蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜 作:松兄
ふらの戦もいよいよ後半開始。蓮華と理亞がセンターサークルに入る。
理亞「行くわよ」
蓮華「とうぜん……っ!」
ピィイイイーーーーッ!!!
― 後半開始!!! ―
審判の笛とともに、ふらのボールで後半開始。ボールは松山に渡る。
松山「行け!」
松山から8番へのパス。そこへ綴理先輩と小鈴が止めに入る。
MATCH UP!!
綴理&小鈴 vs 8番
綴理「抜かせない!」
敵の8番(つ! 鬱陶しい!)
攻めあぐねる相手。――だが、少しでも隙を見せれば……
小鈴「ここだあっ!」
敵の8番「しまっ!?」
高校からサッカーを始めてまだ2か月ちょっとの小鈴だが、入部の直後からみんなが気づいた天性のボールを奪う嗅覚、そして読みの力でボールをカットする。
丈二「ナイスだ小鈴! 寄越せ!」
小鈴「桜咲先輩!」パス!
小鈴から丈二先輩へのパスが飛ぶ。
松山「ここだあっ!」バシィっ!
小鈴「っ!?」
せっかくのカウンターチャンス。攻めの姿勢に転じようとしていた蓮ノ空を尻目に松山がボールをカット。
小鈴「あっ!?」
ここで――!
松山「みんな上がれ!ふらのの"なだれ攻撃"だ!」
ここに来て松山はなだれ攻撃の号令をかけた。すると、ふらのはキーパー以外の全員が攻め上がる。
綴理「戻って!」
攻め込んでくるふらの。蓮ノ空は攻撃に移ろうとしていたため虚を突かれてしまい浮き足立つ。なんとか攻撃陣も急いで戻る。
兵太「止める!」ズザアッ!!
敵の7番「うわっ!?」
ソジのスライディングタックル。ボールを奪う。
敵の7番「やべっ…」
兵太「っ、しゃあっ! 行くぞ……」
敵の2番「もらった!」
しかしすぐにボールを奪い返されてしまう。
兵太「しまっ!」
松山「一人がボールを取られても、他の全員で互いにカバーしあう…これが、なだれ作戦だ!」
全員攻撃で一気に攻め上がるふらの。見事なチームワークだ。
敵の2番「キャプテン!」パス
松山「いけ!」パス!
敵の8番「はい!」パス!
敵の5番「行って!」パス!
理亞「それっ!」パス!
縦横無尽にパスを回し、こちらに的を絞らせない見事なワン・ツー。
―――だが、
晴也(この選手の配置……そこで慈先輩が止めに行くと松山が空く。でもそうするとさやか先輩が引っ張り出されるから……蓮華が空く。そこにソジのマークを計算すると……)
敵の9番「キャプテン!」
松山「よし!」
ボールが松山に渡ると、さやか先輩が引っ張り出される。
さやか(つ! 距離を詰めないと[イーグルショット]を撃たれる!!)
さやか先輩が距離を詰める。しかし、さやか先輩の背後に蓮華が抜け出した。
梢「さやかさん、ダメ!」
さやか「!?」
松山「遅い! 地を這う…[イーグルパス]だあっ!!」ドッ!
松山からの必殺パス。ボールは裏のスペースへと抜け出した蓮華へ。――だが、
兵太「貰った!」ガッ!
蓮華「つ!」
兵太「しまっ!?」
しかし、ソジが飛び込んで足を伸ばしてボールに触れる。ボールはふわりと舞い上がると、ペナルティエリア内のハイボール。
蓮華が跳躍する。そして、絶好のシュートチャンス!
蓮華「絶対に……決める!」ダンッ!
梢「不味っ!?」
梢(この角度だと、左右どちらも狙える!迷っちゃダメ…! ここは!)
蓮華「[ホワイトパンサーヘッド・V2]!!」
ドゴォオォオォオオオンッ!!
蓮華のヘディングとは思えない威力の必殺技。ボールが飛んだ先は……
梢「右ッ!!」バッ!!
梢先輩は運に任せて右に跳躍。
――だが、
梢「ッ、左!?」
蓮華「貰ったあっ!!」
ボールがゴールの中へ吸い込まれ……
晴也「させるかあっ!!」ガッ!
松山「なっ!?」
梢「晴也くん!?」
しかし、全ての流れを読み切った晴也。梢先輩の逆をカバーする飛び出しでオーバーヘッドのような体勢で、足をうえに伸ばしてシュートを足の甲で捉えて間一髪ブロック。
ゴールから掻き出して、ボールは一気に前線に飛ばされる。
ドシャアッ!
晴也「痛てっ!」
背中からフィールドに
――ボールは、
瑠璃乃「ッ!?」パシッ
ボールは、フワリと長い距離を流れて瑠璃乃先輩に渡った。
晴也「つ! 行けぇえっ! 瑠璃乃先輩!!」
瑠璃乃「つ!」ダッ!
カウンターチャンス! 瑠璃乃先輩は気づいてドリブルを開始。一気に攻め上がる。
松山「不味い!」
蓮華「つ! このっ!」
せっかくの得点を潰された蓮華は激怒する。
晴也「危ねぇ………」
急いで上がっていく蓮ノ空。急いで戻るふらの。
瑠璃乃先輩はその間にもドリブルで上がっていき、ゴール前だ。
瑠璃乃「絶対に決める!!」
すると相手の選手が追いつき、止めに来る。
敵の4番「止める!!」
MATCH UP!!!
瑠璃乃 vs 4番
瑠璃乃先輩はシザースからのダブルダッチなど、様々なフェイクをかけて相手を揺さぶる。
しかし――、相手もなんとか食らいつく。
瑠璃乃(〜んと、これ以上時間かけるの良くないし、なら!)
瑠璃乃先輩は一気に切り込んで抜きにかかる。
敵の4番「っ! そこだっ!」
瑠璃乃「釣かったね! "
瑠璃乃先輩はボールの上に半玉乗り状態になり、そのままターンして逆側から相手を抜き去った。
敵の4番(っ! テクニックやばい!!)
瑠璃乃「よしっ!」
相手を抜いてまだドリブルで進軍する瑠璃乃先輩。ここで松山が追いついて止めに来る。
松山「抜かせはしない!」
MATCH UP!!
瑠璃乃 vs 松山
松山「止めるてやる!!」
松山は粘り強い懸命なディフェンスで粘る。その間にふらのも迎え撃つ体勢が整う。
瑠璃乃(うわ、来たよ……でもね)
瑠璃乃「頼んだよ!」トンッ!
ここで瑠璃乃先輩はバックパス。走ってきたのは、
姫芽「るりちゃんせんぱいナイスです! 行きますよ!!」
そう。ふらのの体勢が整うと言うことは、蓮ノ空も上がってきているということ。
ディフェンスラインから姫芽がオーバーラップしてきており、ボールを受け取って攻め上がる。
松山「っ! このっ!!」
松山が急いで止めに入る。腕使いハンドワークで抑え込もうと手を伸ばすが、
姫芽「るりちゃんせんぱいからのパス、絶対に渡さない! [ダッシュストーム]!!」
松山「ぐっ! うわあっ!?」キランッ☆
ビュバァアァアアッ!!!
姫芽は自身の爆発的なスプリント力を使い、追い風を受け嵐を巻き起こしながら突進。
突風に吹き飛ばされた松山は空の星となった。
実況『あーーっと! 蓮ノ空のディフェンダー、安養寺姫芽が突破! 蓮ノ空攻撃陣がゴール前に雪崩込む!!』
解説『蓮ノ空、大チャンスです!』
姫芽(ゴール前、密集してるなぁ……自分で撃つ? いや、この
見ると、一歩引いた位置から気付かれないように1人走ってきていた。
姫芽(いい位置に居る!)
姫芽「そこっ!」パス!
姫芽のグラウンダーの低空パス。ボールは中へと転がり、密集のやや
走ってきたのは……
晴也「ナイス!」
実況『あーーっと!! 大海晴也完全にフリー! 敢えてスタートを遅らせることで、ふらのの意識の外側を突いたあっ!!』
解説『巧い!!』
バシッ!
晴也は落ち着いてボールをトラップする。
理亞「つ! 不味い!」
晴也は相手の視界に入らぬよう、速度を落として
前線のボールに集中していた全員が気付かなかった。
晴也はフリーでシュート体勢に。
晴也「決める!」
晴也が跳躍すると、大型の剣を持った魔神が出現。魔神が晴也を打ち上げ、晴也はボールにオーバーヘッドを叩き込む。
すると、魔神も剣での斬撃を叩き込む。
晴也「[スサノオブレード・G4]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!
晴也のスサノオブレード。凄まじい勢いでふらのゴールに迫る。
聖良「止めます!」
聖良は右手につよい冷気を纏い振り被ると、渾身の正拳突きをボールに叩き込む。
聖良「[アイスブロック・V2]!!」ガチぃっ!!
聖良の必殺セービングが突き刺さる。――だが、
バキャアァアァアアンッ!!
聖良「きゃあぁあぁあああっ??!!!」
聖良は吹き飛ばされ、ボールはゴールネットに突き刺さった。
ズドォオォオオオンッ!!!
GOOOOAL!!!
蓮ノ空 3 ー 2 ふらの
実況『決まったぁあぁああぁあああっッ!!! 蓮ノ空逆転!』
解説『彼、アジアのレベルを越えてるんじゃないですか……?』
晴也「っ、しゃぁっ!!」
さやか「やった!」
梢「ナイスよ晴也くん!」
小鈴「スゴい……」
吟子「マークを外すために、敢えて遅く入ってくるなんて……」
― 観客席 ―
三杉「………なあ、新田」
新田「なんですか三杉さん」
三杉「彼、本当に高校生なのか?」
新田「オレも正直疑ってます」
― 観客席・別の場所 ―
曜「すっごい………」
梨子「動き方が巧すぎる……」
愛(わかりやすく言うとアイシー)「マークの外し方……参考になるわね」
フレイ「日本にもあんな選手がいたんだね……」
観客席が興奮のに包まれる中、晴也はチームメイトからもみくちゃにされていた。
後半:13分
蓮ノ空 3 ー 2 ふらの
― つづく ―
この作品ではエイリア編が無いため、キャプテン翼サンシャインにいたアイシーちゃんは本名の"
通称"愛ちゃん"という普通の女の子としての参加になります。(ニジガクの愛ちゃんとは関係ありません。紛らわしいですが)
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