海鳴産地の魔導戦鬼(旧題:ややガイオウモンのマジカル戦記) 作:町コアラ
地球時間で午後3時頃、現在フェイト・テスタロッサは母のいる本拠地【時の庭園】にいた。
「それで?現地の魔導士に妨害されて、たった
圧を放つプレシア・テスタロッサの前に立つのはフェイト・テスタロッサとモニタモン3号だった
「はい、彼らと敵対したままの回収は困難で、この子も6つのジュエルシードも先方から
そして事前に記録された映像と音声をモニタモンが再生を始めた
少し前、朝の猫耳メイドの恰好から私服に着替えたフェイト・テスタロッサとアルフを交え昼食をとりながら、魔導士組(高町なのはは学校のため念話)は今後の作戦会議をしていた
「えー、まずテスタロッサ達には一旦帰ってお母さんに協力することになった経緯の報告してもらわないといけない。昨日のことで管理局も動くだろうから、なんの報告もなしに俺らと仲良くしてることを察知されたら裏切ったとされかねないし、テスタロッサ達も俺らと敵対しないとはいえお母さんと敵対しますってわけじゃないだろ?」
「そうだけどいいの?ジュエルシード半分も渡して…」
「完全な正解なんてないって割り切るしかない。現在確保しているジュエルシードは12個、これの半分を渡すことで奪い合いで余計こじれる事だけは望んでないことをアピールすることにした。で、最後に封印全部終ってから取り合いしようと。管理局がどれぐらいで来るかまでは検討つかないから来るまでにまたジュエルシードが見つかったときの動きを考えてみたけど、意見有るか?」
『正直向こうにジュエルシード渡すのは気が進まないけどタケミチやリニスそしてフェイトまで全員一致で何しても止まらないって結論ならまあ、変に強硬手段取られるよりはご機嫌取りしたほうがいい、のかなあ?』
『ごめんなさ~い。私にはさっぱりわかんないから意見も言えません。』
結局、策というよりご機嫌取りをしてとにかく全部封印し終えるまで癇癪を起させないようにする。そういう方針を取る事になった。魔導士でない大人たちも普段頼りになるが外交官はいないのだ。親として言いたいことはあっても正論で止まるならリニスが止められているし、そもそも常識が根本からちがう…ので
「フェイトちゃんにアルフちゃん、これうちの喫茶店で出してるシュークリーム。お土産で持っていってみて。」
「「ありがとうございます。桃子さん。」」
親組で唯一来れた高町桃子が代表で見送りとフェイト・テスタロッサとアルフをできるだけ甘やかしていた。
その後リニスが調整して視覚共有など諸々をオフにしたモニタモン3号と治ったバルディッシュを連れ、時の庭園に戻っていった。
そして現在、時の庭園にてジュエルシード封印までの協力の提案*1をする宮園武道とリニスの映像の再生がおわる
「そう、そういうこと…もう行っていいわよフェイト。」
「あの…母さん…リニスの事とか…」
「どうしたの早く行きなさい。回収の邪魔をしないというなら好きに協力でも何でもして最後に奪ってくればいいわ。リニスの仕込んだ魔導士が2人も相手なら今回はしょうがないわ見逃してあげる。」
「その…お土産も貰ってて、母さんも少し休憩を…」
「聞こえなかったのフェイト?それとも母さんの邪魔をして怒らせたいのかしら?」
プレシア・テスタロッサは圧を籠める
「私は研究で忙しいの。これ以上ジュエルシードの回収が遅れるなら罰をあたえないといけないわ。」
「…はい。」
フェイト・テスタロッサはモニタモン3号とその場を去ろうとする。しかし__
「ああ忘れていたわ。そのガラクタ処理しないとね。」
「え__
反応する間もなく、雷撃がモニタモン3号を呑みこみ、残ったのは黒焦げになり画面がひび割れ煙を上げている残骸であった。
「何が仕込まれているか分からないもの。フェイト、あなたもこうなりたくなければちゃんと母さんの言うこと聞きなさい。分かったわね。」
「………はい。」
両者が部屋を後にし、プレシア・テスタロッサがゴーレム使って廃棄場に残骸を放置した…しかし静まり切ったあとでモニタモン3号のカバンから黄色い蟹が数体這い出していることにプレシア・テスタロッサが気づくことは無かった。
しばらくして高町なのは達が放課後になって帰宅したあと、新たにジュエルシードが一つ見つかり3人の魔導士と2人の使い魔は集合していた
「そうか、3号は…」
「そんな…」
「ごめんなさい預けてくれた子を守れなかった…」
「責めやしないさ、そういうことになることも織り込み済みで送り込んだんだ。」
3人がかりでジュエルシードの封印処置は既に終わり、先刻の時の庭園での報告が行われていた。
「とにかく、フェイトちゃんのお母さんは納得してくれたってことでいいのかな?」
「らしい、一先ずはジュエルシード集めに専念できるかな」
「うん、母さんも全部封印が終わるまでは好きにしなさいって、でもそのあとは…」
結局奪い合うしかないのかもしれない、そんな未来を想像してその場の空気が重くなる
「それはそれ、また考えてどうにかしよ__
そんな時、突然全員の体がバインドで拘束される
「「「「「!?」」」」」
「全員動かないで!時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだ!詳しい事情を___
「だらっしゃああああい!!!」
言葉を出し終えないうちに拘束を引きちぎった宮園武道のドロップキックがクロノ・ハラオウンの顔面にめり込み、そのまま吹っ飛ばした
「がはっ!?」
「おまおまっまおまえああ!!!ふっざけんなよお!?」
「なにを__
「到着が遅れた。それはいい、お前らも忙しくしてるらしいもんなあ!?事情聴取。それもいいだろうなんぼでも協力してやらあな!だ・け・ど・なあ!初っ端から拘束とか何を考えとんじゃこんのボケがああ!お前らが来ない間こっちがどんだけ頭痛と胃痛に悩まされながら綱渡りしてきたと思っとるんじゃい!最初から管理局と共謀してたなんて思われたらどう責任取ってくれるつもりなんでしょうかねえ!?時空管理局様っよお!?」
「うぐっ…だからっていきなりキックかますか!?下手をすれば君が公務執行妨害になってしまうぞ!?」
「上等だごらあ!管理外世界に出張っていきなりでけえ顔できると思うなあ!現地民キレたら何をしでかすか見せたらあ!!」
一触即発そんな空気が漂い始めたとき通信が入る
『クロノ、収めて。そちらのあなたも矛を収めてくれないかしら?金髪の子は既に離脱したわ。」
「か、艦長。ってあ!?いない!?」
『非礼となってしまったことは艦長として私、リンディ・ハラオウンがお詫びします。改めて事情をお聞きしたいのでこちらに来てほしいのですが。よろしいでしょうか。』
これが時空管理局と俺たちのファーストコンタクトとなった
一応、クロノもリンディさんもなんなら時空管理局好きですよ色々おいたわしいですよね、仕事量とか