海鳴産地の魔導戦鬼(旧題:ややガイオウモンのマジカル戦記) 作:町コアラ
一夜明けて、月村邸の一室にて包帯まみれになった俺は起き抜けに
「お、おはようございますご主人様!…にゃん ///」
猫耳メイド姿のテスタロッサに朝の挨拶をされていた
「ちょっと待って、何の何の何?」
なにが起きてるかわかんないでしょ、俺もわかんない
昨日の夜
「タケくんが人殺しにならなくてよかったよ~、…けどボロボロじゃない!早く手当しないと!」
「忙しいやっちゃな」
刀を収めた俺に近づいた高町は安心したり、心配したりで表情が二転三転してる
「タケミチが落ち着き過ぎなんだよ傷がついてないとこないレベルじゃないか…特に腕、よくもまああんな無茶した後に大太刀を振り回せるよね」
ユーノが呆れたように俺の体を診ている
そんなこんなで応急手当の後…外でずっと話しても居られないので宮園家にとりあえず連行ということになった
「「ただいま」帰りました」
「「お邪魔します」」
『デスナ』
『デスゾ』
『お帰りデアリマス』
「「………」」
救急箱をもったモニタモン3号が出迎えるのを奇妙なものを見る目でテスタロッサたちはみている
「あのさ…さっきから気になってたんだけどあいつらもリニス作なのかい?」
アルフがたまらずといった感じで聞いてくる。まあさすがに気になるよな
「そう、モニタモン」
「えっと、この家の人は」
「ああ、そういや知らないもんなわざわざ話すようなことでもなかったけど、俺んち親いないんだよ死んでるから、ほら」
そういって俺は全員を居間に通し仏壇の方へ視線を促す、そこには両親の遺影が置かれている
「「…は?」」
おや、テスタロッサ絶句して、アルフはなんか顔が青くなってきたな…
「それがどうかしたのか?」
「タケミチ、アルフは以前あなたの事を恵まれた子と言っているので…」
「…?実際恵まれているから何とも、支えてくれる周りいるし、というかそこ気にすんならさあ、今日色々巻き込みかねなかったこと反省してもらいたいんだけど?」
…なんか味方3人が頭抱えてるんだけど
「いいかい?君たちが怒らせたのはこういう人種なんだよ。君が親のために止まらないんならこっちも救助隊だった御両親が守っていた町や人を守ためなら本当になんでもするからね、今回のことで自分を度外視して動くのも分かったし」
ユーノがテスタロッサ達に説教しながらこっちも刺してくる
「失敬だなユーノ、本当に必要なことじゃなきゃ無茶しないって」
「必要があったら即断即決しちゃうとこ言ってるんだからねタケくん」
ちょっと目そらして
「…ごほん、とりあえず2人の処遇についてが先だろ?」
「まあ、2人を見張る位なら私が片手間にできます。そもそも戦う気力も無いでしょうし、バルディッシュがちゃんと治るまでおとなしくしているでしょうから」
見るとずいぶんしおらしくなっている
「うーん、まぁアンタの境遇知って落ち込むくらいなら大丈夫じゃない?」
「タケミチくんは色々事情知ってて麻痺しちゃってるかもしれないけど、タケミチくんの境遇も本来悲惨な方なんだからね」
「可哀そうとかあまり言われたくないだろうから今まで黙ってたが、ある程度自覚持ってないと意図せずに気まずい雰囲気を作ることになるから気を付けたほうがいいな」
バニングスと月村と恭也さんがそこにいた
「なんでうちにいるんです?」
「なんでなんてご挨拶ね、なのはからメール貰って飛んで来たんだから!」
「こういう時こそ頼ってほしいなぁ」
「ごめんねタケくん、でも怪我とかしたらすぐに報告入れるようには言われていたでしょ?」
「という訳でお前は月村邸で治療だ
話が俺の知らないとこで進んでるんですけど?
「いやいや、暴れない保証なんてないですよ!?」
特にアルフ
「もちろんわかってるよタケミチくん。全部織り込み済みで受け入れるって言ってるの。…ということでなのはちゃん!」
「ごめんねタケくん!」
後ろから羽交い絞めにされたうえでバインドを掛けられる
「え、ちょま_」
「強制連行!!」
バニングスの掛け声により俺が連れ去られたそのあとをテスタロッサ達はリニスとユーノが付き添う形で車に乗って来た。
なんで俺が拘束されてあっちが拘束無しなんですか?
納得いかねえんですけど!?
その後、月村邸にて俺は魔法と医療で治療を受け包帯まみれになってユーノと同室に、女子組4人+リニスとアルフは別室に、ユーノから聞いた分だとテスタロッサ達2人は雰囲気に圧倒されてされるがまま、なんかお泊り会のようなノリになってる模様。うちの女子たちの逞しいこと
「それでタケミチ、どこまで本気だったんだい?」
フェレット状態のユーノが話しかけてくる
「殺意云々の話なら、半々ってとこだよ。向こうの出方次第じゃ斬るつもりだったさ、こんなことで人死にが出るくらいなら…」
「自分が人殺しになってでも止めるって?」
「………」
「君は自分の痛みに鈍感でいようとする節があるからね、全部吐けなんて言わないけど余計なものまで抱え込もうとするのはこっちも見たくないんだよ?」
「まるで先生みたいだな…」
「まぁそりゃあね、年は変わらなくても向こうで社会人やってたんだからある意味先を生きてるのはその通りだしね」
へへんと胸を張るユーノ
「…なあ今回ので動くと思うか?管理局。」
「言ったそばから次の考えごと?まぁ動くだろうねえ、軽度だけど次元震起きちゃったから…でも今は休みなよ」
「…うん、さすがに疲れた。」
そして現在
起きたら目の前に猫耳メイドのテスタロッサがいました。
「…で?誰に何吹き込まれた?」
事情聴取のお時間です
「え、ええとあの子、なのはのお姉さんもあの後来て…『男の子ってのは猫とメイドが大好きなのよ!例は恭ちゃん!つまり弟分の武道くんも然り!』って」
なにやってんですか美由希さん
「じゃあ服はどっから調達した?お前だけじゃ揃えられないだろ?」
「すずかのお姉さんから…」
なにやってんですか忍さん!?
俺が頭を抱えていると__
「あ、あの!昨日の事…謝りたくって…そしたらまずはインパクト強めでいこうってアドバイスされて…」
「そのまま来ちゃったのか…」
あの人たちテスタロッサを被害者にしてこっちの怒りを紛らわす算段かこれ?いやまあ、実際有効だけども、リニスが止めてない以上もう大して怒ってないって判断なのか?まあ、あってるんだけども
というかこいつ若干天然入ってるのか?
「う、うん分かった。それはともかく、昨日の…どれ?」
ちょっと真剣に聞く
「無茶して複数のジュエルシードが暴走する切っ掛けになってしまって、あなたの大事な場所や人を傷つけたこと、本当にごめんなさい。あなたが守りたがってたもの、昨日の夜に知ってしまったから、見ないことももう出来ないから…もうあんな無茶はしません。」
彼女は震えながら、謝罪していた
「うん、じゃあ許す。高町達には?謝ったのか?」
「はい。」
「ん?そういえばアルフは?」
「その…部屋の外に…主人としてまずは私が1人で謝らなくちゃって思って…」
その後元が狼だからか猫耳はつけてないがやはりメイド姿のアルフからもちゃんと謝られたで許した
「2人そろって押しに弱くないか?」
「それはあの場のノリを知らなかったからだよお、アンタの前じゃどうか知らないけどすごいよ、女子だけになったノリってのは」
「あーうん、なんかこっちの身内がごめんな」
なんだろうね、ギスギスしてたのをほぐしたことをほめて良いのかこれ?
「…で、これからどうする?そっちのお母さん止められるか?」
「それは…」
「うーん…」
まあ無理だわなあ
「説得に応じるとはこっちも思ってない。だから__」
俺たちがプレシア・テスタロッサにどう対処するか話し合っていると
「はーい、そろそろ朝ごはんよー」
「タケミチくん体調どう?」
「タケくんとお話うまくいった?フェイトちゃん」
3人娘が入ってきて
「ってお前らもそれかい!」
そろいもそろって猫耳メイド姿だった
にゃはははじゃないんだよ高町、どう反応すればいいんだよ
その後あいつらが学校に行くまで世話されてしまった。俺は休んでろってさ、テスタロッサ達は月村邸でメイドさんたちの手伝いしてた。
しかし、一難去ってまた一難。管理局とかほんとどうしよ
今回はいろんなとこにごめんなさいするフェイトそんでした