしれないが、今は天内理子だ。

 

「手足の補充には十分やないか?甚爾君」




さらっと家屋破壊の罪状をバイエルに被せていくスタイル。

ゲームみたいな術式の奴にゲームやらせたら非術師の無限の人海戦術の発想力の強化をそのまま持っていかれるのヤバすぎると思うんですよ。

それはそうとこの星漿体の護衛の時ケツワープとヌケボーってあったっけ()
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