・加茂渡愛を好きになること
・加茂渡愛と結婚すること
・他人から感謝されること
・浮気をしないこと
・他人を虐めないこと
躯倶留隊
・渡愛と試合して負けたら呪力を使わず筋肉痛になるまで訓練
禪院蘭太
・渡愛と試合をして負けたら3日間呪式無しで訓練参加
禪院扇
・双子との接触を禁止、禁止には話す事、手の長さと同じ範囲の空間に入れること、また同じ部屋に居ることを含む
『』
・渡愛と共に禪院直哉の嫁である事。
天内理子
・天内理子の天元との同化を停止し、新しい肉体を与えること、それまでの期限はバツカラスとは別の反転術式のアウトプット専門の式神として生存する事。
体育の時間、全員そのままの格好でグラウンドに集まっている。
「あの、体育って事は先生も変わるんですか?」
「ああ、担任は灰原先生だがさっきも見た通り呪術師としてはかなり弱い、その代わりうちには常駐戦力としてあのゴキブリともう一人、体育教師が高専にいる。」
「まぁどういう人かは見たほうが早いぞ!事前情報で出すならろくでなしだ!」
パンダにろくでなしと言われる程の人物が体育教師などやってもいいのだろうか。
「はーいみんなー!連れてきたよー!」
「おいあと3回回せば虹扉だっただろうが渡愛ァ!!!」
「俺の出玉記録塗り替えを邪魔しやがって!!!」
先程校舎の窓から飛び出して行った禪院渡愛さんが大の男2人を引きずっている、どう足掻いても勝てるような見た目ではないにも関わらず引きづられている2人は抵抗虚しく僕達の前に引きずり出されていた。
「二人とも、学校にはちゃんと来ましょうね?」
「いやだから俺の出玉記録「は?」」
圧が凄まじい。
呪力の量では僕の方に軍配が上がる、それでも渡愛さんの呪力量が全く分からない。
多分全く漏れ出てないんだ、だから込められてる呪力から推測するしかないけど、それだって本当なのか分からない。
「はい、なっさけない2人に強制参加させて体育するよ!」
「おい渡愛、俺はまだパチンコで負けてねぇって」
「フフフ、あなたが10万の負けをしているのは黒沐死から聞いてるんだよね。」
「は?ちょっ」
「恵くんから何発か殴っていいとすら言われてるよダメ親父。」
黒髪の男性は絶望したような顔で項垂れる、話を聞いてる限り一切の同情の余地はない。
「はい!体育教師!仕事の時間だよ!」
「あークソ・・・お前が編入生か、俺の名前は伏黒甚爾だ。」
「あ、はい」
伏黒甚爾、既に教師などやっていい性格ではなさそうだが取り敢えず彼が僕の先生らしい。
「お前は初回だもんな、説明がてら渡愛と一戦やる、見てろ。」
「私は書類仕事が」
渡愛さんが言い終わらないうちに甚爾さんが消え、遠くに居たはずの渡愛さんは甚爾さんの拳を受け止めていた。
「負けが込んだ八つ当たりだ、付き合え。」
「ほんっとそういうの勘弁してくれないかなぁ!?」
渡愛さんは地面に向けて足踏みをしたと同時に黒い稲妻が地面を走る。
「んえ?」
「あー、そう言えば言ってなかったな。」
「アレも術式なんですか?」
【アレは術式ではないよ】
真希さんの肩に止まった烏から声が聞こえて僕は心臓が口から飛び出そうな程の衝撃を受けた。
本当に驚いた時は声も出ないんだと何処か冷静な思考がよぎる。
【私はバツカラス、最近ようやく自由に話せるようになった渡愛の別人格だ、よろしく】
「待ってください、僕の今までの常識が全部消えていってるので落ち着かせてください。」
この1日で何度絶句すればいいのだろうか、もしかして僕は異世界にでも迷い込んでしまったのではなかろうか。
「バツカラス、そう言えば最近お前見ないけど大丈夫なのか?」
【安心したまえ、私は直哉と悪巧み中なだけだ。】
「全く安心できねぇ・・・」
「すぅ・・・はぁ・・・」
深呼吸してなんとか心の平穏を取り戻そうとするも爆発音と黒い光がやたらめったら周囲に飛んでくるのでまるで台風の中に居るような気分だ。
「よし、なんとかなる・・・なんとかなる。」
「自己暗示ならこっちだろ?」
「【落ち着け】」
驚くほどスッと冷静さを取り戻してしまった。
「説明を」
【アレは黒閃と呼ばれる現象だ、分かりやすく言えばゲームのクリティカルヒットのようなもの、狙って出すのは渡愛と直哉しかいない。】
「五条悟も出せないってのは中々おかしな話だと思うがな」
【彼は呪力操作の技術もセンスもあるが黒閃に愛された者ほどではないさ、良くも悪くも見え過ぎる彼にとっては逆に通しにくい現象だと思うよ。】
黒閃・・・そんな現象があるなんて、僕の知ってる常識が本当に薄氷の上に有ったものなんだと認識してしまう。
【黒閃が発動すると色々とメリットもある、一つに呪力操作の恒常、アスリートで言うゾーン状態になると共に呪力の回復速度の超向上、黒閃が発動した打撃の威力が平均して2.5乗というとんでもない威力に跳ね上がる事だ。】
「あの人普通に出してません?」
【ああ、渡愛は本当に例外的に呪力切れがない、渡愛の戦闘能力は黒閃によるものが大きい上に戦えば戦うほど無限リソースでぶん殴られ続けることになる。】
「逆らうのはお勧めできねぇぞ乙骨、あの人の打撃は俺たちが吐きそうで吐かないギリギリをひたすら攻めてくるからな」
うわぁ、嫌だなそれ。
そんな話をしているうちに見えない移動とひたすら眩い稲妻が終わりを告げる。
終わった後には顔がボッコボコに殴られている伏黒甚爾とスッキリした表情でニコニコ笑顔を向けて来ている渡愛さんの対照的な姿があった。
そしてまた眩い光と共に僕達の前に伏黒甚爾さんと共に連れてこられた男の人が投げ出されていた。
「ぬおぁ!?」
「はーかーりー?」
「いやいやいや!!!もういいでしょ姐さん!!甚爾さんあんなにボッコボコに「されてねぇが?」なんで治ってんだアンタはぁ!?」
「俺の身体は特別だからな。」
「そこまで行くともはやギャグ漫画の域だろうが!!」
「はい!パチンコに行った罰ね!乙骨くん!」
「はい!・・・あの、渡愛さんって体育教師じゃないですよね?」
「口答えはしない、ほら、そこに立ってー。」
従うしかないようだ、渡愛さんって思ってるよりアグレッシブというか気にしないのか・・・?
「秤は領域展開っていう呪術師にとっての切り札を使えるからね、今からそれを使ってる秤と乙骨君とで組手をしてもらう。」
「えっ」
「私がそうだったんだけど上達するには痛みが必要、そして乙骨君は呪力量が里香ちゃんのおかげでずば抜けてる、つまり戦闘経験がそう簡単に積めない。」
『呼んだぁ?』
「まだ呼んでない!里香ちゃんはもう少しあとでやってもらうことがあるから素直に待っててね!」
『分かったぁ!』
「とまぁそう言うわけで、今日の締めとして秤と千本ノックしてもらいます。」
「本当に唐突ですね!?ていうかあの、秤さんはもう構えてるのは良いんですか!?」
「やらなきゃ俺が殴られんだ、乙骨、やるしかねぇんだよ俺は!!!」
「ハイスタートぉ!!」
「【領域展開・坐殺博徒】」
その後の事は覚えていない、とりあえず言うなら、秤さんの容赦の無さが本当に怖かった。
乙骨「さっきからなんなんだこの音楽は!?」
秤「ミュージックぅ!!スタートォ!!!」
里香『楽しそう』
渡愛「駄目だよ里香ちゃん、アレは乙骨君にはさせられない遊びの代表格だから。」
京都組も居るので0時空交流会書きたいねぇ・・・。