蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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第29話:準決勝! vs浦の星女学院

 

 

 ふらの戦に勝利した蓮ノ空。もう残ったチームは4チームまで絞られ、次は準決勝となっていた。

 

 

 そんな中………、夕食をみんなで食べながら梢は

 

梢(今までの試合、晴也くんに頼りすぎていた気もするのよね……いっその事準決勝、浦の星戦は前半は晴也くんを控えで温存する……?)

 

 今後の事を考え、一度、晴也に頼らずに戦うことを考える梢。

 

梢(勝てるか怪しくなるけど……みんななら大丈夫と信じようかしらね)

 

 梢は立ち上がると、

 

梢「みんな聞いて。準決勝、晴也君は前半は出場させないでいくわ」

 

晴也「え?」

 

花帆「ええっ!? 梢センパイなんで……」

 

 その問いにはさやかが答えた。

 

さやか「晴也くんに頼りすぎてるからですね」

 

梢「その通りよ」

 

 コレまでの試合、晴也の圧倒的な実力だよりで勝ち進んできた感が否めない蓮ノ空。

 ここはチーム全員の現在地を知る。そして全国相手に晴也なしでどこまでやれるかを把握する必要がある。

 

 

梢「晴也くんも、良いかしら?」

 

晴也「分かりました」

 

慈「じゃあ、浦の星戦の戦い方はどうするんだ〜?」

 

梢「そこはこれから選手データを元にこれから煮詰めて行きましょう」

 

 そして梢はホワイトボードを持ってくる。そこに浦の星の選手データを貼る。

 

梢「まずはキャプテンの高海千歌と、ドイツからの留学生のフレイさん。必ずどちらかがキーパーでくるわ。のこった方は前線で攻撃ね。点を取るのは来夏さんと桜咲くん、頼んだわよ」

 

丈二&来夏「「ああ(はい)!」」

 

小鈴「これまでの試合を見てると、千歌さんはここぞというと時にボールに反応する嗅覚が冴えてますよね」

 

晴也「そこは小鈴に似てる感じだな」

 

梢「そうね。次はフレイさんだけど、攻撃も防御もかなりのレベルよ。あとはロングシュートで遠くからも狙ってくるから注意が必要ね」

 

慈「任せて。私が止める」

 

さやか「私も居ますよ」

 

 ロングシュートの対応は、シュートブロック技を持っているさやか先輩と慈先輩が対応することになるだろう。

 

梢「次はDF。桜内梨子と津島善子、そして松浦果南の3人ね。梨子さんは守備の司令塔で頭がいいわ。善子さんもブロック、タックル、パスカット全ての必殺技を持ってて無駄がない。果南さんはフィジカルがとても強いわね」

 

吟子「小鈴と綴理先輩が鍵になりそうだね」

 

さやか「サイドから崩すという意味なら吟子さんと瑠璃乃さんもですね。花帆さんは相手を背負った状態でのポストプレイに徹してもらえれば」

 

花帆「分かったよ!」

 

 蓮ノ空のオフェンス陣がどこまで浦の星に通用するか。

 

さやか「次はDMF。黒澤ルビィさんとキーパーじゃなかった方、黒澤ダイヤさんが来る可能性があるわ」

 

晴也「ダイヤさんとルビィさんの姉妹のコンビネーションには注意ですね」

 

梢「そうね。そしてOMF。愛さん、曜さん、それと今まで出したメンバーから1人回してくる可能性があるわね」

 

姫芽「FWは花丸さんと鞠莉さんが固定って感じですもんね〜」

 

梢「そうね。いずれにしてもこちらに対応できるメンバーで来るはずよ」

 

 かなり強そうだな。晴也なしでどこまで食らいつけるか

 

 

晴也「大丈夫と信じてますからね。俺が出るまでに挽回不可能な点差がついてるとかやめてくださいね?」

 

来夏「さすがにそれは失礼じゃない!?」

 

晴也「スミマセン。ちょっと言ってみただけです……失礼しました」

 

 さすがに先輩に対して失礼だったか、謝る晴也。だが、先輩たちの気を引き締めるには最適だったらしい。

 

晴也(顔が締まったな……)

 

 

 そして、夕飯のあとで男女別に大浴場で汗を流し就寝。

 

 翌日―――、

 

 

― スタジアム ―

 

実況『さあ! いよいよ全国高校サッカー大会も、いよいよ準決勝!最初に戦うのは、静岡代表、浦の星女学院vs石川代表、蓮ノ空学院!!』

 

解説『手元に届いたメンバー表を見ると、蓮ノ空は大海を前半はベンチスタートなんですね……』

 

 

 観客席では―――

 

松山「大海がベンチスタート?」

 

三杉「どういう意図があるんだ? 正直に言うが、浦の星の攻撃力はかなり高い。大海の居ない蓮ノ空に防ぎ切れるのか……?」

 

次藤「いや、蓮ノ空は初戦で戦ったが、大海以外もなかなかタイ。アレから実力が更に上がっておるし、いい勝負になるかもしれんタイ」

 

佐野「キーパーの子、中々やるしな」

 

石崎「俺たちも流石に見に来たからな……」

 

井沢「恐らく後半には大海が出てくるだろうし」

 

高杉「まあ、開始が楽しみだな」

 

 

― 両チームベンチ ―

 

千歌・梢「「勝つよ(わよ)!!」」

 

浦の星・蓮ノ空『『おお!!』』

 

 

実況『さあ、スターティングメンバーが出揃いました!』

 

浦の星

 

GK       フレイ

 

DF     善子  果南

 

DMF 千歌   梨子   ルビィ

 

OMF  愛    曜    ダイヤ

 

FW     鞠莉  花丸

 

蓮ノ空

 

FW     桜咲  来夏

 

OMF  吟子  花帆  瑠璃乃

 

DMF   綴理   小鈴

 

DF  さやか   慈    姫芽

 

GK        梢

 

 

晴也(頑張れよみんな……)

 

梢「行くわよ!」

 

蓮ノ空『おう!』

 

 鞠莉と花丸がセンターサークルに入る。浦の星ボールから試合開始だ。

 

鞠莉「先制点取るわよ花丸!」

 

花丸「はいズラ!」

 

ピィイイイーーーッ!!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 

 試合開始の笛が鳴った。

 

 

― つづく ―




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