超かぐや姫!〜地獄の付添人を添えて〜   作:あさらこ

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あのとき、あの地獄の中であなたがずっと一緒にいてくれて、わたし、本当にうれしかったんだよ・・・?


第8話

side:ミヨ

ついに来てしまった。

現在絶賛ヤチヨカップの期間中だというのに、まさかのヤチヨとの一対一でのコラボをすることになるとは…

何が引き金になったのかはわからないが、過去最恐になってしまったヤチヨをなだめるには、この手段しかなかったのだ…

「神々のみんな~?ヤオヨローっ!仮想空間<ツクヨミ>の管理人、月見ヤチヨですっ!」

:うおおおおおおお!!!

:まってましたーーー

:今日も最高にかわいいよー!!!

「おお~、みんな熱烈な歓迎をありがとう☆

今日はねえ、なんと!初めての人とコラボしまーす!みんな誰だと思う~?」

:乃依くんちゃん!ハアハア…

:かぐやちゃん!

:いろPとか?

:おい誰だいまの!

:BANしろBAN

「うーん、残念、みーんな不正解だね~。

それでは早速登場していただきましょう!

ミヨ君、おいで~」

「あ、皆さんどうも。料理系兼、ゲーマー配信者の葦原ミヨです。」

:またあんたかーっ

:どんだけ美少女とコラボすんねん!

いろP:は!?ミヨさん!?なんで!?うらやましい!

:いろPだ!

:めっちゃ羨ましがっとるw

「あー、ごめん、いろP。また今度埋め合わせするから」

いろP:いやいやいや、今度という今度は許しませんからね!?

    次会うとき覚悟してくださいよ!?

:いままで何やってたんだw

:つーかこの人いろPと定期的に会ってるんだな、許せん!

:いや、いろPが美少女とは限らんだろ

:いーや、俺にはわかる、あの声は絶対に美少女だね!

:きもくて草

 

「いろPは美少女だな。大和撫子という言葉がよく似合うような」

:おいもうこいつ何とかしろ

:平然と女の子に粉かけていくんじゃねー!

「いやいやそんなつもりはーーー」

 

「ミヨ、君…?」

「ヒュッ」

「やっちょを置いてけぼりにしていろPとお話しするの、そんなに楽しい…?」

「い、いやそんなつもりはなくてだな…!?」

やばいヤチヨの目が一切笑っていない…!笑顔なのに!

「じゃあ、やっちょの目を見て言えるかな?

『俺はヤチヨが一番です』さん、はい?」

「俺はヤチヨが一番です!」

「よくできました~。じゃあ、今日はヤチヨ(・・・)と一緒に遊ぼうね…?」

「も、もちろんだとも!」

(こ、こんなに初めてのコラボじゃない雰囲気を出して大丈夫か…?)

と思いながらコメント欄を見ると

:今日のヤチヨさま、なんか怖いな?

:ああ、なんか妙にじめじめしているような…

:でも、そんなヤチヨも最高です!

いろP:どんなヤチヨでも最高だよーっ!

:いろPの熱がすごい

となんか大丈夫そうだった。ほっとしたが、この国はもうだめかもしれないとも思った。

 

「よし、じゃあ気を取り直して~。

今日やる企画はこれ!『プロの料理人であるミヨ君と一緒に、<ツクヨミ>内の新しい料理を考えてみよ~!』」

「おお~」

:料理系なのは知ってたけどプロだったの!?

:つまりコラボアイテム作りってこと?

「そうなるね!今日できたアイテムは、城下町エリアのどこかの屋台で期間限定で販売する予定なので、楽しみにしててね~」

:うおおおお!

:絶対に買って見せる

いろP:ミヨさんとヤチヨの作るごはん…!?最高かよ

:楽しみ~!!!

「よ~し、みんなの期待が高まってきたところで、さっそく作っていこうか、ミヨ君!」

「了解した。このコラボにふさわしい料理を完成させて見せる…!」

 

ーーー数時間後

「できた~!今回のコラボメニュー、『ダイオウイカと蜃、ジェットシュリンプのパエリア』のかんせーい!!」

「まさか食材探索から始めるとは思わなかったけどな」

「せっかくのコラボだもん、やっぱり食材も自分で見つけないとね!

それに、料理するところとかお似合いのカップルみたいで素敵じゃなかった?」

「はい、炎上するからやめてねー」

「へえ…?やっちょが一番って言ったのに…?」

「あっはい、ごめんなさい。」

:安心しろ、俺たちは燃やさないよ

:そうだよ、あんしんして

「…なんかみんな優しいな?」

:まあ、なあ?

:ねえ?だってーーー

いろP:ぐぎぎぎぎぎぎぎぎ、ウラヤマシイ、ウラヤマシイ…!

:だってどうせ現実で会うだろういろPがすんごいことになってるし

「うわあーーっ、悪霊になりかけてるぅー!?」

「あっはは、大変だね?ミヨ君☆」

「もとはと言えばキミのせいだけどな!?

ああもうほら、配信閉じてくださいお願いします!」

「んもう、しょうがないなあ。みんな、ミヨ君はこれから二人きりになりたいそうなのでこれでお開きにするね?それではみんな、ばいば~い!」

「最後に爆弾落とすなーっ!」

いろP:葦原ミヨ、ユルスマジ…

「ひえっ」

 

ーーー

「まったく、ヤチヨ?さすがにやりすぎだぞ?」

「ごめんなさ~い。だって、こっちは拾うのを我慢してたのにミヨはいろはに絡んでいくし、ミヨに絡まれるいろはも羨ましかったんだもん。

…二人に構われなくなったら、生きていけなくなっちゃうよ…」

「そうか。確かにヤチヨをほったらかしにしたのはいけなかったな。そこはごめん。

でもヤチヨは<ツクヨミ>の管理人で、人気者なんだ。あんまり不用意な発言は気を付けような」

「うん…ごめんね?ミヨ」

「大丈夫だ、これくらいで嫌いになんかならないから、そんな泣きそうな顔をするな。な?」

「うん…」

 

ヤチヨが落ち着いてしばらくした後、

「ヤチヨカップもあともう少しで終わるな」

と話を切り出した。

「うん、そうだね。ミヨはでないの?」

「俺はいい。俺はかぐやと酒寄、ヤチヨの三人で歌っているところが見たいしな」

「うん、そっか。わかった!じゃあ何としてもあの二人には勝ってもらわないとね!」

「ああ」

 

そうだ、あの二人には勝ってもらわないといけない。

この物語の果てに行くために。そして、そのためだったらあの妹のような二人の泣き顔も、絶望も、怒りさえも甘んじて受け入れなければいけない。

だってそうでなければこれまでの旅路が無駄になる。

だから、どんなに俺の胸が張り裂けそうになろうと、やり遂げなくてはならないのだ。

 

 

ーーーおまけ

「さあ店長、さあさあさあ。一刻も早くどうやってヤチヨとコラボできたのか説明してください私は冷静さを欠こうとしていますさあさあさあ」

「いやもう欠いてるだろ!ちょ、やめっ。…うわあああああああ!!!」

 

 

 

 

 




待ちに待ったヤチヨ回だぜい!どうも、ど素人ことあさらこです。
うーん、ヤチヨ加湿器化よりも、いろはの悪霊化が心配な回でしたね…
どうでしょうか、良い感じにヤチヨニウムは補充できたでしょうか?

次の話題
ミヨ君が苦しんでいてあさらこも苦しいです。書いてるのあさらこですけど。
ちなみにヤチヨのミヨ君に抱く好感度はいろはと同程度です。ですがいろはと触れ合えなかった分、依存度は八千年付き添ったミヨ君に偏っています。恋愛感情は…どうですかね?今後の展開次第ってやつですかね。

次の話題
感想欄にも書いた小ネタというか設定ってここに出したほうがいいんですかね?
見てないって人もいると思うし。ご意見、お待ちしてます。

次の話題
あさらこはハピエン厨です(2度目)

それでは今回はここまで。
それじゃ、また気が向いたときにでも。
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