超かぐや姫!〜地獄の付添人を添えて〜   作:あさらこ

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いろは!大丈夫?いろはぁ!


第10話

side:ミヨ

『ミヨ、大変だよぉ!いろはがすごい汗で!すごい熱で!と、とにかく私じゃ何にもわからなくて!ミヨお願い、いろはを助けて!』

いきなりこのような電話がかかってきて、俺は驚きながらかぐやをなだめ、必要な情報を聞いた。

「わかった!場所はわかるか?スマホで位置情報を送ったりはできそうか?いろはが心配なのはわかる、でも今はいろはを助けるために落ち着くんだ。」

『う、うんわかった。……すぅ~~~、はぁ~~~。

…よし、もう大丈夫、落ち着いたよ!位置情報も今送るね!』

「よし、こっちにも送られてきた。今そっちに車で行くからな、もう少し待っててくれ!」

『うん、わかった!』

そう言ってかぐやとの通話を切った俺は、ちょうど来ていたある人物に話しかけた。

そう、先ほど電話で名前が挙がっていたいろはの兄、朝日さんだ。

「朝日さん、すみません。実はーーー「いろはが倒れたんでしょう?不躾ですみませんが妹の名前が出てきたところから聞いてました。あのバカのことだ、気ぃ張りすぎて自分の体調もわからなくなっていたんでしょう。俺のことはいいんで早く行ってやってください!」……わかりました!鍵は置いていくので出るときに閉めてもらってもいいですか。鍵は今度来た時に返してくれれば!」

「了解しました!あほな妹をお願いします!」

「はい!」

そう返事をして足早に店の駐車場へ向かい、車のエンジンを起動させる。

そしてかぐやが送ってきた地点へ急いで向かうのであった。

 

 

ーーーキキッ!バタンッ

「かぐや!いろはの様子は!?」

「ミヨッ!さっきから体が熱くて、汗が止まらないんだよぉ~!いろはがしんじゃっだらどうじよう~~~!!!!」

泣き出してしまったかぐやの背をさすりながら、

「大丈夫だ、かぐや。大丈夫だから。疲労と暑さにが原因か…?とりあえずかぐやたちの家に行こう。」

「う、うん!」

とかぐやを促し、いろはを後部座席に寝かせてかぐや達の家に向かうのだった。

 

ーーー

side:彩葉

「う、ううん…?」

気が付くと、私はいつもの自分の部屋で寝かされていた。

あれ…たしか今日はかぐやに連れ出されて…不動産屋に行って…。不動産屋からの帰り道が全然思い出せない…かぐやが運んでくれたのかな…?そういえばかぐやは?

とかぐやの存在を部屋を見ながら探すと、台所に店長ーーー見世さんと一緒に料理を作っている姿が見えた。

 

「……って見世さん!?どうしてここに!?」

やだ、変なものあったりしないよね!?と思いながら部屋を見渡したが、かぐやがしまってくれたのか特に何もなかった。

私がほっとしていると、かぐやがやってきた。

「いろは!起きたの、大丈夫?しんどい?」

「いや、まあしんどいけど何とか…ていうかそれより!なんで見世さんがここに!?」

「いろはが倒れたあと、私が助けてって電話したの!そしたら車で来てくれて、ここまで運んできてくれたってわけ!」

「そ、そうだったんだ…。あ!そういえばバイト!」

「いやいやバイトは店長の俺がいるんだから休みに決まっているだろ?」

バイトの心配をしていた時、見世さんがコップを持ってこちらに来た。

「…あ、そっか。」

「まだちゃんと覚醒していないみたいだな。ほら、このレモン水でも飲んで休んでいなさい」

「すみません、見世さん。ご迷惑をおかけしてしまって。」

「なに、俺は傲慢かもしれないが君たちの保護者だと思っているからね。

子供たちを助けるのは大人の役目というものだよ。

ーーーそれに、お兄ちゃんにも頼まれたしな…

「…んくっ、?何か言いましたか。」

「いや、なんでもないよ。食欲がありそうなら、かぐや特製の卵おじやでも食べて寝なさい。

病院に行く必要があれば、送っていくしお金も出すから。遠慮なんてしないでほしい。

いろはにいなくなられたら悲しくなってしまう。」

「か、かなしくって…///わ、わかりました。本当に辛かったら連絡しますので、今日は、本当にありがとうございました」

「うん、じゃあお大事にな。かぐやも、いろはの面倒、よろしくな」

「む~っ。わかったよーだ。…ありがとね、ミヨ」

「ああ、おやすみ」

と言ってミヨさんは帰っていった。

 

その後、かぐやに泣かれたり私の家庭の話をかぐやにしたあと、かぐやが急にこんなことを言ってきた。

「い・ろ・は?ミヨに見とれていたでしょ!?」

「は!?…そんなんじゃないし!ただ、その…頼りになるなあって、どうやったらあんな大人になれるかなってあの背中を見て考えていたんだ」

「ん~?あやしいな~!いろははかぐやのなんだからね!」

「あんたのじゃないから!…ほんとにそういうのじゃ、ないから…

さ、早く寝よう?明日も寝込みたくないしね」

「…うん、わかった。それじゃあ寝よっか」

と言って、意外にもかぐやはそれ以上の追及をせずに電気を消すのだった。

 

「…いろは、大好きだよ。この世界で一番」

 

 

ーーーおまけ

『ミヨ、いろはの様子はどうだった?』

「ああ、なんとか大丈夫そうだったよ」

『そっか、よかったあ~』

「さすがに今回はおれも焦ったよ…」

『ふふ…お疲れ様、ミヨ。あ、そうだ<ツクヨミ>に来る?今日の褒美に撫でて進ぜよう~』

「…たまにはいいか。わかった、ちょっと待っていてくれ」

『お、珍しいね~』

「別にいいだろ、それにお前に頭を撫でられるのはあのころ以来かなと思って懐かしく思ったんだ」

『ああ、ミヨがまだ生まれたばかりの頃ね!なつかしいな~』

「…ああ、そうだな」

「ほんと、なつかしいよ…」

 

 




今日は書かないといいましたね。なんか筆が乗って書いてました。
ど素人ことあさらこです。

ヤチヨがおまけで出てくるのがテンプレみたいになってきていると感じる今日この頃です。

さて、今回のお話は、原作でもあったと思いますが、ミヨ君がいたらかぐやは、そしてミヨ君はどう動くのか、そういうことを考えて書いていました。

次の話題
そしてお兄ちゃんがお兄ちゃんしていたと思います。自分はいろいろと負い目があって会いに行けないけど、目の前の信頼できる人に託す。という描写が皆様に伝われば幸いです。

次の話題
ミヨ君の最後のは、"あの子"のことを悔いています。

さて、今回はここまで、また気が向いたときにでも。


妙だな…ヤチヨが加湿器じゃない…?
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