海鳴産地の魔導戦鬼(旧題:ややガイオウモンのマジカル戦記)   作:町コアラ

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ネタ回というか元々やりたかったことではあるけど前置きがながくなっちゃたというか、やっとデジモン要素増やせます。


仕事を増やすんじゃねえ〇すぞ

「リニス?これはいったい?」

「はい!モニタもんと名付けました!タケミチの配下のイメージとしてこの国の忍者というものを参考にしたんですよ!」

『1号デスナ!』

『2号デスゾ!』

『3号デアリマス!』

 

 そこじゃないんだけどな

 

 ここはリニスの工房、といってもこの世界じゃその手の資材は手に入れることが出来ないのでうちの倉をいじってどうにか形にしていたのだが、温泉旅行から帰ってからバニングス家と月村家にも説明に行った後こちらでもあっさり受け入れられてもらうことが出来てリニスの工房に協力してくれた。主に機械類

 

 そして現在、俺の目の前にはだいたいおれの腰ぐらいの身長の頭部がアンテナの箱型テレビに忍者の胴体と手足が生えたようなものたちが立っていた。忍者というにはちょっとずんぐりむっくりな気もするが

 

「宮園家の遺産はタケミチの生活のために手を付けるわけにもいかず、いままで仁王もレイジングハートも簡単なメンテナンスぐらいしかできませんでしたがこれで多少はマシにできます!フフフフフ」

 

 工房に籠る前そんなことを言っていたが…うん、だいぶハッスルしたようだ。いままで隠し事ばかりで何もかもカツカツで新しい物づくりなんてできなかった反動なんだろう…それはまぁいいんだけど

 

「ええと何ができるのかな?」

「ああ!私としたことが!モニタもんは魔力で動くそれぞれが中継基地の役割をもった自律移動ができる通信装置兼探索装置です。それぞれが索敵したものをすぐ共有!しかも水陸両用なのでどこでも連れ回せますからこれからの探索の幅が広がりますね!」

「そ、そう…でもこいつら_」

「ああ、おっしゃらないで!たしかにスペックのために少し重量級なボディとなりましたがそこは子機たちの出番です!」

(しゃべり方がやけに芝居がかってる…ハイになってるというか、なんか変なもんみたか?)

 

 リニスがモニタもんの背負っているカバンから取り出したのはモニタもんが頭だけになってさらに小さくなったもので俺の膝に乗るくらいといったところ、それと鉄のディスク?

 

「モニもんとディスクドロンです!あ、ディスクドロンのドロンは忍者のどろんとドローンを合わせたもので、この子たちを放ってより広範囲の探査が可能になるのです!モニもんは見ての通りスペックダウンの代わりに携行性を高めたもので画質や読み込みが劣化しちゃいます。」

 

 リニスがディスクを手に持ち魔力を籠めると色が赤くなり、鳥型に変形する

 

「ディスク状態でモニタモンの口に入れればこの子たちが見てきたものを確認できます。ジュエルシードは起動直前でないと目視で確認するしかないですから、これで格段に探索範囲を広げて水中探索もできます!」

 

 リニスはふふんと、両手に様々な色のディスクを持ち見せびらかす

 

「さすが仕事が早いこと、技術屋の本領発揮ってわけだ」

 

『若。この身も少し変わりました。』

 

 仁王の方はパーツを変えずに形態変化の幅を増やせないか試していた。今までは基本の二刀に大火力用の菊燐の2つだけだったがさらにもう1つ追加することが出来た。棒の先にそれぞれ白と黒の宝玉がついている鈍器になった火撥(ひばち)。要するに二刀の感覚で扱える刃物ではない武器、やはりテスタロッサたち用だこれなら刃物よりは手加減せずに使える。

 

 俺の方は高町家で御神流の全てを叩き込んでもらっている。うすうす感づいていたけど大分イカツイ流派だった。よく現代まで残せたよね。これからは特にも役立つからありがたいことこの上ない。

 

 親しい周囲への隠し事が無くなり、てすごい動きやすくなった。やっぱり皆、周囲へ隠すことが一番ストレスだった

 

「ふぅ、さすがに疲れました。隠す必要なくなってテンション上がってたんですかね…」

「それじゃあ横になりなよ。体ほぐしてやるから」

「お願いします~、体もうバキバキになってます」

 

 ホントに疲れていたらしい、そのまま寝てしまった。

 

 

 

 

 後日、俺とリニスは放課後に山中の池に来ていた。理由はやはりジュエルシードの捜索と諸々の実地試験。水中探索用の蟹、蛇、蛙の三種類のディスクたちをそれぞれ10体ぐらいで放ってモニタモン1号を連れてきている。その間、こっちも仁王の新形態の動作確認で素振りして待っていた。高町たちは町の方を探索してる。そっちでもユーノが鷹、狼、猿を使っていてそっちは2号がついて行ってる。3号は自宅待機だ。

 

『こちらリニスです。どうですかユーノ視界や声は拾えていますか。』

『こちらユーノ、視界音声ともに良好だよ。」

 

 ユーノの方はどっかの路地裏で使っているようだ

 

 まあそんなこんなで夕方になり、そろそろディスクたちも帰ってくる時間になった。映像確認してなんもなければ帰ろうか…なんて思っていた時期がありました

 

 町の方で結界が張られたかと思ったら魔力流が撃ち込まれた

 

 ああ、うん

 

 とうとうやりやがったなあのスットコドッコイどもがあああああああああああ!!!!

 

 最低限、結界は張ったらしいから約束は守ってるつもりなんだろうが危険なことに変わりないだろうが!!!!

 

 回収はリニスに任せて向かおうとしたその時…

 

 近くで3つの衝撃音。池の奥からデカい蟹が姿を現し、森の奥からデカい蜘蛛が飛び出し、山奥の方でサイと亀の甲羅が合体したようなこれまたデカいのがのが飛びたった。

 

 ちょっと深呼吸して、うん、

 

 共鳴かなんかしたか、ジュエルシードの近くにいた生物がさっきの魔力流を感じてしまって命の危機でも感じたか、詳細は定かではないが…俺のやることは決まっていた

 

「リニス。結界よろしく」

 

 

 

 殺すか

 

 

 

***

 

 

 

「ああ!うっとうしいねえ!なんだいこのちっこいやつら!」

「リニスさんお手製の探査道具さ!まとわりついて相手のかく乱もできる優れものだよ!」

 

 街中ではユーノ対アルフ、高町たちは対フェイト・テスタロッサの構図になっていた

 

「なんでこんなことするのフェイトちゃん!」

「結界は張った。」

 

 既に街中のジュエルシードは封印済み、奪い合いのステージに入っていた

 

「それ、タケくんの前で言える?それに__」

 

 高町なのはが言葉を紡ぎ終える前に、山の方向から噴火と錯覚するような魔力が吹き上がるのをこの場の全員が感じ取った

 

「本気で怒ったタケくんなんてこの場の誰も、私だって知らないんだよ?」

 

 高町なのはは青い顔をしてそういった。

 

 

 

***

 

 

 

 宮園武道は既に蟹は叩き潰し、蜘蛛は斬り刻んでいた

 

 そして現在、亀の甲羅を背負ったサイのようなものの上にに取りつきいていた

 

「堅いなあ、そのままじゃ刃物は通らなそうか…じゃあ割るか。」

『火撥』

 

 仁王を鈍器形態にして甲羅に左右ついていた目の片方を打ち付ける

 

 なんども、なんども、なんども

 

 一発一発が爆発起こしそれを繰り返すことで目玉を中心に大きく(えぐ)れる

 

 化け物が悲鳴を上げて揺れ振り落とそうともがくが振り落とすことはできない

 

「これぐらい広げりゃいけるな。」

『菊燐』

 

 仁王が、くの字型のような異形の大太刀に変わり、それを傷口に突き刺し、

 

『燐火斬』

 

 大火力を叩き込み内から爆散させた。

 

「はーっクソが、あんにゃろうども待ってやがれ今すぐいって説教してやる!」

「お疲れ様ですタケミチ。」

『見事でした若』

 

 リニスが駆け寄ってくる、まあこいつら3体で発散したし、怒りは収まったし、ジュエルシードも結果的に3つ集まったし、落ち着いて__

 

 その時、街中で光の柱が登った

 

「GUGYAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!」

 

 鬼が目覚めた

 

 

***

 

 

「うぅ…」

「くっ…」

 

 現在街中では高町なのはとフェイト・テスタロッサジュエルシードの取りあいによって起きた激しい衝撃によって弾き飛ばされた直後である

 

「大丈夫…戻ってバルディッシュ」

 

 フェイト・テスタロッサがバルディッシュを戻し、再度ジュエルシードの確保に向かおうとしたその時

 

「こんちきしょうがああああ!!!」

 

 隕石と見紛う勢いで宮園武道が突入してきた

 

 そのままジュエルシードのそばに大太刀状態の仁王を投げて突き刺し

 

「仁王、結界で囲め!!」

 

 自身とジュエルシードを仁王から発生させた結界で閉じ込めた

 

「タケミチ!?ダメだ!危ない!」

 

 ユーノが制止するもそのまま素手でジュエルシードを包みこんだ

 

「ぐぎぎぎ!!止・ま・りやがれあああ!!!」

 

 手が裂け、血が飛び散る、そうして次第にジュエルシードは光を失った

 

「あ、あ…」

 

 フェイト・テスタロッサは言葉を失っていた。理由は少年の今の行動のみではない。

 

 傘は所々破損し、着物もボロボロ、今のジュエルシードの封印のみの傷ではなく、今の今まで他の対処を強いられていたことが分かってしまった。

 

 アルフもさすがに強奪のチャンスとは思えないようで動けずにいた。

 

「タケくん!大丈夫!?」

 

 高町なのはが駆け寄り、傷を診ようとするが少年はそれを制し、血塗れの手で、そのまま仁王を手に取り、解除することなくフェイト・テスタロッサとアルフに向けた

 

「「「っ!?」」」

「それで?言い残すことはあるか?」

 

 殺意

 

 ユーノ以外の3人は驚いた。少年が2人に向けるのは間違いなくそれだった

 

 ユーノは少年のなかで一線を越えたのだと納得していた

 

(重い、苦しい)

 

 フェイト・テスタロッサは依然として動けなかった。バルディッシュの破損だけではない、こちらも既に少年を知ってしまった。言葉を尽くし、自分たちを気にかけた者をこうさせたのは自分たちであると自覚せざるえなかった。

 

「タケくん!ちょっと待って!」

 

 高町なのはは制止に動くしかし、

 

「高町、ちょっと黙っておいてくれ」

 

 その声は地獄の底から響いたかと思われるほどの圧であった、初めて聞くその声に逆にうごけなくなった

 

 アルフはフェイト・テスタロッサを連れ、逃亡を試みようと動き出すが__

 

「動くな」

「ごはっ!」

 

 瞬時に踏みつけにされて動けなくなる

 

「仕方ないまずはこいつか…」

 

 少年が大太刀を振り上げたその時

 

 バルディッシュが点滅し、2つのジュエルシードを排出した

 

「バルディッシュ!?」

「へぇ?2人分の命の代金ってわけかよ、主思いのいいデバイスだ。さすがリニスが生み出しただけはある。」

 

 そういって2つのジュエルシードを回収した。

 

「ハアああ、受け取ったし命までは取らないが…さすがに今回は度を越えてる。おまえらこのまま帰れると思うなよ。リニス!来ていいぞ!」

「よ、よかった~」

「傷をみせなよタケミチ。」

 

 少年が刀を収め、リニスを呼ぶと高町なのはがへたりこみ、ユーノが駆け寄る

  

「さて…このままここでって訳にもいかないし、どうしたもんかな…」

 

 2人に抵抗する気力はもはや残っていなかった




主人公の武装
阿吽の装   :基本の二刀
阿吽の装・菊燐:大火力用これで放つ燐火斬がディバインバスター枠、成長とともに火力も上がる
阿吽の装・火撥:今回で追加の打撃担当で対人用に手加減しやすいし力を籠めればかち割りも可能
 
モニタモン、モニモン:探索担当ガジェット
ディスクドロン:どうみてもディスクアニマルです本当に(以下略
        まあ後々デジモン要素にちゃんと絡むので…ヒント、進化ディスク

もっと早く出すもんよねこういうの
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