ヒナさんと修行を始めて、1日目
「先生、実弾でやるの?」
「あぁ、本気でやらないと意味がない。レベルを早く上げるための裏技だ。」
「先生、それ裏技じゃないと思うわ。じゃあ、いくわよ」
聖哉はARを使っているみたいだ。「装填数も多いし、取り回しもしやすい」ということらしい
この修行に先手を取ったのはヒナだった。ヒナのMGが聖哉の腹に当たった
「聖哉!!」
「問題ない。中に防弾チョッキを着ている。」
「先生、さすがにあなたが傷つくのは私は見てられないのだけど……」
「安心しろ。それより、自分の心配をした方がいい。まだまだいくぞ!」
私は聖哉が心配だけど、シャーレの業務をすることにした。
「何…この量…本当に1人でやらせる量なの?」
文句を言いながら私は、書類に目を通していった。
「何これ?救援要請…ってこれ大変じゃない!」
内容はアビドス高校から、学園がヘルメット団という不良生徒に攻められ、弾薬が底をつきそうと言う物だった
「これは聖哉に伝えないと……アロナちゃん、連邦生徒会にこのことを連絡して」
「はい、わかりました。」
私はこのことを聖哉に伝えるために座標を設定した。
「聖哉、伝えたいことが……って聖哉?!」
そこにはボロボロの聖哉がいた
「リスタか、問題ない。」
「先生、これ以上はもう無理よ。セナ、医務室に運んで欲しいの」
「大丈夫だ!まだ続けるぞ」
「先生、ごめんなさい。今便利屋68が騒ぎを起こしたみたいなの。終わるまで待ってて、迎えにいくから」
ヒナさんはそう言うと、仕事に戻った
「聖哉、修行はどうなの?」
「あぁ、手も足も出なかった。だが、着実とレベルは上がっている。あと2日で終わらせたいが、2時間だと少ないな」
聖哉は今日の修行の反省をしているとき、私は救援要請のことを話した。
「聖哉、アビドス高校から救援要請よ。ヘルメット団に襲われて、弾薬がつきそうなの」
「そうか……いや、その救援要請が罠の可能性もある」
「そんなわけ無いでしょう!!」
「まだ断定してはいけないだろう。アロナ、アビドス高校について教えろ」
「はい、その昔、キヴォトス最大の学園として名を馳せ、最盛期では、圧倒的な兵力と資金を誇るほどの学園でしたが、今は地区全体が衰退してます。現在、学園には5人の生徒しかいません」
「5人?!なんで衰退しちゃったの」
「はい、それは数十年前に大規模な砂嵐に地区の大半が砂漠化し、その処理にアビドス高校が多額の借金を背負ってしまい、学園の経営が悪化して生徒のほとんどが転校・退学したかららしいです。」
「そんな……」
「うむ、学園に5人しかいない、衰退していると言うことは救援要請は本当のようだな」
「まだ疑ってたんかい!!」
「リスタ、ゲヘナでの修行が終わり次第、アビドスに行くぞ。」
なんだかんだ言って、この勇者は助けるらしい。
「リスタ、明日までに武器を完成させる」
午後9時
「先生、今日の業務は終わったから、帰りましょう。」
「あぁ」
聖哉とヒナさんは家に帰った
「先生、ご飯にしましょう」
ヒナさんはそう言うと、食事を食卓に持ってきた。
「先生、その……あまり、豪華じゃ無いけど……」
「問題ない。ヒナの料理なら食える」
聖哉は私の初対面の時と違い、疑いもせずに食べていた
——聖哉の食事係は私の役なのにー
っと私が嘆いているのも束の間
「先生、今日はどこで寝るの?」
「無論、どこでもいい……そこのソファーでいいだろう」
「先生、あんなところで寝たら体悪くするよ……その狭いけどベットで寝ない?」
——えぇーこの子。なんて大胆なの。いまどきのJKって、こんなもんなの?
「あぁ、出来ればそうしたい」
「わっわかったわ。じゃあ……寝る準備しましょう」
聖哉とヒナさんは寝るためにベットに入った。決して、くっついてる訳じゃないけど、私の心の中は複雑な気持ちになった
……ヒナさんは疲れてたのか、すぐに眠ったようだ。
「よし、寝たか」
「ちょっと聖哉!!何する気!!」
「勿論、この家に泊まった本当の理由を遂行するためだ」
聖哉はジップロックを取り出し、ベットから出た
——嫌な予感しかしないのだけど……
「よし、たくさん落ちてるな」
聖哉は家の中に落ちていた白色の髪の毛を採取していた。
——こいつ、会ってまもない女の子の家で髪の毛を採取するなんて!
「そういえば聖哉、なんで暗闇でも、小さな毛を探せるの」
「それか、この世界で取得した、暗視というスキルだ。これなら、どんなに暗くても見つけられる」
「どうやってそんなスキル……」
「昨日の夜に部屋を暗闇にして、さまざまな色の糸を見つけるという修行をしたら獲得できた」
「あんた、そんなことまでやってたんかい!……って聖哉どこ行くの」
「無論、家中を探す。一番ありそうなのは……風呂か!」
「こいつやってることが犯罪者すぎる。どこまで合理的なの」
こうして、聖哉は一晩中、ヒナさんの髪の毛を採取していた
朝
「先生、おはよう……って先生。もう起きてたの」
「あぁ、さっきまで寝ていたがな」
——こいつ、平気で嘘ついた。後でバレても知らないよ
こういう感じのやりとりがもう一回あり、修行は3日目に突入していた
「先生、私はもう行くわ。鍵閉めお願い。」
「あぁ」
「先生、連邦生徒会からあの施設の準備が整ったようです。」
「本当か、なら早速、ヒナを呼ぶぞ」
——あの施設?何か企んでるんじゃないでしょうね
お昼過ぎになり、聖哉はヒナさんが作ってくれた弁当を食べ、ある施設で彼女を待っていた。
「先生、急にこんなところに呼び出してどうしたの?」
「来たか、俺もなかなかレベルが上がった。今日でMAXにしたい。この修行で周りの被害がないとも限らない。ので完全防音・防壁の施設でやる」
「そう……これで最後なのね……終わったらどうするの?」
「アビドス高校に行く……それより始めるぞ」
——今の時計の針は12時……あと2時間でレベルがMAXになるのかしら。
そう思っていると2人の修行が始まった。
いつも通り、ヒナさんが優勢かと思いきや……
——互角!やはり、レベルが上がり、成長してるようね
「先生、やるようになったね。ならこれはどう?!」
「?!』
その時、ヒナさんの銃身から紫のオーラが出て、
「終幕:イシュ・ボシュテ」
甲羅先の雷光が聖哉を捉えた。
「聖哉!」
「この建物、頑丈ね。先生、うまく受け流したようね」
「あぁ、危なかったがもう覚えた」
ヒ「?!」
聖哉は自身の魔力を銃に溜めて、放った
「
聖哉の攻撃がヒナさんに当たった
「くっ」
——やはり、この勇者は天才ね。一度見ただけで覚えるなんて……
このようなやりとりが続いて、2時間ぐらい経った後
「先生、もう2時間ぐらい経ったと思うのだけど……」
「いや、時計をよく見ろ。まだ2時半だ」
——?このやり取り、どっかで見たような
「先生、もう経ったんじゃ……」
「いやまだだ。今は2時45分だ」
私が時計を見ると分針が動くのが600秒に一回だった
——こいつ、土の神、マーリャ様と同じことしてるー
鬼畜の所業、聖哉に私は恐怖していると私は気づいた
——あれ、ゲヘナ学園って、その子がいないと大変なことになるんじゃ……
私はすぐさま、ゲヘナ学園に座標を設定すると、そこには目を見張る光景があった。
カ「はぁっはぁっはぁー、空崎ヒナがいないとなれば開発し放題。今の風紀委員会なんて、敵じゃないのさ!!」
ハ「空崎ヒナが居ないなら、やりたい放題ができます」
イ「委員長はどこいったの?アコちゃん」
ア「知りませんよ!あの先生とかいう、クソ暴力男に誘拐されたんじゃ」
見ての通り、地獄だった。
「聖哉、今ゲヘナ学園、ヒナさんがいないから、大変なことになってるの!温泉開発部と美食研究会などがテロを起こしているわ」
「想定内だ。少し待て」
「いや、大変なことになってるって言ってるだろうがー」
その後、10分ぐらい経って
ヒ「先生、すごく強くなったね。私でもあなたと戦いたくないぐらい」
「あぁ、レベルもMAXになった。この施設から出よう」
「えぇ」
聖哉とヒナが外を出ると、彼女が止まった。
「え?!なんで……もう夕方?まずい…早く戻らなきゃ」
ヒナさんは空を飛んでゲヘナに戻った
「聖哉、こうなることが分かってたのになんで……」
「安心しろ、このことは俺が決着をつける」
「それって……」
「
聖哉はついにこの世界で初めて、あの言葉を言った
——ついに慎重勇者の本領が発揮される
「急ぐぞ!」
一方その頃、ゲヘナでは、
ヒ「アコ、今の状況は?」
ア「委員長、どこに?」
ヒ「先生にやられたわ。今まで修行をしてたの」
ア「やっぱり、あの暴力男が委員長を……後で締め上げます」
ヒ「アコ、行くわよ」
ヒナさんが帰ってきたが戦況は厳しかった
ヒ「はぁ、起こった直後だったら、すぐに対処できたんだけど…」
カ「空崎ヒナが帰ってきたが随分、疲弊してるらしい。今っだったらいける」
ヒ「カスミ……懲りないわね」
っと、カスミに気を取られていると
「委員長!!危ないです」
ヒ「?!」
ヒナさんに視覚からロケットランチャーが来た
ヒ「まずい?!」
彼女との距離が3mくらいの時、赤色の銃弾がロケランを相殺した
ヒ「今のは?!」
その時、無数もの銃弾がテロリストたちの腹に命中した
カ「ぐふっ?!」
ハ「ぐへっ?!」
ヒ「今のはビルの屋上から」
「|チャージショット・オートマティック・バレット《魔力蓄積・自動追撃弾》魔力を銃に蓄積して、弾頭を制御する特技だ」
全「先生!!」
「ヒナ、俺がしたことは俺がかたをつけよう。」
その後は、別の意味で地獄だった。聖哉が騒ぎを鎮魂させた後、彼は彼女らをその場に座らせ……
「悪い子にはゲンコツだ。」
カ「ぐふっ」
ハ「げふっ」
相変わらず、彼は女の子たちに拳骨をお見舞いしていた
ヒ「先生、それ以上は……」
「ヒナ、嘘をついてすまなかった。俺はもういくが」
——聖哉が謝るなんて、珍しいわね
ヒ「大丈夫よ先生。私も楽しかったし。またゲヘナに来てね」
「あぁ。ヒナ……また弁当を作ってくれ」
ヒ「んっ///……えぇ、もちろん……」
——なんかいい感じの空気流れてるけど、後ろの方では、カスミたちが泡吹いてるって……何この状況…
私たちは翌日、ゲヘナを出発した。
聖哉がゲヘナを出発した後、不良たちの活動は少しだけ少なくなったみたい
ついに聖哉があの言葉を……次回からはアビドス編が開始します。
オートマティック・バレットのところがルビが上に表示されなくなっています。申し訳ありません。