一般通過脳焼きクソボケ大魔王   作:Nemusugi

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美少女の美(び)は美(み)と読むものとする


今回からクロスオーバー率が高くなるので注意


超銀河弩級可憐清楚(ゴ)美少女系開拓者 星

 

 

ヤリーロ-Ⅵ

 

かつて崩神によって引き起こされた大寒波による、永久凍土の星。

 

万界の癌とも呼ばれる物質、星核により汚染されゆく大守護者が統していた星であり、

カインが星穹列車の乗組員になった星でもある。

 

現在は星核は消滅し、守護者である『カカリア・ランド』は首都ベロブルグの病院にて”要治療期間”として入院中であり、娘の『ブローニャ・ランド』が臨時で守護者の業務を代役している。

 

もっとも、巷では近いうちにブローニャに守護者の地位を受け渡すという噂が流れており、カカリア自身も記者からの質問に肯定も否定もしなかった為、噂は正しいものだと話題になっている。

 

 

 

星核が消滅した事で守護者は妄念から解き放たれ、

地下の人々と地上の人々関係なく、再会する事が出来た。

 

新たな時代の幕開けを感じさせる様な活気ある雰囲気がベルブルグを包んでいる。

 

そして街を、人を、星を救った英雄達は今───

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱ俺行きたくないんdぐぇッ

「いいから。一緒に行くよ」

「わかったから!わかったから!頼むから首輪をいきなり引っ張るな!」

 

地獄にいた─────!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「なぁ、本当にこっちであってるのか?」

 

轟々と音を鳴らす吹雪の中、地図を手に歩く2人の姿がある。

1人はマフラーを巻き、その下の首輪*1を隠す様にして歩く、大馬鹿クソボケことカイン。

 

そしてもう1人

 

「大丈夫。私のゴミセンサーとゴミマップが間違うことはあんまり無い」

 

灰色の髪を揺らしながら進む、絶世の美少女*2で開拓者の『星』である。

 

「…ここまで信頼性がないセンサーとマップ他にnグエッッ

「なんか言った?」

「星お嬢様のおっしゃる通りだと言いました」

 

 

年下の少女にリードを引っ張られながら雪道を歩くその姿はあまりにも

インモラルな雰囲気を醸し出しており、何処か哀しさすら感じさせる。

 

リードが擦れる音を出しながら、歩き続けるカインの顔は何処か諦観しており、星はいつもと変わらなかった。

 

 

ふと、ここに来るまでの道のりを思い返す。

 

いつもより、遠距離でこちらを見ている住民達

気まずそうに話しかけてきた”地炎”の人々

こちらに指を指しながら不思議そうな顔をしている”モグラ団”の子供達

そして…

 

『なっ、なっ、何やってんのよアンタ達⁉︎こんな、真昼間の人が大勢いる時間からそんなっ…!って、そもそも何でそんな”プレイ”してるのよっ⁉︎』

『声でかいし、プレイ言うな。これはただの罰d 『そう、これは”そういう”プレイの真っ最中だよ。』お前マジふざけんなよ?

『やっぱりそうだったのね⁉︎本当っ信じられないっ!こんな事するなんて!

ブローニャアンタも何か言ってやりなさい!』

『…………』

『ブローニャ…?』

 

 

『……いいなぁ…。私だって…』

 

顔を真っ赤にして大声で叫ぶゼーレに、座った目をしているブローニャ、

遠くでは買い物に来ていたのか、クラーラが何か言っている。

星の発言を聞き、周辺の人々も騒ぎ始める。

あまりにもな、仲間(弁護人)の少なさにカインは少し涙が出そうになる。

“並行同位体”の彼女らに言われるのは中々くるものがあった。

───これが現世の地獄か。

 

(てか、何でこんなことになってしまったんだっけ…?)

 

…そもそもこの様な状況になっている理由は昨日に遡る。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『あの、そのですね…これはあくまで事故でして…』

『『…………』』

 

『いや俺も善処はしたよ?丹恒も俺が前に出過ぎない様にしてたし…』

『『…………』』

『でも、しょうがないじゃないですか…?いきなり大勢の薬王秘伝が襲ってきて、更には親子を人質にしてたんだから…』

『『…………』』

 

『反省してますから…。ですからね…?その…』

 

 

『首輪は勘弁してもらえませんか⁉︎』

 

『星、押さえて』

『分かってる』

『止めろぉ!ていうか、丹恒は何処にいるんだよ⁉︎あいつにも話を聞けよ⁉︎』

『丹恒はこれから今日の出来事をアーカイブにしないといけないからって、自分の部屋に行ったよ』

『あいつ逃げやがったな⁉︎ヴェルト笑ってるんじゃねえ!』

 

『…反省、してないみたいだね』

『そんなわけ無いだろ?』

『大丈夫だから…。ちゃんとあんたに似合う物、ウチと星で選んだから…』

『そうだよ、だからさっさと着けて』

『お前らは大丈夫って言葉を辞書で引いてみろ!なぁ姫子さん助けてくださいよ!……えっ、いや反省してますから!反省してますから!だから助けていただけませんか⁉︎───駄目⁉︎そんな馬鹿なぁ⁉︎』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

(うーん、自業自得だな)

 

雪降る中、俯きながら歩き、そろそろ後頭部に雪が積もりそうになった頃。

目当て(ゴミ箱)を見つけたのだろう。キラキラした目をした星がゴミ箱に走っていく。

ここまで来るために、かなり苦労したが喜んでいるならそれでいいだろう。

自分が共にいる必要性が分からないが。

 

(「一緒に出かけたい」とは言っていたが…こんなのでいいのか?)

 

永い時を生きてはいるがやはり人の考えはまだ分からない部分がある。

この首輪だって”自分がスプラッターな光景を見せ過ぎた罰”によるものだろう。

まぁ、自業自得だから受け入れるしかないけど。

 

(でもまぁ、こんな日常も悪くはないな)

 

仲間と共に戦い、食事を摂り、日々を共にする。

実質、天災の様だった頃に比べたら考えられない事である。

こんな日々の尊さを教えてくれたのもあの学園での日々だった。

 

「………」

 

雪景色を見てるからだろうか。

思い出すは共に戦い、学び、最後は魔王()を止めに来たあの『ブローニャ』。

今、彼女らはどうしているだろうか?元気にやっているだろうか?

そういえば最後まで彼女にはゲームで勝てなかったな。

 

「…ハハっ」

「……どうかした?」

「何でも無い。そら、目的の物は手に入ったか?」

 

(全く───未だに、あいつらの事を考えるなんて、我ながら女々しいな)

───もっとも、そんな資格はないだろうけど。

 

お宝(ゴミ)を手に入れ、はしゃぐ星を見て、微笑ましい気分になるカイン。

願わくば、こんな日々が続く事を祈って────。

そう考えながら2人は列車に帰還するのであった。

 

 

 

それはそれとして、列車に戻ったら何が何でも首輪を外して貰おうと誓った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

(────やっぱり怒ってるかな)

 

チラリとゴミを漁りながら、無言のカインを見た星はそう感じる。

星にとって、カインという男は兄の様な存在だった。

 

戦いの際は、時にビームサーベルを持って暴れ回り、時には拳のみで相手を叩きのめし、常に先導に立っていた。

口では嫌々言っているが、一緒にゴミを漁った事もあるし、

徹夜でゲームをして、共に寝落ちをした事だってある。

それでも、率先して敵に向かっていき、傷を負って帰ってくるのを見るのは少し嫌だった。

 

(無理やりだったし、こんな場所に連れてきたら普通怒るか…)

 

───でも、許す気は無いけど。

 

元々、口は多少悪いがそれでも、基本的にお人好しなカイン。

なんだかんだ、他人の為に頑張ってその度に傷ついている。

カカリアを救出する時だって、星核に触れればどの様な影響があるかも分からないのに星核を抑え続け、終いにはなんと”星核を喰らう”事によって事態を終わらせた。

いつも他人を優先して、自分の事は後回し。

 

(もうそんな事、させるつもりはないんだけど)

脳裏を過ぎるのは壊滅の使令──幻朧との闘い。

 

『やってみろよ、見た目以上の年増糞婆ァ!壊滅の使令の癖に、腹に穴開ける程度かよゴミカスが!』

 

『ハッ!よく言うよ!大体、不意打ちを狙わなきゃ俺達に勝てないとか、使令の癖に随分弱いじゃねーか!』

 

『あぁ⁉︎下がれだって⁉︎俺は此奴をぶっ飛ばさなきゃ、気が済まない!

俺の心配はいいから、お前達は自分ができる事をやれ!』

 

『剣よ───唸れ!星を割れ!』

 

 

 

ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい

 

『謝る必要はないって言ってるだろ。俺が自分からやった事だから気にするな』

 

めのまえで あかいちが ないぞうがとびちってた。

うでだって またちぎれちゃった。

ぜんぶ わたしのせいで。

 

『別に生やせるから気にしてない。それでもまだあるなら、今度美味い飯奢ってくれ。』

 

おかねならいくらでもあげるから あつめたごみだってぜんぶあげるから

だからゆるしてください きらいにならないでください

 

『永い事生きてればこんな事はいくらでもある。態々お前が責任を感じる必要はない。だから、そんなに泣くなよ』

 

でも でも

 

『まぁ、それに』

 

それに…?

 

『ずっとそんな表情でいたら、せっかくの美人が台無しだ。それは勿体無いだろ?だから、泣くのはやめろ。───仲間が泣いてるのを見てるのは好きじゃない』

 

 

 

 

 

(私は優しいから。今はこれくらいにしてあげる)

 

あの首輪だって自己犠牲してほしくない気持ちもあるが、同等に独占欲だってある。

罰なんて言って今日一日、一緒にいるのも同じ様に。

 

この気持ちが本物(恋心)か、極限状態由来のもの(吊り橋効果)かは

まだよくわかってない。けれどそれに答えを出せた日には───

 

(───私を滅茶苦茶にした責任、取ってもらわなきゃ)

 

 

*1
光沢がない黒でリードもあまり目立たないデザイン。変なところに気を払うな。

*2
星の自己申告




カイン
帰宅後、それはそれは美しい土下座を繰り出し、姫子も宥めたことにより首輪を外してもらえる様になった。
次やったら手錠だと言われた。
犯罪者か?器物損害業務執行妨害暴力行為etc…(魔王時代のやらかし)
うーん、これは大犯罪者。
ブローニャ・ランドを初めて見た際は後悔や懺悔の感情でぶっ倒れた。
彼女には親子仲良く暮らして欲しかった。だからちょっと無理をした。

幻龍戦では前線アタッカー兼タンクの役割だった。
途中まで全て避け切っていたが、破星砕月の際に隙をついた玄蓮が
星を貫こうとしていた為、肉壁となった。
終わった後に星を見たら、震えながらボロ泣きしてたのでめっちゃ焦った。
人の命は大切だし、基本的に腕とか無くなったら戻らない!→俺は”死ねない”し、腕とか無くなっても元に戻るから問題無し!ヨシ!



ゴミを手に入れ、カインに構ってもらえた事でご満悦なゴ美少女。
自身の心情がまだ分からない複雑なお年頃。
大量のゲームが置いてあるカインの部屋に入り浸る時があった。
その後、カインがヴェルト、姫子の大人組に生温い目で見られるのはお約束。
大量のゲームが置いてある理由は「どうしてもゲームで勝ちたかった奴がいたから」らしい。

幻龍戦ではカインと同じく前線アタッカーを担当。
存護運命状態で、バリアを貼りながら攻撃していたが
バリア切れの瞬間を狙った、玄蓮に貫かれそうになったところをカインに庇われ、目の前で穴が開く瞬間を目撃する。
いくら変わり者の彼女でも、懐いている人が自分を庇って内臓をぶち撒けたのは耐えられなかった。
幻龍戦後は度々、カインに引っ付いてくる様になる。
実は首輪の提案は星。種類を選んだのはなのか。





『ブローニャ』
「────嘘つき。また明日、って言ってたじゃないですか」


そういえば、お気に入り1000人突破記念を書いてなかったので

  • 一般降臨脳焼きクソボケ崩壊戦士
  • 「女性遍歴が分かる奇物?」「そうだよ」
  • もしもキアナ達が、彼の始まりを知ったなら
  • 大魔王は逃げられない!!(捕食ルート)
  • 早く、本編を進めろ
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