透き通る世界でも慎重な勇者   作:かげもじ

6 / 26
6話目を投稿しました。今回はヒナ委員長との修行回です


この勇者が混沌の学園で自由すぎる

ヒナさんと修行を始めて、1日目

 

「先生、実弾でやるの?」

「あぁ、本気でやらないと意味がない。レベルを早く上げるための裏技だ。」

「先生、それ裏技じゃないと思うわ。じゃあ、いくわよ」

 

聖哉はARを使っているみたいだ。「装填数も多いし、取り回しもしやすい」ということらしい

この修行に先手を取ったのはヒナだった。ヒナのMGが聖哉の腹に当たった

 

「聖哉!!」

「問題ない。中に防弾チョッキを着ている。」

「先生、さすがにあなたが傷つくのは私は見てられないのだけど……」

「安心しろ。それより、自分の心配をした方がいい。まだまだいくぞ!」

 

私は聖哉が心配だけど、シャーレの業務をすることにした。

 

「何…この量…本当に1人でやらせる量なの?」

 

文句を言いながら私は、書類に目を通していった。

 

「何これ?救援要請…ってこれ大変じゃない!」

 

内容はアビドス高校から、学園がヘルメット団という不良生徒に攻められ、弾薬が底をつきそうと言う物だった

 

「これは聖哉に伝えないと……アロナちゃん、連邦生徒会にこのことを連絡して」

「はい、わかりました。」

 

私はこのことを聖哉に伝えるために座標を設定した。

 

「聖哉、伝えたいことが……って聖哉?!」

 

そこにはボロボロの聖哉がいた

 

「リスタか、問題ない。」

「先生、これ以上はもう無理よ。セナ、医務室に運んで欲しいの」

「大丈夫だ!まだ続けるぞ」

「先生、ごめんなさい。今便利屋68が騒ぎを起こしたみたいなの。終わるまで待ってて、迎えにいくから」

 

ヒナさんはそう言うと、仕事に戻った

 

「聖哉、修行はどうなの?」

「あぁ、手も足も出なかった。だが、着実とレベルは上がっている。あと2日で終わらせたいが、2時間だと少ないな」

 

聖哉は今日の修行の反省をしているとき、私は救援要請のことを話した。

 

「聖哉、アビドス高校から救援要請よ。ヘルメット団に襲われて、弾薬がつきそうなの」

「そうか……いや、その救援要請が罠の可能性もある」

「そんなわけ無いでしょう!!」

「まだ断定してはいけないだろう。アロナ、アビドス高校について教えろ」

「はい、その昔、キヴォトス最大の学園として名を馳せ、最盛期では、圧倒的な兵力と資金を誇るほどの学園でしたが、今は地区全体が衰退してます。現在、学園には5人の生徒しかいません」

「5人?!なんで衰退しちゃったの」

「はい、それは数十年前に大規模な砂嵐に地区の大半が砂漠化し、その処理にアビドス高校が多額の借金を背負ってしまい、学園の経営が悪化して生徒のほとんどが転校・退学したかららしいです。」

「そんな……」

「うむ、学園に5人しかいない、衰退していると言うことは救援要請は本当のようだな」

「まだ疑ってたんかい!!」

「リスタ、ゲヘナでの修行が終わり次第、アビドスに行くぞ。」

 

なんだかんだ言って、この勇者は助けるらしい。

 

「リスタ、明日までに武器を完成させる」

 

午後9時

 

「先生、今日の業務は終わったから、帰りましょう。」

「あぁ」

 

聖哉とヒナさんは家に帰った

 

「先生、ご飯にしましょう」

 

ヒナさんはそう言うと、食事を食卓に持ってきた。

 

「先生、その……あまり、豪華じゃ無いけど……」

「問題ない。ヒナの料理なら食える」

 

聖哉は私の初対面の時と違い、疑いもせずに食べていた

——聖哉の食事係は私の役なのにー

っと私が嘆いているのも束の間

 

「先生、今日はどこで寝るの?」

「無論、どこでもいい……そこのソファーでいいだろう」

「先生、あんなところで寝たら体悪くするよ……その狭いけどベットで寝ない?」

 

——えぇーこの子。なんて大胆なの。いまどきのJKって、こんなもんなの?

 

「あぁ、出来ればそうしたい」

「わっわかったわ。じゃあ……寝る準備しましょう」

 

聖哉とヒナさんは寝るためにベットに入った。決して、くっついてる訳じゃないけど、私の心の中は複雑な気持ちになった

……ヒナさんは疲れてたのか、すぐに眠ったようだ。

 

「よし、寝たか」

「ちょっと聖哉!!何する気!!」

「勿論、この家に泊まった本当の理由を遂行するためだ」

 

聖哉はジップロックを取り出し、ベットから出た

——嫌な予感しかしないのだけど……

 

「よし、たくさん落ちてるな」

 

聖哉は家の中に落ちていた白色の髪の毛を採取していた。

——こいつ、会ってまもない女の子の家で髪の毛を採取するなんて!

 

「そういえば聖哉、なんで暗闇でも、小さな毛を探せるの」

「それか、この世界で取得した、暗視というスキルだ。これなら、どんなに暗くても見つけられる」

「どうやってそんなスキル……」

「昨日の夜に部屋を暗闇にして、さまざまな色の糸を見つけるという修行をしたら獲得できた」

「あんた、そんなことまでやってたんかい!……って聖哉どこ行くの」

「無論、家中を探す。一番ありそうなのは……風呂か!」

「こいつやってることが犯罪者すぎる。どこまで合理的なの」

 

こうして、聖哉は一晩中、ヒナさんの髪の毛を採取していた

 

「先生、おはよう……って先生。もう起きてたの」

「あぁ、さっきまで寝ていたがな」

 

——こいつ、平気で嘘ついた。後でバレても知らないよ

 

こういう感じのやりとりがもう一回あり、修行は3日目に突入していた

 

「先生、私はもう行くわ。鍵閉めお願い。」

「あぁ」

 

「先生、連邦生徒会からあの施設の準備が整ったようです。」

「本当か、なら早速、ヒナを呼ぶぞ」

 

——あの施設?何か企んでるんじゃないでしょうね

お昼過ぎになり、聖哉はヒナさんが作ってくれた弁当を食べ、ある施設で彼女を待っていた。

 

「先生、急にこんなところに呼び出してどうしたの?」

「来たか、俺もなかなかレベルが上がった。今日でMAXにしたい。この修行で周りの被害がないとも限らない。ので完全防音・防壁の施設でやる」

「そう……これで最後なのね……終わったらどうするの?」

「アビドス高校に行く……それより始めるぞ」

 

——今の時計の針は12時……あと2時間でレベルがMAXになるのかしら。

そう思っていると2人の修行が始まった。

 

いつも通り、ヒナさんが優勢かと思いきや……

——互角!やはり、レベルが上がり、成長してるようね

 

「先生、やるようになったね。ならこれはどう?!」

「?!』

 

その時、ヒナさんの銃身から紫のオーラが出て、

 

「終幕:イシュ・ボシュテ」

 

甲羅先の雷光が聖哉を捉えた。

「聖哉!」

「この建物、頑丈ね。先生、うまく受け流したようね」

「あぁ、危なかったがもう覚えた」

ヒ「?!」

 

聖哉は自身の魔力を銃に溜めて、放った

 

チャージ・ショット(魔力蓄積射撃)

 

聖哉の攻撃がヒナさんに当たった

 

「くっ」

 

——やはり、この勇者は天才ね。一度見ただけで覚えるなんて……

 

このようなやりとりが続いて、2時間ぐらい経った後

「先生、もう2時間ぐらい経ったと思うのだけど……」

「いや、時計をよく見ろ。まだ2時半だ」

 

——?このやり取り、どっかで見たような

 

「先生、もう経ったんじゃ……」

「いやまだだ。今は2時45分だ」

 

私が時計を見ると分針が動くのが600秒に一回だった

——こいつ、土の神、マーリャ様と同じことしてるー

 

鬼畜の所業、聖哉に私は恐怖していると私は気づいた

——あれ、ゲヘナ学園って、その子がいないと大変なことになるんじゃ……

 

私はすぐさま、ゲヘナ学園に座標を設定すると、そこには目を見張る光景があった。

カ「はぁっはぁっはぁー、空崎ヒナがいないとなれば開発し放題。今の風紀委員会なんて、敵じゃないのさ!!」

 

ハ「空崎ヒナが居ないなら、やりたい放題ができます」

 

イ「委員長はどこいったの?アコちゃん」

ア「知りませんよ!あの先生とかいう、クソ暴力男に誘拐されたんじゃ」

 

見ての通り、地獄だった。

 

「聖哉、今ゲヘナ学園、ヒナさんがいないから、大変なことになってるの!温泉開発部と美食研究会などがテロを起こしているわ」

「想定内だ。少し待て」

「いや、大変なことになってるって言ってるだろうがー」

 

その後、10分ぐらい経って

 

 

ヒ「先生、すごく強くなったね。私でもあなたと戦いたくないぐらい」

「あぁ、レベルもMAXになった。この施設から出よう」

「えぇ」

 

聖哉とヒナが外を出ると、彼女が止まった。

 

「え?!なんで……もう夕方?まずい…早く戻らなきゃ」

 

ヒナさんは空を飛んでゲヘナに戻った

 

「聖哉、こうなることが分かってたのになんで……」

「安心しろ、このことは俺が決着をつける」

「それって……」

 

レディ・パーフェクトリー(準備は完全に整った)

 

聖哉はついにこの世界で初めて、あの言葉を言った

——ついに慎重勇者の本領が発揮される

「急ぐぞ!」

 

一方その頃、ゲヘナでは、

ヒ「アコ、今の状況は?」

ア「委員長、どこに?」

ヒ「先生にやられたわ。今まで修行をしてたの」

ア「やっぱり、あの暴力男が委員長を……後で締め上げます」

ヒ「アコ、行くわよ」

 

ヒナさんが帰ってきたが戦況は厳しかった

 

ヒ「はぁ、起こった直後だったら、すぐに対処できたんだけど…」

カ「空崎ヒナが帰ってきたが随分、疲弊してるらしい。今っだったらいける」

ヒ「カスミ……懲りないわね」

 

っと、カスミに気を取られていると

 

「委員長!!危ないです」

ヒ「?!」

 

ヒナさんに視覚からロケットランチャーが来た

 

ヒ「まずい?!」

 

彼女との距離が3mくらいの時、赤色の銃弾がロケランを相殺した

 

ヒ「今のは?!」

 

その時、無数もの銃弾がテロリストたちの腹に命中した

 

カ「ぐふっ?!」

ハ「ぐへっ?!」

 

ヒ「今のはビルの屋上から」

 

「|チャージショット・オートマティック・バレット《魔力蓄積・自動追撃弾》魔力を銃に蓄積して、弾頭を制御する特技だ」

 

全「先生!!」

 

「ヒナ、俺がしたことは俺がかたをつけよう。」

 

その後は、別の意味で地獄だった。聖哉が騒ぎを鎮魂させた後、彼は彼女らをその場に座らせ……

 

「悪い子にはゲンコツだ。」

カ「ぐふっ」

ハ「げふっ」

 

相変わらず、彼は女の子たちに拳骨をお見舞いしていた

 

ヒ「先生、それ以上は……」

「ヒナ、嘘をついてすまなかった。俺はもういくが」

 

——聖哉が謝るなんて、珍しいわね

 

ヒ「大丈夫よ先生。私も楽しかったし。またゲヘナに来てね」

「あぁ。ヒナ……また弁当を作ってくれ」

ヒ「んっ///……えぇ、もちろん……」

 

——なんかいい感じの空気流れてるけど、後ろの方では、カスミたちが泡吹いてるって……何この状況…

 

私たちは翌日、ゲヘナを出発した。

 

聖哉がゲヘナを出発した後、不良たちの活動は少しだけ少なくなったみたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ついに聖哉があの言葉を……次回からはアビドス編が開始します。
オートマティック・バレットのところがルビが上に表示されなくなっています。申し訳ありません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。