蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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皆さんお待ちかね。ここからいよいよ本格的な試合編です。

ではどうぞ!


第19話:1回戦vs国見 試合開始

 

 

 いよいよ俺たちの全国大会1回戦、次藤洋率いる、国見との試合が始まる。

 

 どのスポーツでも、強豪校にはよく"常勝"という言葉が使われるが、トーナメント形式の大会では当然のだ。

 

 1度でも負ければそこで終わりなのだから。

 

 

 ――そして、ここからは全国各地の"常勝"軍団との試合。晴也たちも試合前に気を引き締めていた。

 

 

晴也(?)

 

 国見には全日本の巨漢DF、次藤洋。

 "軽業師"の佐野満がいる。

 

 晴也が国見のベンチを見ると、何か違和感を感じた。

 

 

さやか「あれ? 映像で見た時より次藤さんが随分痩せているような…」

 

 全日本ジュニアユースの試合を見たみんなにとっては、次藤はちょっと違和感のある外見をしていた。

 

次藤「よし! 全国に向けてやったマラソン特訓。その成果を早速見せてやるタイ!」

 

 

 どうやら、マラソンにより身体を絞りパワーはそのままに機動力を大幅に上げたらしい。

 

 これは手強いぞ。

 

 

 

梢「よし!みんな行くわよ!」

 

蓮ノ空『おう!』

 

 

 気合を入れる蓮ノ空。両チームフィールドに出て、国見のボールから試合開始だ。

 

 

 

スターティングメンバー

国見

 

GK   敵のキーパー

 

DF 2番  次藤  4番

 

DMF  5番  6番

 

OMF 7番 8番 9番

 

FW   佐野  11番

 

蓮ノ空

 

FW    丈二  来夏

 

OMF 吟子 花帆 晴也 瑠璃乃

 

DMF      綴理

 

DF  さやか  慈  姫芽

 

GK       梢

 

次藤「さあ、今こそ国見の本当の力を見せてやるタイ!」

 

 

ピィイイイーーーッ!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 国見のボールから試合開始。

 

 ボールは8番に渡り、ドリブルで仕掛けてくる。

 

敵の8番「先制点はいただく!」

 

 仕掛けてきた相手。そこに花帆先輩が止めに入る。

 

花帆「止める!」

 

 

MATCH UP!!

花帆 vs 敵の8番

 

 

 花帆先輩と相手のマッチアップ。周囲のメンバーは相手の挙動に警戒する。

 

 

晴也(この状況なら……)

 

 晴也は、味方が相手のパスターゲットにしっかりとマークについているのを見てパスは無いと予測。

 

 で、あれば………。

 

 

敵の8番「抜くっ! [スピードドリブル・改]!」

 

花帆「あっ!?」

 

 相手のスピードに乗った素早いドリブル。花帆先輩が抜かれる。

 

 それにより、状況がかわり相手の動き出しから味方のマークが外れる。

 

敵の8番「よし、パスだ…「させねぇよ?」っ!?」

 

 しかし、花帆の背後に隠れていた晴也。相手のスピードを逆に利用し、ドリブルのスピードの勢いに前のめりになって躱せない間に奪い取った。

 

 

国見『なにィっ!?』

 

次藤「ほう。骨のあるやつがいたタイ」

 

晴也(この状況……即興(アドリブ)試してみるか)

 

晴也「先輩!」パス

 

 晴也から桜咲へパス。桜咲先輩はカウンターで攻め上がり、シュート体勢に入る。

 

丈二「決める!!」

 

次藤「そうはさせんタイ!」

 

丈二「っ!!」

 

ボゴオッ!

 

丈二「ぐっ!」

 

 次藤のパワーディフェンスにふっとばされる桜咲先輩。そのままドリブルで上がってくる。

 

吟子「止める!」

 

綴理「フォローは任せて!」

 

 

MATCH UP!!

吟子&綴理 vs 次藤

 

 

 吟子と綴理先輩が止めに行くが、

 

次藤「なんの〜!」

 

ドゴォっ!

 

吟子「うわあっ!」

 

 吟子はふっとばされる。

 

次藤「邪魔するものは、全部吹き飛ばすタイ!」

 

ドゴォッ!

 

綴理「わ〜!」

 

実況『吟子ちゃんと綴理ちゃん吹っ飛ばされた!』

 

 

晴也(次藤さん、しっかりと自分の武器と強みが確立されてる。強みを活かした割り切ったプレーだ……)

 

 晴也はそう分析する。そして、そのまま攻め上がってくる次藤。

 

 シュートレンジに入り、フィジカルを活かして力強くシュートを放つ。

 ボールはブロックに入った蓮ノ空の選手を吹き飛ばしてゴールに向かっていく。

 

佐野「ケケっ! もーらい!」ドガァアァアッ!!

 

 佐野がそこに更にヘディングで追撃。ボールはさらに勢いを加速させ、オーラを纏って梢に襲い掛かる!

 

 

実況『出たあー! 次藤くんと佐野くんのコンビプレイ!」

 

 

梢「止める![爆・ゴッドハンド」!!」

 

 梢はオーラを右手に集めて巨大な青色の手を作り出す。

 

梢「はああぁあっ!!」

 

ドォオォオオオンッ!! 

 

 梢先輩の[ゴッドハンド]がシュートを受け止める。――だが、

 

梢「ぐっ、きゃあぁあああっ!!」

 

実況『梢ちゃん吹っ飛んだー!!』

 

 

バシュン!

 

 ボールはゴールネットに突き刺さった。

 

 

GOOOOAL!!!

蓮ノ空 0 ー 1 国見

 

 

 

実況『決まったああっ!! 国見の連携シュートが蓮ノ空ゴールに突き刺さりましたーー!!』

 

 

次藤「がっはっはっ、見たか! これがワシと佐野のコンビプレイ、タイ!!」

 

梢「くっ……」

 

晴也「ふむ。花帆先輩!」

 

花帆「?」

 

 

 

 蓮ノ空ボールから試合再開だ。

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

花帆「晴也くん!」パス

 

 ボールは晴也に渡る。

 

次藤「吹き飛ばしてやるタイ!」

 

さやか「危ない!」

 

 次藤が力任せの強引なタックルで突っ込んでくる。普通なら、どんな手を講じてもこのパワーでねじ伏せたのだろう。

 

 

 ―――だが

 

晴也「………」トン スルッ

 

次藤「なにィっ!?」

 

 晴也はボールが来た瞬間には次藤の動き出しを既に確認しており、次藤のタックルをボールを踵でずらして躱し、相手の勢いを利用して一気に抜き去る。

 

 次藤を完全に置き去りだ。

 

実況『抜いたあっ!! 大海くん、次藤くんを置き去りだあっ!!』

 

晴也「その程度か…! 足元がお留守だぜ!」

 

次藤「くそおっ!! まだタイ!」

 

 次藤はすぐに立ち上がり追いかけてくる。身体が絞られているだけあり、すごい速さで追いかけてくる。

 

次藤「寄越すタイ!」

 

 並走するまで追い上げ、横からのショルダータックル。

 

 ――だが、

 

晴也「っ!」クルン!

 

 晴也は寸前でボールを止めて立ち止まると次藤の身体をを振って躱し、ターンで抜き去る。

 

次藤「ぐっ! くそう、チョコマカと!」

 

 次藤も必死に晴也を止めようとするか、晴也の小回りに躱される。

 

晴也「視えたわ……」

 

『勝ち確未来(ビジョン)―――!!』

 

晴也「先輩!」パス

 

 晴也は丈二にパス。丈二はシュート体勢に入る。

 

丈二「決める! [真・剛の一閃]!!」ドゴオッ!!

 

 桜咲センパイのシュート。次藤は後ろにいる。いくらスピードを上げても、飛んでいくボールに人間は追いつけない。

 

敵のキーパー「うわあっ!?」

 

 バシュウンッ!

 

 

GOOOOAL!!

蓮ノ空 1 ー 1 国見

 

 

実況『ゴォオォオオルッ!! 大海くん、鮮やかなテクニックで次藤くんを躱し、正確なパスからのゴールをアシスト!』

 

次藤「くそお! コイツ、まるで翼を見ているようタイ!」

 

晴也「まだまだ、こっからだ!」

 

蓮ノ空『おう!!』

 

 

実況『国見のボールから試合再開です!』

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 キックからボールは敵の9番へ。そこからドリブルで組み立てる。

 

来夏「挟むよ瑠璃乃!」

 

瑠璃乃「オッケー、2対1!」

 

 

 

MATCH UP!!

来夏&瑠璃乃 vs 敵の9番

 

 

 

来夏先輩とと瑠璃乃先輩のツインスライディング。だが、

 

 

敵の9番「いけ!」パスッ!

 

 つかまる前にパスアウトしボールはオーバーラップしてきた次藤へ繋がる。

 

次藤「また突き放してやるタイ!」

 

晴也「行かせねぇよ?」

 

 

MATCH UP!!

晴也 vs 次藤

 

 

 そこへ晴也が止めに入る。

 

次藤「おっと、お前の相手はしないでおくタイ!」ドッ!

 

 

 次藤の豪快なクロス。ボールは放物線を描いて佐野の元へ。

 

佐野「ケケ、決めてやるぜ……」

 

実況『佐野くん高いボールに動きを合わせる!』

 

さやか「させませんっ! [スケーティングカット・改]!!」バシィ!

 

佐野「! チィッ!」

 

 佐野へのパスをカットしたさやか先輩。そのまま綴理先輩へとパス。

 

さやか「綴理先輩!」パス

 

綴理「ナイスさや!」

 

 綴理先輩が前を向くが、

 

敵の7番「もらった!」バシィ!

 

綴理「つ!」

 

 このパスは読まれており、トラップしたところを奪われた。

 

敵の7番「決めろ佐野!」パス!

 

 

 今度は佐野への低いパス。

 

実況『佐野くん、低いボールに動きを合わせる!』

 

佐野(マークが外れてる。これはトラップだな)トンッ

 

 

 トラップしてキープする佐野。

 

実況『佐野くんトラップ!』

 

慈「任せて! ブロックする!」

 

 慈先輩はゴール前に陣取り、シュートブロックの構えだ。

 

佐野「全日本の軽業師の実力、みせてやるぜ」

 

 佐野は軽く跳躍すると、低空のグラウンダーシュートを慈先輩の股下目掛けて叩き込む。

 

佐野「[また抜き突破シュート・V2]!!」ドゴオッ!!

 

慈「!?」

 

 ブロックに入ろうとした慈先輩の股下を抜かれ、ノーブロックでゴールに向かうボール。梢先輩は跳躍してダイビングキャッチを試みる。

 

 

梢「つ! 届けえっ!!」

 

 ガシィッ!

 

 なんとか届き、両手でキャッチした。

 

実況『止めたあっ! キーパー乙宗梢、気合のキャッチだあっ!』

 

梢「あ、危なかった……」

 

 

 

― つづく ―




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