透き通る世界でも慎重な勇者   作:かげもじ

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10話目投稿しました。少し長くなってしまいましたので次回からなるべく分けていきます。


この風紀委員会が風紀を乱しすぎる

銀行を襲った夜。

聖哉はアビドス砂漠上空を飛んでいた。

 

「聖哉、アビドス砂漠で何するの?」

「無論、調査だ。ここでカイザーらしき組織が何かをしていると情報を得た。」

「どこからそんな情報を?」

「便利屋68の子達だ。あいつらにカイザーの情報を集めさせている。」

「あの子達、敵だったのに裏切られない?」

「どうやら、カイザー側から契約を破棄されたらしい。それで今度は俺が雇っている。」

「そうだったの………」

 

そう会話していると、聖哉が何かを見つけたようだ。

 

「おい、リスタ。あれを見ろ」

 

聖哉が指した場所に、巨大な施設があった

 

「聖哉、あれって……」

「あぁ、カイザーPMC。カイザー系列の軍事会社だ。」

「なんでこんな砂漠に……」

「とりあえず、観察するぞ」

 

聖哉は透明化をし、観察した。そこには、カイザーのロボットたちが工事をしているのがわかる

 

「掘削……いや、採掘か……」

「聖哉おかしくない?あの子達はこのことを知らないんでしょ……自治区の土地の所有権って、その自治区の学校のものなんじゃ」

「あぁ、もし勝手に採掘してるとしたら、犯罪行為だ。だが、ヒフミの話じゃ、カイザーは犯罪の黒とグレーの間をうまく通ってるらしい。奴らが何もなく、こういう行為をしてるとは考えにくい。」

「それにあいつらはここで何してるんだろう………ピラミットの採掘とか?」

「…………いや、何を採掘している「what」やなぜ「why」も気になるが今は、カイザーがアビドス砂漠で何かを採掘しているという情報自体が大事だ。これで偵察は終わりにしよう」

「そうね。」

 

聖哉はアビドス高校に戻った。

 

「聖哉、シャーレに戻らないの?」

「いや、やることがある」

「やること?」

 

聖哉はある教室に入った。

 

「聖哉、ここはいつもの教室じゃないけど……」

「ここは、ホシノがいつも寝ている教室だ。」

「ホシノちゃんが寝ている教室?……ってまさか?!」

「あぁ、髪の毛集めだ!!」

「やっぱりかー!!」

 

聖哉は教室の隅々まで探し始めた

 

「うむ、あまりないな」

「そりゃ、髪なんて軽いから飛ばされたんじゃ……」

「………そうか!掃除機の中に……」

「オイイイィィィ。掃除機の中まで見る?普通……」

——そうだ……この勇者に普通を求めちゃいけないんだった……

 

「聖哉、なんでホシノちゃんの髪の毛ばっかり集めるの?あの子が強いのはわかるけど……」

「…………リスタ、ホシノの過去を知ってるか?」

「し、知らないけど……」

「これはヒナから聞いた話だが……一年生のホシノは性格も非常にキツく好戦的だったらしい。」

「あんなふわふわとした性格なのに?!」

「あいつの実力も去ることながら、ゲヘナなどの他の学園では要注意人物だったらしい。」

「確かに言われてみれば、ヒナちゃんと互角ぐらいの実力があるのに名前があまり出ないのはおかしいわね」

「あいつが一年生だった頃、アビドスには1人だけ在校生がいた。」

「在校生?シロコちゃんたちじゃないよね」

「そいつの名前は「梔子ユメ」……その時期のたった1人の生徒会長だった。」

「でも聖哉。ユメなんて子は、今のアビドスにはいないよ」

「…………梔子ユメは、アビドス砂漠で衰弱体となって、発見されたらしい」

「……え」

「その時の第一発見者はホシノだった」

「そ、そんな………」

 

聖哉から聞いた、あの子の過去はなんとも悲しい過去だった

——聖哉は、ホシノちゃんと自分を重ねているのかも知れない。前世の私、ティアナ姫を自分の無力さで救えなかったことを……

 

「もしかしたら、近いうちにホシノが何かをするかも知れない……」

「聖哉、そうなったら………」

 

「………ガナビー・オーケー(何とかなる)

 

そう聖哉はあの言葉を言い、シャーレに戻った

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の朝

教室に入るとホシノちゃんがノノミちゃんの膝で横になっていた

 

ホ「おはよー先生。」

ノ「先生、おはようございます。」

ホ「ふあぁ〜。じゃあ私はこの辺でドロンかな」

ノ「あら先輩、どちらへ?」

ホ「うへ〜今日おじさんはオフなんでね。てきとうにサボってるから、何かあったら連絡ちょーだい、ノノミちゃん。」

 

「………リスタ、ホシノを観察してくれ」

「わ、わかったわ」

 

私は水晶玉でホシノちゃんを追った

 

——ビルに入った?

 

ビルの中を見てみるとホシノちゃんと何者かがいた

 

?「これは、これは……お待ちしておりましたよ、暁のホル……いや、ホシノさんでしたね。これは失礼。」

——何あいつ?!本当にこの世の者なの?!

 

そこにいたのは、人間の体でスーツを身に纏っているが、顔は黒く、亀裂が入っており、人間ではなかった

 

ホ「……黒服の人、今度は何の用なのさ?」

黒服「……ふふ、状況が変わりましてね。今回は再度、アビドス最高の神秘をお持ちのホシノさんにご提案をしようと思いまして。

——アビドス最高の神秘?!

ホ「提案?ふざけるな!!!それはもう……!!」

黒「まあまあ、落ち着いてください。」

ホ「………!?」

黒「……お気に入りの映画の台詞がありましてね。今回はそれを引用しましょう。」

 

そうして黒服の人は、椅子に腰掛けた。

 

黒「あなたに、決して拒めないであろう提案をひとつ。興味深い提案だと思いますので、どうかご清聴ください。」

 

黒「ククッ、クックッククッ………」

 

私はその提案を聞き、驚愕した。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アビドス高校

 

ア「前方、半径10km内にて爆発を検知!近いです」

シ「10kmってことは……市街地?まさか襲撃!?」

「うむ、C4の連鎖爆撃みたいだな」

ア「爆心地は………柴関ラーメン!?」

「何!?」

セ「はあ!?どういうこと!?何であの店が狙われるのよ!」

「推測は後だ。行くぞ!!」

 

爆心地 柴関ラーメン跡地

 

アル「ゴホン、ゴホン…う、うああ……。」

ム「……アルちゃん……マジで?マジでぶっ潰しちゃったの?」

アル「え………え?」

ム「情にほだされるからって、あんなに優しくしてくれたラーメン屋さんを吹っ飛ばしたの?やるじゃーん!?」

アル「へ……あ……?……あ、あはははは!とっ、当然でしょう!冷徹無比!情け無用!金さえもらえればなんでもオッケー!それがうちのモットー」

 

セ「そういうことだったのね!!」

「はあー。アル」

アル「先生!!こ、これは……」

ム「やっほー、先生。」

セ「あんたたち……!!よくもこんなひどいことを!!」

アル「その………」

「アル。依頼をしてないとこれか!!」

ム「先生〜。私たちが依頼を受ければ、大人しくすると思っちゃいけないよ。」

「……そうだったな。お前らに依頼をした俺の失態だ……だが、それとして、俺はお前らを躾けなきゃいけない。」

便利屋「?!」

カ「まずいね……アビドスだけだったら何とかなったけど先生がいるなんて……」

ハ「アル様、ごめんなさい……ごめんなさい……」

「お前ら、覚悟しろよ。俺の食糧庫を潰した罪は重いぞ」

シ「先生、行こう。」

「いや、お前らは下がってろ」

セ「何で?柴関ラーメンは私たちも世話になってるわ!!見てるだけなんて……」

「違う!!お前らも巻き込まれるぞ……ステイト・バーサーク(狂戦士化)

全「?!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は聖哉にホシノちゃんのことを伝えようと座標を変えると大きな煙が舞っていた

——あれって、柴関ラーメンの所じゃない!?

 

私は急いで座標を変えるとそこにはアビドスの子達と便利屋の子達……そして狂戦士化をしようとしていた聖哉がいた

 

「聖哉!!あなた、生徒相手に狂戦士化なんて、何考えてるの!!」

「リスタか……あとこれはアルたちへ向けた物じゃない。奴らへの威嚇だ!」

「奴ら?」

 

聖哉はそういうと狂戦士化をといた

 

シ「何……今の……」

アル「体が動かなかったわ……」

カ「これは……恐怖?!」

 

みんなが聖哉に恐怖を覚えていると……急に爆発した

 

ア「皆さん、迫撃砲です。標的は私たちではなく便利屋の方みたいなのですが、もう少し確認を……。」

「アヤネ、確認する必要はない。ゲヘナ風紀委員会だ!!」

アル「風紀委員会?!」

カ「まさか、このタイミングで?!……」

 

私は聖哉の言葉を聞き、迫撃砲が撃たれた場所を見てみると

 

イ「何でだ?!」

 

あの褐色の銀髪の子、イオリちゃんがいた

 

イ「何で誰も、行かないんだ!!」

風モ「だって今、恐怖で足が動かないんです!」

イ「た、確かに私も一瞬、強張ったが、私たちは風紀委員会だ!こんなことで足を止めるな!!ほら、行け!!」

チ「……イオリ、嫌な予感がします。」

イ「嫌な予感って?」

チ「この気配……まさか…あの人?!……」

「おい?!チナツ、イオリ!!」

イチ「!?」

「お前らがここに来ることは予想できたが…まさか、他の自治区で爆撃をするとはな!」

チ「せ、先生?!」

「これは明らかな違反行為じゃないのか」

チ「先生がそこにいらっしゃると知っていたなら……これは私の失策です」

イ「流石にあの委員長とタメを張れる先生がいたら戦闘はできないな……全員、武器を下せ!!」

 

風紀委員会の子達は武器を下ろした

 

ア「ゲヘナ風紀委員会の皆さん。事情をお聞かせ願います。」

イ「えっと……それは……」

アコ「私から説明させていただきます。」

チ「アコ行政官……」

「…………。」

 

ホログラムから出てきたのは、あの変な格好をした行政官、天雨アコちゃんだった

 

アコ「こんにちは、アビドスの皆様。私はゲヘナ学園所属の行政官、アコと申します。今の状況について少し説明させて頂きたいと思いますが、よろしいでしょうか?」

イ「アコちゃん……その………」

アコ「イオリ。反省文のテンプレートは私の机の、左の引き出しにあります。ご存知ですよね?」

イ「………。」

アコ「威嚇砲撃だけなので、少なくしておきます。」

ア「行政官ということは……風紀委員会のナンバー2……。」

アコ「あら、実際はそんな大したものではありません。あくまで風紀委員長を補佐する秘書みたいな者でして……」

「確かに大したものじゃないな……いきなり、勝負を吹っかけてきて、負けたら、首輪をつけるくらいだからな」

 

——マジで言ってんの!?てかっ、いつの間にあんた達、そんなことをやってたの?

 

アコ「先生は黙っててください!!てかっ、それは言わない約束しましたよね!?」

「約束をするならまずは、それなりの対価を支払わなければならない。お前は俺に何もあげてない。」

チ「行政官…………」

アコ「はっ!………ゴホン、アビドスに生徒会の面々だけが残ってると聞きましたが、皆さんのことのようですね。アビドス生徒会は五名と聞いていましたが、あと一人はどちらに?」

ア「今はおりません。そして私たちは生徒会ではなく対策委員会です。今は生徒会の代理のようなものをしています。」

アコ「……なるほど、奥空さん……でしたよね?先程までの愚行は、私の方から謝罪させていただきます。」

ア「?!」

アコ「私たちゲヘナの風紀委員会はあくまで、私たちの学園の校則違反をした方々を逮捕するために来ました。私たちの活動にご協力いただけますか?」

「アコ、いつからこのアビドス自治区はゲヘナによる領事裁判権が認められた?この自治区で起こったことは、こいつらが始末をする。」

ア「ここまで大きな学園が、こんなことをするなんて……」

アコ「……ふぅ、この兵力を前にしても怯まないだなんて……。これだけ、自信に満ちているのは……やはり、信頼できる大人の方がいるからでしょうか?……ねえ、聖哉先生?」

「アコ、確かにアルはバカだが、悪いやつではない。」

セ「ラーメン屋を爆発させたのに!?」

「あれは、あいつの性格上、間違えて爆発したのに見栄を張って、言い出せないだけだろう。だが、罪のない奴らに危害を加えたのは事実だ。それに今は俺が雇い主だ。こいつらにはまだしてもらう事がある。大人しく渡すわけが無いだろう。」

ア「そういうわけで、交渉は決裂です!ゲヘナの風紀委員会、あなた方に退去を要求します!!」

アコ「これは困りましたね……うーん……こうなったら仕方ありません。本当に穏便に済ませてたかったのですが……ヤるしかありませんね!」

イ「ちょっとアコちゃん!?」

アコ「どうしたのですか、イオリ?さあ、歩兵の準備を!」

イ「いや……それが、みんな戦いたくないって……」

アコ「……へ?……何でですか!?」

イ「だって相手には、ヒナ委員長とタメを張れる先生がいるんだよ!勝ち目なんて……」

風モ「そうです!!」

アコ「そんなこと言わずに戦ってください!!これは行政官の命令ですよ!!」

 

どうやら、聖哉の強さに怖気付いて、戦いたくないそうだ。

 

?「嘘をつかないで、天雨アコ。」

アコ「あらっ?」

 

そこに現れたのは便利屋68の子達だっただった。

 

カ「最初からあんたが狙ってたのはこの状況だった。」

アコ「カヨコさん……」

セ「あいつら、いつの間に……」

アコ「………面白い話をしますね、カヨコさん。」

カ「私たちを取り締まるために風紀委員長が今回の行動を命令したなら、こんな非効率的な運用をするわけがない。アコ、あなたの独断的な行動でしょ。先生は気づいていたみたいだけど……」

 

リ「あんた、気づいていたんかい!?」

「あぁ、だから、対策を打っておいた」

リ「対策?」

 

聖哉が用意した対策というのはわからないが、この人に任せれば大丈夫だと思った。

 

「アコ、お前の目的は俺の捕縛だろ。」

アコ「!?………さすが、先生です。一度、修行に来たときはあまり調べませんでしたが、あの『ティーパーティー』が狙うほどの組織だと知り、これから始まる『エデン条約』の弊害になる可能性があるので、私たちの庇護下にお迎えしようかと……」

カ「なるほどね……」

セ「それで私たちが「はいそうですか」というとでも思った?……それに先生はものすごく強いわよ!」

アコ「えぇ、それは存じ上げてはいますが、この兵力は委員長でも、殲滅することは難しいでしょう。それを委員長より弱い先生が勝てるはずもありません。なので、武力行使をします。」

ア「!?」

 

——結局、こうなるの!?てか、アコちゃんやめておいた方が……

 

アル「……。」

カ「社長、逃げるなら今しかないよ。アコはやると言ったら、やるやつだよ」

アル「ふふっふふふふっ。カヨコ、こんな扱いをされておいて……背中を向けて逃げる?そんな三流の悪党みたいなこと、私たち便利屋がするわけないじゃない!!!」

ム「……あはー。」

アル「あの生意気な風紀委員会に一発食らわせないと気が済まないわ!!アビドスの子達、さっきはごめんなさい。私たちも戦うわ。」

セ「よし、挟み撃ちにするわよ、便利屋」

「待て」

ア便「!?」

「ここは俺がやる。」

アル「ちょっと先生、この事態を招いたのは私たちよ。私たちも戦うわ」

「あいつらは俺を狙っている。それにお前らに他の学園の生徒を傷つけたとすれば、それこそ問題になる。」

セ「それはそうだけど、黙って見てろってこと?」

シ「ん。先生、さっきから私たちに戦闘させないけど、なんで?」

「……。」

ア全「先生!!」

「下がれ!!巻き込まれるぞ!!」

 

聖哉はみんなにそう言うと、一人だけ前に行き

 

アコ「あら、先生だけで戦うんですか?」

「あぁ」

アコ「さっきから言ってますよね、この兵力の前じゃ勝てないと……」

イ「アコちゃん!今からでも遅くないよ。撤退しよう!」

アコ「大丈夫です。行きますよ、イオリ!!」

 

ガチで戦闘するようだった

 

「聖哉、手加減してね。絶対。」

「無論、そのつもりだ。」

「よかったー。」

 

聖哉の言葉を聞き、安心したのも束の間、聖哉が何かを拳に溜めてるのがわかった。

 

「聖哉、何する気?!」

 

マキシマム・インフェルノ(爆殺紅蓮獄)!!!」

 

全「!?」

 

聖哉は、巨大な火炎爆発を起こし、辺りの建物諸共、風紀委員会を殲滅した。

 

「な、何やってるのあんたは?それに、手加減するって言ったよね!?」

「あぁ、だから魔法を使った。この世界では、魔法の威力が減少すると言っただろう。それに、チナツとイオリは避けておいた。」

「そう言う問題じゃないでしょ!?それに貴方の魔力じゃ、減少しても強いの!」

 

——風紀委員会の方は……

 

イ「だから言ったじゃん、アコちゃん。」

アコ「こ、こんなの、委員長でも無理なんじゃ……」

 

カ「す、すごい……あの兵力を一撃で……」

ノ「先生って、怒らせたらめちゃくちゃ怖いですね……」

ム「ムフフ、先生ってやっぱ強いね〜」

 

アコ「でも、まだです!!まだ兵力は……」

?「アコ……って、一足遅かったようね」

アコ「え……ひ、ひ、ヒナ委員長!?」

シ「委員長?」

アコ「なんで、ここにいらっしゃるんですか?いくらなんでもタイミングが……」

「俺が呼んでおいた。」

アコ「何、余計なことをしてくれちゃってるんですか!!」

ヒ「余計なこと?」

アコ「い、いえ、これは……」

 

——さっきの対策は、ヒナちゃんを呼ぶことだったのね!

 

「でも聖哉、いつ呼んだの?」

「お前と合流した時だ。俺たちが便利屋と接敵した時に探知スキルを使って近くに風紀委員会がいる事がわかった。だが、ヒナの気配がなかったことから、居ないとわかる。推測としては、ヒナが遠隔で指示をしている場合。ヒナがいなくてもできる仕事をしている場合。だがこれは、便利屋を捕まえるのには過剰な戦力がいると分かって、可能性としては低いことになった。これは便利屋が目的ではないと分かった理由にもなる。あと、ヒナが遠隔で指示してる場合はさっき、カヨコも言ったとおりのことで違うと分かった。あとはヒナが留守中、アコが独断で動いてる場合。今までの推理からして、一番可能性が高いとわかり、ヒナに連絡してみると案の定、アコの独断だと分かった。」

「そんな時から!?相変わらずの慎重さね……」

 

私が聖哉の推理に驚いていると、ヒナちゃんとアコが話していた。

 

ヒ「……アコ。この状況、きちんと説明してもらう。」

アコ「そ、その……これは、素行の悪い生徒たちを捕まえようと……。」

ヒ「便利屋68のこと?どこにいるの?今は先生とアビドスと、対峙しているように見えるけど。」

アコ「え、便利屋ならそこに……。」

 

そこには、便利屋の姿は居なくなっていた。

——ナイスタイミングよ。あの子達……

 

アコ「い、いつの間に逃げたのですか!?さ、さっきまでそこにいたはず……!」

ヒ「………もういいわ。だいたい把握した。」

アコ「…………。」

ヒナ「察するに、ゲヘナにとっての不安要素の確認及び排除。そういう政治的な活動の一環ってところね。でもアコ、私たちは風紀委員会であって、生徒会じゃない。シャーレ、ティーパーティーなど。そう言うのはあのタヌキたちにでも任せておけばいい。それにアコ、折角、シャーレと関係を築けたのにこんなことをしたら、台無しよ。詳しい話は帰ってから。通信を切って校舎で謹慎していなさい、アコ。」

アコ「……はい。」

 

アコちゃんはそう言うとホログラムを切った。

 

ヒ「………先生、ごめんなさい。アコが……」

「それを言うのは俺にじゃない。」

ア「こちらアビドスの対策委員会です。ゲヘナの風紀委員長ですね。初めまして。状況を理解されてますでしょうか?」

ヒ「もちろん。事前通信無しでの他校自治区における無断兵力運用、及び他校生徒たちとの衝突。」

 

ヒナちゃんは頭を下げた

 

全「!?」

 

ヒ「事前通達無しでの無断兵力運用、そして他校の自治区で騒ぎを起こしたこと。このことについては私、空崎ヒナより、ゲヘナの風紀委員会の委員長として、アビドスの対策委員会に対して公式に謝罪する。」

ア「!?」

ヒ「今後、ゲヘナの風紀委員会がここに無断で侵入することはないと約束する。どうか許してほしい………全員、てっ「うへ〜」

ヒ「!?」

?「こいつはまた何があったんだか。すごいことになってるじゃーん。」

全「!?」

「………。」

リ「ホシノちゃん……」

 

そこに現れたのは、ホシノちゃんだった。

 

 

 

 

 

 

 

 




呼んでくださりありがとうございます。聖哉が狂戦士化を使ったら、生徒の中で勝てる者はいないでしょう。もしかしたら、生徒じゃない敵に使う場面になるかもしれませんね。
良ければ、評価、感想をいただけますと、モチベーションにも繋がりますので、よろしくお願いします。
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