一般通過脳焼きクソボケ大魔王   作:Nemusugi

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符玄ちゃんエミュ難すぎ&芽衣の新形態実装記念。

符玄ちゃんも、今書いてるので許して。













クソボケ大魔王、年貢の納め時。又の名を、頭空っぽ回。


番外編
カイン「えっ?思い出の場所に飛ばされる奇物?」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────それは起こるべくして、起きた事だろう。

 

 

晴天の空、雲ひとつない素晴らしい陽気の元で、それは行われていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『逃げるなぁぁぁ!!』

「逃げるわぁぁぁ!!!」

 

 

聖フレイヤ学園の校内。1人の青年が、少女達から逃亡している。

この光景は、日頃の行い故か。はたまた運命の悪戯か。おそらく前者だろう。

 

 

「大丈夫だから!少し眠ってもらうだけだから!」

「1番信用できないだろうが!──っぶねぇ!

「チッ……これもダメね」

「今、確実に命狙ってたよな!?」

 

 

逃げ続ける彼には、多種多様な攻撃が行われている。

──が、それは息をする様に、数多の少女達の男性観を狂わせた事に対する報いを受ける事になっただけだろう。

……コイツにその自覚が無いのが、タチが悪いが。

 

 

 

「絶対っ!絶対逃げ切ってやるからなぁぁぁ!!」

 

 

 

 

──そもそも、彼が再びこの世界に帰ってきた理由は、少し前に遡る。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「呼ばれたから来たぞって、誰もいねぇ…」

 

 

いつもの様に、ヘルタに呼び出されたカイン。

機嫌を損ねる前にと、急いで彼女のオフィスに向かって来たが、主人の姿は無い。

ある物はいつもと同じ、天才クラブの肖像画と模擬宇宙の装置。そして、奇物などがしまってある棚ぐらいだ。

 

 

「えー…、あんなに呼んでおいて留守とかマジ?やる事無いんだが」

 

 

つい、ヘルタに対する文句が出てしまうが、これでも急いで来たのだ。文句の一つくらい許してほしい。

 

そう考えながら、淡々とヘルタを待ちづつけるカイン。

 

だが─────、

 

 

「……暇だな…」

 

 

しかし、待てど暮らせどヘルタは来ない。既に約束の時間は過ぎていた。

 

その後も待ち続け、暇になったカイン。

暫くの間、ソシャゲなどで時間を潰していたが、それも次第に飽きてしまう。

この後どうしようかと考えているそんな時───、

 

 

「…………!」

 

 

思いついたものがあった。思いついてしまった。

 

 

「…………」

 

 

彼の視線の先にあるのは、奇物などが保管されている棚。

見た目から使い方が分かるような物や、奇物かどうかも怪しく見える物まで、

幅広い種類の奇物が、そこにはあった。

そして───、

 

 

「めっちゃ、弄りてぇ……」

 

 

こうして、彼は興味本位から地獄への扉を開いたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん?何だこれ……?」

 

 

数十分後、奇物達をこっそり弄っている最中、カインはとある物を発見する。

 

 

「これは……砂時計か?」

 

 

奇物が並んでいる棚のその奥深くに、埃をかぶる様に眠っていたそれ。

一見、ただの砂時計にも見えるが、中に入っている砂が輝く金色だったり、その装飾に美しい宝石が散りばめられていたりと、如何にも奇物らしい物を発見した。

 

 

「随分と豪華な時計だな…。コイツは一体…?」

 

 

ぐるぐると、手の中で砂時計回しながら考えていたその時、オフィスの扉が開く。

 

 

「お待たせ、早速はじめよ…」

「あっ、ヤベ」

 

 

部屋の主人が帰ってきてしまった。

オフィスの中には、散らばった無数の奇物が────。

 

 

「……何してるの?」

「いやっ、ちょっと暇だったのでつい…」

「………」

「───マジで、すいませんでした」

 

 

ヘルタの無言の圧に屈するカイン。女性の圧には弱いのだ。

そして、そんなカインを見たヘルタはこの光景に興味を失ったかの様に踵を返した。

 

 

「分かったなら、さっさと片付けて。模擬宇宙でのテストをやるよ」

「はーい」

 

 

そうして、奇物を片付ける際あの砂時計を思い出す。

───結局あれは何だったのだろうか。

そう思ったカインは、せっかくならとヘルタに聞く事にした。

 

 

「ヘルター、この奇物って何?」

「何?今忙しいから───」

 

 

そっけなくカインからの質問を断ろうとしたその時───、

 

 

 

「えっ」

「────っ!」

 

 

───突如として、奇物が光り始める。そして、彼が持っていた奇物を見たヘルタの表情が凍った。

 

 

「何の光ぃ!?」

「早く!早くその奇物を床に置いて!」

「これ、床に置いていいのか!?」

「早く!急いで!」

 

 

輝く砂時計を見た、ヘルタが叫ぶ。

そして、滅多に見ないヘルタの姿に驚きながらもカインは奇物を置こうとする。

が、既に遅く光はその輝きを増していく。

 

 

「何か光が強くなってないか!?ていうか、結局この奇物は何だ!?」

「その奇物は【始まりの夢】!対象者を何処か思うところがある場所に飛ばす機能があるの!」

 

 

ヘルタの衝撃発言に思わず、動きを止めてしまうカイン。

その間も輝きは増していき、そして────、

 

 

「────────!!!」

「───!!!」

 

 

光が彼を包み込む。あまりの眩しさにヘルタが一瞬、目を逸らすとそこにはもう、誰も居なかった。

 

 

 

 

 

 

 

こうして、この宇宙からカインは追い出される事になった。

 

 

 

 

そして、場面は現在に戻る────。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───ハァッ…!ハァッ…!」

 

 

逃げる。とにかく逃げる。遠くへ走り続ける。もう、学園内はダメだ。

右やら左やら、至る方向から攻撃が飛んでくる。殺す気か。

 

 

「────止まりなさいっ!」

「チッ────!」

 

 

先回りされていた。が、ギリギリで回避してこの場を潜り抜ける。

だが、この攻防もいつまで持つか分からない。というか弱体化してる以上、こちらが圧倒的にジリ貧だ。

 

 

(とにかく、今は逃げなきゃマズイ…!この状況、捕まったらどうなるか…!)

 

縄やら注射器やら物騒な物を持ちながら、俺を探す彼女達を横目に思考する。

その際、逃走経路を組み立てている頭の中で、これまでの出来事が走馬灯の様に過っていく。

 

───どうして、こんな地獄が生まれてしまったかを。

 

 

そして───、

 

 

 

 

 

 

 

「───見ぃつけたぁ♡」

「ぬ゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

 

 

───この狂った逃走劇の始まりを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眩い程の光の中を歩き続ける。

それが、どれ程の時間だったか、どれ程の距離だったか、今は全く覚えていない。音も殆どない様な空間だったが、突然その空間も終わりを告げた。

 

 

気づけば、高台に居た。そこから見た、どこか見覚えのある光景に目を疑う。

そして、周りを探索した後、漸く確信する。

 

 

『───まさか、本当に?』

 

 

あの奇物のせいで、帰ってきてしまったという事。

二度と足を踏み入れることなど無い。そう思っていた、故郷と言ってもいい世界。そんな世界に、俺は居た。

 

 

『────本当に、帰ってきたんだな…!』

 

 

喜びと懐かしさ、僅かな後悔などの様々な気持ちを噛み締める。

暫くは、その余韻に浸っていた。悪くない気分だった。

故郷に帰ってくるというものは、こういうものなのかとつくづく感じた。

 

 

 

だから────、

 

 

 

『…アイツらは、どうしているだろうか……』

 

 

あの時、その考えを浮かばせなければよかった。

 

 

『うわぁ…マジで聖フレイヤ学園だ…。』

 

 

あの時、懐かしさのあまり、その足で学園に向かわなければよかった。

 

 

『うーん、やっぱ新しくなっている物もあれば、変わらない物も沢山あるな…』

 

 

あの時、悠長に学園内の変化を楽しんでいなければよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あれ?あんな墓標なんてあったか?───俺のだ』

 

 

あの時、墓標になんて気付かなければよかった。

────立ち止まってはいけなかった。

そうすれば、会うことも多分無かったのだろうから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『────誰か来るな』

 

 

墓標の前。近くで気配を感じ、近場の木の裏に身を潜める。

姿を見られる訳にはいかない為、取り敢えず自分の墓標に来る者達がここを去るまで、身を潜めようとした。

 

 

が────、

 

 

 

 

 

『──、───から─年も経つ──ね…』

『───、──が──てから、も────…』

『────、あの────は、いつ帰ってくる───か』

 

 

 

 

 

 

『あれは────ッッッ!!!』

 

よりにもよって、来た人物が人物だった。

気づけたのはよかった。只、もっと早く気付くべきだった。

 

 

 

 

特徴的な髪色。

かつて毎日聞いていた懐かしい声。

ここからでも分かる圧倒される様な雰囲気。

成長し、更に女性らしくなったスタイル。

あの頃に比べて、随分と美しい女性となった。

 

 

───俺にとって、始まりの君達。

 

 

 

そんな彼女達の接近に、なぜ気づけなかったのか。

てか、ブローニャ成長し過ぎだろ。一瞬、誰かと思ったぞ。

 

 

『マズイ……!流石に顔を合わせるのは…!』

 

 

そんな事を頭の片隅に考えながらも、急いでその場を離れようとした。

…確かに、その判断は正しかっただろう。実際、普段の状態でも同じ手をとる。

 

 

『………』

 

 

だが、俺は忘れていた───。

 

 

『どうしたの?キアナちゃん……?』

『──そこっ!』

 

 

 

 

『ちょ、まっ──────!』

 

 

彼女達は、今でも一流の戦乙女であった事を。

自分を隠していた学園内の木が、キアナの斬撃で轟音を立てて倒れる。

俺に当てるつもりは無かったらしいが、それはそれとして女神の斬撃はクソ怖い。

 

 

 

 

 

そして────、

 

 

『─────え?』

 

 

誰の声だったか、困惑と驚愕に満ちた声が空気に溶ける。

その表情には、歓喜や怒り、哀しみに好意など様々な感情が含まれていた。

 

 

 

 

 

『────カ、イン?』

『────カイ、ン君?』

『────カイン、なんですか?』

 

 

(アババババババッッ!!!)

 

 

とうとう見つかってしまった。1番見つかりたくなかった、彼女達に。

だが、そんな状態でも直ぐに逃げれば、まだ何か変わったかもしれない。

しかし────、

 

(マズイマズイマズイッ!!キアナ達だけには見つかりたくなかった…!)

 

 

 

俺は混乱と焦りで何もできなかった。動けなかった。

完全に情報量でパンクしていたのだろう。ただ、それ以上に────、

 

 

 

『────本当に、カインなの?』

 

 

震えるキアナの声が、静かに響く。その体は微かにだが、振動していた。

あの様な、お転婆で破天荒な彼女とは思えない様な雰囲気で、その目からは涙が溢れそうだった。

 

……少なくとも、そんな姿をしているキアナを見捨てる事は、出来なかった。

 

あの日と、同じ様な姿をしている彼女を見なかった事には出来なかった。

 

 

 

だから、ここで最悪のミスを犯すことになったのだろう。

 

 

 

 

『…………あぁ、そうだ』

『────────!!!』

 

 

何故、即座に彼女達の前で認めてしまったんだ。会うのなら、もっと別の場所で会うべきだっただろう。

というより、最初に謝るべきだったと今は思う。

 

 

『そっかぁ…!本当に、カインなんだぁ…!』

 

 

ふらふらと、泣きそうな声でゆっくりとこちらに近づいてくるキアナ。

それを見た芽衣とブローニャが微笑みながら、こちらを見ている。

そして、彼女の手が俺の肩に触れる。その手の温もりに懐かしさを感じてしまった。

 

 

『───やっと』

 

 

───だから、気づけなかった。

 

 

俯きながら、何かを呟いたキアナの可笑しな雰囲気に。

その体の震えが、歓喜によるものであった事に。

彼女の口から、吐息が漏れ出ていた事に。

 

───さっきから、やけに俺を掴む力が強い事に。

 

 

『やぁっと、捕まえたぁ♡』

 

 

そうして上げた顔にある瞳はその輝きを失い、奥底にハート型のドロドロした何かしか映っていなかった。

 

その美しい手は、俺の顔に添えられ、まるで繊細な物に触れるかのように、優しく触れている。

 

紅潮しているその顔は、妖麗な雰囲気を漂わせたまま、生暖かい吐息の温度が伝わる距離まで詰められている。

 

 

そして────、

 

 

『やっと捕まえたよカイン本当に心配したんだからね?勝手に学園からいなくなるし、私達にあんな事させてさ、本当に酷いよ?私達の為って言いながら自分の体をボロボロにして、最後には私達に倒される事まで想定通りだったんでしょ?あの後、皆んな泣いてたんだからね!止められなかったって後悔してたからね!…私だって、あの後ずっと泣いてたよ?カインを殺しちゃったーって、ご飯も食べれないくらいだったんだよ?芽衣先輩やブローニャ達だって、物凄く荒れちゃってたんだよ?それなのに、こんな風にいきなり顔を見せにくるなんて……でも、そんなクソボケが私達は大好きだからね!相思相愛だね!だから、早くみんなの元に帰ろう?私達だけじゃなくて、ゼーレ達も待ってるから、ね?……あ、でもそうなるとカインを取られちゃうなぁ…、嫌だなぁ、せっかくこうやって逢えたのに…、そうだ、カインも一緒に月で暮らさない?今の私は月で一人暮らしだから、部屋だってまだ余ってるから丁度いいでしょ?……何よりね、ずっと寂しかったんだよ?カインが死んじゃってから、ずっと寂しくて寂しくて寂しくて恋しくて恋しくて仕方なかったんだよ?いっつも1人で慰めてたんだから。だからね、その責任を取らなきゃいけないよ?女の子にそんな思いをさせた責任を取らなきゃいけないでしょ?そうだよね?隣に立ちたいって言ってたもんね?一緒に居たいって言ってたよね?これってそういう事だよね?だったら絶対に隣から離れちゃダメだよね?私から逃げちゃうのはダメだよね?だから、一緒に月に行こ?ね?ね?…さっきから、何も言わないけど…もしかして……嫌なの?』

 

 

 

──正直に言おう。すごい怖かった。

 

あのキアナが、こんな風になってしまった事に恐怖を覚えた。

同時に、ここまで追い詰めてしまった自分に怒りを覚えた。

 

そんな事を考えていた俺だったが───、

 

 

『何も言ってくれないんだ…。ふーん…そっか…。じゃあ、一回分らせないとダメかなぁ。どうしようかなぁ…。まずは首輪を付けさせて、どこにも行けない様にして…。えへへっ、それからは───』

 

 

彼女の発言に、久方ぶりの命の危機を感じた。

嫌な予感がして周りを見ると、キアナと同じ様な表情の芽衣とブローニャが居た。

 

 

『手錠をして……やっぱりあの場所が1番…』

『…やっぱりチョーカーも悪くは……』

 

 

この瞬間、顔を触れていたキアナから飛び離れ、距離を取る

 

 

そして────、

 

 

 

『────さらばっ!』

 

 

────全力でこの場から走り去った。命は、大切に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そっか、逃げるんだ』

 

 

カインが走り去った後を見つめながら、キアナは呟いた。

そして、満面の笑みを浮かべた後、芽衣達に声をかける。

その後───、

 

 

『逃げるなら、ナニしても良いよね?』

『──行きましょう?キアナちゃん、ブローニャちゃん』

『やっぱりクソボケには、実力行使(既成事実)しか無いようですね…』

 

 

こうして、カインの逃走劇は始まった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

こうして、逃げ回る事になったカイン。その後方には、キアナ達から話を聞いたであろう少女達が、目を爛々と輝かせながら彼を追い続ける。

 

そして、その上空には───、

 

 

『カイン君なら、そこの曲がり角を右に行ったよー。どうやら市街地に逃げ込む作戦らしいね。』

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

 

 

カインの動向をハイペリオンが追跡し続けている。そして、その情報をカインを追いかけている彼女達に伝えているのだ。

このせいで、振り切ろうにも振り切れない。

 

 

(流石にそろそろキツイ…!何とか避けるか往なしてはいるが、耐久的にも限界が近い…!何とか、振り切らなければ…!)

 

 

刻一刻と、詰みに追い込まれていくカインだが、それでも最後まで諦めない。

 

 

───まだ、旅は続くのだと。

───開拓の旅路を、ここで閉ざす訳にはいかないのだと。

 

そう願いながら、必死に手足を動かし続けるカインであった。

あ、今ちょっと掠った。

 

 

 

 

『待てぇぇぇぇぇぇ!!!!!』

「だぁれが待つか、ボケェェ!!!」

 

 

 

明日を求め、逃げ続けるクソボケの未来はどっちだ─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、長空市にて青年の叫び声が響いた───。

 





カイン
死ぬ、マジで死ぬ。色々な複雑な感情より、死の危険を感じている。
尚、追跡者は更に増える模様。年貢の納め時。

魔王になった際には、崩壊を消滅させる為とはいえ、色々な事をしてしまったのに加え、『悪』のそれが居てはならないと思い、最期は殺されるべきだろうと殺された。

この後は……そういう事かもしれない。

まぁ、コイツもキアナ達にはクソデカ感情ぶつけてるから実質、問題無し。


キアナ
捕まったら、ずっと一緒に居ようね!
そう言う彼女の手には、人間用の首輪がある。
勿論、クッソ頑丈。後、何か変な模様が浮いてる。

態々、追いかける理由?疲れ切ったところを捕まえて、ぐちゃぐちゃにする為に決まってるでしょ?楽しみだなぁ…。

偶々、彼の墓参りに来た時に見つけてしまった。。感情が爆発した。
魔王の功績で、ちょっとくらいなら地球に居れる。

やっと見つけた。二度と、絶対に離さないから。


芽衣
捕まえたら、また一緒に過ごしましょう?
そう言う彼女の手には、真っ黒な手錠があった。
こっちもクソ頑丈。なんか仕掛けが沢山あるらしい。

カインが死んだ後、暫くの間は魂が抜けた様な状態だったらしい。後、突然泣き出すこともあったらしい。

貴方を絶対に守り抜くから。だから、私達のものになって?


ブローニャ
捕らえたら、取り敢えず殴ります。
そう言う彼女の手には、GPS諸々の機能付きチョーカーがある。例に漏れず、外れない。

カインが死んだ後、一時期は部屋に篭り、ずっとゲームをしていたらしい。
しかも部屋には1人なのに、遊んでいたのは2人用のゲームだった。


大丈夫です、何もしませんから。父親になってもらうだけですから。





ヴェルト
直感で全てを察した。哀悼の意を示している。

───カインがこの宇宙(スタレ世界)から消えた事に気づいた星に、部屋の扉を蹴飛ばされるまで、後2分。



オリ奇物【夢の形】
対象者を今も尚、思っている場所や人の元に飛ばす。
ちなみに一方通行、帰りは自力で帰らなければならない。







Q.結局、魔王って何したん?

A.「皆んな優しいなぁ。幸せに暮らしてほしいなぁ…。
そうだ!本来は人類の敵である私が、悲しみの根源である崩壊を消せばいいんだ!ちょっと、終焉の繭とかも取り込むから皆に迷惑かけるけど……、まぁ、残滅されれば良いか!皆の未来の方が大切!ヨシ!(意訳)」


大馬鹿野郎である。
















「さーて!次回のクソボケ大魔王は?





       
       襲来!星穹列車御一行

    花火、お気に入りの魔王を寝取られる

  大決戦!焦土作戦VSボリュクスVS死生の律者

     特別編 ヴェルト、妻と再会する。







─────で、お送りするぞ!絶対見てくれよな(泣)!」


───親愛度のLVアップを確認。どちらを閲覧しますか?

  • 「お前がクソボケなのは事実だろう」
  • 「今、コーヒーを淹れていたところよ」
  • ───月の少女は『悪』を見た。
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