蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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 今回はこの作品のサッカーの設定解説です。

 システムに関してはほぼキャプテン翼サンシャイン準拠ですので、キャプテン翼サンシャインから引用しました。


 おさらい程度にお願いします。


第14話:この世界のサッカー

 

 

 あれから晴也たちは毎日練習を積み重ね、個人・チーム力の強化を図っていた。

 

 今日は練習の後、ミーティングルームで梢のサッカー講座が開かれる。もちろん全員参加だ。

 

 

― 蓮ノ空・ミーティングルーム ―

 

梢「それでは、今日は世界のサッカーの仕組みについて話しましょうか」

 

 梢はホワイトボードに図解をくっつけ、解説を始める。

 

梢「まず、世界のサッカーにはクラブチームというものがあり、ユース、プロの2つに別れているわね」

 

吟子「サッカークラブなら私も入ったことが…」

 

梢「残念ながらそれとは格が違うわ。特に晴也くんが留学していたというドイツは、ユースでもプロの卵といわれる多くのヨーロッパ選手、そして才能ある世界中の選手が集まり、激闘を繰り広げるサッカー最高峰と言われる国よ」

 

花帆「晴也くんはそこで4年間サッカーしてきたんでしょ?」

 

晴也「ええ。かなり強かったですよ。ハンブルグユースとの試合であの若林さんとも戦いましたね」

 

 

 懐かしい名前、若林源三。翼たちがジュニアユース大会で共に戦った、日本のスーパーグレイトゴールキーパーだ。

 

花帆「では慈に問題です! この日本にプロクラブやプロリーグは存在するかしら?」

 

慈「さすがに舐めすぎだよ!? 無い!」

 

梢「その通り。この日本に現在プロリーグは設立されてないわね」

 

 そう。この世界の日本に、プロリーグは存在しない。

(そこは"キャプテン翼サンシャイン!"準拠となる)

 

 

梢「今でこそ、大空翼を始めとした全日本ジュニアユースの活躍で日本サッカーに対する関心は高まってきたけれど、それまでは見向きもされてないわね」

 

姫芽「日本サッカーに対する関心とともに、レベルが低いってことか〜……」

 

 さて、次は大会に関しての話だ。

 

梢「私たちはまず、夏の高校サッカー予選を勝たなければなりません。ですが、それほど大きな壁はありません。問題なく全国に行けると思うけれど、全国では大きな壁が立ちはだかります」

 

花帆「南葛……」

 

慈「南葛。私もそれぐらいは知ってるよ! 要するに大空翼と全国で戦うって事だね!」

 

綴理「? ……違うよめぐ?」

 

さやか「その通りです。大空翼はブラジルに居ますね」

 

梢「でも! 大空翼以外にもジュニアユースで活躍した選手はいるわ。甘い気持ちで挑めばそれらの選手にあっという間に惨敗してしまうことになるわ!」

 

小鈴「ざ、惨敗!」

 

梢「そう! いくら晴也くんがいても、10-0で負けることになるわね」

 

花帆「じゅ、10-0!?」

 

梢「そうならないためにも、まずは相手の事をよく知っておくべきね」

 

 そう言うと、梢はホワイトボードに選手のデータを貼り付けた。

 

梢「まずは現在の南葛のキャプテン、岬太郎(みさきたろう)。フィールドのアーティストと呼ばれる彼は、大空翼に引けをとらないMFよ」

 

 

 大空翼とはゴールデンコンビとして知られている。当然――、翼の全力プレーについて行くだけの実力は備わっている。

 

 日本で間違いなく3本の指に入るMFだ。

 

 

 

梢「続いて、ファンキーガッツマンと呼ばれる、DFの石崎了。彼は、気合と根性のブロックで幾度となくチームの危機を救ってきた、決して油断ならないDFよ」

 

 テクニックは無いが、その分ガッツで頑張るのが石崎。代表的な技は、[顔面ブロック]だ。

 

梢「そして、全日本の俊足FW。新田瞬(にったしゅん)。素早いドリブルと必殺シュートを持つ、スピードストライカーね」

 

晴也「新田か……」

 

綴理「はる、知ってるの?」

 

晴也「小6の時の全国小学生サッカー大会の決勝戦で戦ったので」

 

 新田は日向に次ぐ全日本のFW。代表的な技は、隼のオーラと共に音速の早さでゴールネットを貫く、[隼シュート]だ。

 

梢「これらが特に要注意な選手だけれど、他の選手も今の私たちより高い実力を持っているわ」

 

 

 

 他にも、修哲(しゅうてつ)トリオといわれる―――、

 

 井沢守(いざわまもる)来生鉄平(きすぎてっぺい)滝一(たきはじめ)。 

 

 

 

 新田と大友(おおとも)カルテットで知られている――、

 

 浦辺反次(うらべはんじ)中山政男(なかやままさお)岸田猛(きしだたけし)

 

 

 

 全日本ジュニアユースの経験がある――、

 

 高杉真吾(たかすぎしんご)森崎有三(もりさきゆうぞう)がいる。

 

 

 

梢「よって、この短期間で勝利するには効率の良い練習が求められます」

 

 

 まあ、効率の悪い練習やっててもなかなかレベル上がらないしな。

 それに、対全国で練習してれば、それよりも実力の劣る地方予選は軽々突破できる力が身につく。

 

 

 

梢「当然、体力作りは基礎中の基礎なので、多く時間をとってやることになるわね」

 

 

 それはそうだな。一番基礎の部分だし。

 

 

さやか「具体的には、必殺技の進化、シュートチェイン、必殺タクティクス、選手にぴったりなスパイクですね」

 

木曽路「分かりやすいのとそうでないのがありますね」

 

姫芽「どれが分かりやすそう〜?」

 

慈「そうだね……。必殺技の進化とかは分かりやすいんじゃない?」

 

梢「そうねえ。その名の通り、必殺技は使い続けることで進化していくわ。もうみんな知ってると思うけど、初心者の小鈴さんがいるので今一度。必殺技は使うごとに経験値が貯まっていって、一定の数を使うとレベルが上がってパワーアップします」

 

花帆「梢センパイの使う[ゴッドハンド]なら、改…真…爆…絶といった具合になりますね」

 

姫芽「剣を何度も使って練度を上げていくってかんじですね〜!ゲームみたいでかっこいいです〜…!」

 

吟子「まず、小鈴さんはは必殺技を覚えるところからですかね?」

 

小鈴「が、頑張るぞ〜! ちぇすとー!!」

 

さやか「小鈴さんは毎日しっかりと基礎練習を積み上げてるので、すぐに必殺技を覚えられそうですね」

 

綴理「うん。すず、頑張りや」

 

梢「頼もしいわね」チラッ

 

 梢はふと花帆の方に目線を向ける。

 

花帆「うう……大変そう。だけど……」

 

花帆(梢センパイと約束したんだもん。優勝するって。だったら逃げるわけにはいかないよね……!)

 

花帆「梢先輩、練習お願いします!」

 

梢「偉いわ花帆。ただし、特訓は厳しいわよ?」 

 

来夏「私も、みんなに負けない様にもっと頑張らなきゃね!」

 

梢「では、明日からは必殺技の練習、同時並行でスパイクのための測定を行います」

 

花帆「残りの2つは?」

 

慈「それはもうちょっとチームレベルが上がってからかな〜。チームワークがないと、必殺タクティクスは出来ないし、シュートチェインは最後の締め以外は必殺技ないと出来ないしね〜」

 

瑠璃乃「チームワークかぁ…一応練習を通じて仲良くはなっていってると思うけど……」

 

晴也「いえ、優勝を目指すならメンバー全員の絆が不可欠。グループの形成は避けたいところですね。練習で、定期的にメンバーをシャッフルしているのもそのためですよね?」

 

梢「そのとおりよ、さすがね」

 

花帆「メンバー全員の絆かあ…アタシがみんなと仲良くなれたらいいな〜」

 

 この世界のサッカーの4つの要素………。まずはそれをものにするための練習をすることになるのだった。

 

 

 

― つづく ―




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