透き通る世界でも慎重な勇者   作:かげもじ

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青い少女と女神との再会

俺がタブレットを開いた瞬間、視界が閃光に包まれた。

「ふん、やはり罠だったか。」

 

目を開けるとそこには見たこともない教室で、1人の女の子が机の上で居眠りしていた

 

「くううぅぅ.......Zzzzz」

「おい起きろ」

 

俺は起きない少女の頭に拳骨をお見舞いした。

 

「あべし!!」

「痛い!!あれ?せ、先生‼️この空間に入って来たと言うことは、ま、ま、まさか聖哉先生......?!」

「そうだ。お前は?」

「えっと、その..そうだ!まず自己紹介から! 私はアロナ!このシッテムの箱に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!」

「俺をアシスト?見るからに怪しいが……もしかしたらお前の精神支配にもう引っ掛かっているのか!!」

「精神支配……?って、私は先生にそんなことはしません」

「いや、お前が俺の脳を破壊するAIだったら、大変だ。やられる前に破壊するか。」

「やっやめてください、先生。てかっ私って、全然信用されてない……」

「初対面で信じろと言うのが無理な話だ!」

「そんなー………ぐすん……でもでも……」

「私こと、アロナはスーパーOS!情報収集や先生を守れるバリアだって貼れるすごいOSなんですよ!」

「それが本当なら最高だ!リスタの100倍使えるじゃないか」

「リスタって、誰なのかは知りませんがありがとございます。そうだ!先生、今から生体認証をするので私の指に先生の指を当ててください。」

「なぜそんなことをする?まぁ....いいが」

「.......これで生体認証ができました。」

「そんなことより、このタブレットを使えばタワーの制御権を取り戻せると言うのだが...」

「はい、できます。少し待ってください.....」

 

「先生、制御権を回復させました。今のキヴォトスは先生の支配下にあるも同然です。」

「それを連邦生徒会に移管してくれ。連邦生徒会を信じたわけではないが少なくともリンは信用できるだろう。それに何かあった時の対策はもうしてある」

「先生がそう言うなら、そうします。」

「先生、これからよろしくお願いしま「聖哉!!」

 

「?!」

 

「その声はリスタとアリアか」

 

聖哉と通信ができた私は今まであったことを話した。

 

「なるほど、俺もリスタがなんかやらかしたと思い、ここに来た時から考えていたが....」

「いやっ私のせいじゃねーよ!!」

「そんなことよりリスタ、神界に行くことはできないのか?」

 

聖哉は早く神界に帰りたいようだった。

 

「聖哉、何者かが干渉して、門を開けることができないの」

 

私がそう言うと何かを察したようだった。

 

「なるほど、さっきの話を聞く限り、干渉したのは連邦生徒会長の力ということか。奴はこの世界を支配していた者。それくらいの力があるのは予想していたが.....」

「リスタ、この世界の救済難度はいくつだ?」

「それが、わからないの。イシスター様の力を持ってしても見通せないの。」

 

私が焦る声でそう言うと、聖哉は冷静に

 

「なんとなく予想はしていたが、つまり、この世界の難度は変幻自在。もしかしたらイクスフォリア以上になると言うことか.....だったら尚更、早く神界に戻って神たちと修行しなければならないな」

 

いつも通り慎重な聖哉に安堵した。

 

「聖哉、今イシスター様が門を開けるように最奥神界に取り合ってくれてるの。でも安心して、この世界には直近的な脅威はないはずよ。」

「いや、脅威はないように見えて、危機は迫っているかも知れない...ひとまず、この世界で修行できることはしておこう」

 

「アロナ、各学園の生徒の情報を集めてくれ」

「はい、わかりました先生」

 

聖哉の横に可愛らしい少女がいるのがわかった

 

「聖哉、この子は?」

「こいつはアロナ、どうやら俺のサポートをする高性能OSらしいが....」

 

聖哉が彼女の紹介をすると、私とアリアは挨拶をした。

 

「よろしくね、アロナちゃん」

「はい、これからよろしくお願いします。女神様」

 

私は彼女の言葉を聞き、疑問に思った。

——って、あれ?声しか飛ばしてないのになんで、女神だとわかったの?!

 

私が驚いていると、聖哉があるものを見せてきた。

 

「リスタ、この都市の生徒のステータスだ。」

 

私は聖哉に言われるようにそれを見ると

 

「えぇ?!」

 

早瀬ユウカ

役割タンク 状態 正常

HP78212 攻撃力 24347 防御力57842

素早さ12679 神秘1354

耐性 貫通・爆発…………

 

——何このステータス!素早さ以外はイクスフォリアの獣人。いや、それ以上のステータスだわ

 

「見ての通り、この世界の人間は強い。俺もさっき見たが銃弾ひとつじゃかすり傷がつく程度だった」

 

私はその異常なステータスに驚いていたが気になる項目があった。

 

「聖哉、この神秘って?」

「……この世界の魔力かMPみたいなものだろう」

「ここの生徒さんと稽古すればレベルもすぐ上がるのね。今どれくらいなの?」

「今は30くらいだが、捻曲ゲアブランデの時と同様、破壊術式や狂戦士化は最初から習得していた。」

 

聖哉はそう言うと少し考え、私に質問してきた。

 

「前回のイクスフォリア同様に魔法の体系が代わり、使えない特技やスキルもあるのか?この世界の住民は魔法が使えない様だが....」

「えぇ....まだこの世界の全容がわからないから、魔法体系が確立してないけど、多分同じだと思うわ。この世界特有のスキルや特技もあるはずだと思う。」

「それとリスタ、この世界は魔法の威力が減少するようだ。」

「えぇ?!それじゃー」

「あぁ、この世界は魔法は主流じゃない。多分、魔力を応用するための術式がないのだろう。げんにあのワカモとか言うやつは銃弾に魔力のような物を込めて撃っていた。この世界では物体に魔力を施して使うと言うのがいいのだろう」

 

「まずは、レベルをMAXにすること。そして、この世界で使える武器を作ることだ。」

 

聖哉が今後の方針を話すとアロナちゃんが話しかけてきた。

 

「先生、各学園主力生徒のプロファイリングが完了しました」

「そうか、見せろ」

 

聖哉はそう言い、ファイルに目を通すと....

 

「ゲヘナは空崎ヒナ、ミレミアムは美甘ネル、トリニティは剣先ツルギか」

「どの生徒も最初に会った生徒の学園だな」

 

聖哉はそう分析すると、アロナにもう一度お願いをした。

 

「アロナ、最初に俺が会った3人、チナツ・ハスミ・ユウカにこの生徒たちに会えないかとそれとなく連絡してくれ」

「はい、わかりました。」

 

「聖哉これからどうするの?」

 

私が聖哉にそういうと

 

「この世界は主に銃器や爆発物が主流らしい。まずは、基礎トレーニングをしながら、前回の捻曲イクスフォリアのように魔力弾を作る。しかも、この世界は俺のいた世界と同様、いや、それ以上の科学技術を有している。それを使って新しい武器や特技を身につけたい。」

「私は何をすれば.....」

 

聖也に聞くと、彼は相変わらず冷徹な表情で.....

 

「門を開けない、女神の毛を送れない、そして、お前の唯一の取り柄である回復魔法もできないお前に利用価値はない。」

「相変わらず、ひっでー」

「ふんっ、ならリスタ、お前はその水晶玉で世界を見通せるのだろう。もし、感知でできない脅威があった時、知らせろ。」

「私は地震観測機かよ!!」

 

いつも通り、私に冷たい聖哉はアリアに話した。

 

「アリア、神界には銃の女神はいるか?」

「えぇ...居るけど」

「よし、その女神と今から言う女神に修行を頼んできて欲しい。」

 

私はその言葉を聞き、頭が混乱した。

 

「聖哉、今回神界に行けるかわからないのにどうやって修行するの」

 

私の言葉に聖哉は

 

「今回、神界と連絡を取り合えると言うことは、今までできなかった修行ができる。」

「それって.....」

 

リモートトレーニング(遠隔修行)

 

——なんだその今どきな修行はっ?!

 

「でも聖哉、神の技を習得するにはその技を見なければならないはずよ」

 

私がそう言うと、聖哉は何かを思い出したように....

 

「あぁ、言い忘れていたがそっちの様子は声だけでなく映像で見えることができるぞ。」

「えぇ?!」

「アロナが神界と接続して見える様にしてくれた。俺をサポートすると言ってるだけあって、なかなか優秀だな」

 

聖哉がそう言うとアロナちゃんは照れていた。

——神界と接続できるって、やっぱりこの子何者?

 

「リスタ、アリア、準備が出来次第、神たちのところに行って修行を開始するぞ」

「わ、わかったわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これから、リスタルテ視点で物語を進行させていきます。魔法の件はこれから解決していきます。
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