蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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第34話:フレイから明かされる事

 

 

 晴也の二銃式直撃弾(トゥーガンボレー)が、浦の星ゴールに突き刺さり同点に追いついた蓮ノ空。

 超絶プレーに、スタジアムが歓声に包まれる。

 

 

わぁあぁあァアァァアアっ!!!

 

 

実況『ご、ゴォオォオオルッ!! 大海晴也、なんというテクニック!! 飛んできたボールに、右足で打つと見せかけてフェイク、そのまま即座に逆の脚一閃!! ゴールを貫いたあっ!』

 

解説『すごいですね彼ww』

 

 浦の星からしたらたまったものではない。メンバーと話し合う。

 

梨子「ごめん、まさかあんな手で躱されるなんて……」

 

フレイ「仕方ないよアレは……。なんなのあの人……」

 

鞠莉「聞いた話だと、中学の時はドイツに居たらしいけど……」

 

フレイ「え! ドイツ!?」

 

 鞠莉の言葉に引っかかりを覚えるフレイ。すると……

 

 

フレイ「っ! まさかドルトムントユースのハルヤ・オオミ!?」

 

千歌「え、な、なに?」

 

ダイヤ「フレイさん、何をそんなに驚いてらっしゃるのですか?」

 

 対して、日本人のメンバーは知らない様子。フレイが説明する。

 

 

フレイ「ハルヤくんは、中学のころドイツに居たんだよね? なら、恐らく間違いない。彼は、ドイツのドルトムントっていうところのクラブユースで、小学生の頃からレギュラー張ってたんだよ。中でも、ハンブルグユースとの練習試合で、ハルヤくんのゲームメイクでシュナイダーさんにシュートを1本も撃たせなかったって言う偉業まであるんだよ……」

 

ダイヤ「!? シュナイダーって、あの、"カール・ハインツ・シュナイダー"さんのことですか!?」

 

愛「シュートを1本も撃たせなかった……?」

 

フレイ「うん。ドイツの代表のエースストライカーが、東洋の選手に良いように手玉に取られて抑え込まれた。ドイツではかなりのニュースになったんだよ……その彼が相手となると、たぶんこっから先、浦の星の動きは全部読まれると考えたほうが良いかもしれない」

 

ルビィ「そ、そんな……」

 

 暗い顔になる浦の星。だが、

 

千歌「でも、私は諦めないよ! まだ同点だし、試合時間は後半まるまるくらい残ってるもん!」

 

曜「千歌ちゃん……うん。そうだね!」

 

果南「勝つつもりでやらなきゃね!」

 

花丸「ずら!」

 

善子「やってやるわよ!」

 

 皆が、ひとり、またひとりと前を向く。

 

千歌「みんな……よし、行こう!」

 

浦の星『うん!』

 

 そして、浦の星のキックから試合再開。花丸と鞠莉がセンターサークルに入る。

 

花丸「絶対に決めるずら!」

 

鞠莉「マリーもね!」

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 試合再開。ボールは曜に戻されると、ボールを愛に渡す。

 

愛「いくよ!」ダッ

 

 ドリブルを仕掛ける愛。そこへ吟子が止めに入る。

 

吟子「させんっ!」

 

 

MATCH UP!!

吟子 vs 愛

 

 マッチアップする両者。愛は必殺技を放つ。

 

愛「[オーロラドリブル・改]!!」フワあっ!

 

吟子「!」

 

 周囲が夜にかわり、愛の背後に美しいオーロラが発生。吟子が見とれる間に突破する。

 

愛「っし!」

 

吟子「っ! ごめんなさい!」

 

綴理「大丈夫! カバー入るよ」

 

 

MATCH UP!!

綴理 vs 愛

 

 

 今度は綴理先輩のマッチアップ。だが、

 

 

愛「そこっ!」ドッ!

 

 愛のゴール前へのセンタリング。鞠莉が高いボールに動きを合わせる。

 

鞠莉「決める!」

 

 鞠莉が、跳躍する……瞬間!

 

 

ゾアッ!

 

鞠莉(っ!)

 

 

晴也「甘めぇよ…

 

 なんと、ここまで戻って来ていた晴也。パスをカットする。

 

鞠莉「あっ!」

 

 体勢が崩れて転倒する鞠莉。晴也はドリブルを仕掛ける。

 

曜「っ! 止める!!」

 

 

MATCH UP!!

晴也 vs 曜

 

 

 まずは曜が止めに入る。スピードを生かしたスライディングタックルだ!

 

曜「くらええっ!!」ズザアッ!!

 

晴也「っ!」トンッ

 

 晴也は跳躍して躱す。ボールが僅かに浮き球になる。

 

千歌「まだ! そこっ!」

 

 浮いた球に千歌が足を伸ばしてカットを試みる。

 

晴也「ふっ!」トンッ!

 

 しかし、そのボールを踵でヒールリフト。千歌も躱した。

 

千歌「なっ!?」

 

梨子「突っ込まないで、人数足りてない! フリーの人をケアして! 絶対凌ぐよ!」

 

 こちらの攻撃陣に次々とマークに付く浦の星。パスコースを潰しつつ、晴也を止めに入る。

 

果南「止める!!」

 

 

MATCH UP!!

晴也 vs 果南

 

 

果南(集中しろ私! 少しでも隙を見せたら一瞬で抜かれる!!)

 

晴也「っ!」バッ! ダッ!

 

果南「っ!」ガキぃ!

 

 晴也のフェイントに付いていき、突破を許さない果南。

 

晴也(なら!)バッ!

 

 晴也はフェイントを止めてスピードで斬り込む。だが、果南はそれにも対応。追走して肩をぶつけて奪いにかかる。

 

晴也(っ!)ガッ

 

果南「つ!」

 

 すると、晴也は果南のいる側の自身の腕で果南のユニフォームを掴んで肩と肩で体を固定してキープ。そのまま足裏で身体の裏をボールを通してターン。

 果南の逆側に抜け出す。

 

果南「っ!」

 

 遂に振り切られた果南。晴也はシュート体勢に……

 

善子「転ばぬ先のヨハネ!」バシィ!

 

晴也「なっ!」

 

 なんと、この攻防の一瞬の綻びを見逃さず、善子が[ディメンションカット]でボールを奪った!

 

瑠璃乃「うそ!?」

 

小鈴「晴也くんが!?」

 

鞠莉「善子あなた本気で神様よ!! こっち!」

 

善子「鞠莉!」パス

 

 ここで善子から鞠莉へのロングフィード。高いボールに動きを合わせる。

 

鞠莉「決める!!」バッ!

 

 鞠莉は跳躍。光り輝く右足のオーバーヘッドを叩き込んだ。

 

鞠莉「[ロベッシャイニー・改]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 鞠莉の進化した[ロベッシャイニー]。梢先輩が迎え撃つ。

 

梢「止める!」

 

 梢は右腕を腰辺りに構えて左腕を頭の上で構える。すると、心臓からオーラが右手に集まり、梢先輩は右手を一気にうえに上げる。

 

梢「[マジン・ザ・ハンド]!!」

 

 ドォオォオオンッ!! 梢の背後に威厳と迫力のある青色のマジンが現れると、梢先輩と共に右腕を前に突き出すし、[ロベッシャイニー]を迎え討つ。

 

梢「ぐうううううっ!!!」

 

 シュートを受け止める梢先輩。だが、明らかに押されていた。

 

 ――そして、

 

バチぃんっ!!

 

梢「きゃあっ!?」

 

 ザシュウ!

 

 鞠莉の[ロベッシャイニー]は、ゴールに向か突き刺さった。

 

 

GOOOOAL!!!

蓮ノ空 2 ー 3 浦の星

 

 

実況『ゴォオォオオルッ!! 浦の星勝ち越しーーっ!』

 

解説『遂に決めました! 小原鞠莉!』

 

鞠莉「よぉおおっし!!」グッ!

 

 渾身のガッツポーズをする鞠莉。チームメイトが集まってくる。

 

千歌「ナイスシュート鞠莉ちゃん!」

 

ダイヤ「良く決めましたわ!」

 

果南「鞠莉、ナイスシュート!」

 

鞠莉「ええ!」

 

 ぱぁあぁぁんっ!!

 

 ハイタッチする3人。一方、

 

晴也「くっそマジか……スミマセン」

 

梢「いえ、アレは善子さんが上手かったわね……」

 

晴也「ええ。完全に松浦に気を取られた……でも、もう頭には入れました」

 

さやか「まだ時間は残ってます。必ず逆転しますよ!」

 

蓮ノ空『おう!』

 

 

後半:18分

 

蓮ノ空 2 ー 3 浦の星

 

― つづく ―




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