蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜 作:松兄
晴也の
超絶プレーに、スタジアムが歓声に包まれる。
わぁあぁあァアァァアアっ!!!
実況『ご、ゴォオォオオルッ!! 大海晴也、なんというテクニック!! 飛んできたボールに、右足で打つと見せかけてフェイク、そのまま即座に逆の脚一閃!! ゴールを貫いたあっ!』
解説『すごいですね彼ww』
浦の星からしたらたまったものではない。メンバーと話し合う。
梨子「ごめん、まさかあんな手で躱されるなんて……」
フレイ「仕方ないよアレは……。なんなのあの人……」
鞠莉「聞いた話だと、中学の時はドイツに居たらしいけど……」
フレイ「え! ドイツ!?」
鞠莉の言葉に引っかかりを覚えるフレイ。すると……
フレイ「っ! まさかドルトムントユースのハルヤ・オオミ!?」
千歌「え、な、なに?」
ダイヤ「フレイさん、何をそんなに驚いてらっしゃるのですか?」
対して、日本人のメンバーは知らない様子。フレイが説明する。
フレイ「ハルヤくんは、中学のころドイツに居たんだよね? なら、恐らく間違いない。彼は、ドイツのドルトムントっていうところのクラブユースで、小学生の頃からレギュラー張ってたんだよ。中でも、ハンブルグユースとの練習試合で、ハルヤくんのゲームメイクでシュナイダーさんにシュートを1本も撃たせなかったって言う偉業まであるんだよ……」
ダイヤ「!? シュナイダーって、あの、"カール・ハインツ・シュナイダー"さんのことですか!?」
愛「シュートを1本も撃たせなかった……?」
フレイ「うん。ドイツの代表のエースストライカーが、東洋の選手に良いように手玉に取られて抑え込まれた。ドイツではかなりのニュースになったんだよ……その彼が相手となると、たぶんこっから先、浦の星の動きは全部読まれると考えたほうが良いかもしれない」
ルビィ「そ、そんな……」
暗い顔になる浦の星。だが、
千歌「でも、私は諦めないよ! まだ同点だし、試合時間は後半まるまるくらい残ってるもん!」
曜「千歌ちゃん……うん。そうだね!」
果南「勝つつもりでやらなきゃね!」
花丸「ずら!」
善子「やってやるわよ!」
皆が、ひとり、またひとりと前を向く。
千歌「みんな……よし、行こう!」
浦の星『うん!』
そして、浦の星のキックから試合再開。花丸と鞠莉がセンターサークルに入る。
花丸「絶対に決めるずら!」
鞠莉「マリーもね!」
ピィイイイーーーッ!!!
RESTART!!!
試合再開。ボールは曜に戻されると、ボールを愛に渡す。
愛「いくよ!」ダッ
ドリブルを仕掛ける愛。そこへ吟子が止めに入る。
吟子「させんっ!」
MATCH UP!!
吟子 vs 愛
マッチアップする両者。愛は必殺技を放つ。
愛「[オーロラドリブル・改]!!」フワあっ!
吟子「!」
周囲が夜にかわり、愛の背後に美しいオーロラが発生。吟子が見とれる間に突破する。
愛「っし!」
吟子「っ! ごめんなさい!」
綴理「大丈夫! カバー入るよ」
MATCH UP!!
綴理 vs 愛
今度は綴理先輩のマッチアップ。だが、
愛「そこっ!」ドッ!
愛のゴール前へのセンタリング。鞠莉が高いボールに動きを合わせる。
鞠莉「決める!」
鞠莉が、跳躍する……瞬間!
ゾアッ!
鞠莉(っ!)
晴也「甘めぇよ…」
なんと、ここまで戻って来ていた晴也。パスをカットする。
鞠莉「あっ!」
体勢が崩れて転倒する鞠莉。晴也はドリブルを仕掛ける。
曜「っ! 止める!!」
MATCH UP!!
晴也 vs 曜
まずは曜が止めに入る。スピードを生かしたスライディングタックルだ!
曜「くらええっ!!」ズザアッ!!
晴也「っ!」トンッ
晴也は跳躍して躱す。ボールが僅かに浮き球になる。
千歌「まだ! そこっ!」
浮いた球に千歌が足を伸ばしてカットを試みる。
晴也「ふっ!」トンッ!
しかし、そのボールを踵でヒールリフト。千歌も躱した。
千歌「なっ!?」
梨子「突っ込まないで、人数足りてない! フリーの人をケアして! 絶対凌ぐよ!」
こちらの攻撃陣に次々とマークに付く浦の星。パスコースを潰しつつ、晴也を止めに入る。
果南「止める!!」
MATCH UP!!
晴也 vs 果南
果南(集中しろ私! 少しでも隙を見せたら一瞬で抜かれる!!)
晴也「っ!」バッ! ダッ!
果南「っ!」ガキぃ!
晴也のフェイントに付いていき、突破を許さない果南。
晴也(なら!)バッ!
晴也はフェイントを止めてスピードで斬り込む。だが、果南はそれにも対応。追走して肩をぶつけて奪いにかかる。
晴也(っ!)ガッ
果南「つ!」
すると、晴也は果南のいる側の自身の腕で果南のユニフォームを掴んで肩と肩で体を固定してキープ。そのまま足裏で身体の裏をボールを通してターン。
果南の逆側に抜け出す。
果南「っ!」
遂に振り切られた果南。晴也はシュート体勢に……
善子「転ばぬ先のヨハネ!」バシィ!
晴也「なっ!」
なんと、この攻防の一瞬の綻びを見逃さず、善子が[ディメンションカット]でボールを奪った!
瑠璃乃「うそ!?」
小鈴「晴也くんが!?」
鞠莉「善子あなた本気で神様よ!! こっち!」
善子「鞠莉!」パス
ここで善子から鞠莉へのロングフィード。高いボールに動きを合わせる。
鞠莉「決める!!」バッ!
鞠莉は跳躍。光り輝く右足のオーバーヘッドを叩き込んだ。
鞠莉「[ロベッシャイニー・改]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!
鞠莉の進化した[ロベッシャイニー]。梢先輩が迎え撃つ。
梢「止める!」
梢は右腕を腰辺りに構えて左腕を頭の上で構える。すると、心臓からオーラが右手に集まり、梢先輩は右手を一気にうえに上げる。
梢「[マジン・ザ・ハンド]!!」
ドォオォオオンッ!! 梢の背後に威厳と迫力のある青色のマジンが現れると、梢先輩と共に右腕を前に突き出すし、[ロベッシャイニー]を迎え討つ。
梢「ぐうううううっ!!!」
シュートを受け止める梢先輩。だが、明らかに押されていた。
――そして、
バチぃんっ!!
梢「きゃあっ!?」
ザシュウ!
鞠莉の[ロベッシャイニー]は、ゴールに向か突き刺さった。
GOOOOAL!!!
蓮ノ空 2 ー 3 浦の星
実況『ゴォオォオオルッ!! 浦の星勝ち越しーーっ!』
解説『遂に決めました! 小原鞠莉!』
鞠莉「よぉおおっし!!」グッ!
渾身のガッツポーズをする鞠莉。チームメイトが集まってくる。
千歌「ナイスシュート鞠莉ちゃん!」
ダイヤ「良く決めましたわ!」
果南「鞠莉、ナイスシュート!」
鞠莉「ええ!」
ぱぁあぁぁんっ!!
ハイタッチする3人。一方、
晴也「くっそマジか……スミマセン」
梢「いえ、アレは善子さんが上手かったわね……」
晴也「ええ。完全に松浦に気を取られた……でも、もう頭には入れました」
さやか「まだ時間は残ってます。必ず逆転しますよ!」
蓮ノ空『おう!』
後半:18分
蓮ノ空 2 ー 3 浦の星
― つづく ―
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