海鳴産地の魔導戦鬼(旧題:ややガイオウモンのマジカル戦記)   作:町コアラ

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最近残業ヤバいので日曜日ぐらいしか更新できそうにないです読んでくれてる人ごめんね


ご対面の時間だオラァ!!

  

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 アースラの食堂では宮園武道による食事が行われていたのだが…規模が異常であった

 

 既に10人前を平らげ、今なお勢いは衰えない。しかし、その勢いの中でも米粒一つ、パンくず一欠けらもこぼさないのは流石といったところか

 

「すさまじいわね…これがさっきの反動なのかしら?」

 

 リンディ・ハラオウンは若干引きながらも冷静に観察している

 

「そのようです。エネルギーを大分消費したので体が求めているのでしょう。元々よく食べるほうなのでそれもあってこんな規模になっているのかと」

 

 答えるリニスも変な副作用が起きないか目を光らせている

 

 結局20人前を平らげたのだった

 

「ふう、食った食った」

「はい、お水」

「はい、おしぼり」

「お、あんがとな高町、テスタロッサ…………なんでここに!?」

 

 彼が驚いているのはフェイト・テスタロッサが給仕服の格好だったからではなく、そもそも彼女は保護の扱いであるが、色々やらかしてはいるので一応そうそう出歩けないはずであるのだが…

 

「私が許可したのよ」

「リンディ艦長」

「事情が事情ですから完全に野放しという訳にはいかないけれど社会奉仕ということでなら出歩いて構わないことにできたわ」

「一応、僕が見張ることになっている」

 

 クロノ・ハラオウンは苦笑い

 

「あーお疲れ様です」

「まあ艦長に振り回されることには慣れてるさ」

「あれ?そういやユーノとアルフは?」

「アルフはまた別のところで手伝いでユーノはそっちの見張り役として手伝ってもらってる」

「え?俺こんなとこで飯くっててよかったんです?」

「何を言ってるんだ?必要な補給だったろ?というかそれより体の負担は大丈夫か?」

「まあいつも以上に疲れたけど腹減っただけだったんで幸い外傷はほとんど無かったんで…」

「あの戦いで本当にそれだけなのか…呆れた体力だよほんと」

「誉め言葉として受け取っておきます」

 

 次に宮園武道は高町なのはに目を向ける

 

「そういや、なんで高町もその格好?」

「海ではあんまり動けなかったし、フェイトちゃんだけにやらせるのもなんだかなって私から言い出したの」

「高町らしいけど、海の方はトドメ刺したのお前らなんだから気にしなくていいのに」

「あーそれ言っちゃうとフェイトちゃんがね…」

「ん?」

「そもそも私が何か働かせてくださいって頼み込んだの。母さんが君を狙い撃ちしたのは私があそこに居たから…なのはにその時が来たら君のこと助けてって言われたけど君は自力で脱出してくるし、合体した後もほとんど君がお膳立てしてくれたようなもので……あ!なのはが仕事してないとかじゃなくって」

「にゃはは、わかってるよフェイトちゃん」

「と、とにかく何かしないと収まらないの」

「お、おう、まあこればっかりは本人が納得できなきゃしょうがないもんな」

「うん。リンディさんには感謝してる」

「ところで話は変わるんだけどさタケくん」

「どうした高町」

「あの変身はどういうことかな?」

「どうっていうと?」

「なんかこう、真っ黒で三本角でイカツすぎない?」

 

 どうやら高町なのはは装甲のデザインに物申したいらしい

 

「そんなに変か?」

「鎧って意味じゃ変では無いんだろうけどこう…もうちょっとヒロイックなほうがいいかなって思うの。白にしてとは言わないけど…せめて赤とかにしない?」

「…高町お前さては」

「そうなの!クロノくんも黒、フェイトちゃんも黒、ユーノくんがベージュでかろうじて明るいけどタケくん今まで明るめだったのに黒にいったらバランス悪いじゃない!」

「バランスっておまえ…」

「…でもイカツ過ぎっていうのは分からなくもないかな」

 

 ここでフェイト・テスタロッサも参加する

 

「そう!そうだよねフェイトちゃん!」

「勢いづいたなこいつ」

「タケくんは赤いの似合うと思うんだ!いっそのこと羽とかあってもいいんじゃない?」

 

 高町なのはは内心焦っていた。地球組の宮園武道がガチガチのイカツイ鎧にいかれると真っ白でひらひらふわふわな自分の格好が凄く浮きそうだと感じたのだ。いままで鮮やかな着物だったのだせめて暖色系に行ってほしいという本人からしたら割と切実なのだ

 

「羽ってお前…鎧に?」

「ヒーローぽくしたいならマントとかのイメージはあるよ?」

「マント有る鎧は無いことないけどわざわざ追加で?というかテスタロッサがこういうのに参加してくるとは思わなかったな」

「あの鎧着てるとなんか君の気性が3割増しぐらいで荒くなるような気がしたから…」

「あ、そうそう確かにタケくん荒っぽかったね」

「フェイト!なのは!そこらへん詳しくお願いします!数字には出てなくてももし変な副作用で精神に影響なんてしていたら…」

 

 リニスが割って入ってくる。微笑ましい談笑だと思っていたらまさかの精神に負荷の可能性が出てきたらこうもなる

 

「心配することないと思うけどな?いつもそんなもんだろ?というかテスタロッサとは初対面でアレだったんだから俺の気性が鎧云々の話じゃないことは分かるだろうに、あるとすれば格好変わって高揚してたとかそんなものだろ」

「そうだな。タケミチの敵に対する残虐性はこれまで貰ったデータや映像で分かってることだ。恐らくではあるけれど心配することは無いだろう」

「素敵な援護どうもありがとうございますクロノ執務官。俺の後頭部狙って撃たれてる気もしますけど」

「クロノくん!言い過ぎだよ!タケくんはその…真っ当に怒ってるだけだよ!ちょっと出力が戦極メンタルなだけで残虐じゃないよ!」

「う、うん、初対面があんなことになったのは私が悪いし…この国の戦極時代なら一族諸共ってことも珍しくなかったらしいから色々警告してくれてる分優しいと思う」

「君たち?それはフォローになってるのかい?」

「まあまあ、皆一旦落ち着きましょう?」

「リンディ艦長」

「なんにせよ、武道さん?あなたは今日はもう休みなさい。艦長命令ということで」

「あれ?プレシア・テスタロッサの方の対策は?あっちの6つで何かしでかさないとも」

「ここからは管理局に任せて頂戴。と言いたいところだけどあなたの力は現場で必要になるでしょうから少しでも回復をお願いしますね。」

「そういうことなら、了解しました。あ、ただ少しお願いしたことが___」

 

 

***

 

 

 翌日、プレシア・テスタロッサは案の定激怒し行動に移していた。

 

「まさかフェイトが裏切るなんて思わなかったけど…まあいいわそれならこちらもそれなりに動くだけよ」

 

 彼女は人形兵を揃え、町へ大量に放つ腹積もりであった

 

「たった6個のジュエルシードじゃアルハザードまでは到底届かない…それでもエネルギーを利用して人形兵をあの町に大量に飛ばすぐらいなら出来る…」

 

 ジュエルシードを要した真の目的は忘却の都アルハザードへ到達しアリシア・テスタロッサを蘇生させる糸口を掴むため

 

 現状どうやっても足りないジュエルシードを集めるために海鳴を人質にしようとしていたその時

 

「ようやく顔面突き合わせて会話できるなプレシア・テスタロッサ、一応言っておくが投降する気はあるか?」

 

 バリアジャケットを装着した宮園武道を始めとしたアースラの突入部隊の面々が部屋に突入してきた

 

「思ったより早かったわね…フェイトが吐いたのね」

「あいつは…フェイト・テスタロッサは一切吐いてないしアンタを裏切ってはいない」

「何?」

「アンタがぶっ壊して捨て置いた奴がいたろ?あいつには色々細工してあってな、壊されたときにのみ(・・)一緒に付けておいた修復役が治して救難信号出すようになってたんだよ。管理局の艇は随分警戒してたみたいだがリニスの作品は一度壊して安心したか?」

「この餓鬼…」

「フェイト・テスタロッサはアンタのためにこっちに来たんだ。それを一番分かってるのはアンタじゃないのか?」

もういいわ!

 

 プレシア・テスタロッサは会話を断ち切る

 

「あなた意気揚々と乗り込んで来たけれど残念ね。今からあなたが大層大事にしている町は私の人形兵達が蹂躙するわ!仮に私を殺しても止まらないわよ!町を火の海にされたくなければ___」

「…本当に」

「はあ?」

「本当に分かりやすいなアンタ…今までの所業から予想できないと思ったのか?その程度を?」

 

 

 

***

 

 

 

 人形たちが転移した先は海鳴ではなく、海に沈んだ廃墟の町…そういう設定のレイヤーを張られた二重の結界の中だった

 

「高町なのは!」

「フェイト・テスタロッサ!」

 

「「行きます!!」」

 




なのはとフェイトの決戦の場は原作と違い共闘の場となりました
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