蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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第30話:激闘開始!

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 いよいよ浦の星戦が試合開始。ボールは鞠莉から一度曜に戻される。

 

曜「っし……」トンッ

 

 周りを見る曜。そこへ、

 

丈二「させねぇ!」

 

 

MATCH UP!!

丈二 vs 曜

 

 

 桜咲先輩がマッチアップ。相手の動きについていきつつプレスをかける。

 

曜(つ! フォワードなのにディフェンス巧いな……なら!)

 

 曜は踏み込むと全力疾走。桜咲先輩に突っ込む。

 

曜「[ダッシュアクセル・改]!!」

 

ドカッ!

 

丈二「ぐっ!」

 

 桜咲先輩を抜いた曜。そこにすぐに花帆先輩が止めに行く。

 

花帆「行かせないよ!」

 

 

MATCH UP!!

花帆 vs 曜

 

 

 ――だが、

 

曜「そこっ!」パス

 

花帆「あっ!」

 

 ここで曜はサイドにパス。ダイヤがボールを受け取り、ルビィと共に攻め上がる。

 

ダイヤ「ナイスですわ曜さん!」

 

ルビィ「行こうお姉ちゃん!」

 

 2人がショートパスを繋ぎながら上がってくる。黒澤姉妹の"ブラックコンビ"だ!

 

瑠璃乃「止める!」

 

 瑠璃乃先輩が止めに行くが、

 

ダイヤ「そこっ!」パス!

 

ルビィ「えい!」パス

 

瑠璃乃「つ!」

 

 瑠璃乃先輩は抜き去られる。そこに小鈴が止めに入る。

 

 

MATCH UP!!

小鈴 vs ダイヤ&ルビィ

 

 

小鈴「抜かせないです!」

 

ダイヤ「誰が来ようと同じですわ! ルビィ!」パス

 

ルビィ「うん!」

 

 2人のパスが、小鈴を抜き去る……、

 

小鈴「そこだあっ!」バシィッ!

 

 小鈴はすぐにターンして足を伸ばす。パスコースを完璧に読み切ってカットした。

 

ダイヤ「なっ!」

 

ルビィ「ぴぎっ!?」

 

小鈴「[リバースパスカット]! 綴理先輩!」パス!

 

 ここから攻守反転。蓮ノ空ボールで一気に攻め上がる。

 

綴理「よし……」トンッ

 

 

 綴理にボールが渡る。そこに凍地が止めに入る。

 

愛「行かせない!」

 

 

MATCH UP!!

綴理 vs 愛

 

 

愛「[フローズンスティール]!!」

 

 愛の必殺技。フィールドを凍らせながら、氷のスライディングタックル。

 

綴理「ほいっと」トンッ

 

 綴理は跳躍して躱す。だが、それは計算していた浦の星。

 

千歌「貰った!」

 

 高海も跳躍。ボールをカットの構えだ。

 

綴理(…………)グルンッ!

 

千歌「つ!?」

 

 すると、綴理は空中でグルンと身体を反転。勢いを利用して踵の回し蹴り。つまり"うしろげり"の動作で一気に前線へとボールを送る。

 

綴理「行って!」ドッ!

 

千歌「嘘!?」

 

 ボールは吟子に飛ぶ。トラップした吟子。

 

吟子「よし……」

 

梨子(不味い……千歌ちゃんが引っ張り出された……。フォワードは善子ちゃんと果南さんが抑えなきゃだし……)

 

梨子「私が行く!」

 

 梨子がボールを奪いに来る。スライディングタックルだ。

 

梨子「喰らええっ!!」ズザアッ!!

 

吟子「甘い!」トンッ!

 

 しかし吟子はタイミングを見切り、右足の外側(アウトサイド)でボールを切り返して躱す。

 梨子を置き去りだ。

 

 

実況『おーーっと! 蓮ノ空チャンス!フォワード2人がゴール前に上がっていくぞぉっ!』

 

丈二「こっちだ!」

 

来夏「決める!」

 

吟子「ここは……お願いします!」パス!

 

 吟子からのパスは丈二先輩へ。落下地点へと走る。

 

丈二「っし!」

 

善子「転ばぬ先のヨハネ!」バシィ!

 

 すると、突如空間に影のような黒い足が出現。パスをカットしたかと思ったら、ボールは善子の元へ。

 

丈二「なにィ!?」

 

善子「[ディメンションカット]! 行きなさい!」ドッ!!

 

 善子の大きく振り被った足から放たれた前線へのロングパス。ボールは花丸へ。

 

花丸「来たずら……!」

 

 トラップする花丸。着地してドリブルで攻め上がる。

 

姫芽「アタシが行きます!」ダッ!

 

 

MATCH UP!!

姫芽 vs 花丸

 

 

 姫芽は全力疾走から一気に最高速度(トップスピード)へと到達。スライディングタックルだ!

 

姫芽「[トップスピードタックル・V3]!!」ズザアッ!!

 

 だが、

 

花丸「シュートずら!」

 

 花丸は横にズレてタックルを躱すとシュート体勢に入る。背後に獅子のオーラが見えると、獅子の咆哮と共にボールに思い切り蹴りを叩き込む。

 

花丸「[ライオンシュート]!!」ドゴォオォオォオオオッ!!

 

 ボールと共に獅子のオーラが駆けて向かってくる。それを慈先輩が迎え撃つ。

 

慈「止める!」

 

 慈先輩の必殺技。背後に鋼鉄の壁が迫り出し、ブロックする。

 

慈「[アイアンウォール・改]!!」ガァアァアアンッ!!

 

 花丸のシュートが激突する。しかし、獅子の牙は鉄の壁の前に折れてしまう。

 

 ブロック成功だ!

 

花丸「!」

 

慈「今度はこっちの番だよ! るりちゃん!」パス!

 

 今度はボールは瑠璃乃先輩へ。スピードに乗って全速力で攻め上がる。

 

 

ダイヤ「止めますわ!」

 

 

MATCH UP!!

瑠璃乃 vs ダイヤ

 

 

 ――だが、

 

瑠璃乃「抜くっ! 空中突進回転(エアラッシュターン)!!」クルンッ!

 

ダイヤ「つ!?」

 

 瑠璃乃先輩のテクニックで抜き去られるダイヤ。すぐにルビィが止めに入る。

 

ルビィ「と、止まってください!」

 

瑠璃乃「ルリは止まんねぇぜ〜っ!!」トンッ

 

ルビィ「あっ!?」

 

 ガラ空きだったルビィの股下に股抜きを決める瑠璃乃先輩。一気にゴール前だ。

 

果南「っ! 止める!」

 

 果南が止めに入る。果南は跳躍すると、足から三連続で衝撃波を放つ。

 

果南「[スピニングカット]!!」

 

 衝撃波が瑠璃乃先輩に迫る。――だが、

 

瑠璃乃「そこッ!」ドッ!!

 

果南「つ!?」

 

 瑠璃乃先輩からの正確なクロス。ボールは吟子へと飛ぶ。

 

吟子「決める!」

 

 吟子が右足を振り上げると、黄金の刀身が伸びる。その刀を思い切りボールに撃ち込むと、フィールドを裂きながらシュートがゴールへと向かう。

 

吟子「[極・伝来宝刀]!!」ザンッ!

 

 シュートは突き進む。そこへ、

 

善子「止める! [デーモンカット]!」

 

 ケケェーっ! 善子の足の振りから悪魔のオーラの壁が発生。シュートをブロックして威力を弱める。

 

フレイ「おお! 剣の技!でもアタシの剣も負けないよ!」

 

 

 ジャキィイインッ! フレイの右手に包丁のような刃物のオーラが現れる。

 

フレイ「[キラーブレード]!!」

 

 バヂィイインッ!!

 

 2つの刃が激突する。押されているのはフレイだ。

 

フレイ「ぐっ、うぅううっ……らぁああっ!」

 

 ズバン!! 根性で叩き切ったフレイ。すぐにリスタートだ!

 

フレイ「行って!」ドッ

 

 パントキックからボールは千歌へ。

 

千歌「よし……」

 

花帆「行かせないよっ!」

 

 

MATCH UP!!

花帆 vs 千歌

 

 

 千歌と花帆先輩が激突する。両方ともそれぞれのチームで"太陽のような少女"と言われる選手。どちらが上回るか……。

 

千歌「抜くっ!」ダッ!

 

 千歌がフェイントから逆方向に切り返す。脇をすり抜ける。

 

花帆「させるかあっ!」ガッ!

 

 しかし、すぐに花帆先輩もターンして背肩奪取(ショルダーチャージ)。奪いにかかる。

 

千歌「つ!」ガッ!

 

 しかし千歌も花帆のユニフォームを軽く掴んで体を固定。ボールをキープすると、踵でボールを後ろを通してターンする。

 

花帆「それも読んでるよ!」ガッ!

 

 しかしそれも読んだ花帆先輩。完全に互角だ。

 

曜「千歌ちゃんこっちであります!」

 

綴理「かほ! フォロー行くよ!」

 

千歌(っ! 抜けないか……なら!)

 

千歌「曜ちゃん!」パス!

 

 ここで千歌は曜にパス。

 

曜「行くであります!」ドッ!

 

 曜から直接(ダイレクト)でのゴール前へのクロスボール。ボールは鞠莉の方向へ。

 

 

実況『鞠莉ちゃん高いボールに動きを合わせる!』

 

鞠莉「決める! [ロベッシャイニー]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 鞠莉のシュート。さやかがブロックしようと飛び出す。

 

さやか「届けぇええっ!!」バッ!

 

 ――だが、

 

 ヒュン!

 

さやか(っ、届かない……っ!)

 

 ブロックできずにシュートは梢まで到達する。

 

梢「止める!」

 

 すると梢は右腕を腰辺りに構えて左腕を頭の上で構える。すると、心臓からオーラが右手に集まり、梢先輩は右手を一気にうえに上げる。

 

梢「[マジン・ザ・ハンド]!!」

 

 ドォオォオオンッ!! 梢の背後に威厳と迫力のある青色のマジンが現れると、梢先輩と共に右腕を前に突き出す。[ロベッシャイニー]は梢先輩とマジンの手の中で停止した。

 

 

 

前半:15分

 

蓮ノ空 0 ー 0 浦の星

 

― つづく―




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