蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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 この創作で原作スリーズブーケは、蓮ノ空サッカー部の練習試合の相手をレベルに応じて選んで日程組んで試合を申し込む仕事と部活の事務。

 DOLLCHESTRAは自身も練習しつつ、チームメンバーの練習メニューを組む役とメンバーの練習を見つつ指示を飛ばす役。

 みらくらぱーく!は中学生に向けて来年のサッカー部の新入部員確保に向けて動画作成、サッカーボールを使ったパフォーマンスライブなどを配信、公開して広報を担当しております


第10話:メンバー集め① 伝統を受け継ぐ少女

 

 

 蓮ノ空での1日目、入学式が終わり教室で諸注意と教科書配布のホームルームが行われその日は下校。

 

 俺は今日から入部するサッカー部室に向かっていた。

 

 ―――すると、

 

花帆「あ、晴也くん!」

 

晴也「花帆先輩。これから部室ですか?」

 

花帆「うん。一緒に行こ?」

 

晴也「良いですよ?」

 

 そして2人で部室に行く晴也と花帆。花帆先輩が鍵で部室を開けようとすると、

 

晴也「あれ? 開いてません?」

 

花帆「あれ? ホントだ……」

 

 おかしいなと思いながらも晴也と花帆が部室にはいると、

 

 

?「はぁ ここが、サッカー部……………」

 

 女の子(タイの色からして新入生)が、部室の床に寝っ転がっていた。

 

花帆「……………」

 

晴也「知ってる人ですか?」

 

花帆「分かんない……あの」

 

 花帆先輩がこの女の子に声を掛ける。

 

?「……耳を澄ませば、部員たちの声が聞こえてくるよう……」

 

 いや、だって直ぐ側で話しかけてるし……

 

花帆「もしも〜し?」

 

?「? やけにハッキリと……。はえ」

 

花帆「なにしてるの?」

 

?「っ――、う、うわあああああああああああ!」

 

 ここで謎の女の子は晴也と花帆の存在に気づき、自分の今の体勢を思い出して羞恥から叫び声を上げた。

 

 

 

  ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 晴也と花帆はこの女の子を何とか落ち着かせて机越しに対面で椅子に座る。

 

 女の子も何とか落ち着いてきたようだ。

 

 ――取り敢えず色々と質問するか。

 

花帆「えーと、さっきのは……………」

 

?「……蓮ノ空の、伝統を、感じたくて……………」

 

花帆「伝統……?」

 

?「っ〜〜」

 

花帆「あ、あの、あたし……。そうだ! 紅茶いれてあげるね!」

 

 そして花帆先輩は紅茶をいれようするが、

 

花帆「あっ、ポットにお水入ってない! えーと、えーと、茶葉はどれがいいんだっけ……? 確か、ティーポットにこれぐらいの量を入れて、いたような………! いや、でもちょっとだけお湯を注いで、蒸らす……!?」

 

 慌てる花帆先輩。

 

晴也「俺やりますよ。向こうにいた頃友達に教えてもらいましたし」

 

花帆「ご、ゴメン……。ん、向こう?」

 

晴也「その話はみんな揃ってからで」

 

?「……………」

 

 そして晴也は二人が見てる前で紅茶を淹れてカップを二人の前に出した。

 

晴也「どうぞ」

 

?「ありがとうございます……。あの、あなたは?」

 

晴也「俺は大海晴也。今日サッカー部に入部する新入生だよ」

 

?「あ、同い年……」

 

花帆「あはは……。えーと、もしかして、入部希望……だったりする?」

 

?「はい。 ……………不法侵入者が、許されるのなら」

 

 ふむ、責任感の強そうな子だな。

 

花帆「だ、大丈夫だよ! 鍵かかってなかったんだし、つい入っちゃうときってあるよね!」

 

 花帆先輩は何とかフォローする。そして、

 

花帆「お名前は?」

 

?「百生吟子(ももせぎんこ)です。(ぎん)ずるに子と書いて吟子です」

 

花帆「吟子ちゃん! そっかあ……。あたしは二年生の日野下花帆だよ。よろしくね!」

 

吟子「お願いします。日野下先輩…………それで、あの、入部テストとか、あるの? あっ……ある。んですか?」

 

 今ちょっと敬語崩れたな……ひょっとして本当は敬語苦手な子なのかな?

 

花帆「えー、そんなのないよー。あ、だったら、志望動機とか聞いてみたいな!」

 

吟子「志望動機……」

 

花帆「うん、あなたはどうしてサッカー部を志望したんですか? ってやつ! なんでもいいよ!」

 

吟子「……………」

 

 すると、百生さんは手帳を取り出した。

 

花帆「……?『目指せ、No.1サッカー選手』……?」

 

吟子「あ一一」

 

 すると、手帳を出した拍子に挟んでいた紙が散らばってしまった。

 

吟子「す、すみません、挟んでいた紙が散らばって、すみません」

 

晴也「大丈夫だよ。手伝うよ」

 

花帆「あたしも!」

 

 晴也と花帆も散らばった紙を拾い集めて全部拾って百生さんに渡す。

 

吟子「す、すみません……」

 

花帆「ううん。全然。これって……もしかして、練習メニュー?」

 

吟子「は、はい。一応……」

 

花帆「こんなに、いっぱい!?」

 

晴也「凄いな……」

 

吟子「その……力作を集めてきました。すべてが会心の出来、というわけでは……ありませんが…………」

 

 百生さんは意を決して口を開く。

 

 

 

吟子「…………っ、私は、この蓮ノ空学院に入学することが、夢でした。この学校で、サッカーで日本一なるのが夢です!」

 

花帆「――!」

 

吟子「若輩者ですが――。目標は、全国高校サッカー大会優勝です。この学校なら、それが叶えられると信じています」

 

花帆「ね………!」

 

吟子「ね?」

 

花帆「熱意っ!!!」

 

吟子「え!?」

 

 

 花帆先輩の熱量に圧される百生さん。

 

花帆「歓迎するよ! ようこそ、蓮ノ空サッカー部へ!」

 

 

 一人目の同級生の仲間、百生吟子が加わった。

 

 

― つづく ―




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