と言う訳で今回はタグの宿儺様ニッコリの世界、その解説にいきます
呪いの王、平安の怪物、通り名は多々あるが呪術全盛期の平安時代で最強の名を持つ厄災『両面宿儺』は歓喜していた。
彼にとって戦いは無く、ただ一方的な蹂躙ばかりで楽しみと言えば食事くらいしか無かったからだ。
故に側付きの人物には人肉料理をさせていた。
その呪いの王が現代に蘇った時、最初は虎杖悠仁を忌々しく思っていた。
「羂索め⋯⋯中々に小賢しい真似を」
虎杖の中にある宿儺の生得領域で最初は悪態を突く。
宿儺は最初こそ虎杖が指を飲み込んだ時点で自身が受肉し、現代を鏖殺し楽しめると思ったからだ。
だが、虎杖の器としての性能が高くすぐに受肉とはならずまだ一次的にしか外に出られない。
出来ることと言えば、虎杖の顔に自身の目と口を出せるくらいだ。
「む?呪霊食だと?ふむ⋯⋯ゲテモノ食いめ」
無論、宿儺自身も呪霊食はした事あるがかなり不味く正直センスの欠片もないと見下し始めた。
そして虎杖達が任務の為少年院に着くとその考えが少し変わり始めた。
虎杖を通して感じる匂い、まさに食欲を唆る甘美な香りなのだ。
そして発見した呪霊、虎杖が大口を空けて腕を食べた瞬間に衝撃を受けた。
人肉とは比べ物にならないほど、洗礼された味なのだ。
「ふむ⋯⋯考えるに、あの時代の呪霊は現代人の生み出した呪霊と違い洗礼されているのか」
宿儺は一つの答えを出した。
過去の人々は常に何かを畏怖しており、そのせいで味が乱雑になり食べれたモノでは無かったと。
だが現代では科学の進歩により過去に怯えていたモノに怯えが無くなり、負の感情が過去よりも純粋になったが故にこの美味なのかと。
「ケヒヒ⋯⋯成る程、コレは良い
実に良い、素晴らしい!」
そして虎杖が特級呪霊を食べ切る。
胸のうちには一つの満足感が有る、戦いではなく食の楽しみがこんなにも増えるとはとだ。
そして虎杖が特級呪霊から宿儺の指を取り出すと、それを躊躇なく飲み込んだ。
芳醇な香り、複雑な旨味、そして感じる食後にも残るこの満足感。
自身の指ながらこの味わいに喜ぶ。
「ケヒヒ⋯⋯魅せてくれたな虎杖悠仁!
貴様ほど呪霊を食らう事に特化した男もそうは居るまい!」
その直後だった、宿儺の意識が突然引っ張られると、何故か表に出てきてしまった。
何故だ、と疑問に思うが取り敢えず理由を考えてみる。
まぁ、普通に考えれば宿儺の指を取り込み急に来た宿儺解放の衝撃に耐えられなくなったと思うだろうが、虎杖の器としての性能は十年にも及ぶ呪霊食によりとてつもなく強化されている。
恐らく十本を越えない限りはこの様な形で表に出ることは無いだろうと考えている宿儺。
そして一つの答えを出した。
「成る程、至ったか⋯⋯呪霊食で至るとは貴様はつくづく魅せてくれるな虎杖悠仁」
まさかの呪霊食による血糖値スパイクにより、意識を失った事と宿儺の指を取り込んだ事により一次的に表に出られた事による歓喜が満ちていた。
宿儺はデブながらに無駄に高い身体能力を持つ虎杖の体を使い屋上までひとっ飛びすると、眼下に広がる街を見て大笑いする。
「ケヒヒ⋯⋯この匂い、この音、美味なる呪霊に満ちている
暴食だ、時が来るまで貴様の体でこの美味を堪能させてもらうぞ虎杖悠仁」
宿儺はたまたま見掛けた一級呪霊を喰らいながら、伏黒の目の前に現れ何かを伝えると奥に引っ込むのだった。
コレにより、またとある別の事件が起きるがそれは次で。
両面宿儺
現代に蘇った平安時代の最強。
最初こそ人間を鏖殺し楽しもうと考えるのだが、虎杖を通しての呪霊食があまりにも美味で時が来るまではこの美味を堪能しようと決める。
原作と違い呪霊食にこだわる虎杖だからか、何か嫌って無い。
と言うか希少な呪霊食が出来る人間だからか出来る限り利用するため程々の関係を築いている。
羂索
諸悪の根源、キショさ爆発メロンパン。
全ての黒幕なのだが、自身の産んだ宿儺の器が何の手違いからか呪霊食しており最初こそ驚くのだが、「その食べっぷりイイね!」で何故か高い等級の呪霊を贈ろうと画策している。