海鳴産地の魔導戦鬼(旧題:ややガイオウモンのマジカル戦記) 作:町コアラ
現在連休真っただ中。高町家とバニングスと月村とそのお姉さんプラスメイドさん数名で日頃の疲れを取りに温泉に行くらしい。リフレッシュしてくると良い。そんな感じで送り出そうとしたけど俺と
でしょうね
この前の一件のあとリニスから知ってること全部聞いた。
重すぎるわ!!
あの黒い女子はフェイト・テスタロッサでリニスの元教え子。この前はいなかったけど使い魔のアルフがいる<ふむふむ
マスターだったのはその母親のプレシア・テスタロッサ<ふむふむ
プレシアは過去に娘のアリシアを亡くしていてフェイトはそのクローンのようなもの<!?
フェイトを育てたのはプレシアの命令でアリシアを蘇らせるための駒にするため<!?!?
本人はアリシアの複製だとはおそらく知らずに母親の命令を聞いている<なんてこったい
プレシアはアリシアの生前忙しくなかなかかまってやれず、当時参加してたプロジェクトが終われば存分に構ってやれるはずが、そのプロジェクトが原因で事故が起きてそれに巻き込まれて亡くなり、記憶を受け継がせたクローンを生み出したが微妙に異なるものだった。アリシアに注ぐはずの愛情をフェイトに向けることはできないと泣きながらに語られ、リニスはその後命令に逆らえず、フェイトを育てた後は追放されたという。
そりゃあ出会った時には捨てられたとしか言えないわ仁王もドン引きだよ!!
ユーノと高町には他所のご家庭のセンシティブな部分が多分に含まれる事情ということで本人の名前とアルフという使い魔がいる事までしか言えてない。言えるわけがない。
え?なに?話してしまったのが負担になってしまったんじゃないかって?知らずにいるよりは数倍マシだから申し訳なさそうな顔はやめてくれよリニス。
うん、まぁせっかく誘ってくれたんだから今回はゆっくりしよう。…この温泉頭痛に効いたりしたっけ?
『タケミチほんとに大丈夫?』
『ぬーん、結構キツイ。家庭事情が複雑骨折してる。』
『すみませんタケミチ。やはり言うべきでは…』
『それは言いっこなしって言ったろ』
道中俺とリニスは月村家が出してくれた車に乗せてもらっていた。心配したユーノが念話で話しかけてくる。
『タケくん私たちにどうしても話せないの?』
『あの子とお話したいんだろ?他人の家庭事情をべらべらしゃべるような人種だと思われないほうがいいかもしれないぞ。』
高町も参加してきた。なんでも俺が駆け付ける直前、「ごめんね」とつぶやいたり悲しそうな眼をしていたからお話で解決したいそう。リニスからもあの子は本来優しい娘だと聞いている。アルフという使い魔も群れから省かれたところを拾ってあげたらしい。
『そんなに大変な事情なの?』
『…あんまり知らないやつから憐れみの目で見られるのも気に入らなかったりするってこともあるかもしれないし、どう接するのが正解なんだろな…』
『まあ今日は考えないようにして、タケミチもなのはも楽しもうよ。そのために来たんだから』
『ユーノの言う通りです。今日はみんな年相応に遊びましょう。』
そんなこんなで温泉旅館に到着。バニングスや月村がはしゃいでるのが聞こえる。さあ温泉楽しみだなあ
『じゃあ僕はタケミチと男湯に行くから。』
『え~いいじゃない。あ、なんならタケくんもいっしょにいこ~よ!』
『『行けるわけないだろ!!』』
『なのは。あなたは距離感を覚えましょう?タケミチとユーノだからこそなのでしょうが女の子たちと区別がなさすぎです。』
「なのは~はやく~」
「なのはちゃーん」
ほら月村たちも呼んでるからって___
「「あ。」」
「「「「え?」」」」
例の二人組が温泉の前の暖簾の前で立っていた。
だいたいネタバレくらった主人公。アニメではアルフのみが温泉来てますけど、あの性格上一人でくつろいだりしないべってことで宿内の調査をしようとか理由並べてフェイトを少しでも休ませようと連れてきてます。