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Q.「俺としては、ただ絡んでただけなのにどうしてこうなるのですか?」
A.「いいから、責任を取って」
『そしていずれ、全てを呑み込む──!!』
『お母様…っ!やめて───!!』
星核が眩い光を放つ。
大守護者に囁き続け、狂わせたそれが姿を現す。
娘は母を助けようと、必死に手を伸ばす。
だが、近づこうにもバリアが展開され
近づく事ができなかった。
『嫌っ…!嫌っ…!』
このままでは、守護者は恐らく───。
その様な考えが周りの者達に広がりめている。
しかし、あの状態の星核を止める方法は無い。
誰もが守護者を諦めかけていた。
───だが、この場に彼はいた。
『─────っ!!』
『シルドっ!?』
暴走し始めている星核へと走り、手を伸ばす。
彼もまた、後少しの距離でバリアによって阻まれる。
が───、
『邪魔だ…!退けぇ!』
バリアに無理矢理、右手を捻じ込みできた隙間に
左手も捻じ込み、引きちぎる様に隙間を強引に拡張させる。
そしてバリアが保てなくなった隙に、星核に触れたその瞬間───
『ぐっ…!がぁぁぁっ…!!』
『────っ!?』
触れた右手から、星核のエネルギーが侵食していく。
どう見ても危険な状態の彼に、周りだけで無く守護者も目を見開いている。
しかし、その間にも彼は星核を引き剥がそうと引っ張り続けている。
『シルドっ…!?何故っ…!?』
『いいから…!黙って救われろ…!』
次第に侵食も大きくなり、既に右腕全体にまで影響が出てきている。
されども、その目に迷いはない。
次第に、守護者の胸元にある星核が少しずつだが剥がれていく。
そして───、
『オォラァァァ───!!』
極光を放ち、遂に星核が守護者の体から剥がされる。
引き剥がされた星核は彼の手に収まった。
そして助け出された守護者は───、
『お母様ぁ…!よかったぁ…!』
『ブローニャ…』
涙を流す娘に抱擁され、自らも娘を抱きしめ返していた。
その光景に安堵の息を漏らす一同。
そして──、
『………』
親子の再会を見届けた後、己の手にある星核を見つめる彼。
未だに光を発し続けており、何かを囁き続けている。
だが───、
『黙れ』
その一言で、星核がまるで怯える様に点滅する。
普段の彼とは思えない程のドス黒い殺気。
点滅する星核の様子を見た彼は、滑稽だと笑う。
『ハッ、造物風情が。その程度で俺を操れるとでも?』
『
─そう言うと、彼は手の中で輝く星核を丸呑みにした。
こうして、この星の未来を懸けた戦いは終わりを迎える。
ーーーーーーーーーーーーーー
「ふぅ……」
ベルブログにある、とあるカフェの中。
窓際のテーブル席で1人の少女が紅茶を飲んでいた。
長い銀髪のカールに整った顔。
紅茶を飲むだけでも気品が溢れる姿。
普段とは違う服装とはいえ、変わらない気品に
通りずぎる人々は皆、目を奪われる。
そんな彼女は何処か浮かれている雰囲気で、
しきりにソワソワしたり、髪を直したりしている。
「…何処か、変じゃないわよね…」
ベルブログの『大守護者』の代理。
『ブローニャ・ランド』の姿がそこにはあった。
あくまで代理なのは、現『大守護者』の『カカリア・ランド』が現在、治療期間として席を空けている為である。
そして、その様な彼女が待ち続けている人が───、
「確か、この店だった筈…」
「──あっ。シルドさん」
「ああ、そこか。よかった、間違えてなかったな」
カフェの扉が開き、声が響く。
ブローニャの声を聞いて、彼女の対面の席に座る青年。
星穹列車の一員、そしてカカリアとの戦いにも参加した
『シルド』である。
「守護者代行、お疲れさん」
「いえ…、私の方こそ時間を取ってもらって…」
「まぁ、俺から言い出した事だからな」
ブローニャの発言に目を細めるシルド。
というのも、今日こうやって2人が集まったのは
先日、彼が発した発言からだ。
「あの日から、ちゃんと休んだか?」
「はい…。周りの者達からも休んでくれと言われてしまいました」
『大守護者』は言い方を変えれば『王』と言える存在。
その様な役職を代理とはいえ、務めていた彼女は
プレッシャーや責任感により、碌に休んでいなかったのである。
周りが休ませようとも、休まずに執務を続けていた。
そんな時に、
『様々な星を旅した者としての意見が欲しい』
との事でクリフォト城に招待されたシルドが───、
『じゃあ、今週末にデートしないか?』
と、呑気に声をかけたのが始まりである。
彼としては、休ませる口実が欲しかった為の提案だったが。
「こちらこそ、休日中にすまないな」
「謝らないでください。私としても、シルドさんとお出かけしてみたかったんです。」
そう言う彼女の頬には少し赤みがかかっていた。
が───、
「それに───」
ブローニャの纏う空気が、一変する。
「あの首輪の件も聞いておきたいので」
「あー…お手柔らかに?」
どこか迫力を感じる笑顔に苦笑いが出るシルド。
どうやらあの時の事をまだ、覚えていた様だ。
チラリと時計を見れば、既に昼過ぎ。
そろそろカフェを出なければ。
「それじゃあ、2人でデートといこうか」
「っ…!はい。今日はよろしくお願いしますね」
そうして、彼らのデートは始まった。
「……あんな事、してたのですから。別にいいですよね」
ーーーーーーーーーーーーーー
ブローニャにとって、シルドは
『恩人にして、最も近くにいた男性』と言える男性である。
大守護者の養子として育てられた彼女にとって、シルドとの交流は掛け替えのないものであった。
彼らの始まりは、現在より少し前、
カカリアとシルドが街中で出会ってしまったことから始まる。
この時期には、まだクラーラなどと地下にいたシルドであったが
───この星の地上って、どんな場所なのだろうか。
という安易な思いつきで、こっそり地下を抜けた先でカカリアに出会ってしまったのが運の尽き。
その後はシルバーメインに捕まり、星の外から来た旅客としてベルブログにて保護されていた。
……本来、カカリアとしては彼の持つ星外の技術や彼が扱っている魔術などが目的だったらしいが。
その考えや対応も、彼と付き合う間に変わっていった。
そんな中、ブローニャとシルドは出会った。
もっとも、初めて会った際には───
『─────ミッ』
『────!?』
シルドが小さな声をあげた後に気絶するという
良くも悪くも衝撃的な出会いだったが。
その後は、そのようなこともなく交流できた。
初めの頃こそ、
───大守護者の娘であるから話しかけてくるだけ。
などと考えていたこともあったブローニャ。
しかし────、
『は?娘だから?いやそんなの関係ないだろ』
『俺は、ブローニャという1人の人間から話を聞きたいんだよ』
『何故って?…だってお前、この国の事が大好きだろ?
俺はこのベルブログに住む、ブローニャから
この国や星の話を聞きたいんだよ』
その後は彼と話すたびに、今学んでいる事、最近の出来事や
裂界造物との戦いの状況、周りからの期待に対する不安など
様々な事を話すようになっていった。
話を聞くシルドも、裂界造物との戦い方や学んでいる事に対する
アドバイスなどを行なっていた。
ブローニャに取って、彼との交流は心安らぐものになっていた。
そんな時だった───。
『これ以上、前線を維持できません!!』
『既に負傷者が大量に出ています!!』
『ブローニャ様!!指示を!!』
『ブローニャ様!!』
『ブローニャ様!!』
『ブローニャ様!!』
『うっ……あっ……』
突如として劣界造物の大群がベルブログを目指して、進行をしていた。
何とか対応していたがシルバーメインであったが、
司令官であったブローニャも、その席についてから日が浅く、既に部下達からの声に反応しきれていなかった。
更に────、
『報告!数体の敵が包囲網を超え、こちらに向かっている模様!』
状況は悪化した。
現在彼等がいる仮設基地は、包囲網からそこまで距離は無い。
何より、未だに負傷した兵士達の治療が済んでいないのだ。
(どうする…!?ここを脱出して…駄目。まだ負傷者が残っている以上ここを捨てる訳には…!
でも、対抗する余力はここにはもう───!)
ブローニャが考える程、絶望的な状況である事を理解する中──、
『手は必要か?』
そんなところに彼は通り過ぎた。
『───ブローニャ』
『…はい』
『キツいか?』
『…はい』
劣界造物を追い、ここまで辿り着いたシルド。
本来なら関係者以外は入れないのだが、
その戦闘力を買われて、度々現場に顔を出していた。
なので、兵士達からしても顔馴染みの存在だった。
『貴方はこの星の者じゃない事は承知です…!
でもっ…!でもっ…!』
多くの兵士が見つめる中、彼女は頭を異邦人に下げる。
『私達を、ベルブログを助けて下さい…!』
頭を下げ、悲願するブローニャを見たシルドは──
『───分かった。ちょっと行ってくる』
まるで、散歩にでも行くような雰囲気でこの場を後にした。
数分後、仮設基地から少し離れた場所に到着したシルド。
目の前には、巨大な劣界造物が数体。
『…あのブローニャとは違うといえ、あの様な少女が
部下達の前で頭を下げたんだ。
だったら、それなりの対応をしてやらなきゃな』
何事もない様に呟くシルドだが、
その目には怒りの激情が混じっている。
そして、彼の手には背丈以上の大きさのハルバート。
『来い、カス共が。
この日、ベルブログの一角が業火に染まった。
その後、戦場近くに建てられた仮設基地の中。
夜も更けてきた時間に2人の姿はあった。
『私のミスで、多くの兵士が負傷しました』
『そうだな』
ブローニャは罪悪感から、体を震わせていた。
『私の指示が遅れたせいで、負傷者が増えました』
『そうかもしれないな』
ブローニャが自らの失敗を告白する中、
特段否定もせずにシルドは話を聞いている。
『っ…!私はっ!司令官なんて器じゃなかっ───』
『それは違うだろ』
シルドの空気が変わる。
『その発言は、お前を信じてベルブログを守った戦士達への侮辱だ。その発言は取り消せ』
『でもっ…!私が遅かったから…!』
彼に論されても尚、意思を変えないブローニャ。
それを見たシルドは、彼女に近づき───、
『まぁ、でも頑張ったとは思うがな』
『───えっ?』
ブローニャの頭を撫でながら、そう答えた。
突然の事に頭が回らない彼女を他所に、シルドは話を続ける。
『あの大群は確かに、今までのものと比べて強かった。
データがない以上、負傷が出るのは…
あまり言いたくないが仕方のない事だろう。
寧ろ、まだ指揮に慣れてない状態でよくあそこまで持たせた』
『でも…私は…』
それでも尚、まだ否定するブローニャに
カインは
『そんなに許されないと思っているなら──、
俺も共に謝りに行こう。』
『…!?何で、そんなっ…!?』
突然の連帯責任発言に戸惑うブローニャ。
しかし、シルドには確信があった。
『だって────ほら、あそこ』
『…?』
彼が指を刺した方向を見てみると───、
『マズイっ!バレたぞ!』
『急いで退避だ!』
こちらを覗いていた兵士達が足早に去っていく。
皆、この戦いで負傷した者達だ。
その様子を見たシルドは笑いながら話した。
『結局のところ、誰もお前について来て
後悔してないって事だ。
だから、お前がそこまで責任を感じる必要は無い。
次からは、今回の教訓を活かしていけばいいだけだ。』
そして、『おやすみ』と言い残してシルドは部屋を後にした。
1人残されたブローニャは、少しの間、何かを考えると、
寝室に向かっていった。
その顔には既に曇りはなかった。
その様な事がありながらも、2人は交流を続けていた。
あれから変わったところといえば、
シルドに対するブローニャの距離が物理的にも精神的にも近くなった事だが。
そんなこんなで時は進み、星穹列車の乗員が来たり、
地下の人々の現実を見たり、カカリアを止めたりと、
様々な事があった。
そんな矢先のことだった。
『なっ、なっ、何やってんのよアンタ達⁉︎こんな、真昼間の人が大勢いる時間からそんなっ…!って、そもそも何でそんな”プレイ”してるのよっ⁉︎』
『声でかいし、プレイ言うな。これはただの罰d 『そう、これは”そういう”プレイの真っ最中だよ。』お前マジふざけんなよ?』
『やっぱりそうだったのね⁉︎本当っ信じられないっ!こんな事するなんて!
ブローニャアンタも何か言ってやりなさい!』
(──────)
『ブローニャ…?』
彼のそんな光景を見てしまったのは───。
ーーーーーーーーーーーーーー
「あのー…?ブローニャさん…?」
「どうしました?何か問題でも?」
日中のデートが終わり、日も暮れた頃。
ゲーテホテルで食事を摂り、一日を終えようとしていた。
そんな中、ルームサービスだったワインを飲んでいたのだが──、
「ふふっ…、やっぱりシルドさんはあったかいですね」
(酒癖がこうだったとは…!)
せっかくなら私も、とブローニャがワインを飲んだ結果がこれだ。
シルドの膝上に乗り、彼の事を抱きしめている。
「いつもあんなにボロボロになってでも
私達を守ってくれて…本当に感謝してるんですよ?」
(だったら、今すぐ離れてくれ───!)
心から願うシルド。
別に彼女の事が嫌いなわけではない。
パパラッチなどに見つかると、とても面倒なのである。
「───シルドさん」
突如として、ブローニャが彼を真っ直ぐに見つめる。
「貴方を求める人が沢山いるのは、分かっています」
「多くの女性が貴方を求めている事だって」
可憐な指でシルドの顔を触れながら彼女は言う。
「それでも、どうしても隣にいて欲しいんです」
「どうしても貴方が欲しいんです」
そう言うと突如、彼の首元に口を添える。
そして───、
「はむっ」
「─────っっっ!」
首筋に優しく噛みつき、跡をつけるように啜り始めた。
十数秒後、彼の首元にはくっきりと見える噛み跡が。
「貴方は旅人ですから。いつか旅立つでしょう?
だから今はこれくらいで許してあげます」
口端から唾液を垂らしながら、彼女は微笑んだ。
「こうなってしまったのも、貴方が優しすぎるのが
原因ですから。貴方が悪いんですからね?」
────責任、取ってくれますよね?
カインは、混乱している───!
シルド
ふとした瞬間や、キレると魔王が出てくる。
星核は美味しくなかった。かき氷ガソリン風味だとか。
丸呑みにしたのは、残しておいたらヤバいと思った為。
ブローニャ・ランドを初めて見た時はぶっ倒れたが
「良く考えれば、あのブローニャがこんなにスタイルが良い訳ないか!」
となったらしい。節穴である。
この後、妖麗なブローニャの姿を見た結果、白目ひん剥きながら対応した。
R-18は何とか免れた。
虚数の樹に存在してはならない外れ値。
誰も望まぬ、明日を目指した者。
ブローニャ・ランド
クソデカカール銀髪に見覚えしかない顔の守護者様。
別名、シルド特効人物。
宇宙からの来訪者と聞いて、警戒していたが
なんか勝手に気絶した。流石に焦ったらしい。
皆が大守護者の娘やシルバーメインの司令官としての期待を向ける中
普通の女の子としてシルドは関わってくれた。
司令官として、背中を押してくれた。
皆を、母を助けてくれた。
貴方がこの星にずっと居れないのは分かってますから、
これくらいはいいですよね?
実は、酒にはそんなに酔ってなかったりする。
ブローニャ・ザイチク
「あのクソボケが帰ってきたら、まずタコ殴りに。
その後は強制的にでもベットに縛りつけます。」
────じゃないと、また勝手に消えるでしょう?
そう彼女は、別世界の自分に彼が襲われかけている事を知らずに話していた。
尚、この世界線での崩壊3rdでは
第一部以降で実装されるキアナ、芽衣、ブローニャは
衣装に彼の遺品を身につけているよ!可愛いね!
そういえば、お気に入り1000人突破記念を書いてなかったので
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一般降臨脳焼きクソボケ崩壊戦士
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「女性遍歴が分かる奇物?」「そうだよ」
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もしもキアナ達が、彼の始まりを知ったなら
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大魔王は逃げられない!!(捕食ルート)
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早く、本編を進めろ