ソラユメ 餘部透 【タツタサンドな日々 (元ネタEver17)】 作:あまるーん
メタ発言等、何でも許せる人向け。
餘部「これ名作なんだよ。はいプレゼント」
──
───
守永皐月はゲーム機であるPSPを起動し、プレイをしていた。
その作品は、Ever17というゲームだ。
楽しすぎるゲーム故、ここ数日は珍しく、外にも出ずに没入していた。
皐月(この作品って楽しすぎるかも。内容としても、謎要素と約束など、親近感を感じる…)
餘部「さっちゃん」
餘部「ねぇ、さっちゃん」
餘部「……さっちゃん!何やってるのー?」
──ポンッ。餘部は皐月の肩に手を置く。
そして思い切りくっついた。
あと、何故かくすぐってきた。
皐月「わっ。びっくりしました。あははは、くすぐったいですー!」
突然の衝撃に驚き、勢いにも驚かされた。
………アクションコンボ3連続だもの。
餘部「だって、声をかけてもキミが気づかないからさー。しょうがないじゃない」
皐月(…なんだろう。いつも強引だけど、今日の先輩はその雰囲気が増してるような…)
皐月「すみません、ゲームに没入しすぎていて」
餘部「さっちゃんってば、ボクが何度呼んでも気づかないなんてさー。これ、プレゼントしたEver17だよね?」
皐月「はい!」
餘部にPSPの画面を見せる。
餘部「やってくれて嬉しいよ、さっちゃん愛してる」
皐月「私も愛してます。そういえば、全ルート通ったので、またやり直してますよ」
餘部「それは良かった」
餘部「プレイし返すと、新たな発見もあるでしょ?」
皐月「はい!1度目だと気づかなかったりしますし」
餘部「うんうん。そんなもんさ」
餘部「あ、気づいて当たり前のことだけど、登場人物は女性が多くて男性が少ない」
餘部「ボク達と逆パターンでもあるよねー」
皐月「もう。先輩ったら、また突然のメタ発言を…」
餘部「だってさ、不思議とそれが浮かんだもんだからさ。キミはどう?少しもそうは思わなかった?」
皐月「…正直、何故かほんと少しだけ」
餘部「あははー!ボクたちメタメタだね」
皐月(いや、気のせい?いつも通りふざけてるし、強引なのも普段と同じぐらいかな)
──
───
ゲームを進め続けている。
2人共画面が見やすい状態にする為に、テレビに繋げてみた。
内容について様々なことを話し込む。
皐月「毎日毎食タツタサンドは飽きそうですね」
餘部「普通に考えたら、そうだね」
皐月「…?普通とは?」
餘部「工夫次第ってとこかなぁ」
皐月「えっと、この状況で可能なことですか?」
皐月「海の中に閉じ込められてますし…」
餘部「可能だよ」
餘部は彼女を見つめ、そして微笑む。
皐月「…え?」
餘部「愛情」
皐月「…え?」
餘部「どうしたの?2回も『え?』と言うなんて、キミはおかしな子だなぁ」
皐月「…う。だって、予想外でした」
皐月「おかしなのは先輩です」
皐月は彼に対して、なんとか言い返してみた。
餘部「じゃあ……試そっか?」
皐月「…まさか、Ever17の状況じゃないのに、食べ続ける日々を過ごすつもりですか?」
そう言われた餘部は、思考を巡らせた。
ありとあらゆる発想を思いつく彼は、少しの時間で答えを出した。
餘部「じゃあこうしよう。ほんの少しだけ、危機一髪の状況になってみようね?」
餘部「……さっちゃんも、その状況の方がいいみたいだしさ」
餘部は、彼女に対してものすごく笑顔でいた。
一見、とても素敵な表情だ。
だが皐月は何故かその笑顔にほんの少し、恐怖を感じる。
皐月「え?危機一髪を望むなんて…」
皐月「違う、違う、違う、違う」
餘部「キミ、今日はよく同じ言葉を繰り返すねぇ」
皐月「あれ?今のはゲームの影響が出ました。…!そうじゃなくて、一体何を考えてるんですか?」
餘部「それはね…」
To Be Continued