黒閃が死ぬほど撃てる天与呪縛の女の子   作:リアオットー

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縛り内容
・加茂渡愛を好きになること
・加茂渡愛と結婚すること
・他人から感謝されること
・浮気をしないこと
・他人を虐めないこと


アホみたいな縛り

俺は医務室で目が覚める、起き上がり辺りを見渡すと窓の外に1羽のカラスが木の上でじっとしているのが分かった。まぁええわ。

 

「なにが起きた?っていうか俺の首とばんかったか?」

 

気絶する直前のことはよく覚えている、投射呪法を使って直進し、フリーズさせたあとに背中側から蹴りを入れようとした、家ならそれで術式持ちじゃないカスには十分だった、反応すら出来ずにそれで終わる。

 

だが、アレは反応してきた、ちょうど騙すために止まった瞬間に完璧に合わせてきよった、速さが足りなくて投射呪法に間に合わず俺が手を避けたのは間違いない、でも何かに引っ張られて吹き飛んだ、どういう事や、何が起こった?

 

術式持ち?いや、そんな話は一切聞いてへん、天与呪縛で頭パッパラパーになってる術式も持っとらんアホのはずや。

 

まさか天与呪縛の内容で術式の公開ができない?いや、それなら他人には関係ないはず、本人が知覚できへんだけのはずや、情報は流れる筈や。

 

まさか・・・黒閃?

 

いや待て、天与呪縛って言ってもそんなアホみたいな事あるか?黒閃とかガチのラッキーヒットやろ、あのタイミングで出せるなんかあるか?

 

いやもし打てた場合俺は一番アホやったってことになるやろ、黒閃打てる奴に圧勝できるほど俺はまだ術式の理解は足りとらん。

 

こんなんじゃ、甚爾君には追い付けん。

 

「なおやー!!!りんご!!!」

 

「お待ちください渡愛様!!!まだ直哉様はお休みになられています!!!」

 

アカンほんまにしばき回したろかなコイツ。

 

「直哉起きてる!はいこれ!」

 

「なぁコイツ何回か殴ってもええと思うねん」

 

「それはおやめになられたほうがよいと思います」

 

追いかけてきていた女中が俺の独り言に反応してきた、加茂家のカスは自分の立場がわかっとらんのとちゃうか?

 

「は?お前ごときが意見すんなや」

 

【縛りに違反しました、縛りの内容は【他人を虐めない事】違反した直哉様は渡愛様による罰が執行されます】

 

窓の外にいたカラスから信じられない事実を聞いた。

 

??????????????

 

「直哉、おすわり」

 

「は?ちょっと待てや!!!!」

 

唐突に現れた黒い天使の輪を頭のうえで輝かせながら渡愛は黒い稲妻をバチバチと輝かせた。

 

「待て、何の術式やそれは!?お前術式なんか持っとらんやろ!!?」

 

「「誰もそんなこと言ってないよ(おりません)」」

 

「ざけんなや!情報流せや!!ゴミカスが!!!」

 

本日2度目の黒閃であった。

 

気絶から回復したのに今度は気絶することすら無くそのまま話は進んだ。

 

「で?お前の術式は何やねん、あとなんやコイツは」

 

「バツカラス」

 

「もっと詳しく話さんかい」

 

「んーと、私の術式は心象ひつびつ?」

 

「信賞必罰な?でどういう事や」

 

「私との縛りに違反した人は遠隔直接問わずに私から殴られるの、違反した内容は大声で通達されるし判断基準は私だよ」

 

じゃあさっきのバチバチは何やねん・・・!

 

「なるほど、信賞必罰をもじって心象必罰か」

 

・・・コレメンヘラに持たせたらアカン術式やな?加茂家も手が出せんと見た、まだガキやからって縛りをかけすぎたんやなコレ

 

「アホやな加茂家も」

 

【縛りに違反しました、縛りの内容は【他人を虐めない事】違反した直哉様は渡愛様による罰が執行されます】

 

「待て待て待て待て!!!!!いや絶対ちゃうやろ今のはァ!!!?」

 

3回目の黒閃。

ーーー

「でなんで俺は死んでないねん、痛みはヤバいけど無傷やろコレ」

 

【黒閃によるダメージは罰として過剰である為に賞として回復、及び黒閃による呪術的なボーナスが直哉様に入ります】

 

「つまりまだ黒閃に耐えられへんから黒閃のダメージ分反転術式に変換されとるんか、無法やね。」

 

コレ・・・術式考えた奴は別に居るな、やってる事が都合良すぎるわ、高等技術がオートで走るようになっとる。

 

本人がアーパーなんも多分その辺の奴の縛りの可能性すらあるな、そんでコレ言われてないだけで口外禁止の縛りもあるやろし、その時はバツカラスによる観測と遠隔の【罰】で即死しとる感じかもしれんな。

 

「なんとなくからくりは読めたわ、ていうか子供に考えさせることや無いやろコレ・・・」

 

ていうかバツカラスお前話せるんかい。

 

しかも呪術的なボーナスが俺に入る?つまりこの黒閃はいずれ耐えられるようになってくんのか、アホやろコレ考えたやつ。

 

「じゃあなおや、結婚しよ」

 

「今は年齢的に無理や、婚約やね」

 

【縛りに違反しました「は?」縛りの内容は加茂渡愛と結婚すること「今の年齢で出来るわけ無いやろ!?」罰は許可されませんでした】

 

許された。

 

「おう、楽しんでるようだな・・・」

 

扉がガラッと開きそこからヒゲが生え始めたパパが入ってきた、やっと助けてくれるわ。

 

「パパか、既に黒閃2回決められたで、コイツヤバいわ」

 

「ほう?」

 

黒閃を何回も打てるアホ、ほんまなんの天与呪縛やねん・・・

 

「まぁそれは良い、お前と加茂渡愛の縛りの件で話が纏まった。」

 

「婚約はいつなんや?」

 

「それは既に終わっている、うちで加茂渡愛を預かることになった。」

 

・・・。

 

「直に結婚するのだから早めに行動したほうが良かろう?」

 

「死ぬわ!!!!」




無自覚に渡愛の事を好きになってるから好きになることの縛りは違反されないの面白いですねナナチ
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