蓮ノ空ヴィクロ✕キャプ翼サンシャイン! 〜 FUSION PARALLEL 〜   作:松兄

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第四章 ジャパンカップ
第46話:再会


 

 

 ジャパンカップの3日前、ヤノサたちドルトムントユースは、日本の成田空港へと降り立った。

 

ヤノサ「ここが晴也くんの国………」

 

ツサノ「楽しみだねヤノサ」

 

ヤノサ「うん!」

 

モブ(くそ。まだヤノサさんとツサノさんの心にはアイツがいるのか……)

 

 

 そして会場となる国立競技場の近くのホテルへとやってきたドルトムントユース。

 

監督「では、夕食まで自由時間とする。各自長旅の疲れを取るように」

 

 それぞれ部屋へと向かおうとするユースメンバー。すると、

 

 ピロン♪

 

ヤノサ「?」

 

 ヤノサのケータイにメールの着信音が鳴る。

 

ヤノサ「なんだろう?」

 

 ヤノサがメールを開くと、

 

晴也『ちょっとそこで待ってて』

 

 と書かれていた。

 

ヤノサ「?」

 

ツサノ「ヤノサ? どうかした?」

 

ヤノサ「いや……」

 

 すると、ホテルの玄関が勢いよく開き、一人のジャージを着た日本人が辺りをキョロキョロと見渡していた。

 

?「え〜と……」

 

ツサノ「? なんだろう」

 

 どよめきが起こる周囲に、ツサノがそちらに目を向ける。ヤノサも釣られてそちらを見ると、

 

ヤノサ&ツサノ「「!!」」

 

晴也「あ、いたいた」

 

 ヤノサが惚れた、異国の男の子。大海晴也が立っていた。

 

ヤノサ「晴也くん!」ダッ!

 

 ヤノサは荷物から手を離してすぐさま晴也へとダッシュ。晴也に両手を広げて飛びついた。

 

 ポスッ

 

晴也「うおっと…」

 

 急いでヤノサを抱きかかえる晴也。

 

晴也「危ないだろ……?」

 

ヤノサ「また、会えました……///」

 

晴也「久しぶり」

 

ツサノ「お熱いね〜」ニヤニヤ

 

晴也&ヤノサ「「はっ!?」」

 

 これが、晴也とカラム姉妹の再会だった。

 

 

 

 そしてカラム姉妹は荷物を部屋に置くと、ラウンジへ戻り晴也と街へ繰り出し、カフェで軽食を取りながら話していた。

 

ヤノサ「で、何で晴也くんはここに?」

 

 冷静さを取り戻していたヤノサ。晴也に聞いてみる。

 

晴也「ほんとは試合の日の夜3時にこっちに来る予定だったんたけど、2人に会うチャンスが無いかもと思って学校に断って到着時刻に間に合うように新幹線に乗って急いで来たww」

 

ヤノサ「もう……///」

 

 嬉しそうなヤノサ。

 

ヤノサ「私もアレから必殺技習得したんですよ!」

 

晴也「俺もだよ」ニコッ

 

ツサノ「あの〜お二人さん? アタシはお邪魔かな〜?」ニヤニヤ

 

晴也「そんな事ないですよ?!」

 

ヤノサ「そうだよお姉ちゃん! 何言ってるの!」

 

ツサノ「ちょっとからかっちゃった」

 

晴也「まあ、早くきたぶん宿泊場所は実家に帰る予定だし。この近くなんだよね」

 

ヤノサ「へ〜…お義父さんとお義母さんに挨拶してもいいですか?」

 

晴也「ん? なんか今ニュアンスが違ったような……?」

 

ヤノサ「い、いえ! なんでも!」ブンブン

 

ツサノ「まあ、一応会ってみたいよね〜」

 

晴也「なら行きます?」

 

 3人は会計したあと、晴也の実家に向かった。

 

晴也「ただいま〜」

 

彼方「お帰り〜晴也〜。あれ、その子たち……もしかして」

 

ヤノサ「お、お邪魔します!」

 

ツサノ「どうも」

 

晴也「うん。俺の留学してた頃の友達。今度のジャパンカップで来日したんだ」

 

彼方「そうなんだね〜。暇があるかは分からないけど、日本を楽しんでくれると嬉しいよ〜」

 

ヤノサ「はい!」

 

ヤノサ(優しそうな人……)

 

ツサノ(溢れんばかりの慈愛のオーラね)

 

晴也「2人は時間は大丈夫?」

 

ヤノサ「うん。夕食までは自由時間って言われてるから」

 

ツサノ「たしか七時ごろだったね」

 

晴也「あと2時間以上あるな。良かったら俺の部屋上がってく?」

 

 そして、晴也の部屋に上がった2人。簡素な勉強机とベッド、かつて在籍したチームの写真と夕食トロフィーが飾られた本棚。有名選手のポスター。

 男の子の部屋という感じだった。

 

ヤノサ「へ〜なんか、普通ですね……」

 

ツサノ「意外……」

 

晴也「そう?」

 

 すると、1つのクローゼットが、目に入った。

 

晴也「あ、気になる?」

 

 晴也がクローゼットを開けると、以前見た試合ビデオとノートがあった。

 

晴也「学校の寮にまだあるんだけどね」

 

ヤノサ「へ〜……」

 

 感嘆の声を漏らすヤノサ。隣で感心するツサノ。

 

 

 そして、その日は2人が帰る時に2人をホテルまで送った晴也。ラウンジでチームの監督と再会し、晴也は少し話した程度だったが、姉妹の明るい顔を見て、

 

監督『これは試合は絶好調だな』

 

 と、確信したという。

 

 

― つづく ―




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