アビドスの古竜   作:灰の人

6 / 6
アビドスの御伽噺とルール

私、黒見セリカはバイト先の柴関ラーメンで1人ぼやいてしまう。「市街地での銃撃戦がダメって…なんでよ。」誰かが昔に決めたルールなんだろうけど、納得できない。まるで全ての標的がアビドス高校に向かうようになっている。そんな感じで不満を持って、ため息をつく。

 

「なんだ。セリカちゃん。手が止まってるぞ。」

 

「あぁ、すみません。」

 

どうやら考えすぎだったみたい。でも、どうしても心にモヤモヤが残っちゃう……柴大将なら、何か知ってるかな。そんな考えから、私は質問してみた。

「大将。一つ質問いいですか?」

 

「なんでも聞いてくれ。私で良ければ答えよう。」

 

「なんでアビドス自治区には銃の使用は市街地で禁止されてるんですか?わたしたちに銃弾が当たったとしても、傷は残りませんし…なんでアビドス高校だけが犠牲になるようなルールがあるのか分かんなくて…」

 

「そうかぁ。大変だったこともあって教えられてないのか…よし分かった。店が終わる頃に、また来てくれ。その時になったら教える。今は客を捌かなきゃな。」

 

「はい。分かりました。」

 

 


 

 

 

バイトが終わって数時間後、私はまた柴関ラーメンのとこに来た。大将との約束だ。今は何やら奥で探し物をしているみたい。今日はかなり忙しかったし、何より先輩たちも来ていたからね。でも、不安だったのが銃を持って来店してきた子達かな。

 

でも、仕事の都合で来たみたいだったし、何よりいい子そうで良かったと思ってる。なんて、少しだけ考えていたら大将が絵本を持ってきた。かなり小さい子向けの本みたいだった。

「こいつは、俺がまだ小さい頃に読んでたやつでな。その中に……ここだ!ここを見てくれ。この黒竜様といるこの子、この子がアビドスの初代生徒会長さんらしい。」

 

「なんでも、とっても強くて頼り甲斐があったらしいんだが、少し抜けてるとこがあって、砂漠で遭難した時に助けてもらったことが初の出会いだったそうだ。」

 

「それからも黒竜様と初代生徒会長さんは親睦を深めていったらしい。ここからが本題で、昔のアビドス高校は知っての通り超マンモス校だった。武力も、他二つのマンモス校に勝るぐらいだった。」

 

「それでも、自治区市街地で犯罪が起こる。だったら、もう戦力のある自分たちだけに犯罪を集中させるのが早いと思ったそうでこのルールを作ったらしい。この案を伝えられた黒竜様は破ったものの住処を燃やし、制裁を与える、そんな恐怖を不良生徒たちに植え付け、守らせた。」

 

「だから今でも、全員が守ってる。他自治区の子たちも…でも、アビドス高校は死にかけだった。だから、温情をかけたんじゃないかなと思ってる。アビドス高校が続いていって欲しいから、セリカちゃんたちを咎めるようなことはなかった。」

 

「でも、最近のセリカちゃんたちは少し、余裕が出てきたんじゃないか?そう感じた黒竜様がルールを守るように伝えさせたんだと思うよ。」

 

私は、自分たちの所の御伽噺すら知らなかったのね。でも、そっか。私たちを今でも見守ってくれてるってことかな?そうだとしたら、これからの脅威も跳ね除けていってくれたら良いんだけどね。




不定期投稿なんですけど、だいぶ期間が空いてしまい申し訳ない…読んでくださっている皆様に本当に謝罪をしたい気持ちでございます。ですが、何しろリアルが立て込んでいて、ゆるしてくださぁーいって感じになっちゃって…
次回は、早めに投稿!……できたら良いなぁ

初代生徒会長さんとミディールの馴れ初め

  • いる
  • いらん
  • 必須だろ早よ書け
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

ACを作りたい少年とセミナー書記(作者:雨垂れ石)(原作:ブルーアーカイブ)

ひょんなことからキヴォトスに流れ着いた少年『境井 仁』もとい『レイヴン』▼彼が目指すのは人型機動兵器『アーマード・コア』を開発する事▼それを見守るセミナー書記とエンジニア部など様々な人物▼果たして彼は『AC』を作る事ができるのか▼そして、彼が関わる物語は、どの様に変化するのか、キヴォトスの可能性を示して行くのか▼そんな物語です▼※俺が書いているもうひとつの小…


総合評価:909/評価:7.46/連載:37話/更新日時:2026年07月12日(日) 20:00 小説情報

この私、傲慢の罪エスカノール様が青春物語を壊すことを許さない(作者:廻間)(原作:ブルーアーカイブ)

いつも通り仕事して寝て起きたら砂漠にいた。▼姿もなんか変わってるし…▼初めまして廻間です。初の小説投稿なので色々とおかしいところがあると思いますが温かい目で見ていただけるとありがたいです。▼ブルアカはエンジョイ勢です。▼※タグの曇らせは一応。▼3/17追記 読みやすいように段落開けしました。まだ読みづらいと思いますがまた編集すると思います。


総合評価:598/評価:7.6/連載:13話/更新日時:2026年04月19日(日) 22:10 小説情報

レジギガスで行くアリウス生活物語(作者:強酸性のTKG)(原作:ブルーアーカイブ)

目が覚めたらレジギガスになっていた主人公がアリウスで頑張るお話▼レジワロス要素もアリ


総合評価:1519/評価:8.17/連載:20話/更新日時:2026年07月13日(月) 02:02 小説情報

青い空と赤い星(作者:(눈_눈))(原作:ブルーアーカイブ)

一般男子高校生が死んで目が覚めたらバルファルクの力を持ってキヴォトスにいた。▼なおオリ主の身体能力は古龍の謎パワーでキヴォトスの中でも上澄み、なおかつ体もバカ硬い。▼毎日22時更新してます。


総合評価:633/評価:7.69/連載:17話/更新日時:2026年06月18日(木) 22:00 小説情報

スライム(?)で行くブルーアーカイブ(作者:強酸性のTKG)(原作:ブルーアーカイブ)

目が覚めたらドラク○とかに出てくるようなかわいいスライムではなく化け物寄りな見た目のスライムになっていたオリ主がハッピーエンドを目指して頑張る物語▼尚、スタートは原作開始の二年前です。


総合評価:560/評価:6.72/連載:45話/更新日時:2026年06月04日(木) 02:45 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>