アビドスの古竜 作:灰の人
あれからもアビドス高校の生徒達は借金を残しながらも青春を謳歌していた。だが、最近になってヘルメット団からの襲撃が多くなり、借金を返しながらの迎撃はしていく中でジリ貧になっていった。倒しても倒しても新しい装備を携えてくる敵に対して、対抗すれば対抗するほど、弾薬の量が少なくなっていく。このままではまずいと感じた生徒達は一か八か、最近出来たばかりの連邦捜査部シャーレに支援要請を送った。
それを見た先生は手短に準備を済ませ、アビドス自治区へと向かった。その日は晴れていて、時々影がかかる日だった。アビドス自治区には着いたものの、高校までの土地勘がなかった先生は、脱水症状で死にかけていた。が、偶然通りかかった砂狼シロコと梔子ユメによって 救助され、無事に辿り着くことができた。
「ここまできた理由ってあれだよね?私たちが送った支援要請が受理されたってことだよね?」
“そうだね。物資とかを諸々届けるためにきたよ。”
「シロコちゃん!みんなにも報告しなきゃ!きっと喜ぶよ!」
「ん、ユメ先輩。そんなに急がなくても大丈夫だから。その人苦しそうだよ。」
「あぁ、ごめんなさい!大丈夫ですか?」
“大丈夫だよ!ちょっと苦しかったけど…もう少しゆっくり行ってくれると助かるかな。”
「ごめんなさい。前から気が利かなくて…ずっと言われ続けてるのに…」
「私が乗せてく。ユメ先輩は先に行ってみんなに伝えておいて。」
「分かった!」
そういうと青い髪の子は猛ダッシュで向かった。その速度は車よりも早く見える。そんなこんなで道中自己紹介をしながらアビドス高校へとたどり着いた。高校はかなり綺麗だった。
シロコによって先生はアビドス校内を案内されていた。何処もかしこも綺麗であった。最後に辿り着いた部屋は、対策委員会部室と書かれていた。
「ん、連れて来た。」
「おぉ〜、君が先生かぁ〜。噂は、聞いてるよ。」
「物資の輸送、ありがとうございました。」
“気にしないで!生徒のために頑張るのが、先生だからね。”
そんなことを話していると外から爆音が聞こえた。どうやら、不良集団が向かって来ているようだった。アビドスの生徒達と先生は、迎撃を始めた。
先ほど、ユメの視界から見ていたミディールは、この事態のことを把握した。そして、一波乱が起きることも想定できた。だが、ユメの伝え忘れていたことによって、大惨事が起きることは想定できなかった。
不良集団を潰し、その拠点まで潰した先生達は、教室に戻り、話をしていた。内容はどうやら借金であるらしい。
“なるほど。砂嵐と砂漠化の影響で…”
「つまらない話だけどね〜。」
“具体的な数字は…”
「それなら私が答えるよ!」
「ユメ先輩…?」
「その目は何!?ホシノちゃん。と、とにかく、今のアビドスの借金は億を超えないぐらいの9500万ぐらいだったはずだよ!」
「ちょっと心配しただけです…」
“へー、9500万ぐらいかぁ…利子を含めても返済は厳しいと思うんだけど…”
『先生!アビドスでは、そこでしか買えない結晶があって、それが借金返済の為に売買されています!どうやら、かなり昔から代々生徒会によって販売されているらしく、かなり人気が高いみたいです!大きさはピカイチですが、大きいものでは人の指より大きなものも売られていた場合があるようです!』
「アビドスは大丈夫だよ〜。今でもちょっとずつ返済自体はできているしね。不良生徒が来てからは弾薬費とかもあって少し厳しかったけど…」
「先生が来たことによって、そこら辺が解決しましたからね。」
「本当に、先生のおかげだよ!」
そんな内容の話をして、交流を深めているようだった。ただ1人、黒見セリカを除いて。
少し時間がとび、翌日の夜。黒見セリカは誘拐されていた。不良生徒がバイト終わりを奇襲し、トラックにて運んでいた。そのトラックが、横転した。突然だった。
黒見セリカは未だ目が覚めていない状態だった。その間に、トラックやその周りの車は火に包まれていた。目が覚める。自分は、周りを見渡せば、火が広がっている。どうやら、襲撃を受けたらしい。現在位置が分からないでいて、下手に動けなかった。車の音が聞こえ始めた。周りを見渡せば、一つの車がこちらに向かっているのが分かった。
その後、黒見セリカは無事に救助された。セリカの奇襲による音を聞いたユメの迅速な行動によって、今回のように、早めに対応ができていた。
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初代生徒会長さんとミディールの馴れ初め
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必須だろ早よ書け