一般通過脳焼きクソボケ大魔王   作:Nemusugi

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ある程度調べたりしてから書いていますが、設定に違いがあるかも知れません。生暖かい目で読んでいただけると幸いです。


スターレイルのクソボケ
プロローグ


 

 

 

「終わりを見ろ」

 

彼は人ではない。

そして『律者』でも、『崩壊』に連なるものでもなかった。

いつからか、そこにいて、ただ恐ろしいほどの力を持つだけの

一人の人の形をした『何か』だった。

 

 

「絶望を知れ。報いを受ける時だ」

 

 

地球を襲い続ける災害、『崩壊現象』。

人どころか星そのものを襲う、宇宙より課せられたそれはかつての彼をこの世界に呼び出すには充分なほど人々に、生命に恐怖を与えていた。

 

星は人類文明の終わりを、人は自分たち(人類)の存続を願っていた。

されども人はその中でも、他人を害し続ける。

 

それでも、どうしようもなく、楽しかったのだ。

 

人に作られ、赤き海より生まれ、生命(いのち)に願われ、

原初の殺人者/この世全ての悪など大層な名を付けられただけの泥人形。

 

そんな名にあった祈りの元、太古から殺戮しか能がない災厄に、踏み躙ることしかできなかった愚か者でも心から楽しかったのだ。

 

 

「人はどれだけの時を得ても、その悪意は変わらなかった。

なれば、その愚かな生命に価値はない。これが結論だ」

 

 

「無意味だが、抗うのならば好きにするといい。

──────私が悪だ。」

 

 

『大主教』に拾われ、聖フレイヤ学園で過ごす日々は彼にとって星の様に輝く様な日々だった。

 

多くの出会い、戦い、日常、そして別れ。

その中でも特に共に過ごす少女がいた。彼女の名を『キアナ・カスラナ』

初めて駅のホームで出会った時から、不思議と気が合い

共に行動する事がいつもだった問題児コンビ。

 

彼女を筆頭に『雷電芽依』や『ブローニャ・ザイチク』など、多くの人と学園生活を過ごしているのはいつもの事だった。

共に笑い合い、時に問題を起こしては叱られて、本当に尊い日々だった。

 

 

だからこそ───、

 

 

「我が名を魔王ラグナロク。全てを無に返す者」

 

 

どうしても許せなかった。

多くの悪事を起こし、人を踏み躙った愚者(家族)だった大主教も、未来の為、人の為に自らを犠牲にする愚者(英雄)たる男も

始まりは、ただ優しい人だった。

確かに崩壊現象があったからこそ、彼らの大切な人々は奪われ、この様な結論を出したのかも知れない。

 

 

 

けれども、それでも、確かに、そこに

 

 

 

悪意があった(カレン・カスラナを見た)

 

 

絶望があった(十三英傑を見た)

 

 

悲劇があった(姫子先生の最期を見た)

 

 

もう、いい。滅せねば、と

 

私に人を、生命を、意味を与えてくれた彼女たちに牙を剥こうとする可能性があるならば、

愚かしくも、また同じ過ちを繰り返すのならば、

その果てに幾たびの時を重ねても変わらぬのならば、

私が、我が滅ぼすべきだ。

 

既に悪意ある者は粛清した。

 

『英雄』の計画を乗っ取り、その力を自らのものとした。

 

自身の権能と共に『終焉』の力をも手に入れ、

最期に成すべき事はただ一つ。

 

 

「崩壊はこの世界を襲う事はもうなくなる」

 

 

この悲劇の始まりを、諸悪の根源を消し去る事。

その際に彼が、その身がどれ程傷つくかは彼自身どうでも良かった。

 

 

「崩壊というエネルギーは、全て我が手に収まった。そして、私自身を消す事で全ては救われる」

 

 

この世界(地球)からの崩壊現象の消滅。

それこそが彼の計画、成すべき事。

完全なる計画(結論)だった。

だが、イレギュラーはいた。

 

 

「最後に待つのはお前か──キアナ・カスラナぁっ!!」

 

 

どうしようもなく大切で愛しい、愛する人を失いたくない少女と

大切だからこそ、少女たちを傷つけたくなかった彼の大馬鹿者同士の戦い。

世界と仲間を選んだ彼と失いたくない彼を選んだ少女の戦いは

彼が自ら少女の剣に貫かれたことによって決着を迎える。

 

 

「案外、穏やかな気分だ。」

 

 

少女に介錯され、消滅していく彼は笑う。

崩壊はもうこの世界は襲わないと、人はその文明を進める事ができると。

 

 

「キアナ、お前は悪くない。悪いのは、魔王を騙った、私だ。こんな男のことなんて、忘れろ」

 

 

笑いながら告げる彼に少女は

 

 

「──────」

 

 

「───そう、か。まったく……最期くらい恨み言、言ってけよ」

 

 

そして彼は散った。

崩壊は消え去り、人類はその繁栄を許された。

されど、そこに至るまでには数多の犠牲があり、彼を知る者達は皆、怒り、涙を流した。

特に彼を討ったキアナはしばらくの間、自室に篭り続け、寝る事もできず

ただ涙を流すことしか出来なかった。

 

 

時は未来に進む。

いつしかその傷も癒やされ、明日を歩む事ができる。

再び災厄が、悪意が世界を襲うかも知れない。

でも大丈夫。なぜならこの星には

魔王を超えた戦乙女達が

仲間たちがいるのだから──────!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、ヴェルト。ふと思った事がある」

 

「……言ってみろ」

 

「もしかして、俺があの時にやった事って

俺が思っていた以上にまずい手だったりするか?」

 

「…今更じゃないか?」

 

 

あの、なんで生き残ってるんです?

 

 

 




時系列

崩壊3rd本編開始の3年前に地球に出現。オットーによって捕らえられ、崩壊との戦いの歴史や人間の常識などを教え込まれる。
→駅の改札でキアナと出会う。彼女らと輝かしい日々を送る。
→空の律者を怒りで一方的に痛めつけた事、姫子先生との別れで心に傷を負う。
→オットーの過去、悪事、目的を知り、せめてと自分の手で倒す。その後、行方不明となる。
→ケビンとの決着の後に乱入。終焉と崩壊獣の力の大半を奪う。
→崩壊という概念を取り込む中、真実を知ったキアナとの一騎打ちになる。
→崩壊を消し去った事で目的達成。彼女に自ら殺されに行く。
→消滅した筈がなぜか別世界で生きていた。(力はほとんど失った)
→力を取り戻しながら、とある人物を探すための旅に出る
→スタレ世界に通りすがる


キアナ・カスラナ
ご存知、崩壊3rdの主人公にして顔。

彼とは極めて仲が良く、よく共にバカなことをしては叱られていた。
途中から周りに向ける好きとは、違う好きを彼に向けていた。

しかし、オットー討伐後に彼は行方不明になり不安の中、戦い続けた。
終焉の律者に覚醒した後に彼が魔王として暴れ回っている事を知り、いち早く止めに行こうとする。
その際にケビンより彼の目的を告げられ、ぐちゃぐちゃの感情の中、彼を止めるための戦いに挑む。

幾千もの抗争の中、彼が自ら自分の剣に貫かれ、殺されたことで頭が壊れた。
終戦後は一ヵ月程、自室から出てこなくなりその間泣き続けていた。

彼が生きている事を知った際には終焉の権能をフル活用して、捕獲、監禁、既成事実のエ駄死コンボを実行する。


始まりは、人より少し強いくらいの生命体だったらしい。

人ではないからこそ、文明や情を理解していなかったが
学園生活を続ける中、色彩がついていった。

キアナに自分を殺させてしまった事、多くの仲間を裏切った事をどこか後悔している。

だからこそ、あの地球には帰るわけにはいかないとも思っている。

そういえば、お気に入り1000人突破記念を書いてなかったので

  • 一般降臨脳焼きクソボケ崩壊戦士
  • 「女性遍歴が分かる奇物?」「そうだよ」
  • もしもキアナ達が、彼の始まりを知ったなら
  • 大魔王は逃げられない!!(捕食ルート)
  • 早く、本編を進めろ
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