蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

41 / 65
東邦学園戦、前半がこの話で終わります。

また、後書きにてお知らせというか募集?のような物があるので、よければ最後までご覧ください。

では、始まります!!


第40話:東邦学園戦 前半終了!!

 

 

 桜咲先輩と来夏先輩のオーバーライド、[春雷]が東邦ゴールを貫き、同点に追いついた蓮ノ空。東邦のキックから試合再開だ。

 

日向「くそ……、また突き放してやる!」

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 審判の笛とともに東邦ボールでリスタート。ボールは一度タケシに戻される。

 

沢田「よし、日向さん!」パス

 

 しかし、ハーフラインに近いうちに日向に戻されてしまう。

 

来夏「ただでは行かせないよっ!!」

 

 

MATCH UP!!

来夏 vs 日向

 

 

 マッチアップする両者。だが、日向はフェイントなどの小細工はせずに、強引にパワーで突っ込んできた!

 

日向「真正面から突破してやる!!」ダダダッ!

 

ボゴォッ!!

 

来夏「うわあ〜っ!!」

 

 日向の強引なドリブルでふっ飛ばされる来夏先輩。瑠璃乃先輩と花帆先輩が2人で止めに入る。

 

 

瑠璃乃&花帆「「させるかぁーーっ!!」」

 

ガチィイイッ!!

 

日向「ぐっ!」

 

 

 2人のツインスライディング。2人分のパワーでボールを押し留める。

 

花帆「ぐぅうううっ!」

 

瑠璃乃「このボール!」

 

 

『―――ぜったいに()る!!!』

 

 

日向「くっ、まだ距離はあるが、纏めてぶち抜いてやる!! いけぇえええっ!!」

 

 

ボゴォオォオォオオオッ!!

 

 

瑠璃乃「うわぁあぁあああっ!!!???」

 

花帆「きゃぁあぁああぁああっ!!????」

 

 

 日向は2人分のディフェンスを、タイガーショットで力付くでぶっこ抜く。ボールは凄まじい勢いでゴールに向かってくる。

 

晴也「させるかっ!!」

 

 しかし、コースに晴也が割り込み、渾身のボレーキック。

 

 

ドゴォオォオオオッ!!

 

晴也(花帆先輩と瑠璃乃先輩のブロックを、ムダにしてたまるか……っ!!)

 

晴也「ぐっ、止まれぇええぇええっ!!!」

 

 なんとか踏ん張って押し留めるが、軸足は確実に引きずられていき、限界が訪れる。

 

 

ボゴォッ!!

 

晴也「ぐあっ!?」

 

 まだシュートはゴールに向かって一直線。

 

晴也「っ、慈先輩! お願いします!!」

 

 

慈「任せんさい!!」

 

 吹っ切れた晴也の指示で、慈先輩が立ち塞がる。構えると、背後に鋼鉄の巨壁が現れる。

 

慈「[爆・アイアンウォール]!!」

 

 ズォオオオッ!! 鋼鉄の壁がそびえ立ち、シュートがぶち当たる。

 

ドゴォオォオオオッ!!

 

慈「ぐっ!!」

 

 必死に堪える慈先輩。だが、どんどん引き摺られていく。

 

日向「このままゴールだ!!」

 

 このままでは、ふっ飛ばされると誰もが思う。だが、

 

慈「この私を…舐めるなぁあぁあああっ!!!

 

 

バチィィイインッ!!

 

 渾身の力を振り絞り、日向のシュートを弾いた慈先輩。ボールを足元で確保し、ニヤリと笑った。

 

慈「どうだ! 止めたよ!!」

 

日向「なにぃッ!?」

 

 動揺が東邦に広がる。すると、

 

 

さやか「慈先輩! 今のうちに速攻です!!」

 

慈「さやかちゃん!」パス

 

沢田「しまっ! 戻ってください!!」

 

 我に返った東邦学園。急いで戻って守備態勢だ。

 

晴也「ナイス慈先輩!」

 

晴也(これだ……。小学生の頃、チームの方針はとにかく協調性。ゴールよりも、まずチームプレー……)

 

それが――、本当に嫌だった……

 

晴也(ドイツに行ってからは、環境が真逆だった。チームプレーはもちろんするが、方向性は高い個人技をお互いにぶつけ合い、それぞれのプレーを食い合う事で、化学反応を起こして最高のプレーを生み出す)

 

 ドイツに行き、俺の中で再燃した感情……それは、

 

"自分への好奇心"!!

 

晴也(誰かに期待することも、自分のプレーを高めることも、それこそ絶望する事だって……)

 

全て俺が、――新しい大海晴也(オレ)に出会うため!!

 

晴也(日本に帰ってきて、正直あの頃に戻るかと思ったけど、そうじゃなかった。少なくとも蓮ノ空は、確かに実力こそドイツには劣るが、自身を高め、最高のプレーをぶつけ合って最高表現(トップパフォーマンス)を導き出す、ドイツに近いチーム……!!)

 

晴也「もっと……くれよ!!」

 

 

刺激(サッカー)!!

 

 

さやか「慈先輩が止めたボール、必ず繋ぐ!!」

 

 さやか先輩はドリブルで駆け上がる。

 

反町「行かせないっ!」

 

MATCH UP!!

さやか vs 反町

 

 

 2人のマッチアップ。だが、さやか先輩は必殺技を発動した。

 

さやか「[爆・オーロラドリブル]!!」

 

 フワァアァアッ!! さやかの先輩の背後が夜空に変わり、美しいオーロラが出現する。

 それに見惚れた反町を他所に突破した。

 

反町「しまっ?!」

 

さやか「綴理先輩!」パス

 

 さやか先輩からの縦パス一本。ボールは相手選手の隙間を縫って綴理先輩へ。

 

7番「くっ!」

 

5番番「あっ!」

 

綴理「さや……細いところ通すね……」トンッ

 

 トラップする綴理先輩。トリブルで駆け上がる。

 

沢田「行かせません!」

 

 

MATCH UP!!

綴理 vs タケシ

 

 

 両者マッチアップ。綴理先輩はフェイントでタケシの体を揺さぶる。

 

 

沢田「っ!」

 

沢田(この人やっぱり巧い!)

 

綴理「ほい」

 

 綴理先輩は左側に体を切って抜きにかかる。――だが、タケシもついて行く。

 

タケシ「させませんっ!」

 

 ―――だが、

 

綴理「…………」

 

 グワーッ!! 綴理先輩は右足を振りかぶると、外側(アウトサイド)でボールを斜めに擦るように蹴り飛ばす。

 ボールには凄まじい回転がかかり、逆方向の瑠璃乃先輩への外回転(アウトサイドスピン)センタリングだ。

 

 

沢田「なっ!」

 

 ボールは瑠璃乃先輩の足元にドンピシャ。トラップする瑠璃乃先輩。

 

瑠璃乃「神すぎるでしょ綴理パイセン……。っしゃあ! 今度はルリたちの番だよ!」ダッ!!

 

 ドリブルで駆け上がる瑠璃乃先輩。そこへ4番が止めに入る。

 

4番「止める!」

 

 

MATCH UP!!

瑠璃乃 vs 4番

 

 

瑠璃乃「そんなディフェンスじゃあルリは止まらねぇぜ〜っ!!」

 

 ダッ ギュルンッ! 瑠璃乃先輩はダブルダッチフェイントで相手を動かしてからの回転突破。半玉乗り状態になりながら、一気にターンして抜き去る。

 

瑠璃乃「空中突進回転(エアラッシュターン)!!」

 

4番「なっ!?」

 

 抜かれる4番。蓮ノ空攻撃陣がゴール前に雪崩込む。

 

瑠璃乃(来夏ちゃんと丈二くんは……マークされてるなぁ)

 

 瑠璃乃先輩がちらりと中を見るが、2人はしっかりとマークされている。

 

 そこへ――、タイミングをずらして、遅れてゴール前に晴也が入ってきていた。

 

 

晴也(守ってばっかで終わってたまるか! だせ!)

 

瑠璃乃(お、良いところいんじゃん!)

 

瑠璃乃「そこっ!」パス!

 

 

 ボールは、密集のやや後方(マイナス)へ。フリーの晴也へ転がる。

 

 

実況『ボールは密集のややマイナスへ!』

 

解説『ひとりフリーだ!』

 

 

晴也(来た! 瑠璃乃先輩!)

 

 キーパー以外のチームメンバー全員が隙あらば自身のゴールを狙い、自分の得点に貪欲なチーム……。

 

晴也(俺は……こんなチームでずっとやりたかったんだ!!)

 

晴也「決める!!」

 

ドゴォオォオオオッ!!

 

 

 晴也の右足一閃のノーマルシュート。ボールは緩やかにカーブしながら、ゴールの右上へ。

 

若嶋津「止める! 手刀ディフェンスだぁっ!!」

 

バチィィイインッ!!

 

 しかし、驚異の身体能力で飛びついた若嶋津。腕を手刀で振りはらい、はじき飛ばす。

 

晴也「っ! マジか!! こぼれ球(セカンド)!!」

 

晴也(アレを止めるのか…!? まだだ! 周りの状況から、最適な動きを計算(シミュレート)しろ!)

 

 晴也が頭をフル回転させる中、こぼれ球に選手が密集する。

 

 一番先にたどり着いたのは花帆先輩だった。

 

花帆「決める!」ドッ!! 

 

 花帆先輩のノーマルシュート。若嶋津は飛びつきでゴールの右側ギリギリにいる。左側角を狙ったシュートだ。

 

若嶋津「キェエエエーーッ!」

 

 ガコォンッ! 若嶋津はゴールポストに跳躍し、思い切り蹴って逆方向へ飛びつく。

 

 バシィッ!!

 

花帆「っ!?」

 

 若嶋津は、三角飛びで花帆先輩のシュートをキャッチした。

 

吟子「うっそ! アレ決まらないの!?」

 

若嶋津「いけぇえええっ!!!」ドッ!!

 

 若嶋津からのロングフィード。ボールは一気に前線のタケシへ。

 

沢田「ナイスです若嶋津さん!」

 

 すると、

 

晴也「姫芽! タケシにマークつけ! 俺と慈先輩で日向を抑える!! さやか先輩は反町をお願いします!!」

 

姫芽「りょ~かい!」

 

さやか「分かりました!」

 

慈「おっけー晴也!」

 

 

 晴也の指示で各自相手に付く蓮ノ空。タケシも日向も、反町も困り顔だ。

 

沢田「くっ!」

 

沢田(ここまでピッタリと付かれると……!)

 

日向(これじゃあパスが貰えねぇ!!)

 

反町(くっそ!)

 

 タケシはフェイントで姫芽の隙をうかがうが、まったく崩れない。

 

姫芽(アタシは抜かれないことに集中! 時間を稼ぐだけでいい。そうすれば……)

 

 ―――綴理先輩がご到着だ。

 

綴理「ナイスひめ! はさむよ!!」

 

沢田(っ! 夕霧!)

 

バチッ!

 

沢田「あっ!」

 

 綴理先輩のスライディングタックル。ボールはタッチラインを割って外に出てしまった。

 

 ―――ここで、

 

 

ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― 前半終了!! ―

 

実況『ここで前半終了のホイッスル! 1ー1の同点で折り返しです!!』

 

日向(くっ、くそぉ!!)

 

 両チームベンチに戻り、後半の打ち合わせだ。

 

 

 

前半終了

 

蓮ノ空 1 ー 1 東邦学園

 

― つづく ―




感想&お気に入り&評価、よろしくお願いします!!

 作者が鯖主を務める、一次&二次創作の、ハーメルン、他サイトなど、様々なところで活動している作家さんの交流の場のDiscordです。
 作家さんだけでなく、作品をよく読む方。また、作品に感想をくれる方などのメンバーも募集しています。興味のある方は是非。

リンクURL:https://discord.gg/wXqfGJQnM
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。