蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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幕間:ジャパンカップに向けて
第45話:全国大会後


 

 

 大会を終え、金沢に戻ってきた戻ってきた蓮ノ空イレブン。メディアからの取材や、県知事との謁見などを2日間で行い、メンバーは蓮ノ空でゆっくりしていた。

 

 ――その夜。

 

 

晴也「………………」

 

 晴也は、ベッドで仰向けになりながら天井を見上げていた。先ほどまで、実はヤノサと電話して優勝報告をしていた。

 ヤノサは、「おめでとうございます! まあ、晴也くんなら当然ですね!」と、我がことの様に喜んでくれた。

 

 あと、ヤノサと話していたら、今度ジャパンカップと言う大会が日本で開かれるらしく、ヤノサとツサノさんのいるドルトムントユースが日本に来るらしい。

 晴也は会えると良いなと思いながら話していた。

 

 そして通話が終わり、その様子を空想ていると、

 

 

 Prrrrr Prrrrr

 

晴也「?」

 

 鳴り響く電話。誰からか見ると、梢先輩だった。

 

 

ピッ

 

 電話に出る晴也。

 

晴也「はい、もしもし?」

 

梢「あ、晴也くん? 今いいかしら?」

 

晴也「なんですか?」

 

 すると、電話の向こうで梢がコホンと咳払いするのが聞こえる。

 

梢「明日、よかったら2人で一緒に街へ遊びに行かないかしら? 少しあなたと話したいこともあるし」

 

晴也「ああ、いいですよ」

 

梢 ヨシッ

 

晴也(?)

 

 電話越しで梢先輩が何か言ったのが聞こえる。なんだろ?

 

晴也「じゃあ、明日の朝8時頃にバス乗り場で待ち合わせでどうです?」

 

梢「わかったわ。それじゃあ」

 

晴也「はい」

 

 ピッ

 

 電話を切る晴也。

 

晴也「ふぅ……寝るか」

 

 そして、その日は就寝した晴也だった。

 

 

 

 ―――翌日、時間の通りバス乗り場に来た晴也。時間まではまだ30分以上あるが、晴也は古風な感性を持っており、待つのは男であるべきと思っている。

 

晴也(まあ、さすがに女性でも遅れすぎるのはダメだけどな)

 

 そんな事を思いながらスマホで音楽を聴きながら待っている晴也。すると、

 

梢「晴也くん!」

 

晴也(?)

 

 呼ばれた気がしてイヤホンを取って前を見ると、梢先輩がこちらに走ってきていた。

 

梢「お、お待たせ。早いわね」

 

晴也「いや、時間ぴったりですよ? 先輩とはいえ女性を待たせるべきではないと俺が早く出ただけなので」

 

梢「そ、そう……///」

 

 あまりに紳士的な晴也の言動。梢の顔が赤くなる。

 

晴也「? じゃあ行きましょうか」

 

 そして2人はバスに乗って金沢の市街地へ。2人で街を歩き、金澤烏鶏庵で金箔ソフトクリームを食べたり、金沢城に行ったり、兼六園に行ったり、ひがし茶屋街でお茶したり、楽しい時間を過ごしていた。

 

梢「…………///」チラッ

 

 梢は時折チラリと晴也の方を見るが、横顔を見るだけで顔が熱くなる。

 

 当然だ。自分も努力は怠らなかったが、自分の夢を叶えてくれた立役者は間違いなく晴也なのだから。

 

 小さな頃から、本当に欲しいものだけが手にはいらなかった梢。

 そんな彼女の欲しいものを、手に入れる手助けをしてくれて、本当に手にさせてくれた晴也。

 

梢(カッコいい……)

 

 すると、晴也が気づき、

 

晴也「? なんか付いてます?」

 

梢「い、いえ! 何でもないわ!」

 

晴也「そうすか……」

 

梢(人の気も知らないで!)

 

 そんな事を思っている梢。すると、

 

晴也「そういえば、話したかったことってなんなんです?」

 

 晴也が切り出した話題にハッとする梢。

 

梢「ああ、今度…一週間後に、東京でジャパンカップって言う大会が行われるの。全国大会優勝校として、蓮ノ空も出場するのよ」

 

晴也「あ〜、大会があることは昨日知り合いから聞きました。そっか。蓮ノ空も出るのか」

 

梢「? 知り合い?」

 

晴也「ええ。ドイツにいた頃の知り合いです。で、1回戦の相手は?」

 

梢「ええと、確かドイツのドルトムントユースだったはずよ?」

 

晴也「え!?」

 

 晴也の驚愕の顔。だって―――、

 

梢「ど、どうしたのかしら?」

 

晴也「俺の知り合いが居るのはそのドルトムントユースですよ! そうか……試合で再開できるのか! 帰ったら連絡しよ」

 

 嬉しそうな晴也に微笑む梢。

 

梢「よかったわね。所でその知り合いって男の子?」

 

晴也「いや、女の子です」

 

ビシッ!

 

 瞬間に、空気に亀裂が入ったような音が聞こえた気がした。

 

梢「そ、そうなの……? じ、じゃあ、成長を見せてあげないとね……?」ダラダラ

 

 冷や汗が止まらない梢。晴也は笑顔を浮かべ、

 

晴也「はい!」

 

 そう、返事をした。

 

 

 そして蓮ノ空の寮に帰ったあと、晴也はヤノサに電話し、

 

ヤノサ「えっ!? 1回戦の相手の蓮ノ空って晴也くんの学校なんですか!? それは楽しみですね!!」

 

晴也「おう!」

 

 二人とも、本当に楽しみにしていたという。

 

 

― つづく ―




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