蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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第33話:晴也投入

 

 

 浦の星戦もハーフタイムに突入。けど、最後に点を取られたのが痛いところだな……。

 

梢「…………」

 

 落ち込む梢先輩。ったく、

 

晴也「あまり引きずると後のプレーに影響しますよ? 大体、ブロックでコースが変わったとして、どう変わるか正確になんて誰も分からないんですし」

 

梢「それはそうだけれど……」

 

晴也「俺から言わせれば、2失点で済んだ時点で、俺の目は先輩たちをもしかしたら過小評価してたかもしれない。と反省したくらいです」

 

花帆「アタシたちのことそんなに弱いと思ってた!?」

 

晴也「今までの試合結果見てみろ」

 

 タメ口で突っ込む晴也。先輩方は口をつぐむ。

 

晴也「でも、だからこそ俺なしで戦おうと思ったんでしょ?」

 

さやか「そうですね。結果的にビハインドですが……」

 

晴也「2失点1点差なら十分でしょう。じゃあ、後半は出ていいですか?」

 

梢「ええ、お願い。私たちだけでは今年は歯が立たないわ……」

 

晴也「よっし、来夏先輩と交代でいいですか?」

 

慈「うん。お願い……」

 

 

 先輩たちの悔しそうな顔。後輩だよりになってる現実に、先輩として歯がゆい思いだろう。

 

 その気持ちを捨てなければ、この人たちはこれからも、まだまだ伸びそうだな。

 

 

晴也「ベンチから観てたけど、綴理先輩と小鈴は特に良かったです。花帆先輩と吟子も相手についていけてたし、さやか先輩もナイスブロックでした。姫芽はボール奪った後の判断早めに。瑠璃乃先輩はセンタリングが絶妙でしたね。けど、自分のゴールを取っても大丈夫ですよ。慈先輩も相手シュートに対してちゃんと圧をかけれてたので問題ないです。梢先輩は……」

 

梢「な、何かしら………」

 

 若干怯える梢。怒られると思ったのかな?

 

晴也「新しい技でのナイスセーブの連続でしたね。たぶん[ゴッドハンド]だと止められなかったのだ本当にファインプレーでした」

 

梢「え? それだけ?」

 

晴也「それだけですが?」

 

梢「何か注意されるかと思ったのだけれど」

 

晴也「何言ってるんですか、皆実力をちゃんと出せてましたよ。怒ることなんかないです」

 

 俺の言葉に胸を撫で下ろす皆。人のことなんだと思ってんだ……。

 

 

晴也「俺の方こそスミマセンね。なんか上から目線で……」

 

梢「いえ、客観的な意見は大事よ。サッカーをよく分かってる人の意見なら尚更」

 

瑠璃乃「そだね……」

 

晴也「ならいいですけど……あ、そろそろ後半ですね。行きましょう!」

 

蓮ノ空『おう(はい)!』

 

 

MEMBER CHANGE!!

蓮ノ空

 

来夏 out → in 晴也

 

 

 

実況『いよいよ後半開始です! おぉっと!?』

 

解説『出てきましたね……』

 

 

ダイヤ「来ましたわね……大海晴也………」

 

鞠莉「みんな! 彼には細心の注意を払って!」

 

浦の星『はい(うん)!』

 

 

 センターサークルに、晴也と桜咲先輩が入る。

 

晴也「いきますよ?」

 

丈二「おう!」

 

審判『後半開始!』

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

― 後半開始!! ―

 

 

 

 蓮ノ空ボールから後半開始。ボールは晴也から花帆先輩に戻され、そこから更に綴理先輩に渡る。

 

綴理「皆上がって!!」ドッ!!

 

 綴理にボールが渡ると同時に、一気にラインを上げる蓮ノ空。

 綴理からのパスは緩やかにカーブを描き、山なりの軌道で瑠璃乃先輩へ。

 

瑠璃乃「っし!」トンッ

 

 

 瑠璃乃先輩がトラップする。そこへ、

 

ルビィ「い、いかせないっ!」

 

 

MATCH UP!!

瑠璃乃 vs ルビィ

 

 2人のマッチアップ。瑠璃乃先輩はフェイントの連打から一気にターンして抜きにかかる。

 

瑠璃乃「行くぜぇっ!!」

 

"空中突進回転(エアラッシュターン)"!!!

 

ルビィ「ぴぎっ!」

 

 ボールに半玉乗り状態からのテクニカルターン。

 ルビィをアッサリと抜き去った瑠璃乃先輩。そこへ果南がフォローに入る。

 

果南「っ! 止める……!」

 

瑠璃乃(中は……)チラッ

 

 

 瑠璃乃先輩が中を見る。晴也には厳しいマークがついており、他も警戒されている。

 

 ―――ならば!

 

瑠璃乃「撃つ!」

 

 瑠璃乃先輩がボールを天高く蹴り上げると、ボールに高圧電流が帯電。瑠璃乃先輩は腕組み背面ジャンプからの、オーバーヘッドウインドミルボレーでシュートした。

 

 

瑠璃乃「[爆・天空サンダー]!!」ドコォオォオオオッ!!

 

 

 上空から襲いかかる瑠璃乃先輩のシュート。フレイは焦って必殺技を放つ。

 

フレイ(さっきと攻め方が変わった!?)

 

フレイ「[キラーブレード・改]!!」

 

 ジャギィイインッ!! 右腕に刃物のオーラを顕現させたフレイ。技の進化により高まった威力でボールを叩き斬りにかかる。

 

 ――が、

 

バチぃんっ!!

 

フレイ「うわっ!?」

 

 ふっ飛ばされたが、辛うじてボールを弾いたフレイ。クロスバーに当たり跳ね返る。

 

善子「こぼれ球……っ!」

 

 しかし、

 

晴也「ここだろ……?

 

 

 ボールが弾かれた時に、どこにいれば来た時に決められるかを予見(キャッチ)して走っていた晴也。

 

 そこへたまたま(・・・・)ボールが降ってきた。

 

 ボレーシュートの体勢に入る。

 

梨子「させないっ!!」

 

 しかし、梨子が咄嗟に身体を晴也の前に投げ出す。捨て身のュートブロックだ!

 

晴也「っ!」グワンっ!

 

 すると、晴也は右足で打つと見せかけて蹴弾偽装(シュートフェイク)。ボールをまたいで時間差で梨子を躱し、左足を叩き込んだ!

 

ドゴォォオッ!!

 

梨子「なっ!?」

 

フレイ「くっ!」

 

 フレイは尻もちをついた状態から必死に手を伸ばすが、

 

 

 ザシュウッ!!

 

 シュートは、ゴールネットに突き刺さった。

 

梨子(空中早撃ち……)

 

フレイ(左右両式……)

 

― 二銃式直撃弾(トゥーガンボレー)!! ―

 

 

GOOOOAL!!!

蓮ノ空 2 ー 2 浦の星

 

 

後半:4分

 

― つづく ―




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