頭空っぽ回その2。ネタが降ってきて止まらなかった。
前回より頭空っぽだと思います。
本編に詰まるとこっちを書いてしまう悪い癖。
アンケ結果の番外編の上映会は、なのか編との合併か、
本編行きになるかもしれない。
アンケに回答してくれた方々には大変申し訳ない。
クソボケが至るかもしれない、未来の話。
「………ん?何だこれ」
ある日、自室にて寝転びながらゲームをしていたカイン。
今日も今日とて素材回収に励み、周回作業中。
そんなところにスマホに一件、メールが届いた。
「どうかした?」
「いや、何か変なメールが届いてな……」
共に素材回収をしていた星が、後ろから顔を覗かせる。
メールのタイトルは『至急開封せよ』のみ。
「これは……」
「開けないの?」
開封を躊躇うカイン。それもそのはずだ。
(開けたくねぇ……絶対ウイルスだろ)
こんなタイトルのメールなんて、怪しいにも程がある。
メールアドレスも見た事がなかったものなので、気になるが削除を選ぶ。
しかし─────、
「えいっ」
「あっ」
痺れを切らした星の手によって、メールが開かれる。
中身は一本の動画だった。
そしてメールを開いた瞬間、動画が再生され────、
『…あ……あーあ、マイクテスト、マイクテスト…よし』
「……誰だ?」
「何処?」
画面に映るのは、仮面を被る男の姿。
周りの景色からして、室内である事は分かるが窓から見える外は、見たことのない景色であった。
そして───、
『私の名はフレイヤの者。お前達に最悪の未来を告げに、この動画を作成した。』
そう、椅子に座りながら語る自称『フレイヤの者』。
様になっている様な雰囲気だが、何処か既視感を感じさせる。
体型や、声の性質もそれとなく似ている……というより同じだ。
そして気づく───。
「いや、コイツ俺だろ」
「いや、カインでしょ?」
声の性質に、体系に、名前のセンス。
間違いなく、コイツは
そう思っていた2人だったが、何かノリノリで仮面を被って話をしている為、突っ込む事はしなかった。
あくまで、録画されたものだから意味が無いとも言う。
「それで?フレイヤの者様は一体何のご用事なんだ?」
『今回、こうして記録を残した理由はただ一つ───、
未来で起こる殺人未遂事件に関して、伝えに来た』
「「────────!!」」
殺人未遂事件という単語に、驚きを隠せない2人。
しかも、ただの事件ならともかく、こうやって態々過去に送ってくるとすれば────、
『被害者はカイン・テロス。そして最悪の死に方をしかける』
「何だと……!!」
「カインが……!?」
本来なら、それなりの実力者である
その事実は2人を慄かせた。
「俺が最悪の死に方になりかけただと……!一体、何が未来で…!」
「列車の皆も不味いんじゃ……!」
『その事件の名は─────、』
遂に事件名が明かされる事になり、凝視して画面を見る2人。
ごくりと、唾を飲み込んだ音が響く。
空気が静まり、時が止まったかの様にさえ思えた。
そして机を叩きながら立ち上がった、動画の中の彼は叫んだ────。
『【カイン・テロス、逆レによる腹上死未遂事件】だ────っ!!!』
「──────なんて?」
「は?」
星さん、目が怖いです────。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『それでは、【カイン・テロス、逆レによる腹上死未遂事件】について説明する』
「うーわっ、聞き間違えじゃ無かった……」
「ねぇ、どういう事?ねぇ?」
「…俺が知る訳ないだろ……」
現実を見たくないと上を見上げるカインだったが、星の声で現実に戻される。
「そもそも誰だよ相手は……そんな事する奴いないだろ?」
「は?」
『ちなみに犯人はキアナ・カスラナ達だ』
「…………嘘だろ……どうして……」
かつての同期達に襲われるという未来に、膝から崩れ落ちる。
理由が如何であれ、裏切ったのは事実なのだ。それなのに何故?
復讐か?いやでも復讐かなこれ?
そんな考えが頭を占めるが、取り敢えず聞かなければ話が進まない。
「とりあえず、何でそうなった?俺から帰る様な事はない筈なのだが……」
「私はそれ以上に、キアナっていう人の話を聞きたいんだけど?」
「……まぁ、昔に色々あったんだよ…」
(凄い含んだね)
今まで見た中で、1番苦々しい顔をするカインに流石に今、聞くのは止めようと思った星。正解である。
『まずは前提から説明しよう。事情が込み入っている為、あまり詳しくは話せないが……彼女達にまた災厄が訪れようとしていた』
「─────何?」
それは聞き捨てならない情報だと、カインは考えを巡らせる。
かつて終焉の繭を取り込もうとした結果、何かのエラーを起こしてしまったのか?
または、新たな侵略者が襲ってきているのか?
様々な憶測がカインの頭を過ぎる。
『なので、原因究明の為に一時的に帰還する事になる』
「そうだな。アイツらに何かあったらまずいからな。そう判断するのは妥当だろう」
その行動に特に異論は無いと感じた。
何せ、自分がその立場であったら行っていただろうと思ったからだ。
しかし────、
『そして、変装などをしてから帰ったが速攻でバレた』
「何してんだよ」
「バカだね」
本当に何してくれてんだと、フレイヤの者を名乗る馬鹿を見つめる。
ちょっとドヤ顔っぽいのが、腹立たしい。
『バレた後は、学園の皆に追いかけられる。そして捕まったが最後、タコ殴りだ』
「……まぁ、アイツらにはその権利があるな」
それだけで済むといいんだが…と考えるカイン。
勿論、それだけで済む訳が無かった。
『その後、キアナに内臓ごと吸われるんじゃないかと思う程のキスをされる』
「待て待て待て待て待て」
「は?は?」
突然の路線変更に、思考が停止する2人。
動画の停止を求めるが、操作が固定されているらしく止まらない。
──そして、フレイヤの者は待たなかった。
『待たない。その後、お前は気絶して月に連行』
「月!?何でそんなところに!?」
『そして、目が覚めたらお前に跨るキアナの姿。首輪を着けられたら
「変な名前付けてるんじゃねえよ……っ!」
「(脳が壊れる音)」
何事も無く伝えられる襲われた情報。
星の脳は壊れた。
『本当に凄いから気をつけろ?軽く20回はしないと気が済まないらしいからな』
「軽くって……というか、それ以外にも突っ込みたい箇所がいくつもあるんだが……」
『しかも、今は一人暮らしをしているからか、料理などの家事スキルは高くなっているぞ。快適な生活ができるな』
「猛獣の居る檻に閉じ込められたの間違いでは……?」
「(床で痙攣している)」
淡々とフレイヤの者は未来の事を話しているが、カイン達は既に限界だった。
『その後、散々搾られた後に、お前は各方面の関係者に頭を下げに行く事になる。
勿論、学園だけでは無いぞ。天命組織やネゲントロピーの方々にも謝りに行く事になる』
「……それは当然だろうな。それ程までの事をやってしまったのだから…」
『特にジークフリートさんには、マジで燃やされかけたぞ』
本当に焼かれるかと思った…と、過去を振り返るフレイヤの者。
尤も、キレていた理由は過去のあれこれより可愛い娘に手を出した事だった。
が、事情を話すと物凄い可哀想な人を見る目で対応された。
だが────、
『そんな折だった。
「まだあるのか!?」
『まだあるからな?そうじゃなきゃ、態々こんな名前を付けていない』
「み゛っ゛っ゛っ゛」
衝撃の事実に頭を抱え始めるカイン。
だが、話はまだ始まったばかりである。星の脳は爆散した。
『お前が謝罪回りから帰ってきたら、寮の自室で芽衣が料理を作っていてくれる。勿論、お前の食事だ』
「芽衣……!」
『ただし、裸エプロンでな』
「芽衣……?」
「(泡を吹いて倒れている)」
信頼していた女性の行動に、頭が痛くなってきたカイン。
星は死にかけている。
『そして、問われる。飯か、風呂か、自分かをな』
「……ああ、よく夫婦がやっているアレな」
『そして、そのどれを選んでもぶち犯される』
「終わってんな……」
『先に食われるか、後に食われるかの違いだな』
「本当に終わってんな……」
フレイヤの者の発言に、いよいよ目から光を失ってきたカイン。
クソボケの末路である。
『さて、次はブローニャだが───』
「まさかブローニャも……?」
「ブローニャって、ヤリーロの?」
「その並行同位体だ、って復活早いな!?」
ブローニャの名前に反応してきた星。耐性がついてきたのかもしれない。
『知っての通り、今の彼女はゲームプロデューサーとして働いている。写真があるから表示しておこう。』
「えっ、ちょっと気になる……何だこのスタイル良い美人!?」
「カイン?」
「何でもないです」
星の圧で一瞬で黙らされたカイン。
その目はドス黒かったと後に彼は語った。
『お前は深夜に制作スタジオへ呼び出され、そこには残業明けのブローニャがいるだろう』
「早く休ませろよ」
『休ませようとした瞬間、お前は有無を言わさずに手を引かれ、誰もいない休憩室で
「Oh……」
『ちなみに3人の中で最後だったからか、1番粘着質だったぞ』
「知りたく無かったそんな事……」
「ゴフッッッ!!」
今度は血を吐いた星。彼女の脳はもうダメだ。
『凄い、ねちょねちょしてるからな。普通に半日以上ぶっ通しだ』
「詳しく言わなくていいんだよ……」
『『クソボケには一度、立場を分からせなければいけませんね……♡!』って言いながら、めっちゃ絞り取ってくる。ちなみに数じゃなくて量らしいぞ』
「知らねえよ!!」
大声で叫び始めるカイン。お前が始めた物語だろ。
『まだいるが………ゼーレの事も告げておくか』
「は?ゼーレにも手を出したのか?まだあんなに幼い子を?」
「ロリコン、だったの……?」
「断じて違う」
『今の彼女達は成人済みだ。というか、わた…お前が手を出したのでは無い。向こうから襲ってきた』
今、私って言いかけたな…と言う言葉を飲み込みながら、この先の地獄に耳を傾ける。
『お前は3人に食われた後、ゼーレに呼ばれて孤児院に行く事になる。そして、孤児院の玄関を開けた瞬間、意識を失う』
「もう嫌な予感がする」
『目が覚めたら、そこはベットの上。下を見れば股の上で跳ねているゼーレの姿』
「ですよね……」
『カインお兄ちゃん!』と、自分に懐いていた少女との記憶が頭を過ぎる。
成長してくれた事に嬉しい様な、悲しい様な、何とも言えない気分になるカインだったが───、
『『ゼーレをお嫁さんにしてください♡』って言いながら、絞り取ってくるからな』
「犯罪臭が凄いな……」
『しかも、黒いゼーレともヤらなきゃいけないから、回数2倍だ』
「ゑ?」
分かれたの?というか増えたのか?という彼の疑問を置き去りに動画は先へ進んでいく。
『後はフカやウェンディにも食われるが、それは別の機会にして……』
「ああ、うん……もう、お腹いっぱいですね……」
「………」
まだ他の女がいるのか、とでも言いたそうな目を向ける星。
しかし────、
『そして、ここからが本題だ』
「─────え?」
地獄の扉はここから開くのだった。
『お前は調査していた災厄の根源に辿り着き、単独で討伐に向った』
「───!良かった!災厄の根源に……単独?」
『そうだ、単独でだ。彼女達には一言も知らせずに、な』
災厄の根源を見つけたのは良かったものの、途端に嫌な予感がしてきた。
───血の気が引いた気がした。
『倒せたのはいいが、また何も言わずに消えた事に彼女達は激怒した』
「………まさか」
何かを勘付いたカイン。映像の中では、そのタイミングが分かっているかのように、フレイヤの者は静かに微笑んだ。
仮面を付けているから、見えないが。
『そして、彼女達全員で同時に襲われる』
「うわぁぁぁぁ!!!」
【カイン・テロス、逆レによる腹上死未遂事件】である。
「おかしい!こんなのおかしいに決まってる!」
『ちなみにどんなに逃げようとも、絶対に見つかるからな。むしろ逃げた分だけ、回数が増える』
「詰みだろこれ!!」
『『パパにしてやる…っ!』とか『お婿さんの刑です…っ!』とか言っていたな……』
あまりの惨状に顔を覆うカイン。しかし、実際に起きてしまった事である。
証拠に映像の中のフレイヤの者が少し震えていた。
『そうしてお前は死にかけた……。あまりにも不名誉だろう?』
「ああ本当にな……!!」
冷や汗やら何やらで、ぐったりしているカイン。
だが───、
「そして、これはまだ第一部に過ぎない」
「─────え?」
その一言に冷や汗が流れるカイン。
よく見れば、話をしているフレイヤの者が遠い目をしている気がする。
仮面のせいで、実際には見えないが。
『あくまで、今話した者達はお前が
「あ……ああ……」
フレイヤの者の発言に、生きてきた中で1番戦慄したカイン。
言葉すら、上手く発せなくなっている。
そして────、
「ま…まさか…」
「そうだ─────。第二部『星穹列車編』だ」
────終わった。
彼の心の中は、この一言だけだった。
もう、消えてしまいたかった。
そんな時だった─────。
「───っ!画面が!」
『─────クソッ!時間かっ!』
突如として、映像が粗くなる。どうやら、過去にメッセージを送るのはここらが、限界の様だった。
そして、その事に気づいたフレイヤの者は叫びながら、伝えるべき事を伝え始めた。
『いいか!星となのかには気をつけろ!あんまりにも怪我しすぎると、監禁された後に拘束されたまま、逆レされるぞ!』
「えっ!?何!?星が!?」
「…………♡」
「星さん……?」
何も言わずにカインを見つめる星。すごく、怖い。
『銀狼にも気を払えよ!あまりにも会わない期間が長いと、ホタルと共謀して襲ってくるからな!』
「共謀!?襲う!?」
銀狼はともかく、ホタルまで出てくる事に驚きを隠せない。
『後、黄金裔の奴らとかな!助ける為とは言え、目の前で爆死したり、心臓撃ち抜かれやがって!ヒアンシーとかキャストリスがヤバくなっただろうが!』
「誰!?誰!?」
本当に知らない人達の名前すら出てきた。
────まだ出会っていないだけだが。
そして────、
『時間だ。この事件が起きない事を祈っているぞ。……ん?どうしたコラr───』
「待てっ!行くな!まだ聞き足りないことがある!だから行くな!俺を置いていくなぁぁぁぁ!!!」
そして、プツンという音と共に動画は終了した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ハァッ…!ハァッ…!」
「………」
暫くして、何とか意識を現在に戻す事が出来たカイン。
見始めてから時間は15分位しか経っていない筈にも関わらず、とても疲れが溜まっていた。
「……取り敢えず、水飲みに行こう…」
そうして、部屋から出ようとしたカインだったが────、
ガシッ!
「ん?」
「アハっ……」
バタンッ!
「えっ……?星さん……?」
「フーッ……!フーッ……!」
突如として、星に腕を掴まれ押し倒されるカイン。
星の様子はどう見ても普通では無く、荒い息をしていた。
顔も赤く染まり、どう見ても興奮状態だった。
「なのかとかならまだ分かる……っ!
でも、別の女に奪われるくらいなら……っ!」
「──────!!待てっ!落ち着けっ!
何もあの未来が確定している訳じゃあ───」
漸く、星が何を考えているのかを理解したカインは、
説得を始めるが───、
「うるさいっ!何度も私の前で寝取られたんだから…!
これくらい我慢してっ……!」
「寝てもいないし、寝取られてもねぇよ!って力強っ!」
普段の数倍以上の腕力の星に追い詰められていく。
そして遂に壁際に追い込まれてしまった。
「ほらっ……!もう壁際なんだからっ……!諦めて、服を脱いで……っ!」
「止めろ星!落ち着けぇ!そういう関係はもっと親交を深めてから…って、ベルトを外そうとするなぁ!」
ガチャガチャと音を鳴らしながら、ベルトを外そうとする星。
カインは何とか止めようとするが、少しずつ脱がされていく。
そして───、
「私を滅茶苦茶にした責任を取れ────!」
「ぬわあああああああ!!!」
星穹列車に叫び声が響くのであった。
カイン
ジコギセイマオウオオクソボケ。圧倒的加害者。
この後、声を聞いてきた他の乗員に助けられた。凄い叱られた。
その後、暫くの間戦い方が繊細になった。
具体的には、背後をよく気にする様になった。
動画が入っていたメールは勝手に消えてしまった。
見返したくも無いが。
星
セイカクナイゾウハテンコウカイタクシャ。圧倒的被害者。
この後、カインをギリギリまで追い詰めるが他の乗員の横槍が入った。
その後、湿度が前までの2倍になったらしい。
フレイヤの者
勿論正体は、未来のクソボケ。
様々な理由で、帰る事になった際にとんでもない事になった。
なので、かつての己に動画という形で警告した。仮面は趣味。
全盛期とは言えないがそこそこ力を取り戻した。
でもパワーバランスは彼女達が上。
この後、コラリー達と仲良くしている場面を目撃した
キアナ達に搾られる。
たすけて
逆レ犯達
あまあまのドロドロのぐっちゃぐちゃ。
そういえば、お気に入り1000人突破記念を書いてなかったので
-
一般降臨脳焼きクソボケ崩壊戦士
-
「女性遍歴が分かる奇物?」「そうだよ」
-
もしもキアナ達が、彼の始まりを知ったなら
-
大魔王は逃げられない!!(捕食ルート)
-
早く、本編を進めろ