蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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第36話:決着! 浦の星戦!

 

 

 吟子の[菊一文字]からの桜咲のチェイン[剛の一閃]が、浦の星ゴールに突き刺さり蓮ノ空は同点に追いついた。

 

 浦の星ボールから試合再開だ。

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 審判の笛とともに再開。ボールを一度愛に戻す。

 

愛「行くよ!」

 

 ドリブルで攻め上がってくる凍地。そこへ吟子が止めに入る。

 

 

MATCH UP!!

 

吟子「行かせない!」

 

愛「押し通る!」

 

 愛はボールを足の甲に乗せてくるりと回転。氷の輪が発生する。

 

愛「[ホワイトブレード]!!」パチン!

 

バシュウ!

 

吟子「うわっ!?」

 

 愛の指パッチンで氷の輪が砕け散り、礫となった氷が吟子を襲う。

 礫は吟子を切り裂き、吟子は倒される。

 

晴也「吟子!」

 

吟子「だ、大丈夫!」

 

 進軍する愛。さやか先輩が止めに入る。

 

 

MATCH UP!!

さやか vs 愛

 

 

さやか「行かせませんっ! [真・アイスグランド]!」バキィいいんっ!!

 

愛「つ!」

 

 さやか先輩のスケート滑走からのアクセルジャンプ。凍地を凍らせボールをうばう。

 

さやか「今度はこっちの番です! 姫芽さん!」パス!

 

 ここでさやか先輩はパターンを変えて逆サイドの姫芽へとボールを託した。

 

鞠莉「つ!」

 

鞠莉(いままでなら綴理さんか小鈴ちゃんなのに!)

 

梨子(パターンを変えてきた……!)

 

姫芽「よし!」トンッ!

 

 ボールをトラップした姫芽。ドリブルで攻め上がる。

 

ダイヤ「通しませんわ!」

 

 

MATCH UP!!

姫芽 vs ダイヤ

 

 

 姫芽とダイヤのマッチアップ。さっきまでなら瑠璃乃にパスが定石。しかし、先ほどさやかがパターンを変えたことか頭にのこっていた。

 

 

ダイヤ(どう来ますか……)

 

 姫芽のフェイントについて行きながら、集中して考えるダイヤ。

 ――だが、周りを見るために一瞬目がよそを向いた。

 

姫芽「今だっ! [ダッシュストーム・V2]!!」ビュバァッ!

 

ダイヤ(っ、しま……っ!)

 

ダイヤ「きゃあぁああぁあっ!!???」

 

 キランッ☆

 

 姫芽の巻き起こした強風に、空の彼方に吹き飛ばされ星になるダイヤ。

 姫芽が攻め上がる。

 

ルビィ「っ! 止めないと!」

 

 

MATCH UP!!

姫芽 vs ルビィ

 

 すかさずルビィがフォローに入る。

 

姫芽(空いてる人は……チラッ)

 

 すると、相手の死角から前線へと走っている選手が1人。

 

姫芽(ナイス!)

 

姫芽「そこっ!」パス!

 

ルビィ「あっ!?」

 

 ここで姫芽はパスアウトする。走ってきたのは……

 

綴理「よく見てた!」バシッ

 

 ボールを受け取ったのは綴理先輩。シュートまでは遠いが、完全にフリーだ。

 

曜「っ!」

 

梨子「マズっ!」

 

綴理「行くよ……」ダッ!

 

 綴理がドリブルで攻め上がる。浦の星は曜と梨子が左右から急いで止めに入る。

 

 すると、綴理から曜と梨子の間を通すかたちでゴールまで一直線のルートが開いた。

 

綴理「そこっ!」トンッ!

 

浦の星『!?』

 

 間を通されてゴール前へと転がり込むボール。それをこの男はちゃんと読んでいた。

 

晴也「ナイスパス!」

 

 

実況『大海が走り込んできたぁあぁああっ!! 浦の星、大ピンチだーーっ!!』

 

果南「不味い!」

 

 果南が急いでボールに向かう。晴也がボールにはワンタッチ先に触れる。――だが、コースを変えれば回り込める!

 

 果南は晴也への追走から、シュートコースへと割り込むコースに走るコースを変える。

 

善子「このっ! 届けぇええっ!!」

 

 善子の決死のスライディングカット。――だが、

 

晴也「っ!」トンッ!

 

 晴也は飛んできたボールを(ヒール)で浮かせ、リフトで前にボールを落として善子を躱す。

 

果南「っ!」

 

果南(でも、回り込める!)

 

 間一髪のところですべりこむ果南。

 

晴也「っ!」クイッ!

 

果南(え………)ガクンッ!!

 

 撃つと見せかけて蹴弾偽装(シュートフェイク)。果南は急な動きと滑り込みの影響で足をすべらせて倒れ、体勢を崩された。

 

果南(っ!)

 

フレイ「っ! 来い!!」

 

 ゴール前で晴也フリー。フレイが構える。

 

 

晴也「[スサノオブレード・GX]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!!

 

 

 晴也の渾身のシュートがゴールに迫る。フレイは必殺技で対抗する。

 

フレイ「絶対に……止める!!」

 

 フレイは頭の中で思考する。

 

フレイ(1本の剣じゃあ止められない……っ! 初めてだけど、やるしかない!)

 

 フレイは、両手でそれぞれ[キラーブレード]を作り出す。

 

フレイ(これだけじゃダメだ……。もっとパワーを出さないと……)

 

 すると、フレイはバックステップからボールに向かって一気にダッシュで間合いを詰め、跳躍から一回転してその勢いを利用して2つの剣で交差するようにボールを叩き斬りにかかった!

 

フレイ「[デュアルスラッシャー]!!」ズバァアァアァアンッ!!

 

晴也「っ!」

 

 フレイは、力の限りのプレーで、晴也のシュートを止めた。

 

実況『と、止めたぁあああっ!! フレイ、新必殺でゴールを死守!』

 

千歌「フレイちゃんすごい!」

 

果南「けど……」

 

フレイ「ぐっ……!」ビリビリ

 

 フレイの両腕は痺れて動きが鈍くなっていた。

 

梨子「やっぱり、パワーがすごい文反動が大きいのよ……」

 

フレイ「っ、絶対に決めて!!」ドッ!!

 

 フレイからのゴールキック。ボールは千歌へ渡る。

 

丈二「不味い!」

 

千歌「フレイちゃんが止めてくれたんだ……絶対に決める!!」

 

 ドリブルで攻め上がる千歌。そこへ曜、梨子が合流する。

 

梨子「行くわよ!」

 

曜「もちろんであります!」

 

千歌「行くよ二人とも!」

 

花帆「わわっ!」

 

 

 千歌、曜、梨子の3人は高速で縦横無尽にパス繋ぎ攻め上がる。蓮ノ空ディフェンスを次々と抜き去っていく。

 

千歌&曜&梨子『[浦の星黄金(ゴールデン)トリオ]!!』

 

 そして、ゴール前だ。

 

曜「千歌ちゃん!」パス

 

 ボールは千歌に渡る。

 

千歌「決める!!」

 

 千歌がボールを踏みつけて地面に埋めると、ブシャアッ!と、みかんの果汁が噴き出す。みかん色のオーラを纏ったボールを、千歌は渾身のシュート。

 

千歌「[スプラッシュみかん]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 千歌渾身のシュート。梢に迫る。

 

梢「止めて見せる!!」

 

 梢は右手を腰に、左手を頭上に構えて心臓からオーラを集める。オーラはグルグルと梢の周りを周り、右手に集約されると、梢は右手を頭上に上げる。

 

梢「[マジン・ザ・ハンド・改]!!」

 

 ドォオオンッ!! 進化して迫力を増したマジンが、梢とともにシュートを受け止める。シュートは梢の手のなかで停止した。

 

千歌「ッ!」

 

曜「そんな!!」

 

梢「行きなさい!」

 

ダイヤ「っ! 戻ってください!」

 

 一転して今度蓮ノ空のチャンス。ボールは吟子に渡る。

 

吟子「決める!」

 

善子「行かせないわ!」

 

 

MATCH UP!!

吟子 vs 善子

 

 

吟子「………そこっ!」パス!

 

善子「なっ!?」

 

 ここで吟子はゾーンエリアで逆サイドにパス。ボールは瑠璃乃へ。

 

果南「ッ! 止める!」

 

 果南が急いでヘルプにはいる。

 

瑠璃乃「ほいっ!」パス!

 

果南「っ!!」

 

 しかし瑠璃乃もパス。また逆サイドへ。

 

花帆「っし!」

 

梨子「させるかあっ!!」

 

 しかし間一髪梨子が食い下がる。

 

花帆「そこっ!」ドッ!

 

梨子「っ!」

 

 ―――だが、花帆も撃たずにパス。ゴール斜め前のエリアにボールを入れる。

 

果南「やばっ! 裏のスペース……っ!?」

 

 瞬間、果南の血の気が引いた。

 

晴也「ナイスパス!」

 

 これまでのゴール前でのパスの回し合いは、ボールを大きく移動させて浦の星ディフェンスの連係を乱れさせ、晴也を意識から外させて確実に裏を取るための布石。

 

 ボールの落下地点に、晴也が死角から抜け出していた。

 

フレイ「っ!」

 

晴也「決める!!」バッ!!

 

 晴也が、身体を投げ出してヘディングでボールに合わせる。ダイビングヘッドだ!

 

フレイ「止める……っ!!」バッ!!

 

 フレイも懸命に手を延ばすが……

 

フレイ(不味い……っ! さっきの反動で身体がうまく動かない!)

 

 

ザシュウッ!!

 

 

 シュートは、フレイを嘲笑いゴールに叩き込まれた。

 

 

GOOOOAL!!!

蓮ノ空 4 ー 3 浦の星

 

 

 そして、

 

 

ピッ、ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― TIME UP(試合終了)!!―

 

 

実況『ここで試合終了のホイッスル! 蓮ノ空学院、決勝進出ーーーーっ!!』

 

千歌「そんな……っ」

 

曜「負け……た」

 

ダイヤ「………っ!」

 

果南「くっそ……」

 

善子「悔しいわね……」

 

花丸「ずら……」

 

ルビィ「うぅ……」

 

愛「負けたの……」

 

鞠莉「あと、ちょっとだったのに……っ!!」

 

梨子「……………」

 

フレイ(くそ……っ!)

 

審判『整列! 4ー3で、蓮ノ空! 礼!』

 

蓮ノ空&浦の星『ありがとうございました!』

 

 

 試合後、ロッカールームでは、浦の星の選手の顔は涙でグシャグシャになっていたという。

 

― つづく ―




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