黒閃が死ぬほど撃てる天与呪縛の女の子   作:リアオットー

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縛り内容
・加茂渡愛を好きになること
・加茂渡愛と結婚すること
・他人から感謝されること
・浮気をしないこと
・他人を虐めないこと


くくるたいがおー

なおやの家に来ました。なおやと一緒にいた人はなおびとと言うらしいです、初めて知りました。

 

「ここが私の家かぁ・・・あんまり変わんないね」

 

「当たり前やろ、加茂家も禪院家も古くからの名家やぞ、そんなポンポン変われば意味ないわ」

 

なおやは私よりも賢い、でも私が勝ってるから私のほうがつよい、コレが真理、なおやは雑魚。

 

「何ドヤ顔でこっち見てんねんぶっと・・・っ!」

 

何故黙るのですか、私の方に居るバツカラスになにか用でもあるのですか?

 

「ほんま腹立つわぁ・・・」

 

「イライラは健康に良くない、適度に吐きだすのが吉」

 

「誰のせいやとおもとんねん・・・!」

 

お屋敷に入ると広い廊下に何人か男の人達が居た。

 

「コイツラは躯倶留隊(くくるたい)や、おれらの部下になる、弁えや」

 

「よろしく〜」

 

私が挨拶を返すとくくるたいの人達は殺気立って私の方を見てきます。

 

「怖いですね、なおや」

 

「雑魚がいきがっとるだけやろ、お前ほど壊れとらんわ」

 

「酷いですねなおや」

 

「分かったからその拳こっちに向けんなや、変に飛び出してきたらどないすんねん」

 

ここで私に稲妻走る。

 

「そうだ、くくるたいと約束したら良いのでは?」

 

「へぇ、縛りか?面白いこと考えるやん、何縛るん?」

 

「ん〜じゃあ定期的に私と訓練することとか?」

 

「それくらいやったら言わんでもええやろ、というか付き合うほうが哀れやわ」

 

「なおや厳しい・・・じゃあ私に負けたら3日間術式を封印して訓練に参加とかはどう?」

 

私の意見になおやは爆笑し始めた、笑われた、ひどいね。

 

「その内容にするのは炳の奴等やね、他は術式なんか持っとらん」

 

「じゃあ呪力なしで筋肉痛になるまで訓練で!」

 

今度こそなおやは腹を抱えて笑っていた。

 

ーーーーーー

蘭太は今、盛大に困惑している。

 

丙も含めた全躯倶留隊に召集がかけられたかと思えば目の前に禪院直哉次期当主と同じほどの年齢の幼子と戦えという命令が下ったためだ。

 

名前は加茂渡愛、加茂家の天与呪縛持ちで頭がおかしい女児であると言う噂がある人物である。

 

長い黒髪に菫色の目はどちらかと言うと武芸よりも舞等の文化的なそれに似合うほどに戦場には似合わない見た目をしている。

 

だが直哉次期当主自身の言葉により試合で負けたから婚約している、らしい。

 

訳が分からない、禪院直哉次期当主はアレでも実力は確かである、それこそ歴の長い躯倶留隊でも術式を持っていない大人であれば一撃で沈められる程に。

 

その人物が笑いながら負けたと晴れやかに宣言したのだ、それも分からない。

 

だが一番分からないのは数十人に囲まれた上でもどや顔を崩さない渡愛の方である。

 

「いつでもええで、炳で集まってんのは君だけやろ、他のやつはもうちょいかかるわ、先に倒しとき」

 

「あの、直哉次期当主・・・様、よろしいのですか?」

 

「見てたら嫌でも分かるわ、自分がアホらしくなるくらいにはなぁ」

 

本気でイライラした顔を見せながらそのセリフを言われても困ります直哉次期当主。

 

「じゃあいくよー!」

 

その場違いな程の掛け声と共に、黒い稲妻が空間全てに走った。

 

一人が数十メートル近く吹き飛ばされ、時間が止まる。

 

「うん、飛んだね、もっと行こう」

 

躯倶留隊が吹き飛ばされていく中何人かは動けずに殴り飛ばされ、何人かは防御が間に合い、それでも身体ごと殴り飛ばされる。

 

「まるで甚爾君やね、アレ」

 

直哉次期当主の言葉に内心で猛烈に頷きたくなるも彼女の暴虐は止まらない。 

 

「あの雷の術式があの子の術式なんですか?」

 

「どっちやと思う?」

 

「・・・もしかして、黒閃・・・なんですか?」

 

「アイツはアッチ側や、憎たらしい程になぁ」

 

黒閃、信じられないほど細かいタイミングで攻撃と呪力の当たるタイミングが合わさる事で引き起こされる現象、通常ならまず出せるものではない。五条悟なら、まだ分からないが。

 

でもどうやってアレが発生しているのかが不明だ、黒閃を一回出すのがどれほど難しいのかを丙で何度か任務をした蘭太は分かっている。

 

アレは狙おうとして出せるようなものではない。

 

「多分黒閃自体は出そうと思えば出せる、それくらいの感覚なんやろ、アレにとっては」

 

さっきからコイツとかアイツとかアレとか名前呼ばないなこの人・・・と蘭太は思った。




躯倶留隊には圧勝しました、呪力なしで筋肉痛になるまで訓練の縛りが追加されました、隊長の人は居なかったので巻き添えです。

居ても黒閃ポンポン撃ってくる奴に勝てるわけがないのはほんとにそう。
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