海鳴産地の魔導戦鬼(旧題:ややガイオウモンのマジカル戦記) 作:町コアラ
ちょっと補足
なんで主人公がブッチンしたかというとそもそも自分みたいな親無しの子供を作らないために頑張ってるとこもあったので子供を最大限に傷つけるやり方にもう殺すしかなくなっちゃったよ状態になりました
「誰が誰に容赦ですって?」
壁を突き破って現れた巨大な手が宮園武道の体をが包み込み、アリシア・テスタロッサの遺体を安置している部屋から広間まで引きずり出しそのまま握り締める
「アリシアの近くで物騒なことやめてほしいわね、一体なにがそんなに気に入らないのかしら?せっかく親無しの仲間が増えたんだからもっと喜びなさいな」
(怒りに任せて消耗してバカな子、このまま締め落とされるががいいわ)
一軒家ほども大きさのある大型の機体が宮園武道を握りしめる力を強くする
「あなたの事少し調べたのよ?両親ともに居ないんですってね?その上魔法を知っていながら何もしないなんて怠惰なことね。私は違うわ!禁忌を犯そうとも忘却の都アルハザードにたどり着き、アリシアを!全ての過去も未来も取り戻す!」
「アルハザードですって!?」
アースラにいるリンディ・ハラオウン達は驚愕する
「馬鹿なことを!」
クロノ・ハラオウンは負傷者の収容を確認し、無事なものたちと共に駆動炉に向けて駆け出す。
「どんな魔法を使ったって過去を取り戻すなんてできるもんか!」
「執務官!早く彼の救援に!」
無事だった者の1人が助けに行こうとするがクロノ・ハラオウンはそれを止める
「今は駆動炉を止めることが最優先だ!それが一番の助けになる!」
「しかし!」
「それにこのまま終わるような奴に僕は任せない。今行っても邪魔になるだけだ!」
(最初から気に入らなかったのよあなたは)
プレシア・テスタロッサは親しい者を亡くした同類の匂いを直感で感じ取っていた。故に彼女は気に入らない。10に満たない子供が一丁前に理性的に自身を取り繕って秩序の側についていることが、それは無知と怠惰ゆえにそれ以外の手段を持ちえなかっただけと断じなければ自分の正当性が揺らいでしまう気がして___
「必死こいて管理局の職員を逃がしたようだけれど、あなたさえいれば関係ないのよ?現地協力者の子供を管理局が見捨てられると思う?ジュエルシードはあなたと引き換えに手に入れる!フェイトに対する態度といい、甘すぎなのよ!あなたは!」
ごぼんっ
そこに場違いなハズの水音のようなものが響く
宮園武道を握る人形兵の腕が赤熱し、変形し始めたかと思えば内部から焔が炸裂して握っていた人形兵の右腕ごと吹き飛ばした
「ベラベラ、ベラベラ、
地面に降り立った宮園武道は仁王を菊燐に変形させていた
「なるほど完璧な作戦だ、不可能という点に目をつぶればな」
「これの腕を破壊した程度でいい気になってるんじゃない!まだまだ人形兵は山ほどいるのよ!」
「そもそもの話、人質ってのは生きてるから人質足りえるんだ」
「…?なんのことを_」
「てめえに捕まるぐらいならてめえ諸共自爆するって言ってんだよ。まあそうなる前にブッタギルが」
「…下手なハッタリね」
「本当にそう思うのか?俺の両親は町を守るための職務に殉じた。なら2人の子である俺が町に手を出した下手人に良いようにされていいはずもない。俺は戦場で死ぬのが誉なんぞは塵ほどにも思わないが自決の覚悟なんざとっくに終えてる。もう一度聞くがまだハッタリだと思うか?」
宮園武道の目は完全に据わっている
「狂ってるわあなた…」
「だいたい偉そうな口叩ける立場か?このザマをアリシア・テスタロッサが
「」
「そもそもちゃんと弔って別れてやらないからこんなザマになってんだよ。だから代わりに弔ってやるよ。お前を殺したあとで、そっちのやり方なんざ知らんから火葬ってやつになるが」
そういって刀の焔を灯す
「コロス!!」
プレシア・テスタロッサは全ての人形を宮園武道ただ一人に向けて稼働させたその息の根を止めるために
しかしそれは逆手に取られ先ほどのようにワイヤーで互いに絡めとられ動きが大幅に制限される
「悪いな仁王、嫌なことに付き合わせる」
『この身は若の刃、遠慮など不要です。一切合切、切り捨ててしまえば済むこと』
「じゃあやるか」
『いざ』
『「装甲!」』
既に散らばせていたディスク達が殺到する
「させると…ゴフッ」
興奮したことでプレシア・テスタロッサは吐血して妨害することができない。そのまま三本角の黒鬼が姿を現して、次々と人形兵が溶断されていく。先の戦いで取ったデータで改良され起動時間は伸びている宮園武道はこれで殺しきるつもりだ
「さあ
そしてその会話は当然他の者達にも聞こえていた
『クロノ君聞こえてた!?武道くんが大変!』
エイミィ・リミエッタは慌ててクロノ・ハラオウンに連絡をとる
「聞こえてる。過激だが効果的な陽動だ。アリシア・テスタロッサに対する危害をほのめかせば釣れると思ったんだろう。こちらが一気に手薄になった」
『ブラフ!?あれブラフ!?なんかすごい真に迫ってたっていうか、怖かったんだけど!?』
(だろうな、陽動を意識しつつも本音だろうからな、アリシア・テスタロッサをどうこうする以外は)
クロノ・ハラオウンはなんとなくわかった。自分も父を失ったことを切っ掛けに管理局を志した。両親を失ったことでああなる気持ちは理解できた
「なんにせよこちらの仕事を早く終わらせるのが一番の助けになる。急ぐぞ!」
(勝てたとしても殺してしまえば必ず傷になってしまう。その前に全部ケリをつける!)
アースラにいるリンディ・ハラオウンもクロノ・ハラオウンと同じく感づいていた。
(あの子があの時、食堂で突入部隊に志願したときに気づいてあげられれば…いいえあそこで気づいて断ったとしても…とにかく今は悔やんでいる時じゃないわね)
「無茶だけど彼が好機を作ってくれていることは確かよ。各々自分の仕事をしっかりしましょう。彼の働きに必ず答えます。」
救護室に運びこまれたフェイト・テスタロッサにアルフ、そこで休んでいたリニスも流れてきた映像を目撃していた。3人はしばし沈黙し
そして真っ先に動いたのがフェイト・テスタロッサであった。
「「フェイト!?」」
「2人を止めないと…」
2人の殺し合いが始まった映像はフェイト・テスタロッサには気付け薬となるには十分だった
(どっちにもいなくなってほしくない…母さんにも、タケミチにも…)
「この事件が終わったら皆でゆっくり話が出来ると思ってたのに…そうだ、これからなんだ…まだ私たち始まってすらいないんだ。」
それにバルディッシュも呼応する
「お前もこのまま見ているなんて嫌だもんね」
『yes sir』
「フェイトが行くってんならアタシだって!」
「私も十分休みました。2人も主を失うかもしれないのに黙っていられませんから!」
アルフとリニスもフェイト・テスタロッサに従うかたちで3人は飛び出した
同時刻海上、こちらに送られてきていた人形兵も今や宮園武道に向かい実質打ち止めとなっていた
「なのは大変だ!タケミ…チ…が…」
ユーノ・スクライアは絶句する。高町なのはが見たことない表情で怒っていたからだ
「集え星の光」
彼は元々行っていたディスクやモニモン達の退避命令をさらに急がせた
はるか上空の高町なのはは魔力の収束を既に終えつつあった
『こりゃあイカン、デスナ』
『タケミチ殿はご愁傷様デスゾ』
『し~らない、デアリマス』
「いくよみんな!」
『all right master』
「全力全開!スターライト!」
「ブレイカー!!!」
放たれた収束法は結界内のすべての敵を呑み込んでいく
「タケくんの、バカあああああ!!!!」
高町なのはの絶叫が響いた。彼には生きて帰ってもお説教が待っている
補足、火葬云々のとこだけはマジブラフですアリシアは傷つける気無いです
なのは
あの死に急ぎクソバカ野郎がああ!!
クロノ/リンディ
ヤバいこと口走ってるけど職員にはブラフってことにしとこ。殺意もつのは残当を超えた残当だしな。精神状態心配だからあとでOHANASI
フェイト
寝てる場合じゃねえ