ソラユメ 餘部透 【タツタサンドな日々 (元ネタEver17)】 作:あまるーん
???「○○○○○」
とろり……とろり……とろり……。
それは、何かを伝えていた。
餘部「ありがとう、キミのおかげでなんとか助かったよー」
皐月「私達を救ってくれて、ありがとうございます」
何を伝えようとしていたのか、2人には分かったようだ。
???「○○○○○」
プシュー……プシュー……プシュー……。
あれも、何かを伝えてきた。
皐月「あの展開になった時は驚きました。でも、私達の為でしたし、感謝します」
餘部「うんうん。キミ、ナイス!ありがとうね」
こちらとも対話をすることができたようだ。
皐月「あなた達を忘れず、日々感謝して生活します」
餘部「約束するよー」
???「○○○○○」
???「○○○○○」
そして、お別れの時間がやってくる。
それらとは、離れ離れになる。距離がどんどん開いていく。
全員、手を振って別れ際の挨拶をしていた。
餘部「バイチャー!」
皐月「さようならー!」
???「○○○○○」
???「○○○○○」
2人は片方に、それらはもう片方に、『○○○』側と『○○○○○』側の、真っ二つの世界に別れていった。
To Be Continued
餘部「さぁ、着いたよー。ここだ」
皐月「ここは…」
広大な、泡黄色の世界が目の前に存在していた。
地の果てまで同じ景色である。
………なんだこりゃー!
餘部「なんなんだろうね、これ」
皐月「ナレーションと共鳴したようなことを言うんですね」
ナレーションとあまるんはシンクロ中!嘘だよ!
餘部「さっちゃんこそ、もっと驚きなよ」
皐月「驚いてますよ」
餘部「こんな場所、見たことがないもんね」
皐月「はい。この地面、ぷるんぷるんしてますし」
ぷるん……ぷるん……ぷるん……。
弾力がある。思い切りジャンプをしたら、月まで近づいちゃうかもね。
餘部「さっちゃん」
彼はニコニコしながら、彼女をハグしてきた。
離れないよう、しっかりとした強さで。
皐月「え?急にどうしたんですか?」
餘部「人間になってから、月が遠いと感じる。だから、その場所へ再び近づきたい。もっと高い場所へ一緒に行ってみよう!」
皐月「えぇ!?物理的にするなんて!」
飛んだ。なんと到達しちゃった!?
月面にて、王子様と姫様は幸福な生を謳歌しましたとさ。
めでたしめでたし。
BADEND2 月王子様と月姫様
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ロード
餘部「人間になってから、月が遠いと感じる。だから、その場所へ再び近づきたい。もっと高い場所へ一緒に行ってみよう!」
皐月「えぇ!?物理的にするなんて!」
飛んだ。なんと到達しちゃった!?
…それは幻想!
トランポリンみたいなジャンプが可能なだけだよ!
餘部「うわ。すごいね!これは感激だなー」
皐月「この地全体がトランポリン状態だなんて…謎すぎます」
2人は、飛んで跳んで翔びまくる!
元いた町から脱出し、楽園のような遊び場を見つけた。
ある意味幸せな日々を過ごしていけるだろう。
……遊び疲れ、跳ね終わった。
彼は、不思議で溢れる足元を見つめ。
餘部「だけどさぁ、この地表は未知数すぎるよね。えい!!」
栗神様は、グーパンをした。
17,501のダメージ!弾力のある地面は倒れた。
2017の経験値。栗神様はレベルアップ!
Lv1,347になった。
栗神様「わー、レベルアップだ。これでさっちゃんを更に守れるね」
皐月「……ついていけない」
栗神様は歓喜の感情で溢れていたが、隣の人間は驚愕し、白目をむいていた。
冗談はさておき、倒れた地=透明の膜が破れた状態だ。
中は液体と固体が混ざったような、クリームが存在していた。
皐月「これは…あれにそっくりですね」
彼女は手で掬っていた。警戒しろと言いたいところだが、少し抜けているという公式設定を活かす。
餘部「キミさぁ。あまり考えずに、物事に物理的にも突っ込んじゃうタイプでしょ」
そこに対し、洞察力のいい彼は、しっかりと指摘をする。
皐月「すみません。迂闊でした…」
餘部「まぁ、それもさっちゃんらしさだよね」
皐月「…あはは、そうかもしれません」
物事を見極め、彼女にちゃんと伝え、そして肯定もする。
なんて素敵な神様でしょう。
餘部は彼女の手にあるクリームを喰べた!
…んんん?ブーメランかな。
餘部「美味しいよー!ん?どうしたの?さっちゃんも食べる?」
皐月「その前に一言。さっき、私は感動したのですが…」
美味らしい。そんなことより、感動を返して下さいな。
餘部「そんな固いことは言わずに、ね!ギャグモードのボクならこうするだろうからさ」
皐月「まあ、公式の時点で濃いキャラですもんね」
餘部「うんうん!現在進行系で端末を使い、文字を打ってる変人が、その要素を少々悪化させてるけどね」
皐月「……。……。……」
言葉にならなかった。このヒロインは、最愛の人と変人達に翻弄され続ける。
彼と共に歩む限り、その運命は無限に続く。
餘部「どうしたの?」
皐月「…強く生きます」
決意を固め、クリームを口いっぱいに入れてみた。見た目と同様、あの味がする。
餘部「どう?美味しい?」
皐月「はい!新鮮な味がします」
餘部「できたてホヤホヤー」
産地直送状態のクリーム。Ever17の○○だ。
皐月「ここで暮らすと、○○○○になってしまいそうですね」
餘部「キミ!…自制心を持つといいよ」
皐月「天文部に勧誘するノリで言わないでください!先輩は耐えれるんです?」
餘部「耐えれるよ?耐えられなかったら、伝授しないよ。おかしな子だなぁ」
皐月「あはは…。でも、やっぱり先輩はすごいですね」
我慢しすぎることも良くないが、自制することも必要だと、改めて学んだ。
餘部「うん。だってさ、○○と同様、新鮮で美味しいキミがいるじゃない」
モグモグ!彼女は髪を喰べられている。
散髪して落ちた存在は段々と鮮度が落ちて行く。しかし、彼が喰べている物は生きていて新鮮な状態だ。
皐月「うわっ!?先輩、髪は食べ物じゃありませんー!」
餘部「なんで?ボクにとって…キミは何よりも愛おしい存在(喰べ物)だ」
皐月「…はい。…じゃなかった!愛の囁きで誤魔化さないでください!」
普段より勢いよく喰べられる。
パクッ……パクッ……パクッ……。
皐月「自制心を復活させてください!」
変わる……変わる……変わる……。
栗神様「それは無理だよ。ギャグだろうとシリアスだろうが、キミが美味なのが悪い。…これでキミは、僕のモノ」
頭髪は全部喰べられました。
実は…、栗神様はヘリオトロープが叶えることで、生まれた存在。
あ、書いてないけど物理的に変身もしてますよん。
能力が向上した代償に、1.7%の狂気を持ってしまった。
栗神様平和モードで強く守られたかったよ…。
BADEND3 狂栗神様は頭髪を貪る
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ロード
産地直送状態のクリーム。Ever17の○○だ。
皐月「ここで暮らすと、○○○○になってしまいそうですね」
餘部「キミ!…自制心を持つといいよ」
皐月「そう言われても無理です。…ほんとは分かってるんですよ?」
餘部「え?何が?」
皐月「ここは○○○○○しか食べ物が無いんですよね?」
言われたことを、今回は否定してしまう。
衝撃の事実(?)を突きつけた。
餘部「まあ、地の果てまでこれだからね。……あ、そうだ!タツタサンドはあるじゃない」
彼はもう1つの食べ物を勧める。
もしかして、忘れてた!?在庫切れにならないタツタサンドなのに!
皐月「飽きそうです」
餘部「タツタサンドに失礼だよ?」
皐月「じゃあ、頑張ります」
──
───
数日後。今日もこの地はクリームでいっぱいだ。
彼女は食に対し、考え続けていた。
皐月「タツタ美味しいけど飽きました」
餘部「あらあら」
皐月「もう、願いで食べ物を生み出します」
色々な食べ物を思い浮かべ、彼女は叶えた。
様々な食が辺り一帯に具現化する。
彼女は……食べ……食べ……食べ……。
餘部「さっちゃん、自制心が0だよ。どうして飛躍しちゃうのさ」
皐月「この状況で自制心は私には厳しかったです」
パクッ!!髪を喰べた!
今回は、彼が喰べられている。
ムシャ……ムシャ……ムシャ。
餘部「キミはそんなキャラじゃないよね」
皐月「ヘリオトロープの狂気ですね。叶えた願いが強すぎて、17%程持っています」
餘部「…っ!」
とても狂気化した彼女を見て、言葉が上手く出ず、涙が零れる。
シリアス化した彼の√はとても切ない。
BGM:Karma
餘部「キミを元に戻すよ」
餘部は栗神様に変化した。
彼女を体全体で強く優しく包み込む。
栗神様「帰ってきてよ。食への対策は、2人で考えよう?」
皐月「嫌です、もう…喰べ終わるまで帰れません。……美味しい」
狂気化した恋人に、想いが伝わらない。
モグ……モグ……モグ……。
帰ってこないと宣言され、喰べられ続ける。
栗神様「…分かった。じゃあ、いつも通り僕クがキミを喰べるよ」
パクッ!皐月は髪の毛を喰べられた!
いつもの展開!
実は…、栗神様はヘリオトロープが叶えることで、生まれた存在。
あ、書いてないけど物理的に変身もしてますよん。
能力が向上した代償に、1.7%の狂気を持ってしまった。
皐月「うわっ!…今回は私が喰べるべき√です」
ドンッ!
彼女は√を塗り替えられると判断し、彼を狂気パワーと条件反射で突き飛ばした。
勢いが強すぎて、彼は飛ばされ続ける。大気圏に突入しそうだ。
栗神様(知ってるよー。フリだよ。いつも通り、ふざけて喰べようとしただけ。1.7%の狂気だから、いくらでも自制できるよね)
喰べることは無限の可能性を秘めている。この宇宙のように。
彼の視界に地表と彼女が映る。
離れ……離れ……離れ……。
彼は強く思う。
栗神様「僕クは死なない」
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───
○○○○○にある守永家。
その建物の中には、サンドイッチのパン。ただそれだけが存在していた。
Fin
END3 栗神様は狂皐月を大切に包む